私立了承学園 WHITEALBUMサイド(放課後そのA)

四日目にしてすでに有名市街地と肩を並べるほどに成長した了承学園商業地域。
本日、某有名テレビ局が引越しを完了し番組制作に取りかかっていた。
そのテレビ局の多数のスタッフに混じって藤井冬弥の姿があった。
彼は今までのコネで再びADのアルバイトとなったのだ。

「藤井君、それとって」
「はい」
「藤井君、まだ連絡の方が上手く機能してないみたいだから上行って来て」
「はい」

今日の彼は少しぎこちない。
今日あった出来事について思い悩んでいるからだ。
妻を守る為に欲した力が人を傷つけ他人の恨みを買った。
謝罪は済んだ。
本人はあまり気にしていないと言ってくれた。
ただそんな事で悩みが晴れるわけでもなく彼は仕事を黙々とこなす。
力・・・その魅力に取りつかれ、一時自分を見失った。
だがその力を自ら放棄した時、再び彼の心に飛来する思いがあった。
妻たちを守る力が欲しい。
彼の最近の行動理念はこの一言に尽きるのだ。

「どうした、冬弥」
「源さん・・・」
初老の男性が冬弥に放しかけてきた。
男の名は長瀬源次。四十年近いAD暦を持ち、ADだけでなく他の部署の人間からも信頼されている。
「おまえがちゃんとしないと、由綺や理奈がちゃんと仕事してくれねえだろ!」
源次はそう言うと冬弥の背中を叩く。
バシッ
「源さ〜ん、それは痛いですよ」
「悩みがあるならワシに言って見ろ、力になってやれるかもしれんからな」
「・・・あのさ・・・」
冬弥は前日より繰り返された惨劇の模様を語った。
いや、それは向こうから言えば小さな歩みよりであったのだが・・・。
惨劇の中で産まれた、それ以前に感じていたかもしれない言葉、無力。
一介の学生で、バイトのADで、特筆すべきところがない(冬弥の心理はそこまで落ちている)
自分が、トップアイドルの森川由綺、緒方理奈と寝食を共にし、篠塚弥生、澤倉美咲、河島はるか、
観月マナという素晴らしい女性達に囲まれている。
その事は誇るべき事であった。
だが今の彼にはその誇るべきところが身分不相応に思えてきてしまったのだ。
了承学園に来てから、幾多の事件が起き、解決されてきた。
それは祐介の電波であったり、耕一の鬼の力、浩之の培ってきた力、祐一の不可視の力であったり、
普通ではありえないその超常能力の数々が、冬弥にコンプレックスをもたらしたのだ。
そして力を求めた結果が今日の事件だ。
「・・・と言う訳なんだ。・・・源さん、こんな事を起こしても俺はまだみんなを守る力が欲しいんだよ。」
そう言って頭を深く傾ける冬弥。
「由綺や理奈、弥生の嬢ちゃんもそんなの望んじゃいねえだろ?」
「・・・そう、そうなんだ。・・・だけど! それじゃみんなに庇われてるみたいで・・・
勝手な思い込みだって言うのは判ってる。でも・・・」
「冬弥・・・」
しばらく二人の間に言葉はなかった。

冬弥はすくっと立ちあがる。
「・・・話したらなんかすっきりしました・・・ありがとうございます」
源次に向かって頭を下げる冬弥。
「待ちな冬弥」
そのまま行こうとする冬弥に源次から声がかかる。
「・・・そんなに守る力が欲しいか?」
「えっ?」
源次が意外な提案を持ち出した。
「これから先、ずっとADをやりつづけるなら教えてやってもかまわねえ・・・どうだ?」
「どう・・・言う・・・事・・・ですか?」
半信半疑の冬弥、源次はそれでも語り続ける。
「こいつはADに伝わる護身術なんだ。だからAD以外には教えられねえし、覚えたら最後
死ぬまでADやらなきゃなんねえ」
「・・・そんな物、聞いた事ありませんよ」
疑問を口にする冬弥。
「普通は知らない事だからな」
「・・・」
「冬弥、どうしてテレビ局の事故って少ないと思うか? いや、バラエティなんかでどうして
芸人達はあんな危険な事が出来ると思う?」
「ADが最終的にフォローをするから」
ADとしての経験か何度もそういうことをしている冬弥はそう答えた。
「じゃあADに事故って聞くか? あんまり聞かねえだろ。その秘密がAD式格闘術だ」
「AD・・式・・格闘術?」
聞きなれないその言葉に困惑する冬弥。
「タレントにひとたび危機が訪れれば飛び出し身をもってそれを守るのがAD。
そのADの身を守る為にこいつはある」
「・・・」
「・・・」
「・・・教えて下さい、AD式格闘術」
「・・・いくら守れても世の中金だぞ。その金がADにはすくねえ。どうする冬弥、
おまえは大学が終わって一、二年すればチーフぐらい回って来るかもしれないんだぞ。
それでも学びたいか?」
最後の確認。
「・・・お金は、どう頑張っても由綺達には届きませんよ。それなら、ADをずっとやります」
「わかった。今日からおまえはワシのアシスタントとして動く、その中で少しずつ教えていってやる
・・・まあこれからは放課後、クラブかなんかあるんだろ? それが終わったらすぐこっちに来い!」
「はい」
冬弥は今日よりAD式格闘術を学ぶ事になったのだ。
「歌番組の収録があったな、あそこで一つ教えてやる」
「はい!」
早速その講義が始まった。

「今日来るゲストは結構大物のアーティストだ、客はステージに向かって殺到する。
それをAD、つまりワシ達で押さえる」
テレビカメラに映りたいやつ、タレントに触りたいやつ、煩悩の限りでステージに殺到する。
「いつもやってる事ですね」
「だがワシが加わるとどうなるか、よく見ておれよ」
ニヤっと源次は笑顔を見せる。

確かにその収録は違った。
いつもは息苦しいほどに殺到してくる客が今日は自分の少し前で壁にさえぎられている様なのだ。
「げ、源さん、これが・・・」
「AD式格闘術、絶壁」
冬弥の問いに静かに答える源次。
絶壁は収録が終わるまで続いた。

「おつかれさま・・・源さん、すごい汗ですよ!」
お決まりの挨拶を交わし冬弥は源次に声をかけた。
「絶壁とは、精神力で壁を張る技。・・・久しぶりにやるとなかなか堪えるわ」
それでも足取りはいつも通りなのだが。
「あの壁を源さん一人で!?」
「それは無理だ、他のAD達の精神力に干渉して壁を作る。だから当然わしが一番疲れるわけだ」
そういう源次の顔に疲れの色が見える。
「・・・俺に出来るのかな?」
「出来るじゃない、やらなきゃならんのだ・・・丁度次は由綺が歌う番だ、リハの手伝いをしてこい!」
「はい!」
冬弥はその場を後にした。
「源四郎のやつにさわりだけ教えたら、アイツは無法地帯を渡り歩いた。冬弥、おまえはどうなる?」

「由綺ちゃん入りまーす」
誰かがそう声をあげた。
「お願いしまーす」
由綺がスタジオの中に入ってくる。
「由綺ちゃん、今日は新曲のお披露目だろ? セットの方、英ちゃんから来てるよ。期待してな」
今回の撮影のディレクターが由綺に話しかけた。緒方英二からの信頼の厚い人らしい。
「はい」
由綺はその挨拶を笑顔で受け止める。

「冬弥さん、このセットは少し危険では?」
作業中の冬弥に弥生が話しかける。
「英二さんの注文通りだって演出家は言ってる、多分あの人がかってに付け足したんだ。
前回英二さんから誉めてもらった事を鼻に掛けてるみたいだから」
苦々しく冬弥は答える。
一介のADの意見は通らない。
この苦痛はいつまでたってもぬぐえる物ではなかった。
「私から申し上げて見ましょうか?」
「・・・多分無理だと思う。・・・あの人は一度痛い目を見なきゃいけない」
「・・・それもそうかもしれません」
二人して今だへらへらと笑っている演出家に目を向ける。
「それから冬弥さん・・・」
「なに?」
「・・・今日の事はあまり気になさらない様に」
「ありがとう、弥生さん」
そして弥生はその場を離れた。
「俺も仕事しないとな」
冬弥も作業に戻る。

次々とセットが組みたてらた。
そしてカメリハが始まる時が近づいていった。

「じゃ、お願いしまーす」
カメラ、照明、小道具、それぞれが持ち場につく。
冬弥も大気スペースに場所を取りかたずを飲んで見守る。
「どうだ、冬弥?」
源次が冬弥の側にやってきた。
「源さん・・・一応言われた通りリハの手伝いしたけど・・・」
「このセットで気付いた事はないか?」
「セットで・・・?」
冬弥はそこで思い当たった事を口にした。
「由綺の上のしかけ、ぎりぎりの強度で物を吊るしてる。それから、その柱は少しあまくなってる」
「由綺が危ないかもしれない所、お前はその場所がわかっている。冬弥、お前ならどうする?」
「俺は・・・」
何かを言いかけ、冬弥はステージの脇に行く。
「冬弥さんに何をおっしゃったのですか?」
「弥生の嬢ちゃんか・・・AD式格闘術・・・そう言えば分かるかな?」
弥生の方に振り向かず、ただステージを見つめ源次は言った。
「あれをですか・・・今の冬弥さんは・・・」
「わかっとる。・・・ここであいつがやらなければならないのは、由綺を助けたという事実だけだ」
「長瀬さん・・・」
「源さんと呼べといっておろうが」
「・・・長瀬さん、2人とも助かれば感謝したいと思います。では・・・」
弥生もステージ脇へと移動する。
「お前が変えていった者、お前の存在に癒された者、お前はその存在の偉大さに気付いているのか、冬弥」
カメリハが始まった。

「そこでそこ動かす!・・・照明もうちょっと焚いて!!」
監督の指示がADに伝えられ、ADから監督の指示が怒鳴り声として各スタッフに行き届く。
「今のところ問題はない」
冬弥は上の仕掛けと柱を交互に見ながら一息つく。
「あれを動かすのはいつですか?」
いつの間にか来た弥生が冬弥に聞く。
「歌のさびの時、でも気を緩める事は出来ない」
「そうですね」
二人は油断なくステージの由綺と怪しい仕掛けを見つめる。

そしてさびが来た。
「上から下へ動かせ、三番を回せ!!」
演出家からの直接の激が飛ぶ。
その時・・・
「照明落ちるぞ!!」
一瞬の出来事だった。
素人目にも不安定な巨大な物が、由綺めがけて落ちて来た。
「キャーーーーーーーー!!!」
「由綺!!」
冬弥が由綺めがけて走る。
ずどぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!
その衝撃につられ次々と回りのセットが崩れて行く。
誰もが不幸な映像を思った。
ステージ上は重なり合ったセットの残骸で何も見えない。
「由綺さん、冬弥さん!!」
立ち尽くす弥生。
その横に源次も来る。
「・・・クソッ、あの柱が支柱だった訳か・・・冬弥と一緒にワシも見ておくべきだったか・・・」
「二人にもしもの事があったらどうしてくれるんです!!」
弥生は鋭い視線を源次に向ける。
「嬢ちゃん・・・」
「貴方の権限一つで回避できたのではないのですか!!」
「・・・わかっとる・・・全員で作業だ! こいつを早くどけろ!!」
この惨状を見て動けなかったスタッフが源次の声で動き始める。
「ど、どうなってるんだ! 前は上手く行ったじゃないか!!」
現実を直視できず、演出家が周りに文句を言っている。
そしてその前に源次と弥生は来た。
「お前たちか!! こんな事をしたのは、私の演出は完璧だったはずだぞ!!」
「以前は、貴方の演出がたまたま成功しただけです」
「おまえに、人の命を預ける事はできん」
「ひっ、ひぃぃぃぃ」
二人の迫力にとうとう椅子から転げ落ちる。
「ワシから一言言っておいてやる、お前はクビだ」
源次はAD式格闘術を修めなければトッププロデューサーとしても活躍できるほどの人物だ。
それゆえ彼の一言は強い影響力を持つ。
「く、クビ・・・あは、あはははは・・・」

演出家に最後通告を渡した二人はステージの前で指示を出すADに声を掛けた。
「セットの片付けはどうなってる?」
「今半分と言った所です、やっと由綺ちゃんがいる所の物をどかせます」
そう言ってステージに目を向ける。
「私たちに出来る事は?」
「・・・待って下さいとしか・・・」
申し訳無さそうにADが言う。
「冬弥が由綺の所に辿り着いて絶壁を使えば・・・」
「なんですか、絶壁って?」
「なんでもない、こっちの話だ。・・・時間を取ったな」
「いえ・・・こっちも精一杯やってるんで」
「わかっています」
ADの元から離れる。
「冬弥さんのその技の成功率は?」
「精神力次第、としか言えんな」
「・・・何も出来ないのですね」
次々とセットが片付けられていく。
二人はただそれを見守る事しか出来なかった。

「由綺、大丈夫か由綺?」
「とうや・・・くん? 冬弥君!」
由綺に覆い被さる様に冬弥の姿があった。
「なんとか間に合ったみたいだね」
その背中にはセットであったものが山と詰まれている。
それらは何かに遮られ、ドーム状の、最小限の空間を彼らに提供していた。
「だ、大丈夫なの、冬弥君?」
「今のところは大丈夫・・・」
「今のところって・・・すごい汗だよ冬弥君」
冬弥の全身から物凄い汗が吹き出していた。
それが由綺の顔などに滴り落ちる。
「源さんからちょっと教えてもらったんだ。みんなを守る方法を・・・
いきなり役に立つとは思わなかったけど」
「ほ、本当に大丈夫なの?」
「俺の精神力の続く限り・・・でも、必ず持たせて見せる!」
「・・・冬弥君」
由綺は不安の色を隠せない。
「そんなに心配するな、スタッフの人たちが上の物をもうじきどかしてくれるよ」
そんな由綺に痛々しい笑顔で答える冬弥。
「俺は死んじゃいけないんだ、みんなが待ってるから」
「そうだね・・・それじゃ、冬弥君が頑張れるように歌を歌ってあげようか?」
「・・・頼む」
「今日歌った新曲だよ・・・森川由綺で『誰よりも貴方に…』聞いてください。
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スタジオ中に由綺の歌声が響く。
今だマイクは生きていたのかスピーカーから由綺の声が聞こえる。
「由綺さんの声・・・二人とも・・・」
「冬弥・・・やったようだな・・・・・・歌の聞こえるとこに由綺は居る、早くやっちまえ!!」
「「「はい!!」」」
スタッフの顔に精気が戻る。
今の今まで死んだ物と思っていた由綺が生きてる。
それが彼らに活力を与えたのだ。
そして由綺の歌う歌、冬弥に向けられた歌が彼らに更なる活力を与える。
作業能率は飛躍的に伸び瓦礫が次々とどかされていった。

それからすぐに冬弥と由綺は救出された。

「今回のような事は二度とないようにお願いします」
弥生は番組のディレクターにそう告げた。
「由綺さん、今日は大事を取ってこれ以降の今日の仕事はキャンセルさせてもらいますがよろしいですね?」
「はい」
「では家のほうに戻りましょうか」
「冬弥君が・・・」
「長瀬さんと少し話があるようです、ですから先に戻っていましょう」
「・・・うん」

「大丈夫か冬弥?」
「源さん大丈夫ですって」
心配そうな源次に笑って答える冬弥。
その顔は由綺を守れた事に対する満足感で満ち溢れている。
「いきなり長時間の絶壁だぞ、普通大丈夫なわけあるか!!」
普通の歌収録は5分程度、ぶっつけでそれよりも長い時間一人で絶壁を張りつづけたのだ。
「でも、何ともないですよ。少し疲れましたけど・・・」
「少しって・・・まあいい。今日はもう仕事上がっとけ」
源次はそう言い放つとその場を後にする。
「明日もちゃんとくるんだぞ!」
「はい」

「でねでね、冬弥君がすっごくカッコイイの!」
「いいなあ、由綺ちゃん」
「そうなの弥生さん?」
「車の中で聞いた限りその様です」
「由綺だけずるい!」
「ただいま〜」
だっだっだっだっ
「「「「冬弥(さん、くん)、私も守って〜」」」

おしまい


あとがき 掲示板を見ていらっしゃる方はこんにちは。 それ以外の方始めまして、禍邪~まなです。(かやみまなと読む) 冬弥が始めて柳川の脅威に晒されたときから書きたいと思っていた話です。 四日目いろんな方が様々な方法で冬弥を救済し始めて、しまった先をこされたと思った次第ですが・・・ 色々あって発表できる様になりました。 作中では理奈ちゃんはまだオフということで。(←いつ仕事すんの?) オリキャラ出しちゃいました。 長瀬源次、WHITE ALBUMに実は居そうな人です。 長瀬の一族ってどんな所にも一人は居そうで、しかもその道のエキスパートだと思っていますから。 もとネタは「森川のイヤリング持ってきてくれ」って言ってる人(笑) それにしてもAD式格闘術、今回のは名前はいいですけど、ただの壁ですよ。 そのほかにもADには役に立ちそうな技がいっぱい。(みんな考えてね) ちなみにADのバイトはした事がありません。 こんな話でも楽しんでいただけたら幸いです。 それでは。
 ☆ コメント ☆ 綾香 :「浩之の培ってきた力って『普通ではありえない超常能力』なの?」(^ ^; セリオ:「さぁ?」(;^_^A 綾香 :「つーか、浩之って特殊な能力なんか持ってたっけ?」(^ ^; セリオ:「持ってないと思いますよ」(;^_^A 綾香 :「それでも『超常能力』扱いなのね」(^ ^; セリオ:「そうみたいですね」(;^_^A 綾香 :「なんだかなぁ」(^ ^; セリオ:「まあ、『性欲魔人』というのも、立派な『超常能力』かもしれませんけど」(;^_^A 綾香 :「……そ、そうかも」(^ ^; セリオ:「だとすると、誠さんの食欲や和樹さんの煩悩も『超常能力』という事になるんでしょうね」 綾香 :「そうね。      あとは、セリオの『ボケボケ』も『超常能力』かな」(^〜^) セリオ:「何を言ってるんですか。綾香さんの『猫化』こそ『超常能力』ですよ」(^^メ 綾香 :「あ〜ら、言ってくれるじゃない」(^^メ セリオ:「いえいえ、綾香さんこそ」(^^メ 綾香 :「うふふふふふふふふふふふ」(^^メ セリオ:「うふふふふふふふふふふふ」(^^メ 綾香 :「………………………………」(^^メ セリオ:「………………………………」(^^メ 綾香 :「………………………………」(^^メ セリオ:「………………………………」(^^メ 綾香 :「…………やめよ。なんか空しいから」(−−; セリオ:「そですね」(−−;



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