東北フィッシングパーク(宮城県白石市)
5月3日(月)、宮城県は白石にある管理釣り場、東北フィッシングパークに行ってきた。この日を含めて今年のゴールデンウィークは快晴に恵まれたが、GW釣行はたったの1日のみ。どうして貴重な1日を自然渓流に費やさないのか?それは中禅寺湖デビューを果たすためなのだ。大学時代を栃木県宇都宮で過ごし、妻の実家も日光に近い今市市で、県内で有名といわれる河川にはほとんど訪れたが、中禅寺湖、湯ノ湖など全国でも有数の湖沼のフライフィッシングのメッカには足を踏み入れたことがなかった。
学生時代と言うこともあり、湖沼の釣りに適したタックルが買えなかったことも理由にはあるが、なんと言っても敷居が高かった。「聖域」。というか、半端な技術では湖岸には立てないというか、そういったイメージを持っていた。それならなぜ今年なのか、相応の技術は身につけたのかと言われると?なのだが・・・
まあ、とりあえずはWFでフルラインも出せるようになったし、何とかなるかなという甘い考えだ。妻と息子のの帰省にもかこつけて新しいロッドを購入し、行かざるを得ない状況に持っていった。
というわけで渓流にはそうそう居ないような大物を相手にする中禅寺湖での釣りを想定して、管理釣り場に訪れたというわけだ。(中禅寺湖ですぐに大物が釣れるはずもないが・・・)
いつもながら前置きが長い(^_^;)。
さて、東北フィッシングパークは仙台から高速で約1時間、白石ICから鎌先温泉方面に向かう農免道路のさらに奥まったところにある。フライエリア、ルアーエリア、フリーエリアの3つのポンドで形成されている。すぐそばには水源である垂清川が流れていて、こちら側だとバックが十分に取れるのでロングキャスト可能である。フライエリアの中央部には小島があり、その周辺に大物が潜んでいるそうだ。
料金は以下の通り。
区分 |
時間 |
金額 |
時間 |
金額 |
時間 |
金額 |
一日 |
金額 |
一般学生 |
2h |
2,000 |
3h |
3,000 |
4h |
4,000 |
8h |
5,000 |
女性高校生 |
2h |
---- |
2h |
2,000 |
4h |
3,000 |
8h |
4,000 |
中学生以下 |
2h |
---- |
3h |
---- |
4h |
2,000 |
8h |
3,000 |
ショップの人から情報ではブラックまたはグリーン系のマラブーが効くとのこと。前日にマラブー、ウィッグル、エッグ、ソフトハックルを数本ずつ巻いて当日に臨んだ。
タックルは買ったばかりのORVIS PM-10 908にWF8Fのラインをのせた。リーダーは大物がかかったときのことを考え、一応5Xを使用した。リーダーにシンク剤を塗布し、リーダーのみを沈め表層を攻めた。
まず始めにグリーンのパートリッジ&マラブーを結んで小島めがけてキャストし表層を小刻みにリトリーブする。おそらくレインボーだろうが、追ってはくるが決して食わない。ブラックのビーズヘッドマラブー(サテライターって言うんだって)、ウィッグルでも結果は同じだった。エッグフライに至ってはほんの少し見に来ただけですぐに引き返してしまう。残るはソフトハックルのみ。
ところがこれが大当たりとなった。オレンジ、イエロー、グリーンパートリッジすべて調子が良く、フライが着水してから十分に沈むまでカウントダウンし、そこから表層に浮かすようにゆっくりとリトリーブしてやるとおもしろいように食いにくる。50cmオーバーのレインボー3匹を筆頭に、イワナ、何とかサーモン(黄色い奴)、ブラウンが20匹ほどがあっという間にあがってしまった。特に大物はグリーンパートリッジ#10が有効だった。
2:00を過ぎると、ミッジやガガンボのハッチが始まり、それに合わせてライズも出始めたのでドライに切り替えて再度挑戦した。使用したフライはユスリカアダルト#18〜20、ピューパ#20。こちらもそこそこ反応があったが食いに来たのは30cm前後のサイズがほとんどだ。水面を飛ぶガガンボをライズしながら追いかけていく奴もいたので、ガガンボパターンがあれば楽しめたかもしれない。
管理釣り場なので釣れるのは当たり前だが、50cmオーバーはさすがに引きが強烈でいい練習になった。大物になるとランディングが難しく(ネットに入りきらない!(^_^))、よせがうまくいかずにティペットを切られることも数回あったのが今後の課題だろう。
自然渓流にはないおもしろさを味わうことができた。
もう一回ぐらい行って、そのあと中禅寺湖デビューかな。
でも、自然湖沼だとそれこそ渓流よりもシビアで厳しいんだろうな。
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