FLY FISHING in S川(山形県)2週連続の釣行は久しぶりである。 それも目的地はフィッシャーマンズプレッシャーの高い(要するに人が多い)S川だ。 5月の中旬に一度,妻の静かを連れて,ドライブがてらS川の様子をうかがいに行ったことがあるが,そのときもやはり高村さんの言う「人のスーパーハッチ」状態だった。 しかし,障害物もないため,気持ちよくキャスティングできるというのは魅力である。
当日の出発は先週と同じで8:00ちょうどである。
本当はサンライズからイブニングまでと考えていたが,翌日の仕事のことを考えてしまった。
いつの間にかちょっとだけ「会社人間」になっているような気がする。
S川河畔にに到着したのは約11:00。 川沿いを見て回ったが,入渓者は思ったほど多くなかった。 いつもなら,一定間隔で釣り人が並んでいるということだが・・・ しかし,やはり危惧していたとおりかなり増水しており,激しい流れに変わっていた。濁りは思ったほどではなかったが前にきたときよりは明らかに濁っている。 この日は見附橋下流に入渓した。 早速準備を済ませ,高村さん&古館,豊さん&私の組で水に足を入れた。ウェーディングして改めて増水による川通しの辛さを感じた。 フライを流してメンディングしてもあっと言う間にドラグが掛かってしまう。そんな中でもセオリー通りの場所ではきちんと反応があった。フッキングできずに逃してしまったが・・・ 結局,1時間ロッドを振ってアタリは1回のみ。 もう少しいろいろ試したかったが,他の川に移動するとのことで陸に上がる。 再び,作戦会議に入る。 みんな先週から釣果が上がらないためモヤモヤしていたのだろう。 「釣れるところに行きたい・・・」そんな願望もあり,少し不本意だがSダム下流にある本道寺渓流管理釣り場に向かうことにした。 途中,月山スキー場の入口にあるドライブインでそばを食べた。 これがメチャメチャまずい。そばはもちろんつけ汁もまずい。 でも全部食べてしまったのは貧乏人の宿命である。 その場では言えなかったので後でみんなに聞いたら同意見だった。
このポイントも以前下見にきたときに通ったのだが,そのときは家族連れがたくさんいた。入漁券1000円を払い,いざ入渓。
このときみんな思っていたはずだ。「ここは管理釣り場,爆釣間違いなし」
だと。
高村さんが帰ってすぐ後にとうとう来た。大きな石の下流側,鏡面状の流れが緩いポイントにパラシュートアント#14を送り込み,着水したところを一発でくわえてくれた。 結構大きいらしく,ロッドが大きく曲がっている。口を水面から出して弱らせて無事ランディングできた。 体長約25cm,いい型のヤマメである。 しかしいかにも養殖して放流したばかりという感じの尾ビレである。 こういうのを見ると,やっぱり自然のフィールドがいいな,とつくづく感じてしまう。
イブニングの時間帯になり,豊さんも流れの緩やかなポイントでライズしている奴をフッキングしたが,ランディングネットを用意しようとしたときにバラしてしまう。釣れないときのバラしは本当に悔しい。古舘はライズするハヤに踊らされるも,結局ボウズに留まる。
この日は19:30まで粘ったが,釣果は私のヤマメ1匹のみだった。
フライのチョイスとナチュラルドリフトに課題が残る釣行だった。
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