了承学園熱闘編 〜蒼い刺客ニ幕〜  目を開くと、白い天井があった。 「なぁっ!」 サラが驚いてベットから跳ね起きると、目と鼻の先にメイフィアの顔があった。 「どわっ!」 「何勝手に驚いてるのよ……。そっちがいきなり起きたくせに」 サラはまた派手に驚いたが、メイフィアは動じず、そのリアクションをくすく す笑いながら、サラの顔を見た。 「ま、これだけ元気なら大丈夫でしょ。それにしても、体育館で何してたの? あなたが体育館に転がってたのを見つけた雄三さんが心配してたわよ」 「体育館……」 そのとき、サラの頭の中に先ほどの記憶がフラッシュバックした。 「ああっ!時間時間!?今何時間目だ!?」 慌てて時計を見ると、気絶してからかなりの時間がたっていた。 「ああ〜っ!やばいっ!!」 「? どうしたの?何かあったの?」 事情を知らないメイフィアはきょとんとした顔でサラを見ている。 「やばいんだよ!」 一息着いて、また大声で言う。 「ティリアがさらわれた!」 「で、どう言うことか説明してもらおうか?」 ここ、保健室改めティリア捜索本部には、今の時間フリーな教師が集まっていた。 その中で最も起こっている教師……ディークは、一見静かにサラにたずねた。 が、よく見るとこめかみが引きつっている。言うまでもなく、マジ切れ寸前である。 「うっせぇよ!」 しかし、サラもかなりキレていた。 「もう何度も言っただろ!?オレは暇だから体育館にトレーニングに行った!そしたらティリアと青い髪の 女が戦ってた!んで、ティリアが負けてつれてかれたんだよ!」 「そんな事は何度も聞いた!俺はだな!それを見ていたお前が何をしていたか聞いてるんだ!」 サラは一瞬口をつむぐと、ぼそりと言った。 「負けたんだよ」 言うと、保健室の入り口へ向かう。 「逃げる気か!?」 「ちょっ…ディークさん、言い過ぎです!」 今まで黙っていたアレイが言う。 しかし、サラは戸に手をかけ、振り返りもせずに言う。 「ケジメはきっちりつけるさ。言っとくが、手出し無用だ」 荒々しく戸を閉め、サラは走っていった。 「それにしても……困ったわねぇ。理事長もガディム教頭もいないときに……。」 メイフィアはそう言うとため息をついた。 「え?理事長いないんですか?」 澤田教師は驚いたように声を出した。 「ええ。例の、異世界からの留学生の最終的な打診にね……。サラはああ言ってたけど、皆さんに助力を願 いましょう……」  サラはロッカールームへ行くと、壁を思いきり殴りつけた。 「くそっ!オレを二度もすっ転ばした上に、ダチまで手を出しやがって!」 しかも……、 「ティリアの隙を、オレが作っちまうなんて…」                  がんっ! 今度はロッカーを殴る。あっさりそのロッカーはひしゃげた。 「くそっ!くそっ!」 周りのものを手当たり次第に殴りながら、サラは今朝の秋子の言葉を思い出した。        〜多妻多夫制の反対派が動き出しました〜       〜なにかしらの"事故"があるかもしれません〜 笑い飛ばしていたことだ、少なくとも朝では。制限された自分の力を過信し、油断して……。 「結果がこれかよ…」               ばこっ! 壁がへこむ。 「悪かったな、ディーク。悪いのはオレだよ。けどな、きっちりケジメはつけるさ」 言うと、自分のロッカーから長いモノを取り出す。ガディムを倒したとき、封印した勇者の武器。 「あの女にゃ手加減しねぇ……。サラ様の本気を見せてやる」  校内放送でティリアの誘拐が発表されると、各クラスは固まってティリアを捜索し始めていた。"あの" ティリアを倒したほどの相手に、戦力を分散することはできない。 「おい、そっちはどうだ」 「だめですね……フィルスソードの波動は感じられません」 焦ったように尋ねるディークに、エリアは残念そうに返した。 「現場には、フィルスソードは残されていませんでした。それならまだティリアさんと同じ場所にあるはず 。でも、あの神々しい波動は感じられません…」 「くそっ!もしかしてもう外に逃げられたんじゃ!?」 言ってディークは、近くの壁を蹴りつけた。 「まあまあ、落ち着いて…。見張りのラルヴァは朝から青い髪の女は見ていないと言っていましたし……ま だ中にいるはずです」 「ああ……悪い」 「それにしても、ティリアさんを倒すほどの手練がこの世界にいるなんて…」 ディークは息を整え、再び周りを探し始めながら言った。 「ああ。俺もそう思った。いくらこの世界で能力が制限されていても、あいつには長い戦いの中で培ってき た経験がある。コーイチのエルクゥのチカラで基本性能の差は埋められても、これだけは埋められない。あ いつが本気で人を殺そうと思ったら、ガディムか俺達くらいでしか止められないだろう。とてもこちらの人 間の仕業とは思えない」 「私達の世界の人間だと?」 エリアがそう言うと、ディークは苦笑していった。 「あくまで推論だがな。最も、俺達の世界でも、あいつと剣で渡り合えたのは、オレとあいつの幼馴染だけ だったが。……って、青い髪?…まさかな…」 「何か心当たりが?」 「いや、その幼馴染も青い髪だったことを思い出してな」             パァーーーーーン!! 唐突に、花火が空中に咲いた。 「あれは?」 「誰かが見つけたようです!行きましょう!」 「ああっ!」 そして、二人はシュインの光に包まれる……。  了承学園の北の果てにある大樹……。 うっそうと緑に覆われた、この学園内で最も自然の多い場所。 そこに、ティリアと青い髪の女はいた。 その髪は、サラが言っていた通りに青く、右足のほうを大胆にカットしたブルージーンズをはき、ほのかな 水色のTシャツを着ていた。 ティリアは眠らされているらしく、その大樹に寄りかかるようにして倒れていた。 青い髪の女は、目の前にフィルスソードを突き立てて何かをやっているようだ。その光景は、なにかの儀式 をやっているようにも見える。 これを見つけたのは、柏木クラスだった。 「俺が残る。みんなはほかの人に伝えてきてくれ」 リーダーの耕一が下した決断はこうだった。 しかし、みんなを呼んで千鶴達が戻ってきたとき、すでに死闘が行われていた。 「グォォォォォッ!」 耕一は完全に鬼と化している。しかし、それでも旗色は悪いように見えた。 「オォォォオォォォォッ!」 耕一が立て続けに放つ鬼の爪を、女はかわし、受け流している。 そして、 「はぁっ!」 焦れた耕一の、大振りの一撃を女は見逃さなかった。                              がしゅっ! 「ォォォォォ……」 一瞬無防備になった腹を薙がれ、耕一は崩れ伏した。そこに、女が追い討ちの蹴りを入れる。女とは思えな いような蹴りに、耕一は千鶴の足元まで転がった。 「い、いやぁぁぁぁぁっ!こういちさん!こういちさぁ〜ん!」 千鶴は耕一の胸に顔をうずめ、泣きじゃくっている。 「物陰から覗いているだけならまだしも、ティリアを助けようとしたからな。悪いが、斬らせてもらった」 青い髪の女は、無表情に言った。 「ちょっと!今のは完全に戦闘不能になってたわよ!いくらなんでもひどいんじゃない!?」 今の光景を見て、綾香が女を怒鳴りつけた。 「なんとか言いなさいよ!」 「言うことはないよ」 綾香が再び怒鳴りつけると、女は間髪入れず答えた。その顔には、若干の後悔の色が浮かんでいる。 「目的のためなんだ。すまないとは思う」 「すまない……ですって……」 それに答えたのは、千鶴だった。耕一の体を置いて、ゆらりと立ちあがる。 「耕一さんをこんな目に会わせて……すまない、ですって?」 「あたしも千鶴姉と同意見だね。耕一をこんなにしてただで済むと思うなよ!」 「……耕一さん……」 「お兄ちゃんの仇!」 柏木クラス全員の瞳が赤く輝く。 そして、一気にプレッシャーが増し……皇家四姉妹の姿が現れる。 「……覚悟してください……」 リズエルが無表情のまま呟く。 姉妹の実力を悟ったのか、女は剣を構えなおした。 「許してくれとは言わないが……ここでやられるわけにはいかないんでね……」 「僕と瑠璃子さんがバックアップします」 そう言って、祐介と瑠璃子が一歩前に出る。 この四姉妹に、余計な助けはむしろ足手まとい。 しかし、間に何があっても効果を発揮する電波でならバックアップできると踏んだのであろう。 実際、鬼と化した耕一を苦もなく倒した相手だ。浩之達が通用するとも思えない。 「いえ……。ほかの皆さんも、援護は結構です。それより、耕一さんの手当てを」 こちらを見もせずにエディフィルが言う。 そして、両者の周りの緊張が高まる。 「どうしたんですか!?」 このとき、光とともにエリアとディークが現れた。 「っ!やっぱり、お前だったのか……フィーユ!」 ディークは、青い髪の女…フィーユを見て言った。 「…………」 フィーユはなにも答えない。 「ディークさん、知り合いなんですか?」 誠が意外そうに尋ねる。 「ああ……。フィーユは俺と、ティリアとも同郷の出だ。幼馴染と言ってもいい。それなのに…何やってる んだ!フィーユ!」 「別に、いいだろ……」 黙っていたフィーユが口を開いた。 「俺は目的があってここに来た。今ここにいるのは、ディークが知っているフィーユじゃない。それで…… いいじゃないか」 言って、剣を一振りする。すると剣は淡く輝き出した。 「そして今、俺が傷つけた相手の仲間と戦おうとしている。それ…だけだ」 「………」 ディークは、そのまま黙った。 「もうごたくはいいだろ!?」 アズエルが痺れを切らしたように声を上げた。 「いくぜ!」 それが……開始の合図だった。 「はぁぁぁぁぁっ!」 まさに疾風のように、エディフィルがフィーユに肉薄する。 「ちっ!」 その前進を止めるように、フィーユは袈裟切りに剣を振るう。 エディフィルは、その一撃を悠々とかわし、左に回りこむ。 狙うはフィーユの脇腹。 しかし、フィーユは剣を振った勢いでサイドステップし、逃れる。 そして今度は剣を水平に振るう。 「ぐぅぅっ!」 エディフィルもそれを受ける。が、その斬撃に表情をゆがめる。 「な、並の剣なら、私が受ければ折れるのに!?」 それどころか、受けた腕からはじんわりと血がにじみ出ている。 「並じゃないんだよッ!」 フィーユは返す刃で今度は首を狙う。 「しゃぁぁぁぁっ!」 と、上からリズエルが異常なまでの速さで降ってくる。 「ウイルドバーンッ!」 それに反応したフィーユは、風系最強魔法を放つ。 一瞬で発生した竜巻がリズエルの体を切り刻む。 「ぁぁぁぁぁぁっ!」 しかし、リズエルはそれをも無視してフィーユに重い一撃を打ち下ろす。 「くそっ!」 フィーユはバックステップしてそれをかわす。                ッドンッ!!! リズエルが着地した地面は、リズエルを中心に五十センチほど沈む。 「リズエル!エディフィル!よけろよぉっっ!!」 アズエルの声が響く。 アズエルの行動を察して、リズエル、エディフィルは一瞬でその場から離れる。 「これで寝てろぉぉっっ!!」 アズエルは、空中に飛んでいた。 「必殺!!」 超大な漆黒の炎弾を、一気にフィーユに向かって叩きつける! 「………IR……EM……XW……」             ヴァァァァァァァァァァァッ!!! 「ヨークよ!私に力を!」 リネットの声に答え、一瞬でヨークが上空に現れる。 そして、間髪を入れずに主砲が叩き込まれる。             ガガガガァァァァァァァァッ!!! その二発は、一瞬で半径十メートルのクレータをうながった。 「アズエルの必殺とヨークの主砲の割にはクレーターが小さいわね」 これを見たリズエルがこともなげに言う。 「そりゃあ、周りを壊さないように意識したからな」 「私は、出力を絞るように言いましたから」 『…………………』 二人の何気ない言葉に、ほかの人間は言葉を失った。 「………冗談抜きで世界征服できるな……」 「うん………そうだね……。これからは怒らせないようにしようね……祐一」 「ああ………」 だんだんと土煙が晴れていく………。 しかし。 「派手だけど、それじゃあ俺は倒せないよ」 フィーユは、そのクレーターの中で平然と立っていた。 「………なんか、もうなんでもありって感じだな……」 「……このネタ、漫画に使えない?……和樹」 「いや……なんつーか、もうドラ○ン○ール並だぞ、これ」 周りが驚愕する中、違う意味で驚いている人間がいた。 「もしかして………シールドの呪文!?」 エリアの一言で、今度はフィーユが驚いたような表情を見せた。 「へぇ。知ってるんだ。確かにこれはシールドの呪文だよ。」 フィーユは、エリアの方に向き直る。 「知ってるなら……わかるよな?何しても無駄だって」 「そんな魔法、あったのか?」 ディークが、納得のいかない顔でエリアに詰め寄った。 「え…ええ。でも、その呪文の使い手は、もはや世界でただ一人。……だったはずです」 エリアは言葉を続ける。 「本来なら失われたはずの呪文。その呪文がかかると、外部からの干渉を全て断つ事が出来るんです」 「っ!だからって、あれだけの攻撃を耐えられるのか!?」 今度はアズエルがエリアに怒鳴りつける。 「シールドの呪文なら、十分耐えられます。実際、ティリアさんの渾身のシャインクルスや、サラさんの全 力攻撃、私の手持ちの最強魔法の全てを耐えきったこともあります」 「………弱点はないのですか?」 いままで黙ってじっと聞いていたエディフィルがたずねた。 「……昔、私が呪文を解除して戦いました……」 「ならば、今一度お願いします」 焦ったように、リズエルがエリアに懇願する。 しかし、エリアは首を横に振った。 「あの呪文を解除するには、私のサークレットが必要なんです。でも、サークレットはガディムとの戦いの 際に失われてしまいました………」 「つまり……」 「打つ手なし……ってことだ」 剣を鞘に収めたフィーユが言った。 「で、でも、どこでその呪文を?」 エリアがフィーユに向かって言う。 「修行中に出会った、黒ずくめのおっさんに…な。研究材料と引き換えに、魔法瓶に詰めてもらったんだ」 「もしかして、頭に継ぎ目のある?」 「ああ。やたらと目つきの悪いおっさんだったけど」 「〜〜〜っ。やっぱり……」 「関係ない!」 リネットが、大声を出した。 「関係ない!たとえ攻撃が通じなくても!絶対に逃がさない! 次郎衛門様への仕打ちが、それで消えるわけじゃない!」 「たしかに、な」 「攻撃が通用しなくても……」 「退くわけには行きません……」 その言葉をきっかけに、四姉妹は再び先頭の構えを取った。 「愛する人のため、仲間のため……か。俺も……」 フィーユは一瞬、寂しげな表情を浮べるが…… 「これ以上、オーラソードで、意味もなく人を斬りたくないし、なによりもう時間だ。 逃げさせてもらう」 再び表情を引き締め、シュインの魔法を唱える。 あっという間に、その体は光に包まれ、消えた。 「あっ!」 琴音が声を上げる。 「ティリアさんと、フィルスソードが!」 マルチが続ける。 「はわわ〜!フィーユさんが消えるのと一緒に、消えていっちゃいましたぁ!」 「単なるヴィジョンだったんです!」 エリアが焦ったような声を出す。 「となると、これは…陽動か!?」  フィーユがシュインで向かったのは、今までの場所とはまったく逆の、南の果てだった。 北の果てと対極に位置するここも、多くの緑に覆われていた。 そこには、フィルスソードを核に、自分の世界に戻る儀式が用意してある。 その儀式は、フィリア以外は夕方でしか出来ない。だからこその陽動だ。 他人のシュインの行き先はわからない。十分な時間が稼げたはず。 そう思いながら、茂みを抜けると……。 「よぉ。遅かったな」 サラがいた。 「なぜここにいる?」 「オレの、盗賊としてのカンってとこかな?」 「ふざけるなよ!」 フィーユが怒鳴ると、サラも真面目な顔になった。 「ティリアはな、英雄の証みたいなものを常に持ってる。そして、俺は勇者の証みたいなものを持ってる。 昔、魔王を倒した二人の英雄と勇者の遺品だ。共鳴し合うっていう答ならどうだ?」 「もうひとつ聞こう。なんでほかの仲間に知らせなかった?」 「サシでやりたかったんだよ。ケジメは自分一人でつけたかったからな」 「ふぅん」 「こっちもひとつ、聞くぞ。なんでこの学園から逃げなかったんだ?」 「俺の力で、もとの世界に帰るための儀式が出来るのは魔力が濃厚なここだけだったからな。それに、あ まり混乱を招きたくなかった」 「いまさらって気もするけどな」 そういって、サラは納得したような顔をした。 「質問は、もうないよな」 フィーユが、剣の柄に手をかけながら言った。 「ああ……それじゃ、はじめるか」 〜あとがき〜    ど〜も、前回あとがきでボケをかましたキヅキです〜。 講義中に書いてたから仕方なかったんですよ〜(涙)。あの突っ込みはマジで痛かった。      閑話休題  正直自分でも驚いてます。て言うか、なんでこんなに長くなってるの〜? 始めは上・下の二つに抑えて、次のを書こうと思ってたのに〜。 いや〜、ノリと言うのは恐ろしいですね〜。 勢いで、皇家四姉妹やヨークまで出しちゃうし。 黒貴族さん、すみません。  とにかく、早く残りも書き上げてけりをつけましょう!                        最近すっかりやられ役が定着した耕一に乾杯♪     P.S フィルスネタが多いため、文中に出てきた分かりにくい物の解説をつけておきます  フィーユ………フィルスノーンに出てくる女性キャラクター。         最初はティリアより強いのに、後半ピンチの時ティリアに助けられると言うお約束なキャ         ラです。         最も、原作ではこんなに強くはありませんが……許してやってください。         台詞が原作では少ないため、言葉遣いが少し不自然です。  オーラソード……RPGではもうおなじみ、カジノでしか手に入らない武器。          攻撃力だけなら、フィルスソードを凌いでいます。          最も、フィルスソードにはクリティカル率アップと言う効果があるため、日の目を見な          かった武器です。    シールドの呪文……原作で、敵の闇神官が使用していました。何をしてもダメージがゼロになる恐ろしい           呪文。しかし、仲間になった途端に使えなくなるところもお約束ですね。  勇者の武器……名前忘れちゃいました…。確か、剣のような形状の鞭…だったかな?         名前知ってる人、掲示板にカキコしてくれるとうれしいです。         次回はこれを使ってサラさんが大暴れします。しかし、原作では、オーラウイップという         カジノの武器の方が強いです……。  サークレット……某カードゲームでもおなじみの、エリアのサークレットです。          原作でも、エリアの魔法の威力を倍にしてくれたり、ステータス異常を防いだりと、          とても便利なアイテムでした。          LF97で、エリアがサークレットを着けていなかったため、独断で無くなったことに          しました。
 ☆ コメント ☆ 綾香 :「なんつーか……性格の悪い女」(ーーメ セリオ:「まったくですね。      一応、何か理由があるみたいですけど……。      でも、だからと言って、人を傷つけた事の言い訳にはなりませんし」(ーーメ 綾香 :「……ま、いいわ。こんな奴にはいずれ天罰がくだるでしょ」 セリオ:「そうですね。というわけですから、続編に期待しましょう」 綾香 :「うんうん」 セリオ:「それにしても……」 綾香 :「ん?」 セリオ:「秋子さんたちって、『異世界からの留学生の最終的な打診』を行ってるんですよね?」 綾香 :「みたいね」 セリオ:「まだ、増やすつもりなんでしょうか?」(;^_^A 綾香 :「いいんじゃない? 別に」 セリオ:「そうなんですか?」 綾香 :「うん。だって、出てきたって、どうせ1,2回だしね」(^ ^; セリオ:「……シャレになってないです、それ」(;^_^A



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