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FLY FISHING in N川(山形県)

5月23日(日)、久しぶりにN川に行ってきた。 入渓区間は N 釣り堀上から I 釣り堀下まで。 思い起こせば昨年の同じ日に同じ区間に入渓したような・・・
 N川も昨年の大雨の影響をかなり受けたようで、渓相がかなり変わった気がする。 河岸の木立なんかも流されてしまい、川幅が少し広がったようだ。 おかげでと言ってはN川に申し訳ないが、私的には流れに覆い被さっていた枝がなくなりキャスティングしやすくとても気持ちよい釣行だった。

渓相
渓相
7:00ぐらいに関沢ICを通過し、とりあえず下流部まで沿線を下り、入渓者らしき車をチェックしたがそれほど人は入っていないようだ。果たして目的地はどうかというと・・・ 「ガーンッ」先行者らしき車が止まっているではないか。車の所有者には悪いがこっそり中を覗かせてもらった。ウーン、座席には釣り人らしき痕跡は見あたらない。結局どうしようかと考えた末、場所移動が面倒なのでとりあえず後追いすることに。 (後追いとは言っても結局人には一度も会わなかったが・・・)

先行者との時間差を考え、ゆっくり準備をして7:30ぐらいに入渓した。天候は晴れ、この時点で気温16℃、水温9℃の好条件。 この日用意したフライは越冬した淡灰色と濃褐色のE.H.C.、淡黄色と茶色のパラダン。 実は今シーズンに入ってから渓流用のドライパターンを巻いてない。 今回で弾切れになるだろう。 幸いなことに?、スキーで転んだときに痛めた左手親指付け根の靱帯が切れていたので6月頭に手術し、1ヶ月〜1ヶ月半はロッドを握れないので、そのときにでもたくさん弾を補給するとしよう。
 パイロットにE.H.C.を結びラインよれを取るために瀬にキャストしたらなんと一発でヒット。 一投目でヒットするとその日は釣れる気にさせてくれる。 それから遡行を開始し、主に瀬の流れがぶつかるところと流脇心を中心にフライを流した。 主立ったポイントではライズもそこそこ確認でき、フライを流すと追ってくるのが分かる。 特に濃褐色のE.H.C.にはよく反応し、この日はこれ一本で間に合うくらいだった。 水生昆虫のハッチも日が昇るにつれて多くなってきた。水生昆虫の観察結果(大ざっぱ)は以下の通り。

ミッジたぶんユスリカ、でも捕食している様子なし
トビゲラたぶんシマトビゲラ、ほとんどが茶褐色で#14サイズ、この日はこのパターンを多用
カゲロウ何だろう?茶褐色のスピナーが多く、サイズは#14〜#16
その他中型ガガンボ、ヒゲナガトビゲラ、オドリバエ?

今日の獲物 <体長約28cmの岩魚>
今日の大物
落ち込みにつながる瀬の開きでは80%程度の確立で魚が待ちかまえていて、そこに流す と必ず反応してきた。 また、瀬の沈み石上流側、サイドの巻き込みでも反応がよかった。 3:00まで入渓し、合計25匹の釣果は自己最高に迫る記録だった。 型は平均して20cm前後、この日の一番の大物は約28cmのイワナだった。 全体的に「居そうなところには居る」といった感じで、おそらく先行者はなかったようだ。 もう少し粘れば爆発的なイブニングライズに出会えて、もっと楽しい思いができたかもしれない。 まあ、釣果もよく、サイトフィッシィングもできたので上々の釣行だった。 さて、そろそろフライを巻くとしよう。
 終わり、まる



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