フィールドノート 2000 タイトルロゴ

FLY FISHING in WA川(宮城県)
日時 2001/8/18
天候 雨晴れ
気温 21℃
水温 14℃
14℃〜15℃
ハッチ なし
使用フライ パラアント#12〜#14、カディスパターン#12〜#16
パラダン#14、グリフィスナット#20〜#22
水況 午前中は雨によりかなり増水、午後には落ち着く

今日は「一緒に行くと釣れないコンビ」の相方、川崎さんとWA上流部に出かけた。
 川崎さんとは2週連続で一緒に釣りに行ったが、いずれも「超貧果」・・・ 雪辱を果たすというわけではないが(本当はメチャメチャあったりする(^_^;))また一緒に行くことになった。
 当日は台風が迫ってきていることもあり大気は不安定な状態で、朝から雨が降り続いていた。 この雨が我々「貧果コンビ」に釣果をもたらす恵みの雨になってくれるといいのだが。
 6:00川崎さんちで待ち合わせし、ピックアップして即出発!
 クラブの活動内容やら、漁協の放流情報についていろいろ話しながら現場に向かう。 途中の雨は釣る気をなくすほどのものではなかったが、林道を登っていくうちにどんどん雨足が強くなっていく。 所々崖崩れしている箇所もあり、帰りがちょっと心配だ。
 いつもの駐車スペースに着くと雨も本降りだが、やる気をなくすほどの雨じゃぁない。 しかし、ここの魚は雨が降って増水するととたんにやる気をなくすという習性?があるので、この雨の状況で釣果を上げることができるかどうかは??? ただずっと渇水が続いていたので今までの状況とは少し違うことに期待。
 この雨の状況なので今日の目標は一人3匹に設定(釣れてないだけに目標が低い(^_^;))

雨が降り続く中、素早く身支度を済ませてとりあえず様子見にすぐそこを流れるポイントへ入渓。
 渇水していたときより25cmから30cmは増水している。 「ダメかな、こりゃ」と思いつつフライをポイントへ入れる。
 しばらくすると上流を釣っていた川崎さんにちびイワナがヒット。
 もしかしてやる気があるのかな、なんて思いながら釣っているとこちらにもちびイワナがヒット。 これで「釣れないことはないだろう」と判断し、上流へ釣り上がりを開始。
 と、まもなく川崎さんが先行する私に車の鍵を借りに来た。 「忘れ物?」と聞くと、「キジ打ち!」のお言葉。
この雨の中。ご苦労様ですn(_ _)n。

キジ打ちの川崎さんを残し、しばらく釣り上がるが全く反応がない。
やっぱりこれだけ水が出ていると魚は沈んでしまうのか?
すっきりした川崎さんが追いつき、2人で交互に釣り上がるがアタリ一つない。 やっぱり我らは貧果コンビなのか・・・

雨もやむ気配もなく魚も釣れない。 ちょっと切なくなってきた。
 釣れないときに竿を出してもしょうがないので大場所だけ叩いてどんどん釣り上がる。 しかし、いつも魚が付いているポイントに魚の影はない。
 「やっぱり底に沈んでるのかな?」、「寒い日が続いたから季節が進んだと勘違いして遡上を始めてるのかな」などど話しながら釣り上がる。
 あまりの反応のなさに別の川に行こうかと話していると、徐々に雨足が弱まり、空も少しずつだが明るくなってきている。 今から他の川に行っても状況は変わらないだろうと判断し、このまま釣り上がりを続行。

しばらくすると、先行する川崎さんにヒット! 24cmほどのイワナが姿を見せてくれた。
もし魚が遡上しているのであれば、このポイントが遡上の先端部になっていればいいのだが。
交代して私が先行する。 落ち込みにつながる瀬の流心に#16のパラアントを流す。 一回目、来ない。2回目、ダメ。
そして最後の1投、フライを落ち込みギリギリまで流しピックアップしようと瞬間、ロッドが軽く弧を描いた。 24cmほどの可愛いイワナ。
川崎さんも私もここまで2本上げているので、今日の目標尾数まであと1匹。
気持ちの持ちようか、今日は貧果じゃないような気がしてきた。

さらに交互に釣り上がる。
 私が先行して釣っているときに再びヒット。 これまた流心に入っていた25cmほどのイワナ。 続いて交代して釣っている川崎さんにもヒット。
 どうやら「寒い日が続いたから季節が進んだと勘違いして遡上説」が正しかったようだ。 あるポイント以降はフライへの反応も良くなり、爆釣までは行かないまでもコンスタントにフライに出てくれる。
しかし付いている場所が流心だったりヒラキだったり巻き返しだったりといまいち把握できず、効率よく攻めることができない。

12:00を回る頃には雨も上がり、晴れ間も見えてきた。
 気温も上がってきて、レインジャケットを着ていると汗ばんでくる。 水量も徐々に落ちてきて、川底が見えるようになってきた。
 川崎さんが、流心をまたいだ向こう側の緩い流れにフライをドリフトさせる。 底石の上をフライが通過した瞬間、石の下からフライを追いかけてくる影が・・・
 しかし、喰ってくれない。
 フライを変えて数回流すとようやく出てくれた。 見えている魚を釣るのはやはり楽しい。

そして川崎さんが釣ったすぐ上流の落差のある落ち込み際にも魚が付いているのを確認。
 今度は私が釣ってみる。 #16パラアントを流す。
 魚の鼻先を通過したときに「スーッ」っとフライめがけて浮いてきたが、見切られたのか、定位していた場所に引き返してしまった。
 「こんにゃろー!!」
 フライを取っかえ引っかえしてサイズを落として流すも完全無視。 川崎さんがやってもダメ。
 流れのあるところでは視認性が悪いのであまり使いたくなかったがこれでダメならのグリフィスナット#22をフライ先行で流す。
 すると今まで微動だにしなかった影がフライを喰いに来るではないか!
 「バシャッ」という音とともにフライが水面に消えた。 結構いい引き、サイズ的には9寸ぐらいはあるだろうか。
 下流に逃げてきたのでラインをたぐり、半ば強引に寄せる。 やはり27〜28cmはあった・・・
 完全に寄った状態でここで素早くネットに取り込めばいいものをやはり私は凡人、自慢げに川崎さんの方を見た瞬間ラインからテンションがなくなった。
 この日一番の良型イワナなのに痛恨のばらし。
 でも川崎さんのご厚意で1本にカウントさせていただきましたn(_ _)n。

そしていつも3〜4匹は確実に姿を確認できるプールへ。
 ここでは一番最初に船津さんと来たときに釣っただけで、あとは散々もて遊ばれているポイント。
 この日はいつもより魚の数が多く5〜7匹ほどのイワナが沈み石のまわり定位していた。
 さっき使っていい思いをした?グリフィスナット#22を定位しているポイントに落とすと、2匹のイワナがフライめがけて浮いてきた。
 「よしよし、君たちもさっきのイワナと同じでグリフィスナット#22の餌食だ〜」なんて思いながらすでに釣れた気でフライにライズするのを見ていた。
 しかしこいつらは鼻先までフライを見に来て定位していた場所に引き返してしまった。 川崎さんと代わる代わるやっても見向きもしてくれない。
 そうこうしているうちにでかいイワナは気配を敏感に察知して石のえぐれに身を隠してしまった。
 このままじゃぁ悔しいので川崎さんに先行してもらい、このポイントを攻めることにした。
 サイズを落としてもドライパターンはすべて見切られてしまったので、ノーウェイトのG.R.H.Eニンフ#16で水面直下をドリフトさせると、いとも簡単に一発で出てしまった。
 やはり恐るべしニンフの力!
 サイズは24cmのきれいなイワナ。 こいつもリリースすると素早く石のえぐれに姿を消した。
 このえぐれの下にどれだけ魚がいるのか潜って見てみたい。
 最終ポイントのミニお釜までく釣り上がり、納竿。 上流区間で川崎さん7本、私が5本。

林道を50分ほど戻って駐車スペースに戻り、今度は500mほど下流の中間部に入渓した。
 やはり遡上を始めているのか反応は午前中と同様悪い。
 それでも堰堤まで釣り上がった1時間の間にサイズは7寸ほどと小さいながら川崎さんが4本、私が2本を釣り、本日の釣果はトータル18本。
 今シーズン初の本格的な雨の中の釣りで始めは苦戦を強いられたが、終わってみればこのシーズンのこの状況でなかなかの釣果を残すことができた。
 川崎さんと私の「貧果コンビ」はこれにて解散となりました。

今回の釣行では気温の低下で季節の進行を感じ取った魚達が確実に遡上を開始していることが確認できた。
 中間部終点の堰堤では堰堤を越えようと果敢にジャンプをを繰り返す魚を目撃し、自然の営みを感じずにはいらなかった。
 魚の遡上に秋を感じた釣行だった。


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