その日、彼には予感めいた物があったのかもしれない。 普段は、妻達と供に教室で取り留めの無い会話に講じるのだが その日は、廊下に出て外を眺めていた。 すると、廊下の向こうから見知った気配がしてきた。 彼が、その方向を見るとこの学園の創設者である秋子理事と ひかり校長の姿が見えた。 彼女達もこちらに気づいたようだ。 そして、その後ろには感じた事の無い気配があった。 それが、彼らとの出会いであり再会だった。 柏木家 五日目 三時間目(出会い編) 「あら、耕一さんどうしたんです?」 柔らかな口調で聴いてきたのは、秋子さんだった。 「いえ、ただ外を眺めていただけです。それよりも、秋子さん達こそ どうしたんです?」 「ええ、新しく転校してきた人達に校内を案内していた所です」 「えっ、また家族が増えるんですか?」 「ええ、そうです。せっかくですから紹介しましょう」 そう言うと秋子さんは、脇に退いた。 後ろにいた、人達が姿を現した。 すると、そこには・・・ 「国崎往人と言う、よろ・し・・く・・・・・て、オマエは!!!」 「えっ、ひょっとして往人さん・・・か」 「久し振りだな、耕一」 「ああ、久し振り」 「オマエが、居ると言う事は彼女達も・・・」 「ああ、もちろん」 「そうか・・・」 すると、横に居た秋子さんが・・・ 「あらあら、お二人が知り合いだったなんて」 「ええ、以前旅をしていた時にちょっと・・・」 「ちょっとまっててください、みんな呼んできますから」 そう言うと、耕一は教室の中に入っていた。 しばらくして・・・ 「あいつが来ているって、本当か?」 「ああ、本当だ」 教室の中から、耕一と彼の妻達が出てきた。 「あっ、ホントだ」 「お久し振りです往人さん」 「よっ、生きてたか?」 「・・・・・こんにちは」 「みんなも元気そうだな」 バキーーーーーーーーーーーーイ 後ろから、彼に一撃を加えたものがいた。 「なにするんだーーーーーー殺す気か、晴子!!!!!!」 「やかましいはーーーーーあんただけ、何話とんねん」 「そうですよ、往人さん自己紹介をしないと」 「そ、そうだったな」 「じゃ、俺達からするか?」 そう、耕一が言った。 「おれは、柏木耕一だよろしく」 「千鶴と言いますよろしくお願いします」 「あたいは、梓だよろしく」 「・・・楓と言います」 「初音です仲良くしてください」 「じゃ、次は俺達だな」 「まっ、知ってると思うが国崎往人だよろしく」 「えっと、神尾観鈴です。友達になってね!にははは・・・」 「霧島佳乃です。みんな、かのりんの友達だね!」 「えっと、遠野美凪です。これ、進呈。友達になったで賞。パチパチ」 「あははは、うちは神尾晴子や観鈴と仲良うしたってな」 「霧島聖だ。佳乃と仲良くな」 「みちるだよ。美凪と友達になってあげてね」 二つの家族の会話を、見ていた二人は・・・・ 「また、にぎやかになるわね」 「ええ、でも楽しい日々になるでしょうね」 <おまけ> 「ねえ」 「なんだ、観鈴」 「往人さんなんで、柏木さんたちと知り合いなの?」 「たしかにそうやなぁ」 「私も興味があるぞ」 「あ、私も」 「・・・・・私も」 「みちるもーーーーーー」 「そ、それは・・・・」 「じつは、行き倒れていた所助けられたとか」 「んな、あほな!!!」 ギクッ!!!!!!!! 「え、あたり。にははは、観鈴ちん凄い」 「「「わっははははははははは」」」 「往人君、ベタすぎだよーー」 「・・・・・・・・マジ」 「うっ、うるせーーーーーーー」 「「「「「「あははははははーーーーーー」」」」」」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <後書き> K’Sです。柏木家と往人達と出会いを書きました。 往人と耕一達が、知り合いと言うネタは往人が旅をしていたと言う設定を みて考えた物です。 <おまけのおまけ> 往人達の特殊能力 国崎往人・・・方術(物を自在に動かす力。後に、パワーアップ予定) 神尾観鈴・・・家事全般(普通の少女) 霧島佳乃・・・魔法(習得予定) 遠野美凪・・・家事全般(ハンバーグは、秋子さんもビックリ)・星読み 神尾晴子・・・ハリセン(智子・由宇以上の威力) 霧島 聖・・・女ブラック・ジャック みちる・・・・殺人キック(綾香もビックリ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ☆ コメント ☆ 綾香 :「なんか、いっぱい出てきたわね」 セリオ:「覚えるの大変です」(;^_^A 綾香 :「ま、少しずつ地道に覚えていきましょ」(^ ^; セリオ:「そうですね」(;^_^A 綾香 :「それにしても、耕一さんたちと知り合いだったなんて」 セリオ:「世の中って狭いですね」 綾香 :「他にも知り合いがいたりして」(^ ^; セリオ:「さすがにそれはないんじゃ……」(;^_^A 綾香 :「分からないわよぉ。……誠とか」 セリオ:「そ、そうですね。何気に、誠さんだったら知り合いでも不思議じゃないかも」(;^_^A 綾香 :「ま、その辺はこれから判明していくでしょ」(^^) セリオ:「ですね」(^^) 綾香 :「ではでは、今後の活躍に期待しましょう」(^0^) セリオ:「はいです」(^0^)



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