「・・・はぁ。」
「浩之、どうしたの?」
 浩之ってば、さっきから、生あくびと溜息ばかりしてる。
 二人だけで楽しくランチと思って来たのに、こんな愛らしくて、可愛らしくて、ぷりち〜な私を前にして、溜息だなんて・・・デリカシ−無さ過ぎ!失礼の極みって所ね。

「・・・何か、食欲が無くってさ。」
しかも、私(のメイドのセリオ)が作った手料理を前にして、『〜食欲がない』だなんて撲殺ものだわ♪

「へぇ〜珍しいわね。夜は、あんなに性欲が有るのに。」
「ほっとけ!」

「ま、まさか、インフルエンザじゃ無いでしょうね?」
「違う!・・・と思う。…多分。」
 そう言いながら、ソファーの背もたれに体を預ける浩之。
 否定しながらも、だんだん気弱な言葉が出てくる辺り、もしかしたら事態は深刻かもしれない。

「セリオ! 直ぐに、来栖川総合病院の院長に電話して! 私は浩之を連れて直ぐに駆けつけるから、現在考えられる最高のスタッフを30分以内に準備させる様に頼んで頂戴!」

「・・・おいおい、今日は日曜だぞ。その院長さんだって最高のスタッフさんだって休暇だろ?」   
「そりゃそうだけど、私にとっては浩之の体の方が大事なんだもん。」

「綾香の気持ちは嬉しいが、ホントに大した事ないから心配するなって。  
明日まだ調子が悪かったら病院行くからさ。」

「・・・う〜〜ん。なら長瀬主任に・・・。」
「こらこら・・・。俺はメイドロボじゃないって。」
 ・・・確かに。
 ま、門外漢は別として、下手に長瀬主任に”治療”や”検査”なんか頼んだら、浩之にどんな”処置”をするか判ったもんじゃない。
 嬉々として、謎のインド人国費留学生並に”改良”されてしまうかもしれない。
 それだけは断固阻止しなくっちゃ。


 それに、よくよく見たところ、何処がどう悪いって感じじゃなく、ただ何時もの元気が無いってだけ。
 強いて言うなら、”疲れが溜まって元気が出ない”って感じか。
 それならいっその事、ゆっくり休ませてあげるのが一番なのかも・・・。

 そう思った時、私の視界に私の親友の姿が映った。

 そうだ! セリオなら、簡単な検査くらい出来るかも・・・。


「なら、セリオに診て貰ったら?」

 





       題目   『  健 康 診 断  』






「・・・で、セリオに診て貰うのは良しとしよう。俺も漢だ。この期に及んでジタバタせんし、文句も言わん!
・・・が、何故にお前等にすっぽんぽんにされた挙句、こんな布っ切れ被せられにゃならん!」
 浩之は、両手を腰にあて、あからさまに不満の意を示した。
 変ねえ・・・浩之気に入らないのかしら。

 長方形の布を被って頭だけ出し、両脇の下と腰の辺のひもで前と後ろの布を結んだだけの検査服。
 裾は膝上20cm、下着も全て剥ぎ取ったからギリギリって所ね。
 何がって、それは聞かないで欲しいわ。・・・大したもんじゃないから。

「布っ切れじゃ無いわよ、検査服よ。知らないの? 今、巷じゃ人気爆発中よ!」
「嘘つけ! そんなに人気が有るならお前着ろ!」

「イヤよ!そんな恥ずかしい服・・・。」
「恥ずかしい言うな! 着てる俺の身にもなれ!  ・・・ったく・・・大体なんでこんな服持ってるんだ。」

「こんな事も有るかと思って、用意しておいたのよ♪」
「お前は真田さんか!」

「ま、細かい事なんてどうでも良いじゃ無いの。物は形からって言うでしょ。」
「な、綾香・・・ホントに細かい事なのか?」

「そうよ! 何時までもゴチャゴチャ言ってないで、さっさとソファーの上で横になりなさい!」
「ったく・・・。(ぶつぶつ)・・・でもよ、俺の格好も、結構アレだけどさ、お前達の格好も・・・その・・・結構・・・だよな。」

「あら? 気に入らないの?」
「い、いや・・・その・・・目のやり場にな・・・。」
 そう? 結構気に入ってるのに。
 女の子なら誰でも1度は憧れるナースキャップと真っ白なナースウェアー。
 網タイツとガーターベルトはデフォとして、これでもかって程薄い素材で、極カ布を減らしましたって程短めのスカート丈、サイズが小さめなのか、私のボディーラインがストレートに表現されてしまう所を除けば、極々普通だと思うんだけど・・・。

「浩之、この格好・・・嫌い?」
「イヤそんな事は無い。むしろ大好きだ!」

「なら、問題なしね♪ さ、セリオ、ちゃっちゃと始めちゃってくれる。」
「はい、かしこまりました。」
 私の後ろで控えていたセリオが私の前に出てきた。
 浩之はソファーに横になりながらこちらを凝視・・・って、そりゃそうよね、あの角度じゃ私達のスカートの中丸見えでしょうから。
 ・・・ま、浩之だから良いけどね。(ぽっ)

「それでは失礼します。」
 セリオは深々と浩之にお辞儀をすると、いそいそと服を脱ぎ始め、そのまま浩之の上に馬乗りに・・・。

「・・・ちょ、ちょっと待ったぁ!!」
「はい? 綾香お嬢様、何か?」

「あんた、ドサクサに紛れて私の浩之に何するの!」
「綾香御嬢様の御言いつけ通り、浩之さんの健康状態をお調べしようかと。」

「健康状態を調べるのに、何故に服を脱いで馬乗りになるの!」
「残念ながら私は、医療専用モデルではありません。  
今回ご指示のありました浩之さんの健康診断に関しましては、幸いにして必要かつ充分な性能は備えておりますが、そのためには、全身のセンサーの感度を最大限に上げると同時に、少しでも診断対象との間の障害物を除く必要があります。
現在着用している衣服ですが、木綿70%とポリエステル30%で、平均布厚0.9254mmです。
これによる各種センサー類の感度減衰率は約1.8627%と予測され、特に体温、心音、血流、呼吸音の調査には大きな障害となります。従いまして、本来ならば殿方の前で脱衣するのは望ましい事でありませんが、今回の主目的である浩之さんに対する健康診断を行うに当たり、必要だと判断致しました。」

 ・・・・・・。
 何言ってんのこの子?
 殆どって言うか、さっぱり言ってる事判んない。
 ホント久しぶりね。私の頭に全く引っかからないで、右の耳から左の耳に抜けていっただなんて。
 ま、ごく普通の女子高生に、こんな台詞一回で理解しろって言うのが、そもそも無理って言うもんよ。 


 でも、そんな事はおくびにも出さず、腕を組んで睨みつけながら、「ふ〜ん。」とだけ言った。
 だって、癪じゃない。

 セリオの言いたい事が理解できないなんて。

「・・・ホントに検査だけなのね?」
 口を尖らせる私。

「はい。」
 真っ直ぐに私を見据えるセリオ。

「・・・じや、御願い。」
 諦めて、一言ポツリと眩いた。

「かしこまりました。さ、浩之さん、綾香お嬢様からお許しも得ましたので、存分に”健康診断”しましょ♪」

 ・・・やっぱりセリオに嵌められた様な気がしてきた。



「・・・それでは浩之さん。先ずは口を開けてください?」
「・・・こうか?」
 浩之は、セリオに言われるがまま、あんぐりと口を開けた。

「はい、結構です。それでは失礼します。」
 セリオは微笑むと、徐にその小さな桜貝の様な唇を浩之の唇に合わした。

「な、な、な・・・・・・!  セ、セリオ何するの!」
 慌てる私を尻目に、セリオは緋色の髪を乱しながら、浩之とのディープキスに興じた。
 くちゅくちゅっという、舌と舌が絡み合う淫らな音が私にまで聞えてくる。

 突然の事に、目を白黒させていた浩之も、暫くするとセリオの求めに応じるかの様にセリオを抱きしめ舌を絡ませる。


「・・・・んっ・・・ぷはっ。・・・はぁ・・・はぁ。」
 激しく、濃厚、濃密で淫らなディープキスは、浩之とセリオの間に銀の橋を渡して終った。
 頬を朱に染めたセリオと浩之。
 荒い吐息を吐きながら、良い雰囲気でお互いを見詰めている。

「照合中・・・・・・・・・検査結果が出ました。各種一般的な雑菌の存在は確認出来ましたが、インフルエンザを含むインフルエンザウイルス及ぴ、その他悪性ウイルスの存在は認められませんでした。」
 淡々と検査結果を話すセリオを、真っ赤になりながら見詰める私と浩之。

 そしたら、沸々と怒りが・・・。

「こら! 綾香待て! これは純粋な”健康診断”であって、”予防医療行為”だ!断じて”不純な行為”ではない!」
 私が振り上げた拳の前で、悲しいくらいに狼狽した浩之が、上半身すっ裸のセリオに抱き付かれたまま否定する。

 ・・・これ程説得カの無い台詞ってないわね。

「はい。浩之さんの口内粘膜の一部を剥離摘出し、来栖川のデーターバンクに有るウィルス情報と照合しました。
明らかに”医療行為”の範疇であり、浩之さんの健康状態を知る上で致し方ない処置であると判断します。」
 セリオは浩之に抱きついたまま、悪ぴれる様子も無く淡々とそう答えた。

 こらこら・・・・とりあえず離れなさいって!

「”医療行為”の範疇ですって? 何処をどう見たら、これが医療行為になるの! セリオ、離れなさい!
健康診断なんて中止よ! 中止!」
 私は憤怒の形相で浩之とセリオの前に立ちはだかった。
 きっと浩之には、私の後ろに、めらめらと燃える嫉妬の炎が見えたに違いない。

「しかし、それでは浩之さんの健康状態が・・・。」
「何度言わせるの! 中止といったら中・・・・・し・・・・あ、あれ?」
 ・・・急にめまいが。
 世界中がぐるぐる回りだし、立っている事が出来なくなった。
 私は、額に手をあてがいながら、膝をついた。

「綾香お嬢さま、漸く効いてきたみたいですね。」
「セ、セリオ・・・いったい・・・・。」

「こんな事も有るかと思いまして、先ほどのお食事に遅効性の睡眠薬を入れさせて戴きました。
副作用は有りませんから、ごゆっくりお休み下さい・・・。」
 薄れゆく意識の中、最後に目にしたのはセリオの顔。

「・・・”こんな事”って・・・あんたは・・・真田・・・さん・・・か・・・。」
 必死の抵抗空しく、重い瞼を閉じた瞬問、混沌の淵に身を委ねてしまった。






O  O  O  O  O  O  O



「・・・・・・・うくぅ。ゴホ!ゲホ! ゴホ!」
「綾香御嬢様、お目覚めですか?」
 何かキツイ刺激臭を嗅がされ、無理矢理目を覚まさせられた。
 声のする方に顔を向けるとセリオが見えた。

「・・・あれ?  セリオ・・・。私いったい・・・。」
 目は開けたものの、 頭が少しくらくらして考えが纏まらない。
 と、言うか、意識が飛ぶ以前の事が、少し混濁しているって感じ。

 でも、セリオの姿を見て、はっ、とした。

 いつもは緕麗に梳かれている緋色の髪が肩から乱れ落ち、新雪のような柔肌は桜色に上気している。
 半ば開いた潤んだ瞳に、桜貝の様な艶かしい唇。
 私が気を失っている間に何があったかは想像に難くない。

「セリオ! まさか、私が寝てる間にしちゃったの!」
 私が急に大声出すもんだから、セリオは初めキョトンとしてたけど、頬を少し赤らめながら視線を落とすと
 一言言った。

「はい。先程、滞りなく・・・。」

 滞りなくってあんたね・・・。

「・・・検診を終了致しました。」
「え? 検診?」
 検診って・・・・あ、そうそう、思い出した。
 浩之が体調が悪いって言ったから、セリオに浩之の体診てくれって言ったんだっけ。 
 前に、そんな機能が付いてるとか言ってたからね。
 ま、それは良いんだけど・・・。
 
「はい、綾香御嬢様の御指示に従いまして、浩之さんの健康状態をお調べ致しましたが、今の所目立った疾病等は見つかっておりません。現在、詳しい調査のため、各種データを来栖川総合病院及び、各専門医療施設に照会/分析中で・・・・。」

 ドタドタドタドタドタドタ・・・・・。

 直下型の地震かと思わせる程の地響きに、セリオの言葉は遮られた。
 「何事!」っと思いながら、セリオと2人顔を見合わせた。

 ドタドタドタ・・・バタン!

「セリオ!」
 地響きと一緒に、扉が破壊されそうなほど勢い良く開け放たれた。
 そこには大きく肩で息をしている浩之が仁王立ちしていた。 

「セリオ! ありがとう! 健康診断、良いなぁ・・・・・俺、今日感動したぞ!」
 両の拳を握り締め、何やら訳の判らない言葉を吐きつつ、浩之は涙を流しながら感動している。

「・・・よ、喜んでいただき、私も嬉しいですわ。」
 さらに、両肩を浩之に掴まれ、ガクン、ガクンと揺さぶられたセリオは引きつった笑顔を作りながらそう答えた。

「嬉しいぞ! うん、感動した! また今度頼んで良いか?」
「・・・え、ええ、勿論です。ただ・・・綾香お嬢様が何と言われるか・・・。」
 引きつった笑顔を浩之に向けながら、セリオはちらりとこちらを向いた。
 その視線といっしょに、浩之の顔もこちらを向く。
 嬉々とした視線といっしょに。

「な、綾香良いよな! 良いよな!」
「・・・・・!」
 鬼気迫る勢いに、思わず『こくん』と首を縦に振ってしまった。
 ・・・と、言うより、その時、目の端に入った信じられない『モノ』に驚いて、思わず首を振っちゃったみたい。

「よし! じゃ、今度から月に一度の”定期検診”だ!  ・・・って事で早速行くぞ!」
 そう言うが早いか、まだ動けない私と、セリオを小脇に抱え、浩之は矢の様に駆け出した。

「ちょ、ちょっとセリオ! 何で浩之あんなに『元気』なの? あんた何したの?」
 身の危険を感じながらセリオに聞いた。
 だって、あんな当社比3倍以上『元気』な浩之って・・・。

「何をといわれましても・・・口内検査に、血液検査、血圧、心電図、X線撮影、MRI、CT・・・。」

 ・・・をいをい。
 あんた、どんな機能がついとるんじゃい?

「・・・後、検尿を少々。」
「・・・へ? 検尿?」
 セリオは口に手をあて、ホホホ・・・と笑いながらのたまわった。

「それで、こんな無駄に『元気』になっちゃったわけ?」
「・…はい。とても新鮮な刺激だったようでして。」

「・・・・・・。」
 言葉が出なかった。
 言葉が出ないついでに、『元気』過ぎる浩之に、セリオと2人、一晩中健康診断されちゃった♪



 ・・・今度の定期検診・・・ちょっと楽しみ。(ぽっ)



                                                おわり








綾香  : ・・・で、結局、浩之は何処が悪かったの?

セリオ : 健康診断の結果から言えば、何処も悪い所はありませんでした。
      客観的に見て睡眠不足と過労が原因ではないかと・・・。クマも出来てましたし。

綾香  : あんだけ検査して、客観的って・・・。
      でも、良かったわ、変な病気じゃな<て。

セリオ : ・・・・・・。

綾香  : 何よ?

セリオ : ・・・原因が何を言うかなぁ。(ぼそっ)

綾香  : え? 私が原因? どうして?

セリオ : はぁ〜〜〜。
    何を仰ってや〜がんでしょうか、呆れて開いた口も塞がりませんぜ、べぃべぇ〜です。
      良いですか綾香御嬢様。
あれだけ、毎晩、毎晩、毎晩、毎晩、毎晩・・・・・お屋敷を脱け出して浩之さんと
朝までお過ごしなら、睡眠不足や過労になっても、ちょっとも不思議ではありません。

綾香  : こらこら・・・。
      何を言い出すかと思えば・・・。
それなら私だって過労や寝不足でクマ作ってなきゃならないでしょ?
      どう? 見て見て! 私、ピンピンしてるわよ♪

セリオ : それが不思議なんですよ。
      もしかして、毎晩浩之さんの精○吸いながら、
生気を吸ってるんじゃ・・・・芹香様の妹ですし。

綾香  : ・・・コラコラ!





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あとがき

何時も読んで頂き有難うございます。
ばいぱぁと申します。

皆さん、風邪など引いていないでしょうか?
身体の具合が悪いときには、是非とも来栖川製メイドロボをお試し下さい。
身体の隅々まで検査してくれます。

え? マルチだったらどうだって?
お気遣い無用です。
マルチだって、診断機能付きです。

ちゃんと、瞳をうるうるさせながら、
『ご主人様、だいじょうぶですか?(はーと)』
って聞いてくれますから。

と、言うわけで、ごきげんよう。






 ☆ コメント ☆

コリン:「す、すごかったわねぇ。
     そっかぁ。人間界ではああやって健康状態を調べるのかぁ。勉強になったわ」

ユンナ:「……違うと思う。何かが根本的に間違ってると思う」

コリン:「そっかな? ま、細かい事は気にしない気にしなーい。
     帰ったら、早速あたしも芳晴にしてあげよっと」

ユンナ:「少しは気にしなさいよ。
     てか、してあげるって……あなたにセリオちゃんみたいな健康診断なんか出来るの?」

コリン:「大丈夫大丈夫。あたしにはラブリーコリンちゃんパワーが備わってるから。
     健康診断なんてお茶の子さいさい♪」

ユンナ:「ら、ラブリーコリンちゃんパワー? 何よ、それ?」

コリン:「えっとね。
     宇宙一愛らしい天使であるコリンちゃんが神から授かった奇跡の謎パワーっぽいもの?」

ユンナ:「なんで疑問形なのよ?」

コリン:「大人の事情ってやつ? 謎が謎呼ぶリンゴ殺人事件?」

ユンナ:「……ワケ分かんないって」

コリン:「ま、それはさておき。
     そのミラクルコリンちゃんウェーブを芳晴に使って……
     あれ? プリティコリンちゃんエネルギーだっけ?」

ユンナ:「あたしに聞かないでよ。て言うか、知るか」

コリン:「ま、どっちでもいっか。とにかく、その謎パワーを使って、芳晴の体中を丹念に調べちゃうわ。
     バッチリ元気にしちゃうんだから。もちろん検尿だってオッケーよ」

ユンナ:「……はあ、さいですか」

コリン:「そしてそして、パワフルになった芳晴と朝までしっぽりと……」

ユンナ:「朝まで? 芳晴くんは浩之くんと違って、そんな暴走はしないと思うけど」

コリン:「ぐふ、ぐふふ、ぐふふふふ」

ユンナ:「……聞いちゃいないし。
     どうでもいいけど、せめてヨダレを垂らすのはやめなさいって」(汗




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