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GW釣行第1弾! FLY FISHING in 白石川水系支流(宮城県)
天候 気温 水温 ハッチ
18℃ 11℃ コカゲ、オオクママダラ

4月29日(土)、GW初日はまたもや中村さんの掲示板で好調との情報があった白石川水系七ヶ宿ダム下流のとある支流に出かけた。 ここのところ中村さんの掲示板は河川情報の宝庫で、宮城県を始め隣県の情報も書き込みされている。 探索釣行をして情報を公開し互いに河川情報を共有して楽しい釣りをする、非常によいシステムだ。 もちろん魚はC&Rが大前提である。 型の良い賢い魚たちを相手にして四苦八苦するのもフライフィッシィングの楽しみの一つ、「釣れないときは釣れるとき以上に収穫が多い」と言う格言?は私のモットーだ。(どこかで聞いたようなフレーズ?)

この日は実家の福島のじいちゃんとばあちゃん(私の父母)が子供の悠真とGW中できるだけ長く遊べるように実家に妻と子供を置いて、私だけ仙台に戻ってくることになっていた。 翌日は会社の野球部の試合なのだ。なぜGW中に仙台市某I区リーグは試合を組むのか? こんなところで愚痴を言ってもしょうがないが・・・ どうせ一人ならと釣りに行ってしまえと考え、福島からも国見の山を越えればすぐの白石川水系七ヶ宿ダム支流となったわけだ。 (いつも前置き長くてゴメンナサイ)

実家で昼食を取り、国見の山を越えとりあえず七ヶ宿ダムを偵察してきた。湖をやる釣り仲間の細田さんとあちこち偵察中なのだ。 水温が上がりマスが湖底に潜る前に一度ご一緒したい。 七ヶ宿ダムへの流れ込み付近がいい感じで、3月からサクラマスが狙えるそうだ。この日も1人のフライフィッシャーがロッドを振っていた。 そろそろ日光の中禅寺湖や湯の湖も解禁を迎え湖シーズンもいよいよ本番だ。 湖用パターンもそろそろ巻き始めないと昨シーズンと同じ状況陥ってしまう。
 さて本来の目的地の支流だが、約15:00に白石川合流点から入渓、渓は比較的開けていてキャスティングしやすく、さ渓相もよく水がきれいという印象を受けた。 瀬が中心の流れたが途中には大きなプールも多くあり、楽しませてもらえそうな川だ。 ただこの日も強風でフライをポイントにうまくプレゼンできないのが少々きつかったが結構いい釣りができた。 強風のためハッチもライズもほとんど確認できなかったが、風が少し弱くなると時々コカゲ、オオクマがハラハラとハッチしていた。
 

最初に出たのは岩盤のブッツケ手前の流心脇、一応ハッチしている水生昆虫にパターンを合わせて#16のグレー系コンパラダンを結んで3投目で出た。 尾びれのきれいなヤマメだ。 とりあえず、一匹目が出て緊張感がとれた。 ヤマメ達も瀬に付き始めているようで、瀬のポイントでも数匹のヤマメが出た。 そろそろそんな季節なのだなといつもながら感じてしまう。 気温はもちろん水温や魚の付くポイントそして釣れ具合で季節を感じることができる。 最近は水生昆虫の方も気になっているので、ハッチの状態でも季節を感じることができる。 何気なく過ごしていたのでは絶対に気付かない季節の移り変わりを肌で感じることができるのもフライフィッシングの楽しさの一つだ。
 上流へ行くにしたがい岩盤の多い渓相に変わっていく。 魚の付いていそうな流れも結構複雑でドラグが掛かってしまい、フライを見切られることもしばしばあった。 でもポイントにはしっかり魚が付いていて、魚影も濃そうだ。 結局12匹中全部ヤマメでサイズ的には20cm未満がほとんどのサイズ。 最大は26cmで、今年一番の大物、いやここ2年で一番大きなヤマメだ。 使用フライは褐色系パラシュートと灰色系パラダンと#14〜#18である。 このサイズになると引きも強烈で十分楽しませてもらった。 これから少し注目の河川になりそうな感じがした。 最初の橋まで約2時間ほどの釣行だったが、時間の割には充実した釣行となった。

 仙台に戻り、中村さんの掲示板を見て知ったのだが、なんと午前中、中村さんそして帰省中の八巻さん、そして後追いで細田さんが入渓していたのだ。 これらの御仁の後に入渓したわけだがわずか4〜5時間の間に魚がポイントに復活して釣れるようになっているとは魚影が濃い証拠、というのは中村さんの話。 ますます注目の川のなりそうだ。


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