了承学園 番外編 昼休み 学食に昼食を食べる祐介がいる 「おい、祐介ちょっといいか?」 「あ、浩之、どうしたんだい?」 祐介が振り向くと、そこには浩之だけじゃなく祐一と和樹もいた 「祐介、以前俺達が論議してた事・・・憶えてるか?」 「論議?」 「ああ・・・秋子さんの年齢についてだ」 「あれね、憶えてるけど?」 そう言った祐介に対して祐一が叫んだ 「もしかすると、今度こそわかるかもしれないんだ!」 「うお!? 馬鹿、もう少し小さな声で喋れ!」 「秋子さんは厨房にいるんだぞ!」 浩之と和樹は辺りを見回したが秋子さんはいない 「「ふぅ〜・・・」」 「で、わかるかもしれない・・・って?」 「ああ、まずは第666実習室に行くぞ」 「ああ、あのパソコンが沢山あるところ」 そして、4人は第666実習室に向かった 第666実習室・・・ 「ここって、二日目に授業でラルヴァが出てきたところだね」 「祐介、お前言ってたよな、その時瑠璃子ちゃんがネット上に入り込んで何かし てたって」 「ええ、そうですけど?」 それを聞いた和樹がパソコンを立ち上げて言った 「ここのパソコンでな、学園の資料を偶然見つけたんだ」 「学園の資料、ですか」 「ああ、学園に来ている奴等のプロフィールとか学園内で起こった事件とか  そんなのが色々とな・・・」 パソコンの画面をずっと見ている和樹 「あ、もしかして資料の中に、秋子さんのプロフィールも?」 「ああ、あの人は理事長だろ? 可能性は高いと思ってな」 「その時に資料の中にたった一つだけ、開けないフォルダがあったんだ  了承学園機密ファイル・・・ってな」 「祐介、お前もできないか? 電脳世界に潜り込む・・・っての」 「う〜ん、できるとは思うけど・・・」 「よし、じゃあやってみてくれ」 和樹も画面から眼を離して言った 「よし、ここだ・・・このファイルだ」 画面を見る祐介 「じゃあ、やってみるよ」 チリチリチリチリチリ! 祐介を見守る一行 電脳空間・・・ 「何処にあるんだろ」 祐介がつぶやく 「部屋が沢山ある」 周りを見ると『柏木家の状況』とか『過去の出来事』等のプレートが張られた部 屋が沢山ある 「あ、あの突き当たりの部屋・・・かな?」 そこには『機密事項』と書かれた部屋があった 「うん、ここだ」 部屋のドアノブに手をかけようとしたその瞬間! 「あ、あれ? みんな・・・」 電脳空間から現実世界に引きずり戻されたのだ! 「あらあら、祐介さんも戻ってきたようですね」 祐介達4人の前にいたのは了承学園理事長・・・ 「あ、秋子さん・・・」 「いけませんねぇ、機密ファイルと書いてあるでしょう?」 「ど、どうしてここに?」 恐る恐る祐一が聞く 「この学園で起きていることは全て筒抜けなんですよ」 「そうか、来栖川諜報部隊・・・!」 「さて、お喋りはここまでです、いけないことをした子には罰を与えないといけ ませんね」 途端に全員の顔が青ざめる 「そうそう、さっきまた新しいジャムができたところなんですよ、味見してもら いましょうか」 「あの、秋子さん、俺達飯食ったばかりで腹いっぱいで・・・」 「甘いものは入るところが違うんですよ、祐一さん」 にっこりと微笑む秋子の前に絶望する四人・・・ 甘いものは別腹、しかし謎ジャムは甘くない 反論しても無駄なのは目に見えるのか、四人はとてつもない恐怖の前に屈した その後、第666実習室のパソコンの資料の中から機密ファイルだけが消されて いたという                                          了 ― あとがき ― お久しぶりです、ポックリです 秋子さんの年齢、ボクも知りたいです 設定資料集なんかには書いてないのかな? うう、知りたいものは闇の中だと言う・・・(涙) 書いてて・・・ う〜ん、煮詰まってないような・・・ どうでしょう、感想楽しみにしてます -- ポックリ
 ☆ コメント ☆ 綾香 :「自業自得ね」(−−; セリオ:「まったくです。女性の年齢を調べようとするなんて。プンプン」(−−メ 綾香 :「でもまあ、気持ちは分かるけどさ。秋子さんって、本当に年齢不詳だし」(^ ^; セリオ:「確かに」(;^_^A 綾香 :「とても、高校生の娘がいるとは思えないわ」 セリオ:「全くですね。非常に若々しいですし」 綾香 :「尤も、若いという点では、ひかりおかあさんも負けてないけど」(^ ^; セリオ:「負けてないですねぇ」(;^_^A 綾香 :「ふたりとも……若いし……美人だし……可愛いし……」 セリオ:「スタイルも良いですし……お肌の艶も……」 綾香 :「うむむむむ。…………若さのキープの仕方。今のうちに聞いておこうかしら」(−−) セリオ:「…………そうですね。ぜひぜひ、そうしましょう」(−−) 綾香 :「やっぱり、ひかりおかあさんや秋子さんみたいになりたいもんね」 セリオ:「もちろんです。      いつまでも若々しくいられる様にお互いに頑張りましょうね!!」(^0^) 綾香 :「そうね!      …………って…………あれ?」(−−; セリオ:「どうしました?」 綾香 :「『お互いに頑張りましょうね』って……セリオも?」 セリオ:「女の子ですもん。当然じゃないですか」(^^) 綾香 :「そうよね。そうだよね。      ……って……………………あれ?」(−−;;;



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