ピッチ円半径r1,r2の2つの歯車がかみ合っているとき、回転につれて歯の当たり方は図のように変化する。(左が駆動側、右が被駆動側)
当たりはじめのとき、双方の歯は上図のようにX点で接している。やがてピッチ円上、さらに下図のようにY点で接するようになる。その後は、次の歯が上図のように接することになる。
ところで、r1'<r1<r1''、r2'>r2>r2''なので、駆動側が一定の角速度で回転しているとすると、被駆動側の角速度は一歯ごとにがくがくと変化することになる。この周期的な角速度の変化がピリオディック・モーションである。
平歯車を使用してピリオディック・モーションを目立たなくする方法には、歯数を増やして周期を短くする方法や、被駆動側にはずみ車をつける方法などがある。
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