祝!2000年解禁 FLY FISHING in 気仙川(岩手県)
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3月18日(土)、2000年の記念すべき初釣行に行ってきた。
場所は岩手県の気仙川。
昨年末に加入したフライフィッシングクラブ、C.O.S.(Club On Sight)の有志が集まっての釣行である。参加者は川崎さん、山口さん、泉さん、星さん、田中さん、中村さん、谷口さん、小玉さん、細田さん、そして私の10人、結構な大所帯での釣行となった。
東北道長者原PAで関東、福島組と待ち合わせし一路気仙川へ、といきたいところだったが一関IC手前で事故があり通行止めをくらってしまった。 初めて顔を合わせる人もいたが、そこは共通の趣味を持つ者同士、通行止め渋滞の車の中でもロッドやリール、フライの話で盛り上がり、渋滞も全く苦にならなかった。 しばらくすると通行止めも解除となり、一関IC〜県道19号〜国道343号を通り9:30、無事気仙川に到着、釣券を購入し河原に降り立った。 早速ウェーダーに着替えてっと、その前に暖を取るための焚き火の準備をする事になった。 この日は気温はそこそこ上がったものの、風が冷たかったので暖を取れる火があるととても幸せな気分になる。 実際、川から上がってきたら真っ先に火に手をかざす人がほとんどだった。 火も起こったのでみんなゴソゴソとウェーディングの準備をし始めた。大勢で行く釣行ではお互いにどんなタックルを使っているのか気になるものだ。 自作のロッド、ビンテージのリール、新作のロッドなどなどちょっと拝借して試し振り、なんていう光景があちこちで見られた。 魚を釣るのももちろん楽しいが、こうしてワイワイガヤガヤ話すのもまた楽しくいろいろ勉強になる。 みなさん一通り準備を終え、いよいよ河岸へ。ライズがあちこちで確認できたので気分も盛り上がってきたようだ。 それぞれ思い思いのフライを結び、ライズを狙ってキャスティングを始めた。 キャスティングもライン操作も人それぞれでまたまた参考になる。私も#20のグリフィスナットを結びライズめがけてキャストを繰り返した。 う〜ん・・・渋い。ライズはあるのに反応がほとんどない。 それに無風状態だとライズがピタリと止まり、風が出て水面がさざ波立つと再びあちこちでライズが始まる。 今回のミッジングではこの風と水面のさざ波には苦戦を強いられた。 何よりフライが小さくて見えないのが厳しい。魚達は一体何を捕食しているのだろう? みんな同じ状況のようでフライをローテーションし始めた。 そんな中、小玉さんがようやくライズを取り、1匹目を手にすることができたようだ。 私も#22のピューパを模したソフトハックルに変えてリトリーブしているとコツコツとあたりがでてきた。 どうやらスティルボーンやフローティングピューパパターンでチョイチョイとアクションを加えるととたんに食いが良くなるようだ。 それでもなかなかフッキングまで至らず、あちこちで「う〜、また乗らね〜」と言う声が聞こえてくる。 私は相変わらずソフトハックルを引いて誘いを掛けていた。 とその時「コツッ!」という明確なアタリが!!軽くロッドをあおって合わせた次の瞬間、ロッドが軽くしなった。 今シーズン初の獲物、になるはずだったが、寄せきれず途中で痛恨のバラシ。 隣で見ていた中村さんも「今のは結構良い型だったね、水中で加えたフライをはずそうと頭を振っているのが見えたよ」とコメント。 確かにちらっと見えた魚体は結構大きかった。 |
それを聞いたら悔しさと共に俄然やる気が出てきた。
それからしばらくは風もあり、さざ波立った水面のフライを見つけられないという状況だったので、ソフトハックルを引いて誘う釣りを展開した。
対岸付近の下流に定期的なライズがあったので、そのライズを取るべくダウンクロスでキャストし、ライズポイントにフライが流れるようメンディングしてナチュラルに水面直下を流してやる。ライズポイントを通過する手前でラインを一握りづつ、約1秒間隔でリトリーブする。
他のポイントを思い思いに攻めていたメンバーもヒカリの顔を拝めているようだ。
しばらくすると風もなくなり、釣りやすい状況となったが、それと同時にライズの方のめっきり少なくなってしまった。
釣れなくて寒いとなると考えることは皆同じ、昼食を取るためみんな河から上がってきた。
昼食のときも話題はフライフィッシングが中心で「長良川は厳しかった」とか「ヒカリのストマックの中はほとんどピューパ」とか、話を聞くだけでも飽きることはない。
17:00を過ぎると日も傾きだし、気温もグッ下がってきた。
川を見渡すと私の他、下流部の星さん、上流部に向かった小玉さん、細田さん以外はロッドを納めたようである。
星さんと一緒に上流に向かい、そのことを2人に伝えて納竿するつもりが上流部のライズに足が止まり、再び釣り始めてしまうのはやはり釣りバカの運命なのだろうか?
そしてそういうとき限って必ず釣れないのもまた運命。
さすがにあきらめてライン巻き取り、納竿して車に戻った。
参加者のみなさん、そして幹事役の川崎さん、本当にお疲れさまでした。 来年も絶対やりましょうね、「ヒカリミッジング」(^_^) |