幸せの未来 (たさいしりーず外伝)
これは藤田家ではなく柏木家のたさいシリーズの外伝になります。 シリアスのはずです。 それではお楽しみ下さい。 ___________________________________ 千鶴サイド あの人は,傷をつけた私を許してくれた。 そして,私を救ってくれた。 あの人は私達を救う為に必死で鬼を制御してくれた。 ただ,一人だけの愛しい人。 さあ,行こう。私達の幸せの階段へ・・・・・ あの人の名前は・・・・・・ 梓サイド あいつは弱かった私を見つけてくれた。 そして,愛するという事を教えてくれた。 そして,絶望の淵から帰ってきた。 私と歩いてくれる事を約束してくれた・・・・ あいつの名前は・・・・・ 楓サイド あの人は,独りぼっちだった私のお兄ちゃんになってくれた。 前世の忌まわしい記憶を消してくれた。 前世の事など関係無く愛しい人。 鬼を制御せしめた,とても悲しい宿命を持った強い人。 私と共に歩こうと照れながら約束してくれた・・・ あの人の名は・・・・・・・ 初音サイド 初めての初音のお兄ちゃん。 優しい手をしている人だと思った。 私達が鬼だと分かっても,お兄ちゃんだと言ってくれた。 あの日,苦しんでいたお兄ちゃん。 泣いていると大丈夫だと言って,鬼を制御して帰ってきてくれた。 初音はお兄ちゃんが大好き,お兄ちゃんも好きだと言ってくれた。 お兄ちゃんの名前は・・・・・ 「四人とも綺麗だよ。さあ,行こう。幸せの階段に」 「はい,耕一さん」 「幸せにしてくれよ,耕一」 「・・はい,耕一さん」 「うん,耕一お兄ちゃん。幸せにしてね」 了 ___________________________________ あははははー!後書きですよー! どうもkawamenです。 この小説は耕一と四人が結婚式に入る前の四人の心理を表したものです。 むぅ,意外と難しいものだな・・・・・・ 痕の小説は複雑な事情があるから苦労しました。 いや,実はお気に入りは梓なんです。 ショートカットや想いを無理やり押しこめてる子って好みなんですよ・・・ さて,こんな小説でも感想が頂ければ嬉しいです。
どもども、Hiroです(^ ^ゞ 4人の心情が簡潔ながらも適切に表現されていて、とても良いですね。 それにしても…………みんなええ娘やなぁ\(≧w≦)/ 幸せにしないと罰が当たるぞ、耕一。 kawamenさん、心温まるお話をありがとうございました\(^▽^)/
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