このページでは私のフライタイイング環境を紹介しています。
フライフィッシングにおいてその釣法に名が付いている通り、重要な要素の1つが「フライ」です。 「フライ」は、鱒達の主食となる水棲昆虫や陸生昆虫などを模倣して、鳥の羽や獣毛などの「マテリアル」を使って作ります。 「Tying (タイイング)」とは、鳥の羽や獣毛などを小さなハリに細い糸を使って「結ぶ」ことで、マテリアルをその小さなハリに巻き付けていく細かな作業ですから、道具にもさまざまな工夫が施されています。 ここでは、まずご愛用の「タイイングツール」を説明し、続いて「マテリアル」を説明します。またそこから生み出された「フライ」たちを紹介します。 ごゆっくりご覧ください。 |
タイイングツール | マテリアル | ツールを使う | フライの紹介 | ||||||
レンゼッティ プレゼンテーションバイス・ペデスタル MODEL #P3004 | |
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フライフィッシングを初めてから1年後の1994年に購入したのがこのバイスだ。それまではOFTのセット5980円を使っていたが、「ハズレ品」だったのかジョーの作りの粗悪さでフックがきちんと固定されないという問題を抱えていた。
タイイングにも慣れて#20以下のフライを巻こうとフックをジョーの挟もうとしたら・・・、なんと悲しくもアイが下側に傾いてしまいまともにロックできない。さすがにこれで愛想尽かし、新バイス購入となった。 候補はいろいろあったが、360°ロータリー機能を持つこのバイスが目に留まった。このバイスならフライの下側を整形し易いし、バランスチェックなんかもできるなと店のウィンドウケース上に行かれたこのバイスのハンドルを持ってジョーをクルクルと回しながら一人悦に入っていたことが思い出される。そして何よりも真鍮とステンレスから構成される本体の美しいコントラストが気に入ってしまった。もう他のバイスは色あせて見えてぐらいに・・・。 ということで予算との兼ね合いから3000シリーズを購入した。実際の使用感はすこぶる良い。想像していた通り、回転するジョーはとっても便利だ。5年が経ち、真鍮部は手垢で変色してきてはいるが、それもまたいい雰囲気を漂わせている。使うほどに味が出る、長く付き合ってゆきたい道具である。 |
ボビンホルダー、スレッダー、スレッド・ウェイト類 | |
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@セラミック・ボビン<TIEMCO>
スレッドが当たるノズルの口にセラミックが使用されていて、摩擦抵抗が少なく糸切れを起こしにくい。 Aボビンスレッダー<TIEMCO> 先端にフックが付いたスレッダー。先端の独特なカーブデザインによりスレッダーをボビンチューブに通し、回転させるとスレッドがフックに引っかかりそのまま不レッドを引き出せる優れ物。 Bユニフロス<TIEMCO扱い> 極細のナイロン糸を数十本まとめたもの。ウェットフライのボディに使用。 Cユニスレッド6/0<TIEMCO扱い> 標準サイズ(#10〜#18程度)のフライのボディにしたり、マテリアル等を巻止めたりするのに使用。 Dユニスレッド8/0<TIEMCO扱い> 小型サイズ(#16〜#26程度)のフライのボディにしたり、マテリアル等を巻止めたりするのに使用。 Eユニフレンチオーバル8/0<TIEMCO扱い> 主にニンフやウェットフライのリブやボディに使用。ひび割れや錆に強いのが特徴。 F、Gフラットティンセル(シルバー&ゴールド)<?> 主にニンフやウェットフライのリブやボディに使用。 Hノンキシックワイヤ<?> 鉛を使用していない針金。主にニンフやウェットフライのウェイトに使用。 Hコパーワイヤ<?> 銅製の針金。主にニンフやウェットフライのリブやウェイトに使用。 |
ヘア・スタッカー、シザーズ | |
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@ヘアスタッカー(小)<レンゼッティ>
ヘアの毛先をきれいに揃えるための道具で小型フライのヘアウィング用などに使用。ヘアを筒の中に入れ、筒底を打ち付けて毛先がそろったところで内筒を引き抜く。 Aヘアスタッカー(大)<レンゼッティ> @と同様。標準型フライのヘアウィング用などに使用。 Bストレートタイプシザース<TIEMCO> TIEMCOのファインポイント・シザース。ファインポイントの名にふさわしい切れ味を持っている。通常使用するのはこちら。 Cカーブタイプシザース<TIEMCO> TIEMCOのディアドレッサー・シザース。少し大きめでエルクヘアやディアヘアをカットしやすいようにブレードの表面に細かい溝が刻まれている。 |
ハックル・プライヤ、ウィップフィニシャー、ハーフヒッチャー | |
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@ハックルプライヤ<MARRYAT>
先端と指の面同一にするため、90°の角度を付けている。ステンレス製で比較的自重があるので中型〜大型のフライをハックリングするときに使用している。 Aリングハックルプライヤ<TIEMCO> こちらもハックリングしやすいように先端と指の面同一にするため、90°の角度を付けている。そして最大の特徴は指を通す部分がシリコンゴムリングになっていることで、一定のテンションで巻け、マテリアルが切れてしまうのを防げる。 Bウィップ・フィニッシャー<TIEMCO扱い> タイイングの最後にスレッドを巻止めるために使う便利な道具。ドライフライの場合、ヘッドを小さくしたいので後述のハーフヒッチャーを数回行ってフィニッシュする。ウィップ・フィニッシャーは主にニンフやウェットに使用している。 Cダビングニードル<TIEMCO> 主にダビング材のピックアップやバンチウィングの選り分け、ヘッドセメントで埋まったアイを通すのに使用。 Dハーフヒッチャー<TIEMCO> スレッドの仮止め用として使用するほか、簡易的にフィニッシュを行うために使用する。アルミや真鍮製の物は手の汗などで酸化してスレッドの滑りが悪くなってしまうが、これはステンレス製で常に滑りがよく使い勝手がよい。 Eピンセット<?> 細かい材料を扱うフライタイイングには必需品。その用途は多用。 |
フックケース | |
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DIYショップに売っている小物ケースをフック収納ケースとして使用。Fly Fisher誌に掲載されていた底にマグネットプレートを敷いてフックの散乱を防ぐアイデアはすでに実践済み。 |