私立了承学園5日目

こみっくパーティサイド・放課後其の三

(作:阿黒)

 

 


「こんにちわー。…1人?」

「あ、瑞希さん…こんにちは」

急造とは思えない体育館改造のパーティ会場。ダンスが始まる前の一時、あちこちのテーブルで各家族が入り乱れて談笑の輪が出来ている。そんな中で、ほんの少しの息抜きのつもりで一座から離れたあかりは、各種飲み物が用意されたテーブルからジュースのグラスを一つ、手に取ったところだった。

そのあかりの横から手を伸ばすと、瑞希は自らもレモネードのグラスを取って一口、唇を湿した。

「はー。ちょっと喋り疲れちゃって休憩〜。もう、今からこんなに飛ばしてて、パーティ本番になったらどうなることやら」

「そうですねー。始まる前からばててたら、ちょっともったいないですね」

 瑞希の方が若干年上、ということでやや敬語を使うものの、基本的には和気藹々とした雰囲気で、二人はそれぞれのグラスを傾けながら、一様に楽しそうな会場内の人々の群像を見やった。

「…そういえば、浩之君は?ちょっと、姿見かけないみたいだけど…」

「さあ?…さっきオーケストラの所で見かけたような気もするけど…何か浩之ちゃんに用でも?」

「いや、そういうわけじゃないんだけど…うちの和樹もどっかブラブラしてるみたいで。私たち二人して、ちょっとフラレちゃったかな、って」

 おどけた口調でそんなことを言う瑞希に、あかりも微苦笑で応じる。グラスの中身を半ば空にして瑞希はしばらく黙っていたが、やがてさり気なく――あるいはさり気なさを装って、呟いた。

「…志保ちゃんの姿を見かけないんだけど…どこ行ったのかな?」

「えっ。――なんか、特ダネ特ダネとか騒いで、あちこち飛び回ってたみたいだったけど」

レモンイエローを基調としたイブニングドレス姿であるにも関わらず、そんなことには全く無頓着にメモ帳とICレコーダーとデジカメを抱えて姿を晦ませてしまった親友の姿を思い出して、あかりはやや複雑な、乾いた笑い声を洩らした。その行動は志保らしいかな、と思いつつも、少しは落ち着いてパーティを楽しんでもいいのに、とも思うのだ。そんなあかりの内心を推し量ったように、瑞希も

「はー。まあ、そんなことじゃないかなーとか予想はしてたんだけど」

 と、すこしあきれたようにぼやいた。

「…まあ考えようによっては丁度いいかな。ちょっと、お話してもいいかしら?」

「?はい?」

割と軽い口調でそう問いかけてくる瑞希にあかりも軽く頷いた。そんなあかりをちょっと見つめて、瑞希は口を開く。

「どう?志保ちゃん。…その…あれから、さ」

「……えっと」

 瑞希が何を言いたいのかは、わかっていた。つい先日の、志保の退学騒ぎの一件のことだろう。結局、大過なく志保は学園に戻ってきた。またいつものように、皆で一緒の、これまで通りの生活が戻ってきた。

だが、何もかもが今までどおりというわけではない。志保が人知れず抱えてきた浩之への想いと、それを守秘してきた葛藤。それを、藤田家一同は知っている。

志保は、今まで通り、実質的な家族の一員ともいえるほどの「友人」という存在では無くなってきている。表面的な立場はともかく、そんな事情を知りつつそれをただ他人事として放っておけるほど心の冷たい人間は、藤田家にはいない。あかりをはじめ、妻達は自らの内にある葛藤を克服できないでいる志保の後押しをしてやりたい、と多かれ少なかれ考えているはずだ。

「――まあ、一朝一夕で状況に変化がでるわけないけどね。…そんな簡単に告白できる程度の問題じゃないし、それができるなら、最初からこんなにこじれたりはしないか」

あかりの気持ちを汲み取った――というより、最初からそう続けるつもりでいたように、瑞希は言った。実際、その程度のことは容易に想像がつくことであった。志保の感情の爆発を、偶然とはいえ直接受け止めたのは瑞希なのだから。

「志保ちゃん見てると――何だか、昔のあたしみたいで…あたしと同じ事で悩んでるようで、放っておけなくてね」

 一息にグラスの中身を干すと、瑞希は空になったグラスを手の中で弄びながら少し俯いているあかりの横顔を盗み見た。別に、彼女に余計なプレッシャーを与えるつもりは無いのだが、ここ数日の彼女等を見ていて、少し気になることが瑞希にはあった。

「あかりちゃんはさ。…浩之君のためなら、どんなことでもしてあげられる?」

 一瞬、その質問にあかりは目をぱちくりとさせたが、即座に頷く。

「それは…勿論。浩之ちゃんのために、私にできることがあるなら何でもしてあげるよ。その…えっと…ちょっと、ついていけないところもあったりするけど…でも、気持ちだけなら…」

「…………」

 何故か顔を赤らめるあかりに、なんとなくその理由は理解できる瑞希は、これまた頬を染めて頷いた。

「うん。私も、その、和樹のためなら…和樹が望むなら…えっと…まあ、ちょっと、マニアックすぎるとは思うんだけど…その、それは、ちょっと置いといて。

 じゃあ、浩之君の幸せのためなら、何でもできる?みんなの幸せのためなら、あかりちゃんは何だってできる?」

「…うん。それは、他のみんなも、そうだと思う。浩之ちゃんも、そうだと思う」

 うん、と頷いて、瑞希は――つい、とあかりから視線を逸らせた。

「じゃあさ。…浩之君の傍から、離れることはできる?」

「――え?」

 まるで予想外の質問に、あかりの頭は真っ白になった。思考停止状態のあかりにかまわず、瑞希は更に言葉を重ねた。

「浩之君の幸せのためなら、浩之君の幸せに自分という存在が邪魔でしかない、というなら、浩之君から離れることができる?自分の気持ちを押さえ込むことができる?

 誰かのために、自分の幸せをあきらめることができる?」

 ふう、と一つ吐息をついて、瑞希は手の中のグラスをテーブルに置いた。

「志保ちゃんのやった事って、つまりそういうことなのよね。

 ――人は、誰だって幸せになりたい。それは当然。

 だから誰かのために…それが例え肉親や親友のためであっても、なかなかそんなことはできない。生半可な気持ちじゃ、そんな事はできない。

 遠慮だとか友情だとか、そんな気持ちじゃできないよ。そんな事は。

 相手の事が…本当に好きでなくちゃ、できないよ」

 別に気負う風でもなく、瑞希は言った。

「あたしもそうだったから。

 あたしも、和樹のために、和樹の夢のために、幸せのために、身を引こう、って思ったことがあるから。

 だから…わかる。あたしには、志保ちゃんの気持ちが、痛いほどわかる。

 他の娘たちは…芹香さんや綾香さん、葵ちゃんに琴音ちゃん…レミィさん、保科さん、雛山さん、マルチちゃんにセリオちゃん…

 自分の気持ちを、浩之君に伝えることはできたのよね。自分は、あなたが好きだって気持ちを、浩之君にわかっててもらうことはできたのよね。

 たったそれだけで…どれだけ救われると思う?

 だから、浩之君と、あかりちゃんを、遠くから見守る余裕もできたと思う。

 でも、志保ちゃんにはそれすらできなかった。いつもあなた達の傍にいたから。近くにいすぎたから。

 自分の気持ちを気取られるわけにはいかなかった。もし、それがわかってしまったら…波風を起こしてしまうのは目に見えているもの。あなた達だって、平静じゃいられないでしょ?」

 …多妻制が施行される前の状況というものを、ぼんやりとあかりは考えた。芹香・葵・琴音は学年が違う。綾香とセリオは学校が違う。理緒とレミィは別クラスだ。マルチに至ってはテスト期間が終了し、滅多なことでは出会うことはできなくなった。智子だけはクラスメートということで毎日顔を合わせるが、それまでは特に親交というものはなく、その気になれば距離を開けることは難しくは無い。

 距離がある、というのは寂しいことだ。だが、距離は時に防壁となることがある。

 一抹の寂しさと共に、心の安寧を得ることはできる。

 志保は別クラスだが、そんな枠組みなど関係なく3年に渡ってつきあってきた…親友である。自分と、浩之と、志保と雅史。心のアルバムを開いてみれば、この顔ぶれはいつも欠けることは無かった。思い出も、思い入れも、積み重ねてきた事柄と時間も、深く、重い。

 だから志保には、他の娘達のように距離を取ることはできなかった。

 無論、あかりには志保の気持ちを知っていても、浩之自身が志保を選ばない限り志保に遠慮をするつもりはなかった。それは他の娘達でも同様である。

 だが…決して無条件で幸せにはなれないだろう、とも思う。ましてやその相手が志保であれば、自分と、そして浩之は共通の親友を失うことになるだろう。

 その時、自分達がどれほど大きなものを失うことになるのか。その痛みと喪失感は、既に経験済である。

 だから…志保は自分の気持ちを決して悟られるわけにはいかなかったのだと。

「でもね」

俯くあかりの横で、辛うじて聞き取れるほどの声で瑞希は囁いた。

「あたしには…結局できなかった。和樹が好きだって気持ちを、押さえ込むことなんてできなかった。そしてそれは…志保ちゃんも同じ」

 ニコッと笑って、瑞希はあかりの顔を覗き込む。

「和樹は言ったよ。…俺は夢も瑞希も手に入れる。あきらめたりなんかしない、欲しいものは全て手に入れるって。

――バカよね。欲張りよね。

でもね。和樹、私を幸せにしてくれた。だから私もあいつの幸せになってあげるの」

ゆっくりと、自分を見つめ返してくるあかりに、瑞希は少し首を傾げてみせた。

「それで…浩之君は、どうなの?」

「――は?」

「だから、浩之君は、どう思ってるの?

志保ちゃんはまだ自分の気持ちを整理することができないけれど、浩之君のことが好きだって気持ちそのものは、疑いようはないわよね。だから実をいうと志保ちゃんについては、問題をつきつめていけば告白をするかしないかってことだけなのよ?

でも、最も肝心なのは――浩之君は志保ちゃんのことをどう思ってるかって事よ」

 少し考え込んで、あかりは少し自信無さげに答えた。

「とりあえず…浩之ちゃんは、自分から積極的に動くつもりはないみたいですけど…」

「まあ、浩之君の方も、気持ちの整理はついてないってことか…」

「綾香さんや、他のみんなは…志保を後押ししてあげよう、って考えてるみたいですけど。

少なくとも、志保にその気があるなら、私たちはそれに反対する気はありません」

 少し眉をしかめて、瑞希は黙り込んだ。ややあって不審な顔をしているあかりに顔を向ける。

「あのさ。――仮に…仮によ?志保ちゃんが浩之君に告白したとして、浩之君がそれを拒否しちゃったら…その時、あかりちゃんはどうする?」

「――え?

え?え?…ええっと…えええええええっ!!?」

「…あなた達ひょっとして、浩之君は絶対に志保ちゃんを拒まないって決め付けてない?まあ、あたしもその可能性は低いとは思うけど」

 肩をすくめて、半ばパニックを起こしかけているあかりを瑞希は見やった。

「え…でもだって浩之ちゃん…えっと…」

「浩之君、今の時点ではまだ絶対にお前を放さないゼッ!――って程には志保ちゃんのことを考えてないでしょ。だったらそんなチンタラ“待ち”に入ったりしないと思うし」

 自分の気持ちが不分明だから仕方ないとは思いつつも、そういう姿勢は相手に選択の責任を全て押し付けているようで、個人的にはあまりおもしろくない。まあ、長年「友人」であり続けた相手が自分のことを憎からず想っていたことを知って、一足飛びに結婚という結論を出してしまうのもあまりに安直すぎるが。

「…結局、これが一番言いたかったんだけどね。あなた達、志保ちゃんの後押ししてあげるのはいいんだけど…先走らないように、十分気をつけてよ?

 最終的には、これは浩之君と志保ちゃん、二人の問題なんだから」

「…………」

「――可哀相だから。同情で、そんな理由で、志保ちゃんを受け入れるのは…おっそろしく、相手をバカにしてるんだから」

「そんなこと!……絶対…絶対、しません…わたしも…浩之ちゃんも…」

「うん。――そうだね」

 すこし照れたように瑞希は笑った。つられたように、あかりも僅かに口元をほころばせる。

「でも…なんだか、志保って、私たちの考えることなんか、超越してるようなところ、あるんですよね」

桜の木の下で、二人で一緒に桜を見上げながら語ったことを思い出しながらあかりは思い出した。

――男と女の関係って、結局恋愛しかないのかな。

――だからって結婚っていうのも、なんか違うって思うのよねー。

「ある意味、志保って私たちとはまるで違う視点から考えることができる、斬新な思考をしてる――そんなところ、あるから。なんとなくなんだけど…私の好き、っていう想いと、志保の好きは、同じモノなのかもしれないけれど、でもその見ている先は全然違うような…うまく言えないけど…」

「――やっぱり」

「え?」

「やっぱり…親友なのね。多分、あかりちゃん、志保ちゃんの一番の理解者だと思う。あたしも朧気にそんな印象感じたけど」

「な、なんかそういう風に言われると…ちょっと、照れちゃうかな」

「照れない照れない。胸張っていいわよ」

「えへへ」

 そう言ってはにかんだあかりの笑顔は、僅かながら引きつったものが含まれているようにも見えた。

「そりゃ、瑞希さんくらいおっきな胸でしたら、胸の張りがいがあるかもしれないけど…」

「?何か言った」

「いいえっ!別になにもっ!!」

 ブンブンブンッ、と勢いよく頭を振るあかりに不審なものを覚えつつも、それを明確な形にできないまま瑞希は曖昧に頷いた。

「はー。それにしても、志保ちゃんどこに行ったのかしらね〜?」

 

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会場となる体育館天井。複雑に組み合わされた鉄骨で構成される骨組みを貫くように設置された狭い整備用通路の上で。

「ふーむふむふむ。綾香は最近少々デブってきた可能性大、と」

盗聴用の指向性集音マイクから拾った雑談を更にピックアップしてクリアーに処理した音声をイヤホンで聞きながら、志保の手はメモ用紙に速記を続けていた。ゴツい、プリズムの形がわかるような双眼鏡を片手に「下界」を見下ろす。

「あの〜」

「なによ?」

「何故、私はこんなところにいるのでしょう?」

「往生際悪いわねアンタ」

 パラボナアンテナのようなセンサーを自分に接続して、志保の「取材」に協力している――というか協力させられているHM−13・雪音は、いつものタイトスーツではなく黒を基調としたメイド服姿で、服装そのものは似合ってはいたが、悲しいほど今の状況とはチグハグであった。まあ、それは志保も同様なのだが。

「ううっ、たまたまこのパパラッチ女に目をつけられてしまったばっかりに有無をいわさずこき使われてしまうかわいそうな雪音さん」

「誰がパパラッチ女よっ!!」

「では、東スポ女」

「露骨に失礼ねっ!!」

 今日のパーティには他の部署からも人員を割いているため、本来遺物調査・管理員である雪音も給仕として参加していたのだった。(ちなみにマリナはお留守番)

「ああっ…なのに交代時間間際にこの玉ねぎ女につかまってわけのわからないうちに取材と称するデバガメにつきあわされているわけですが」

「誰が玉ねぎだ―――――――――――!?」

「志保さん」

「うわ、すっげ腹立つ」

「それにしても…どうしてわざわざこんな所から手間暇かけてデバガメしなきゃいけないんですか?普通に皆さんの輪に入ってお話に加わればゴシップのネタの一つや二つ、簡単に…」

 尤もな疑問に、早川健風にチッチッ、と志保は指を振って見せた。

「フッフッフ…この志保ちゃんの目の前で、うかつに自分の恥になるようなことを話題にする娘がいると思う?」

「あ、御自分に人徳と信用がないのは十分わきまえていらっしゃったんですね」

「………い、いつかスクラップにしてやる…」

 なんとなくセリオの妹だなという感慨をもちながら、クワッ!と牙をむいて志保は移動を開始した。口では不平じみたことを言いながら、その実割と乗り気で協力している雪音が無断借用してきた備品を抱えてその後に続く。

「志保さん。志保さんはHPは作らないのですか?」

「え〜?うん、まあ興味はあるんだけどさ」

「技術的なことでしたら一肌脱ぎますけど?」

「あ、そう?やっぱ時代はITよねぇ〜〜〜」

 文明の利器と人類の叡智の無駄遣い。

 その生きた見本二人は自覚の無いまま、更に怪しげな相談に花を咲かせるのであった。

 

 

 

 


【後書き】

 実をいうと、概略そのものは一年前から出来ていました。

 ただ、志保の復帰までは面倒みるけどその後は皆で考えていこう、ということで極力手は

出さないように心がけてはいたのですが…

 IRC上でも話したのですが、ちょっと志保の後押しばかりに目がいってて、浩之側の気持ち

とかは描写がなく、先走り気味ではないか…ということで。ま、だったら浩之メインな話にすれ

ばいいんだろうけど…この時間の浩之はあちこちで遊んでますし(笑)それに、瑞希とあかりが

後日あらためて志保の件で話し合う、という場を書いてみたかったもので。

 個人的には、将来はともかく当分は志保の藤田家入りというのはやらない方がいいんじゃ

ないかな〜とは思いますが、別に絶対的って程のもんでもないです。入っても、それはそれ

でいいんじゃないかな、と思いますし。

 ただ、志保と藤田家は今のスタイルが「一番らしい」かな、とは考えてます。

 

最近、ギャグキャラが定着気味な瑞希ですが、瑞希というキャラは年齢は一応成年ですが、社会

的にはまだまだ小娘で、メイフィアや秋子、ひかりといった熟年キャラに比べると経験不足で

未熟であり、貫禄もありません。が、あかり達の年代からみると「お姉さん」なキャラである

わけで、そういう中間的な立場、微妙さ加減がおもしろいかなーと思います。

 

まあしかし。志保。

…親の心子知らずとはこのことだなっ!!(違)



 ☆ コメント ☆ 綾香 :「志保……何をやってるんだか」(−−; セリオ:「あ、あはは。      でも、如何にも志保さんらしくていいじゃないですか」(;^_^A 綾香 :「いい……のかな?」(^ ^; セリオ:「いいんです」(^^) 綾香 :「うーん、それもそうかな。      ゴシップを求めて奔走しない志保なんて、ボケボケしてないセリオみたいで違和感ありまくり      だもんね」(^^) セリオ:「…………。      あのー。どうでもいいんですけど、ことあるごとにわたしの事を『ボケボケ』言うのは      やめてもらえませんか」(−−; 綾香 :「え?」 セリオ:「綾香さんがボケボケボケボケ言うから、      世間様に誤った認識を与えてしまってるじゃないですか」(−−; 綾香 :「誤った認識?」(−−) セリオ:「わたしがボケボケだなんて……酷い誤解です」(−−; 綾香 :「…………ごかい…………」(−−) セリオ:「まったくもう」(−−; 綾香 :「…………」(−−) セリオ:「…………」(−−; 綾香 :「…………」(−−) セリオ:「…………」(−−; 綾香 :「ふっ」ヽ( ´ー`)ノ セリオ:「何故に鼻で笑いますか?」凸(ーーメ



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