冬?
                          (Kanon 美坂 香里)
                    あらかじめ,言っておくとギャグ+ラブです。
                     ついでに,たさいシリーズが前提です。
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水瀬家 リビング
ご飯の後、唐突に,祐一が・・・
「秋子さん・・・寒いですね」
そう言った。
「寒いですねえ」
「俺,寒いの嫌いです」
「そうなんですかあ」
のんびりと返す秋子さん。
「何言ってるの,冬だから寒くて当たり前でしょ」
名雪達を代表して,香里があきれたように言う。
「で,ですね。明日一日だけ夏の気温まで上げませんか?」
香里の意見をシカトして祐一が言い放つ。
「あんたねぇー,そんな事出来るわけ無いでしょ。秋子さんは人間でしょ」
「あ,やっぱり?」
「了承!!」
「は?」
「へ?」
祐一と香里が間抜けな声で聞き返す。
「でも,今晩は我慢してくださいね」
   『はあ?』
祐一達は冗談だと思ったのだろうが,次の日驚愕すべき事が起こるのがその時
点ではわからなかった。
「まあ,良いか」
 
祐一の部屋
カチャリ
「あん,香里。どうした?」
「あんたはー!! 今日の相手は私でしょうが!!」
香里がそう言うと,祐一の隣にチョコンと座る。
「あ,そうか。所で・・・」
「言わないで・・本当に了承されてたら怖いから」
「そうだな,今は香里がそんな格好で俺の前で誘惑していると言うのが重要だ」
そう言うと祐一は香里を押し倒す。
そう,香里の今の格好はYシャツ1枚でしたはノーブラ、パンティだけと言う
格好だ。これで欲情しないほうがおかしい。
「あ,ちょっと・・あん!!」
寒くても暑い一時が始まった。
 
次の日(日曜日)
「・・・・」
「・・・・・」
「あぅー暑いよー」
「祐一君,暑いよー」
「祐一ー。暑いよー」
「あはははは,本当になっちゃいましたねえ」
「・・・はちみつくまさん」
「・・・非常識です」
「・・・・同感です」
「祐一さん,どうしました」
「秋子さん・・どうやったんですか?」
「秘密です」
そそくさと去る秋子さん。
「・・まあ,こう言う日も良いか」
「ちょっと,祐一!! ・・んっむ!!」
「香里の唇も新鮮だし。言う事無し!!」
「もう馬鹿ぁ!!」
顔を真っ赤にする香里。
それを目ざとく見たほかの妻達も
「あうー,祐一ぃ!! 私もー」
「うぐぅ,ずるいよ,香里さん。僕もーー!!」
「祐一ー,私もー」
「あははは,佐祐理にもお願いしますー」
「・・・私も」
「お姉ちゃんだけって事はありませんよね,祐一さん」
「あの,出来れば,私にも・・・・」
「逃げるぞ,香里!!」
祐一が香里の手を取り,玄関へダッシュする。
「あ,うん」
少し戸惑いつつも満面の笑顔で微笑む香里。
「「「「「「「待てーーー!!」」」」」」」
平和な水瀬家であったとさ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「うん,うん。平和で良いわねえ」
あなた,何者ですか? 秋子さん。
「秘密です」
                                        了


                             by kawamen

 どもども、Hiroです(^ ^ゞ  今回はkawamenさんがどこぞの遅筆魔人の代わりに『Kanon』を書いて下さいました。  しかも「たさい」!!  うーーーむ、ありがたいことです。    それにしても…………秋子さん、あなたはホントに何者ですか!?  ま、秋子さんだから許すけど(^ ^;;    kawamenさん、ありがとうございました\(^▽^)/   
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