釣行日時:2001年11月1日(木) 0:00〜12:00
釣行場所:ひたち某堤
潮:大潮 
天候:晴れ 
同行者:いません 単独釣行

まともな平日釣行は非常に久しぶりです。今週末は予定があるため本日の釣行となりました。
最近ヒラメを本命にしてますが釣れないとがっくりくる。そう簡単に釣れるものでは無いのはわかっていてもやはり力が抜ける。
なので第一の狙い目に加えて今回は投げでアイナメを狙うことにした。またはカレイももしかしたらなんて考えたのです。

私の地元で夕方、餌を購入しに近くの○州屋へ行った。冷凍コマセが一個も売ってない。岩イソメもない。
仕方がないのでここでは青イソメ2パックとオキアミ1パックを購入。別の釣具屋さんへ行った。
岩イソメは予約制でやはりない。辛い。これでアイナメやカワハギも狙おうとしていたのに。
結局、冷凍コマセ3ブロックのみを購入した。(結果的にはこの青イソメのみが良かったのかもしれない。)

餌の分量は最近にしては多く、それだけ気合いが入ってしまっている証拠だ。
その勢いで釣り場の駐車場には前日23:40頃には到着。中途半端な時間帯に何をしようというのか。
もちろん寝る気はなく、アジなら釣れるだろうと人気のない堤防を歩き出した。
昼間とは違いやはり冷え込む。今日は西風だが冷たい風だった。

ふと前を見ると第一釣り人発見。

私「こんにちはー。何してらっしゃるんですか?」釣りに決まっているのに聞く
釣り人『え?、これってもしかして所さんの?』なにを勘違いしているのか私も合わせることにした
私「はい、そうです!ダーツの矢が当たっちゃったんですよ!」
釣り人『じゃあ、テレビに映ったりなんかして?』
私「はい、映っちゃったり、なんかしたりして」そんな訳あるはずがない。
釣り人『何時、放映されるのですか?』
私「ボツになんなきゃ今年中に」こんなの速攻ボツだ「それじゃ、どうも」
釣り人『どうも』

こんな会話ある訳無い(^^;)
個人的にこんな場面に遭遇したらいいかなぁ〜なんて思っちゃったりなんかして。

話を元に戻しましょう。
今日は満月だ。足下も月の明かりで十分歩ける。目指すポイントは決めていた。
ところがその場所はたくさんの石が積まれてあり釣り座を確保するには厳しかった。
どうも今日は調子が合わない。しかたなく別の場所へ。

今時の平日、しかも寒くなった深夜のこんな時間帯に釣りする人などいるのか?
いた!
1組(2人)だけ私とほぼ同時に堤防に到着。他は目視できる範囲に人影は無かった。

サビキの準備をしアジ狙いをする。人間とヒラメの餌の確保をするのだ。
明かりはヘッドライトだけ。果たしてどれくらい釣れるか挑戦だ。
0:10。1匹目のアジGET。大きさは17cm位だった。その後1:00までに9匹釣れた。
内、1匹は24cm(オキアミを付けて置いておいたサビキにHIT)
その後はまったく釣れなくなり2:30に何時の間にやら1匹ついていたのが深夜の最後となった。

その頃には既に1組だけいた釣り人も他に行ってしまい居なかった。
暇だし寒い。暗がりで一人歌を歌う。「♪長い〜夜を〜飛び越えて見たいー、」(松山千春/長い夜)
とか、歌ってみても元気が湧かなかった。

相変わらず風は冷たく辛い状況になってきた。
3:00。一端、車に引き返して休憩する事にした。しかし眠れないし、じっとしていることが苦手な私は4:00にはもとの場所へ戻っていた。

それから釣れたのか?釣れないのです(^^;)
日の出は遠い。あまりに暇なので月を撮る。まだまだ暇なので日の出も撮る。

満月の夜はかなり明るいです 日の出は何回見ても飽きません

5:30。明るくなり、本番スタート。磯竿2本(ヒラメ仕掛け)。ヘチ1本(メバル、アイナメ狙い)。サビキ1本(アジ、他青物狙い)。投げぶっ込み1本(アイナメ、カレイ他狙い)。
以上5本体制で場所も広くとった。日の出があがってまもなく釣り人が急激に増えてきた。サビキ釣りの人と黒鯛狙いの人が中心の様子だった。


6:15。青イソメを付けて置いておいたヘチ竿が引いていた。
すぐに竿をもってリールを巻き上げると引きが凄く強い。
もしかして待望のでかメバルかと思い慎重に浮かせると
なんとシマダイだった。
しかもいままで釣ったなかで一番でかいシマダイだ。
タモが遠い。困った〜
5メートルほど離れたタモ網まで片手を伸ばしながら移動し
なんとか手に取り掬うことができた。
ほっと一息
ラッキーにもシマダイ(28cm)GET!

しっかり、針がかりしていたが1.5号(胴付き2本の9号針・でかメバル仕様)のハリスじゃ、心配だった。
「ところでシマダイって青イソメで釣れるのか?」まっいいや。

これに気分を良くし餌をオキアミにしたりヘチを探り歩くがかかるのはフグばかり。
投げ竿にはヒトデしか掛からない。そういい思いは続かない。
サビキの方も7時半頃にアジが数匹釣れただけでピタッっと釣果が無くなってしまった。
こうして朝マヅメのゴールデンタイムはあっという間に過ぎていったのです。

海の状態は多少うねりがありましたが波もなくいい感じです。
時々ソウダガツオのナブラが出現したので少しだけジェット天秤+弓ヅノを投げてみましたがHITはしませんでした。
周りの釣果状況はアジ以外は目撃できず、黒鯛師も今日は苦戦していました。

10時をすぎて釣れたのはまず投げに鉛筆アナゴだった。20cmそこそこであまりに小さい。リリースだ。
10:50。次に釣れたのも投げ竿だった。手前で確認するまで引きは一切感じられない。
「ん?なんかついてる」と見てみると「こりゃまたかわいいカレイだ」と思った。

ところが釣り上げてみると目が左についている。
しかも口が大きいし、この独特の模様は・・・「ソゲじゃないか!」
「ところでソゲって青イソメで釣れるのか?」さっきと同じセリフを繰り返す。まあいいや。

座布団にはほど遠く、団扇にも遠い。木の葉ソゲとはこの事です。
右の写真で微妙に指が透けて見えるのがわかりますか?それだけ肉薄なのです。内蔵も透けちゃってるし(^^;)
20cmソゲ=ヒラメ(40cm以上)×2分の1の計算なり。

このソゲ私が今年釣った最小のソゲ(22cm)よりさらに小さく20cmです。しっかり針を飲み込んでいました。
手の上に乗せなくても薄っぺらな感じでソゲなのはバレバレですね。写真を撮ってリリース。

11時を過ぎた。眠い。眠すぎる。何時の間にやら夢の世界へ

『毎度ー、おなじみのちり紙交換でございます。』
『堤防でご不要になりましたー、外道ー、雑魚ー、コマセ、イソメ等はございませんかー?』
『ものを拝見させていただいたうえでー、高級トイレットペーパーと交換させていただきます』
おっ、ちょうどいい。私は先ほど釣り上げて堤防にキープしておいた外道を差し出す。
私「おっちゃん、ほなこれ、ヒトデとフグでなんぼくれるん?」時々いいかげんな関西弁でしゃべる私。
『そない、なんぼ言われても厳しいなぁ』おっちゃんもすかさず関西弁返しをする。
私「さよかー、さっき外道言うたやんか!高級トイレットペーパーおくれでないかい!」
『しゃあないなー、ほんならこのニミティシュ1個でかんにんな』
『失業率5.3%の時代やでぇ、そのへんとこ、よー考えてや。時代が時代なんやから』
私「時代が時代か?よーわからんけど、無いよりましや。」意味が理解できなかったがおっちゃんに丸め込まれてしまった。
それより、リリースしたミニアナゴとソゲがあったら高級トイレットペーパーが・・・

と、ここで目がさめる。「ほんとにあったらいいなぁ。堤防のちり紙交換」などと思ったりして。

現実に引き戻され、最後に力を振り絞る。
11:20。各竿のチェックをしなくては。
ヘチ竿異常なーし。磯竿2本アジが元気で異常なーし。サビキはすっかりコマセも付けておいたオキアミも白くなりすぎで異常なーし。
投げ竿は「おやっ?異常あ〜り(^^)」確実に引いてるぞ。またアナゴじゃなきゃいいが。


じゃ〜ん。目の前に浮かんできたのはアイナメでした。
今年はチビナメしか釣っていなかったので30cmでも
大きく感じた。しっかりタモ網で掬いました。

11月はアイナメのいい時期。
これからも狙いの一つに加えます(^^)
まともなアイナメ(30cm)は久しぶりです。

この時点でかなり満足。お昼には帰ろうと思っていたので後は片づけながら釣りを楽しみました。
今日はサビキは思っていたより不調でしたが青イソメが大活躍の日でした。
ヒラメはまたまた次回に持ち越しですが楽しい平日釣行となりました。

本日の釣果  シマダイ×1(28cm)、アイナメ×1(30cm)、ソゲ×1(20cm)、アジ×17(17cm〜24cm)、鉛筆アナゴ×1

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