浩之とあかりの恋愛講座


浩之「ども、藤田浩之です」

あかり「神岸あかりです。どうかよろしくお願いします」

浩之「・・・なんか普通すぎてつまんねぇ挨拶だな。お互いに」

あかり「そうかな? こういうのって普通でいいとおもうけど?」

浩之「いや、こういったもんはインパクトが大事だからな。もっと飛ばしていかねぇと」

あかり「う〜ん。そうなのかな〜?」

浩之「応よ。つ−訳だからもう一回最初からいくぜ」

あかり「う、うん」




浩之「YEAR!!! ToHeartのス−パ−ゴ−ジャス主人公藤田浩之だぜ〜〜〜!!!よろしくっっっ!」

あかり「こんにちわ〜〜〜! いっつも元気なクマ好きガ−ル神岸あかりで〜す。よろしくね☆」

浩之「・・・・・・・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「・・・・・・・・・・・・(汗)」

あかり「・・・・・・・・・・・・(大汗)」

浩之「・・・・・・・・・・・・(自己嫌悪)」

あかり「・・・・・・・・・・・・(むちゃくちゃ自己嫌悪)」

浩之「え・・・え〜と」

あかり「さ・・・先に進めようか?」

浩之「そ、そうだな」

あかり「う、うん。えっと、このコ−ナ−は恋愛講座って事なんだけど・・・私、恋愛ってあんまり詳しくないんだけど」

浩之「大丈夫! この俺に任せておけ!!!」

あかり「そうだね。浩之ちゃんって女の子と仲良くなるの、と〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても得意だもんね
(ニッコリ)」

浩之「そ・・・そんな事はねぇけどな」

あかり「ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、そう」

浩之「(棘があるなぁ)とにかく先行くぞ、先。えっと恋愛で大事なのは、やっぱなんていっても出会いかな」

あかり「そうだね。まずは出会わないとどうにもならないしね」

浩之「その通り。そして一口に出会いと言ってもいろいろなパタ−ンがあるぞ。クラスメイトになるといったようなオ−ソドックスな物もあれば、劇的でドラマチックな物もある」

あかり「ドラマチック? 例えばどんな?」

浩之「そうだな〜。偶然二回もぶつかっちまうとか、女の子が階段から落ちそうになるのを助けたりとか、逆に女の子の目の前で階段から落ちるとか。後は本が取れなくて困っているのを助けてやったり、たまたまクラブの勧誘現場にでくわしたり。それから道を尋ねられたり、木から降りられなくなった猫を助けてる時に通りかかったり・・・」

あかり「最初のが芹香先輩で、次のがマルチちゃんと琴音ちゃん。その後が保科さんと葵ちゃん。そして理緒ちゃんと綾香さん。・・・全部実話だね」

浩之「い・・・いや、それは・・・」

あかり「浩之ちゃんって、ほんっっっと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にいろいろな出会いを体験してるんだね」

浩之「(と、とりあえず無視しとこう。)出会いを終えて友達になったら、女の子には基本的に優しく・・・」

あかり「うんうん。浩之ちゃんって女の子には特に優しいもんね」

浩之「・・・・・・・・・・・・ま、まあ何だ。こういうのってマニュアルよりもとにかく実践が大事だし・・・」

あかり「そうだね。大分実践してるよね。ね?浩之ちゃん」

浩之「・・・・・・・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「・・・・・・・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「あ〜〜〜か〜〜〜り〜〜〜〜〜〜!! いい加減にしとけよ。なんなんだよ、いったい」

あかり「べ、別に」

浩之「別に、じゃねぇだろ。いらんツッコミばっかりしやがって」

あかり「だって・・・」

浩之「まったく・・・いったいなんだって・・・・・・!! ・・・はは〜〜〜ん、そうか。お前やきもちやいてんのか。
そうかそうか」

あかり「ち・・・違うよ! やきもちなんて・・・そんなんじゃ・・・・・・・・・別に・・・」

浩之「こら」

 <ぺしっ>

あかり「あっ」

浩之「ば〜〜〜か。そんな態度してたらバレバレだって」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「くだらねぇ嫉妬なんかすんなよ。確かに俺は女友達が多いけどよ、でもあくまでも友達だぜ」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「さっきお前が名前を挙げた全員、あともちろん志保やレミィもな」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「本当の意味で俺が大切にしたい女の子。それは神岸あかり、お前だけだ。・・・・・・ったく、あかりだってそんな事分かり切ってるだろ?」

あかり「・・・・・・・・・浩之ちゃん」

浩之「だから嫉妬なんかすんな。いいか?」

あかり「うん! ・・・ゴメンね、ホントにゴメンね」

浩之「今回だけだぜ、んな恥ずかしい事を言うの。特別出血大サ−ビスだからな」

あかり「浩之ちゃん・・・・・・」

浩之「あかり・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「・・・・・・・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・・・・・」

浩之「・・・・・・・・・・・・」



 注:進行役の二人が違う世界へ旅立ってしまった為、当講座を強制終了します。ハア〜〜〜ァ(溜息)



Hiro



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