セリオ：「adol様、データの提供ありがとうございました」

綾香　：「ありがとね♪」

セリオ：「お礼として、綾香さんが真っ裸でリンボーダンスをします。ご堪能下さい。
　　　　　それでは、綾香さん。れっつだんしん」

綾香　：「するか！」

セリオ：「えー」

綾香　：「えー、じゃない！
　　　　　なんで全裸リンボーなんかしなくちゃいけないのよ。
　　　　　つーか、何故にあたし？
　　　　　そんなのセリオがやればいいでしょ」

セリオ：「バカな事を仰らないで下さい。
　　　　　わたしにそんな事が出来るワケないじゃないですか」

綾香　：「どうしてよ？」

セリオ：「わたしには羞恥心というものがありますから、綾香さんと違って」

綾香　：「あたしにだってあるわぁ！」

セリオ：「…………」

綾香　：「なによ？」

セリオ：「世迷言？」

綾香　：「…………」（げしっ

セリオ：「はうっ。
　　　　　い、いたいの」（泣

綾香　：「ったく。
　　　　　ホントにロクな事を言わないんだから」

セリオ：「ロクな事も何も単なる事実……」

綾香　：「…………」（ジロッ

セリオ：「え、えっと……。
　　　　　コホンッ。
　　　　　し、仕方ありませんね。裸リンボーは無しとしましょう。
　　　　　……わたしも命は惜しいですし」

綾香　：「賢明だわ」

セリオ：「そういうワケですので、何か別案を出しましょう」

綾香　：「そうね」

セリオ：「綾香さんが裸でブレイクダンスとか」

綾香　：「却下」

セリオ：「では、綾香さんが裸でパントマイム」

綾香　：「いい加減、その路線から離れなさいよ。
　　　　　まったく、あんたって娘は……」（ため息

セリオ：「（むっ）なら、綾香さんも何か案を出してくださいよ。
　　　　　人の案にけちを付けるだけでなく」

綾香　：「え？　あたし？」

セリオ：「そうです。
　　　　　さあ、はやくはやく」

綾香　：「そ、そうねぇ」

セリオ：「ほらほら」

綾香　：「う、うーん」

セリオ：「はりーはりー」

綾香　：「え、えっとえっと……せ、セリオが裸で日舞を踊る♪
　　　　　なんて、いう、のは……どう、かしら？」

セリオ：「…………」

綾香　：「だ、ダメ、かな？」（汗

セリオ：「……トッテモ、スバラシイ、アンダト、オモイマス、ハイ」（満面の笑み

綾香　：「うっ」

セリオ：「サスガハ、アヤカサン、デス」（輝かんばかりの笑み

綾香　：「ううっ」

セリオ：「カンシン、シチャイマシタ。ソレハモウ、ココロカラ」（天使の笑み

綾香　：「ごめんなさい。
　　　　　なんでもするから、その怖すぎる笑顔はもうヤメテ」（泣

セリオ：「――というワケですので、adol様には綾香さんの全裸シンクロ一年分を進呈いたします。
　　　　　煮るなり焼くなりお好きなようにどうぞ♪」

綾香　：「……えぐえぐえぐ」