'99 フィールドノート タイトルロゴ


夏休み釣行第3弾! FLY FISHING in 湯ノ湖(栃木県)

8月6日(金)、夏休み釣行3日目となるこの日は栃木県は奥日光湯ノ湖を訪れた。7月19日のリベンジである。湖のフライフィッシィングを始めたばかりで腕には自信はなかったが、この日はちょっとした勝算があったのだ。実は翌日湯ノ湖サマートラウトフェスタ '99というイベントが開催されるため、前日の今日かなりの数の鱒を放流したという話を聞いたのだ。いくら下手でも放流したてのトラウトであれば釣れてくれるだろうという期待を込めての釣行だ。放流魚したての魚を釣るんだったら「管理釣り場とどこが違う?」と言われそうだが、自信を持って言いたい。「湖」で釣ってるのだと。

この日もイブニングねらいで妻の実家を14:00に出発、特に混雑もなく15:00過ぎに湯の湖に到着した。早速釣券を購入しようとすると、窓口にいた青年に対して後ろにいたおばちゃんが「明日の準備は終わったの?放流は?」と聞いた。青年は「準備も放流もほとんど終わりました」と返事を返した。この時私はおばちゃんのささやかな優しさを感じてうれしくなってしまった。私の勝手な想像かもしれないが「放流したから釣れるよ、楽しんどいで」と言っているような気がした。やる気が出てきた。

天候/曇|雨、気温/24℃、水温/18℃、何かがハッチしているようだが確認できず。
 ライズもなかったのでとりあえずビーズヘッド・パートリッジ&マラブーを結んで引いてみたが反応なし。それからいろいろ手を変え品を変えやってみたがこれまた反応なし。魚はいるはずなのに釣れないということは・・・やっぱりまだまだ修行が足りないと痛感した。どう攻めてやろうかと湖面を眺めながら考えていると、ちらほらとライズがある。ラインをWF#8に変えライズを狙うことにした。#10のエルクヘアカディスをティペットに結び、結構風があったのでライズポイントの少し風上にフライを落とす。風で波立つ湖面をフライが流れ、ライズポイント付近でフライに「チョン、チョン」とアクションを加えると見事ライズしてフライに食いついてくれた。引きはあまり強くないので大物ではないようだ。難なくランディングと思いきや、バーブレスフックを使用していたためか、ネットに納める瞬間に一暴れされてバラしてしまった。推定30cmのレインボーだった。湖で「フッキング」できた初めての魚だけに焦りや緊張があったと思う。
 その後もライズする魚をフッキングできてもランディングがうまくできず、10匹中全部を手元または途中でバラしてしまった。ここまでバラすと「渓流とそんなに違わないはずなのに・・・」と嫌気がさしてしまった。悔しいので釣果は10匹ということにしておこう。
 放流直後だったとはいえ、自然湖で10匹の釣果を残すことができたのは何よりもうれしいことだ。ただし課題も多く残っていることは言うまでもない。キャスティングはもちろんトラウトとの駆け引き、ランディング、そしてトラウトの生態等々もっともっと勉強しなければ。精進精進(^_^)



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