☆ コメント ☆
浩之 :「うむ、実にナイスな眺めだ。いわゆる激萌えってやつだな。
思わず床の間に飾っておきたくなるくらいの素晴らしさだ」
あかり:「ね、ねぇ、浩之ちゃん。これくらいでもういいでしょ」
浩之 :「ダメ。却下」
あかり:「そ、そんなぁ。もう許してよぉ。恥ずかしくて死んじゃいそうだよぉ」
浩之 :「まあまあ、そう言わずに。麻呂にもっとよく見せてたもれ、見せてたもれぇ」
あかり:「はうぅ、浩之ちゃんのばかぁ」(泣
ひかり:「ねぇ、マルチちゃん。なんでこういう面白い状況になってるの?」
マルチ:「あのですね。先日、ちょっとした模試があったんですよ。
――で、あかりさんが浩之さんにやる気を出させる為に『平均80点以上を取ったら、
一日、なんでも言うことを聞いてあげる』と。
そしたら、浩之さんは見事に……」
ひかり:「ふーん、なるほど」
マルチ:「でも、いくら約束とはいってもそろそろ止めたほうがいいんじゃないでしょうか」
ひかり:「え? どうして?」
マルチ:「だって、あかりさんが可哀想ですよぉ。あんなに苛められちゃって」
ひかり:「違うわ、マルチちゃん。あれは『苛め』じゃなくて『いぢめ』。
似て非なるものなの」
マルチ:「……へ?」
ひかり:「それに、止めるなんて無粋もいいところよ。
口ではなんのかんの言いつつも、あれであかりも結構楽しんでるんだから」
マルチ:「そ、そうなんですか?」
ひかり:「ええ、間違いないわ」
マルチ:「……そうですか。なんと言いますか……お、奥が深いですねぇ」
ひかり:「まぁね。でも、マルチちゃんも実際にされてみたら分かるようになると思うわよ」
マルチ:「じ、実際に、ですかぁ?」
ひかり:「そ。だから、あとでわたしと一緒に混ぜてもらいましょ♪」
マルチ:「ええっ!?」
ひかり:「ねっ」
マルチ:「え、えっと……そ、その……は、はいですぅ(赤面)
――って……一緒に? え? え?」
ひかり:「うふふ、楽しみね」
マルチ:「な、なんか……サラッとさり気なく物凄く危ない発言をされたような気がしますぅ」
ひかり:「♪」
マルチ:「……」(汗