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FLY FISHING in 大谷川(栃木県)

5月29日(土)、東京出張帰りに妻の実家の栃木県今市市に立ち寄り、大谷川のイブニングヤマメを楽しんできた。 今月号の某FF誌に関連記事が掲載されていたからというわけではないのだが。
 妻の実家は釣りをするにはなかなかいい場所に位置している。 大谷川はもちろん鬼怒川、箒川、湯川、那珂川、渡良瀬川、中禅寺湖、湯ノ湖、丸沼などなど、北関東の有名河川・湖沼まで1時間程度でアクセスできてしまう。 学生時代の頃から宿としてかなりお世話になっている。(ん?でも宇都宮−今市間は朝方だと30分もかからないのに泊まる必要あったの?という質問には答えられない) 仕事のことは抜きにして、釣りのことだけ考えれば十分婿入りする価値はあった。

入渓前、最近できたという日光街道沿いのFFショップ「SURFACE OUTFITTERS」を訪れ、河川情報を聞き、入漁券を購入した。 店の人によるとこの時期のイブニングにはオオマダラとフタバコカゲロウが乱舞するとのこと。 学生の頃にはこの時期だとガガンボのミラクルハッチが印象に残っているが、昨シーズンの大雨による洪水で生態系が若干変わってしまったのだろうか?
 そんなことも考えつつ、フライBOXの中身を思い浮かべる。
「う〜ん、たぶんこのパターンは入ってなかったな」 実は今シーズンはまだ渓流パターンのフライを巻いてない。 越冬したフライにもこれに似たパターンはない。 仕方なくオオマダラを模したスタンダードとフタバコカゲロウを模したソラックスダンの完成フライを購入した。 少ない小遣いを完成フライに使ってしまうのはちょっともったいない。

きれいなヤマメ
きれいなヤマメ
移動して大谷橋上流に3:30頃入渓した。 対岸及び下流には先行者が竿を出していた。 様子を聞くとどの人も言葉の中に「今日はダメ」が入っている。
 とりあえずは瀬をEHCで攻めたが、6:00ぐらいまでは反応はあるものの、食ってくれない状態が続きストレスがたまる。 水面に顔を出している大きな石脇の流れの筋に流したとき、「ボコッ」っと水面が割れ、フライが消えたがフッキングできず。 まともなアタックはこれ1回のみだった。
 この日は前日とは違い、気温も水温も少し低めでハッチも鈍いようだ。 確かにはオオマダラやシマトビゲラは時々見かけたが数が少ない。 石裏にはカディスピューパのケースが多数確認できたが、時間帯が悪いのかやはり水温が低いのか・・・ 日もかなり傾いた6:30ぐらいからハッチが多くなってきた。 それに合わせてライズも出始めた。 やはりこの時間帯にならないと魚の警戒心が薄れないのか。
 暗くてよく見えないがライズリングらしきところにオオマダラパターンを落とすと初ヒットした。 20cm程度のヤマメだ。 それから約1時間くらい粘った結果6匹、MAX28cmだった。 ほとんどは放流ヤマメのようだが、28cmヤマメは引きも鋭く、体躯もきれいである。

4時間入渓してヒットが会ったのがラスト1時間、イブニングのパワーを痛感した1日だった。 仙台でも1時間以内でアクセスでき、会社帰りのイブニングを楽しめる河川はないだろうか?
 翌日、同じ川に行ってみると、なんとビックリ。 餌師が所狭しと並んで釣っているではないか! これじゃプレッシャーがきつくて日のあるうちは釣れないわけだ。 粘り勝ちというところか。
 話は変わるが、2月のスキーで転倒したとき親指靱帯を切ってしまったようで6/3に縫合手術をした。 向こう1〜2ヶ月は釣行は無理。



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