セリオと綾香のヒーロー講座(その1)

セリオ:「こんにちわぁ。HMX−13セリオでーす」(^0^)

綾香 :「…………来栖川綾香です」(−−)

セリオ:「このコーナーでは、わたしの大好きな『特撮ヒーロー』について語っていきます」(^^)

綾香 :「…………語るらしいです」(−−)

セリオ:「少しでも興味のある方は、どうか目を通してみて下さいね」(^^)

綾香 :「…………通してやってね」(−−)

セリオ:「って、綾香さん? どうかしたのですか? なんか、さっきから素っ気ないですけど」(;^_^A

綾香 :「『どうかしたのですか?』じゃないわよ!」

セリオ:「へ?」(・・?

綾香 :「なんで、あたしがあんたの相方を務めなければいけないのよ!?」

セリオ:「『なんで』って、そんなの決まってるじゃないですか。
          それが綾香さんの運命だからです」(^0^)

綾香 :「勝手にそんな運命にしないでよ」(−−;

セリオ:「『お約束』と言い換えてもいいですよ」(^^)

綾香 :「……それもイヤ」(−−;

セリオ:「でしたら、『大自然の摂理』でも構いませんが」(^^)

綾香 :「わけ分かんないわよ」(−−;

セリオ:「とにかく、そういうことなんです」(^0^)

綾香 :「どういうことよぉ〜〜〜!?
     そもそも、あたし、特撮ヒーローになんか興味ないわよぉ〜〜〜!!」

セリオ:「大丈夫、ノー問題です。
     ……さて、それでは本題に入りましょう」(^0^)

綾香 :「サラッと流すな! 無理矢理本題に入るな!!」凸(ーーメ

セリオ:「綾香さんも納得してくれたことですしね」(^0^)

綾香 :「してなーーーーーーい!!」凸(ーーメ

セリオ:「それでは早速、今回のヒーローをご紹介しましょう」(^^)

綾香 :「完璧に無視かい。
     …………分かったわよ。分かりました。相方でも何でもやってやるわよ。
     こうなりゃヤケよ」(−−;

セリオ:「……………………(う゛ぃくとりぃ)」(^-^)v

綾香 :「……………………。
     (ここでも、セリオのお守りをしなきゃいけないのね。くすん)」(;;)

セリオ:「ではでは……
     今回のヒーローはこの方です!!」(^0^)







ズバッと参上! ズバッと解決! 人呼んでさすらいのヒーロー!! 快傑ズバット!!
セリオ:「ということで、栄えある第1回目のテーマは『快傑ズバット』です」(^^) 綾香 :「なんつーか、微妙な所を選んだわねぇ。      ウルトラマンとか仮面ライダーとか、そういうメジャー所で来るかと思ったのに」(^ ^; セリオ:「むー。ズバットは大メジャーですよぉ」(−o−) 綾香 :「そりゃー、あなたみたいなマニアにとってはそうだろうけど……」(^ ^; セリオ:「むー」(−o−) 綾香 :「ま、いいけどね。      1回目から『カゲスター』とか『アイアンキング』とか『レッドタイガー』とか      『ガンバロン』とか『メガロマン』とか持ってくるよりは全然マシだし」(^ ^; セリオ:「……………………綾香さん、何気に詳しいですね」(;^_^A 綾香 :「好きで詳しくなったんじゃないけどね」(^ ^; セリオ:「ほえ?」(・・? 綾香 :「あなたと一緒に暮らしていたら、イヤでも名前くらいは詳しくなっちゃうわよ」(^ ^; セリオ:「ひ、人のせいにしてはいけませんよ」( ¨)オヨグメ 綾香 :「100パーセントあなたのせいだってば」(^ ^; セリオ:「……………………。      ま、まあ、それはさておき」(;^_^A 綾香 :「はいはい」(^ ^; セリオ:「そろそろ、本筋である『ズバット』の紹介をしたいのですが、よろしいですか?」(;^_^A 綾香 :「どーぞどーぞ」(^ ^; セリオ:「それでは…………こほん」  『快傑ズバット』  放映:1977年2月2日〜1977年9月28日  原作:石ノ森章太郎  主演:宮内洋  概要:  私立探偵である早川健は、犯罪組織『ダッカー』によって殺害された親友・飛鳥五郎の仇を討つため  飛鳥の開発した惑星開発用スーツに改造を施し完成させた『ズバットスーツ』を身に纏い、  ダッカーの手の物達と戦いながら旅を続ける。  日活の『渡り鳥シリーズ』を強烈に意識した内容と、  毎回繰り広げられる、個性的な『用心棒』達と早川健との対決(技比べ?)が印象的である。 セリオ:「――といったところです」(^^) 綾香 :「ふ〜ん。主人公って私立探偵なんだ。      それで、この『早川健』って、どんな人なの?」 セリオ:「すっごく格好いい人ですよ。服装のセンスも良いですし」(^0^) 綾香 :「へぇ、そうなんだ。どんな服を着てるの?」(^^) セリオ:「えっとですね。黒い革ジャンを着ていまして……」(^^) 綾香 :「うんうん」(^^) セリオ:「黒いカウボーイハットをかぶってまして……」(^^) 綾香 :「……うん」(^ ^; セリオ:「肩には、白いギターをかけてます」(^0^) 綾香 :「……な、なかなかに濃いファッションセンスね」(^ ^;;; セリオ:「ねっ、格好いいでしょ」(^0^) 綾香 :「………………………………そ、そうね」(^ ^; セリオ:「それから、この早川健という人物は日本で1番なんです」(^^) 綾香 :「1番? 何が1番なの?」 セリオ:「なんでもです」(^0^) 綾香 :「は?」(・・? セリオ:「例えばですね……」  用心棒の男は卓越したナイフ投げの腕前を健に披露した。  しかし…… 「なかなかの腕前だが、日本じゃあ2番目だ」  健は、動じるどころか余裕の笑みさえ浮かべてみせる。 「なんだと!? それじゃあ1番は誰だって言うんだ!?」  健は、軽く口笛を鳴らすと、顔の前で人指し指を振る。  そして、その指で深めに被っていたカウボーイハットを押し上げると、  おもむろに親指で自分を示し、ニヤリとした笑みを浮かべる。 「なに!? おめえだって言うのか!?」 セリオ:「――と、このようなやり取りの後、早川健が用心棒以上に見事な腕前を見せるのです」(^^) 綾香 :「は、はあ」(^ ^; セリオ:「これを、毎回行います」(^^) 綾香 :「毎回!?」(@@; セリオ:「はい。そして早川健は、当然全てで勝ちを収めます」(^^) 綾香 :「なるほど。それで、なんでも1番ってわけね」(^ ^; セリオ:「そうです」(^^) 綾香 :「…………な、なんだかなぁ。      しっかし、それにしてもキザな奴ねぇ」(^ ^; セリオ:「それがいいんです!」(^0^) 綾香 :「……さいですか」(^ ^; セリオ:「先程も言いましたが、『快傑ズバット』は日活の『渡り鳥シリーズ』を      意識して作られています。      その為、行動やセリフ回しが異様なまでにキザです。      ですが、そのキザな所が、作品の大きな魅力ともなっているのです」(^^) 綾香 :「へぇ〜」(^^) セリオ:「もっとも、それも主演が宮内洋氏だから許されるのですけどね。      『ズバット』を、もしも他の人が演じたら滑稽に見えたかもしれません。      と言いますか、間違いなく滑稽でしょう。      しかし、宮内氏だったら許されるのです。それどころか格好いいと感じられるのです。      これは、宮内氏のカリスマ・存在感の賜物でしょう」(^^) 綾香 :「ふ〜ん、なるほどねぇ」(^^) セリオ:「『快傑ズバット』は宮内洋氏がいたから成立した。      そう言っても過言はありません」 綾香 :「宮内洋さん、か。確かに凄いわよね。      それほどヒーローに詳しくないあたしでも知ってるもの」 セリオ:「何と言いましても、日本で1番のヒーロー俳優ですからね」(^^) 綾香 :「ご本人も日本で1番なのね」(^ ^; セリオ:「はい!」(^0^) 綾香 :「そう言えば、ふと思ったんだけど……」 セリオ:「なんでしょう?」 綾香 :「主役の早川健ってすっごい奴なんでしょ?      だったら、何も変身しなくてもいいじゃない」 セリオ:「…………分かってませんね、綾香さん」(−o−) 綾香 :「分かってないって……なにが?」(・・? セリオ:「特撮ヒーローは『変身してこそのヒーロー』なのです!!」(^0^) 綾香 :「そ、そうだろうけど……でもさぁ」(^ ^; セリオ:「変身しない特撮ヒーローはヒーローとは呼べません」(^0^) 綾香 :「そこまで言うか」(^ ^;;; セリオ:「それに……」(^^) 綾香 :「それに?」 セリオ:「ただでさえ格好いい人が、変身することでさらに格好良くなる。      これが特撮ヒーローの醍醐味じゃないですか!!」(^0^) 綾香 :「…………醍醐味、ですか」(^ ^; セリオ:「そして、『快傑ズバット』は、その醍醐味に於いて右に出る者がいません。      まさに、珠玉の名作と言っても差し支えないと思います」(^^) 綾香 :「へぇ、凄いんだ」(^^) セリオ:「もし、最高に格好いい主人公が出てくる作品がお望みなら、是非一度      『快傑ズバット』を観ることをお薦めします」(^^) 綾香 :「そっか。そこまで言うのなら、今度あたしも観てみようかな?」(^^) セリオ:「今度と言わず、今からでも良いですよ。      わたしの部屋には全話揃ってますから」(^0^) 綾香 :「凄まじいもんね、あなたの部屋は。ビデオテープとDVDの山だし」(^ ^; セリオ:「それでは、早速行きましょう(にやり)」( ̄ー ̄)ニヤソ 綾香 :「なによ、その笑いは? あたし、別にヒーロー物にはハマらないからね」(−−) セリオ:「分かってますって(そう言えば、瑞希さんも最初は抵抗してたらしいですねぇ)」( ̄ー ̄)ニヤソ 綾香 :「例の『ズバット』だけだからね。他のは観ないからね」(−−) セリオ:「はい(うふふ。瑞希さん同様に堕としてあげますね、綾香さん♪)」(^0^) 綾香 :「…………もしかして、あたし、道を踏み誤りかけてる?」(^ ^; セリオ:「そーんなことはないですよ」(^0^) 綾香 :「…………あたし、やっぱり観るのやめ……」(^ ^; セリオ:「それじゃ行きましょうね、綾香さん♪(ぐいぐい)」(^^) 綾香 :「ち、ちょっと! 押さないでよ! あたし、観るのやめたの。やめたんだってば!!」 セリオ:「気にしない気にしない」(^^) 綾香 :「ちょっと〜〜〜!! 気にするってば〜〜〜!!」(;;) セリオ:「たっっっぷり調教してあげます、あ・や・か・さ・ん」(^〜^) 綾香 :「調教ってなによ!?      ふえ〜〜〜ん。だ、誰か助けて〜〜〜〜〜〜っ!!」(T△T) セリオ:「えっと……それでは……。これにて、第1回目のヒーロー講座を終わります。      ご静聴ありがとうございました」(^0^) 綾香 :「のんきに締めの挨拶なんかしてるんじゃないわよーーーっ!!」(T△T) セリオ:「第2回のヒーロー講座で、またお会いしましょうね。      その頃には、綾香さんの調教も終わってるでしょうから」(^〜^) 綾香 :「いーーーーーーやーーーーーーーーーーーーっっっ!!」(T△T)

続く




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