FLY FISHING in 鳴瀬川水系・A沢(宮城県)
8月12日(水)、鳴瀬川水系A沢を訪れた。
この日は久しぶりの晴天に恵まれ、朝からむしばむような暑さだ。晴れの釣行もまた久しぶりなので期待も高まった。
A沢は以前、A沢だと勘違いして入渓したU沢上流部のさらに上流部に位置する。 以前入渓したポイントよりも車でさらに10分ほど奥に入った林道の終点に車を止め、入渓の準備をする。 この日はやけにアブが多く、車のリアハッチを開けておいたらかなりの数が車内に進入してきた。 まあ、帰る頃には車内にこもった熱で全滅するだろう。 それはいいとして着替えるときが厄介だった。 夏の間、ウェーダーの下には半ズボンを履いているのだが、ウェーダーを履くわずかな間に5ヶ所も刺されてしまった(正確には"吸われた"の方が正しい)。
水温計は29℃を指している。 もちろんこれは気温だが、それにしても暑い!!。下半身は常に水に浸かっているからそうでもないが上半身がつらい。虫対策のために着ている長袖シャツのせいだ。中にはダクロンのTシャツを着ているが汗は乾くよりも多く汗をかくのであまり効果はなかった。仕方なく肘まで水に浸しながら遡行した。 分岐からA沢に入り竿を出す。 上が開けていてキャスティングが楽な、私好みの川だ。 渓相も抜群にいい。 最初に結んだのは#12のボディカラーがダークタンとラスト混合のE.H.C.。 A沢に入ってすぐ水面に顔を出してる大きな石があったので石の上流1mの所にフライを落とし、石の脇を流した。フライが石の脇を通り過ぎた瞬間、水面からその姿を消し、軽くロッドが絞り込まれた。20cm程度のイワナが姿を現した。 小さくても魚体が拝めれば満足である。
帰りはアブの大群と格闘しながら川を下った。 体の周りには50匹はいようかというアブが狙ってきた。長袖を着ていても虫よけスプレ ーを使っていても全く効果なし。 今はかゆみ止めが手放せない、といった感じだ。 今回は久しぶりに長距離の釣行となった。帰る頃には少し足下がふらついたが心地よい疲労感を感じていた。こんな疲労感だったら毎日でも感じたい、そう思った。 |