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ぼくの夏休み(鮎釣り編)2000/07/20〜21

 先日、実家に帰省したついでに”鮎釣り”にチャレンジしました。以前に1・2度挑戦したことがあったんですけど、生きた鮎をオトリに使う難しさからか、ちょっと敬遠してました。それが先日放映された釣り番組で、実家の近くの付知川(つけちがわ)の鮎が紹介されたのを観て、少しだけ心が動いてたんです。さらに帰省した時期がちょうど鮎釣りのベストシーズンだったのに加え、弟のかなりの熱中ぶりに影響されてチャレンジしてみました。

というわけで今回、弟について実家から歩いて数分の川に出かけてきました。弟は地元の漁協の組合員にもなっており、この時期ひまさえあれば、毎日のように川に出かけるほど、鮎釣りにハマってます。今回は黙っていろいろと教えを乞いました。ちなみに今回習ったことは以下の通りです。ことわっておきますが、あくまでも地元流で、全国の主流とは違ってるかもしれません。
■今回学んだこと

◆ハリスはオトリ鮎の負担を減らすため、極力細くすること

◆掛かった鮎を抜くときは、無理に抜くとラインが切れるので、水面ぎりぎりまで掛かった鮎を引きあげてからにする

◆群れている鮎を釣るためには群れのなかに、元気のいいオトリ鮎を入れて、群れの動きに合わせて自由に泳がせる

◆元気に鮎が泳いでいる間は、ラインにテンションをかけすぎない

◆鮎をうまく泳がせるために”がん玉おもり”を使用する

というところでしょうか。
でも昔は、鮎がかかっても抜いちゃいけないって三平くんも言っていたと思うんですけど、最近TVで観てるとみんな上手に抜きますからね。時代も変わったものです。

さらに、最近は放流された鮎に野性味が無くなったせいなのか、縄張りを持つ鮎がかなり少なくなってるそうです。本来、鮎釣りは鮎の縄張りを持つ習性を利用して、オトリ鮎を縄張りに泳がせて追い払いにきた鮎を釣るというものなんですけど、最近は群れで泳いでいる鮎が多いみたいです。確かに、川の流れを見ると数匹〜数十匹の鮎が群れて泳いでました。でもその群れに上手くオトリをいれて泳がせていれば釣れるんです。
弟いわく、群れの中にも気性の荒い鮎はいて、それが攻撃してくると言ってましたが、本当かどうかは解りません。ちなみにこの釣り方を”最近はやりの泳がせ釣り”とも言ってましたがこれも真偽のほどは解りません。

うんちくは以上にしておいて、自分も弟の竿を奪って挑戦しました。でもやって見るとこれが意外と難しい。オトリ鮎が元気なうちは、自分から群れに入っていって泳ぐからいいんですけど、オトリ鮎がちょっと元気が無くなってくると、自分が思うようになかなか泳がせられないんです。でも群れと一緒に泳がなければまず釣れないですからね。それでも時折、縄張りを持っていそうな鮎を見つけて、そこにオトリ鮎をいれると確かに結構簡単に釣れてました。

掛かった鮎を引き寄せるのにも、コツがいります。大きな鮎に”背掛かり”(針が背に掛かる状態)すると、ものすごい勢いで走り回るし、簡単には寄せてこれません。ましてや瀬になっていて流れがあると、ラインが切れないようにするのにかなり気を使いました。こうなると”ひっこ抜く”なんて、そんな簡単にはいきません。でも弟を見ていると、竿を立てて上手く寄せてました。そこで、さりげなくこれも盗んで、最後には自分のものにしておきました。

ということで、今回”鮎釣り”(田舎では”鮎かけ”といいます)の醍醐味が少しだけ理解できました。8月の終わりでもまだできるらしいし、法事で帰省した時にでもまた挑戦してこようと思います。
さらに、鮎は他の川魚と違って、生臭くないし(よくスイカの香りと言われます)、塩焼きで食べてもおいしですしね。そういえば鮎の刺身を握った”鮎寿司”も食べてきました。これもすごくおいしかったです。

これを見て”鮎釣り”や”鮎寿司”に興味を持たれた方、ぜひ我が田舎まで足をお運びください。
ちなみに
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