「藤田家のたさいシリーズ」番外編    危機一髪!! 藤田浩之ヲ襲撃セヨ                                   くのうなおき  高校生活最後の四月、新学期を迎えた。  強引とも、お約束とも、基本事項とも、そうしなきゃ読者の皆さんが怒るぞとも 言える新しいクラス編成にもすぐなれてしまい早3週間がたった。  俺の席のまわりは当然のごとくあかり、委員長、レミイ、綾香、理緒ちゃん 、セリオ、せんぱ・・・・芹香たちが輪形陣を組んで固めていた。まさに 年中「花ざかりの森」といった状態だ。  更に昼休みになればマルチ、葵ちゃん、琴音ちゃんたちが当然のごとくやって 来る。  これがクラスの男達の嫉妬を一層かきたてて、俺の周りは二年生のときより 激しい負の感情が渦巻いていたのはいうまでもない、当然この負の感情は他の クラスの前を通っても感じることはこれまたいうまでもない。  と言っても向こうが実力行使にでることは無かった、俺に喧嘩を吹っかけても 返り討ちに遭うだけだし、更に妻達の心象を悪くするだけとなれば手を出さないの が利口な選択というものである、そういうわけで俺は平穏かつラブラブな最後の 高校生活を最愛の妻達と共に過ごしていた。  キーンコーンカーンコーン  本日の全課程の修了を告げるチャイムが鳴った。  「それじゃヒロユキ、ワタシクラブに行って来るネ」  「浩之ごめんね、たまに顔を見せにいかないとおじいちゃん拗ねちゃうのよ・・・」  「・・・・・・・(夕食までには帰ります)」  「私も夕食までには帰ります」  「それじゃバイト行って来るね」  「すまんなぁ、急にお父ちゃん出張でこっち来たんや、多分帰るの夜になると思う」  「おう、それじゃあまた家でな」俺も帰り支度をする。 「あれ、浩之ちゃん今日は一人で帰るの?」  「ああ、たまたまみんな用が重なったみたいでな、まあ、たまにはこういう事もあるさ」  「そうなんだ・・・、それじゃあ今日はわたしクラブ休んで一緒に帰ろうかな?」  「こおら!! お前は料理クラブの副部長でしょーが! こういう事でクラブをさぼっちゃ いけません」  俺は軽くあかりの頭をグリグリとやる。  「ふええっ、ごめんなさーい、ちゃんとクラブに出ますー」  おどけた調子で謝るあかり、しかし表情は少し残念そうだ。  しょうがねえなぁ、俺はあかりの耳元に口を近づけてささやいた。  「明日は休日だろ、今夜はたっぷり可愛がってやるから・・・な?」  「・・・・・・・(ぽっ)」  たちまち顔が真っ赤になるあかり、「もう・・・・エッチ」と言いながらもとても嬉しそうに 微笑んでいる。  俺はあかりの肩を軽く叩くと  「さっ、早くクラブへ行けよ」  「うんっ!」  満面の笑みで返事をすると、「それじゃ、行って来るね、夕ご飯までには家に帰ってなきゃ 駄目だよ」  「はいはい」・・・まったく、すぐに子供扱いしようとしやがって、と思いつつも笑顔で返事 をする。さてそれじゃ俺も帰るとしますか。   今日は女の子達全員偶然にも用事が重なり、非常に珍しく俺一人の帰宅となった。  あかり  料理クラブ  芹香、綾香  祖父に顔見せに実家に行った  マルチ、セリオ  研究所に顔見せに行った。たまに行ってやらないと所員が寂し がるらしい  レミイ  弓道部  委員長  親父さんが出張でこちらに来たので会いに行った  理緒ちゃん  ゲーセンでバイト、辞めないでくれと頼まれたらしく週二日働いている、 本人も楽しんでいるみたいだし止めることもないか  琴音ちゃん  美術部  葵ちゃん  道場に行く日  という具合だ。  しかし一人で帰るというのも何か味気ないもんだぜ、マルチとセリオに付き合っても 良かったかな?ま、過ぎたことをどうこう考えてもしょうがねえや、家に帰って勉強しますか、 もう受験生なんだからなみんなの為にも大学にちゃんと合格しなきゃいけねーぜ。  駅前の本屋で数学の問題集を買って行くかと考えていた時、背後に殺気を感じた。  「ええかげんにせーい!!」  突っ込みの叫びと共にハリセンが唸りをあげて振り下ろされた。俺は後ろに飛び退いて かわす、相手が体勢を崩した所をすかさず間合いをつめて当て身を入れる、一人KO、 委員長のハリセンはお前の200倍鋭いぜ。俺はキッと残りの連中を睨み付ける。敵は今 倒した奴を含めて四人、一人はハリセン、二人は鞄をかまえている。俺のクラスの奴ではない。  相手は鞄を大きく振り上げて向かってくる、そんな大きいモーションじゃバレバレだっていうの、 すかさず一歩踏み込んで腹に一撃残る二人もあっという間に片付けた。  「こいつらは委員長好きの奴らってわけか・・・」  一年の頃から好きだったのか、それとも委員長が皆と打ち解けるようになってから 好きになったのかは知らないが今は俺の愛する大切な女の子だ、渡したくねえし、彼女の 為にもお前らにボコボコにされるわけにはいかねーんだよ。  これ以上ここにいてもしょうがないので俺は廊下を後にして下駄箱に向かった。 「しかし、一人になったとたんにいきなり襲撃かよ・・・・・」  相当憎まれてんな俺、だが複数でかかれば勝てるなんて甘いぞ、だてに綾香、 セリオ、葵ちゃん達とトレーニングしているわけじゃないんだからな。 下駄箱で靴を取り出そうとした時、また殺気を背後に感じた、と同時に風を切る音 と共に何かが飛んできた。俺は頭を軽く横にずらして避ける、それは俺の下駄箱の戸の 部分に刺さった。タロットカードとESPカードがざっくりと戸にまるでキャ○ツカードの様に 突き刺さっていた、な、なんて物騒なもの投げつけやがるんだ!!  「ちっ!」カードを投げたと思われる奴らが舌打ちする、こんどはそいつらを含めて8人 で俺を取り囲んできた。何をするのか?と思ったら4人が右手を前に突き出して「うーん」 と唸っている、もう4人は魔術書らしきものを片手にぶつぶつと呟いている。  10秒経過・・・・・・・・・。  バコッ!!ドカッ!!ベキャッ!!グシャ!!ガコッ!!ボクッ!!ゴスッ!!ガキョン!!  8名いずれも一撃で失神KO。形だけ真似すりゃいいってわけじゃねえぞお前ら、キ○ッツカード の方がまだ役に立つぜ。  芹香、琴音ちゃんを侮辱されたみたいで腹が立ったのでつい力が入ってしまった、明日の 朝までには目を覚ませよお前ら。  ぐるぐる巻きに縛りつけて「この者闇討ち犯人」と張り紙でもしてやろうかと思ったが、大人気無い のでやめた。    玄関口をでて校門に向かう、しかし俺は校門の手前で立ち止まった。  「おい!! 隠れているのはバレバレだっての、さっさと出てきやがれ!!」  「てぇりゃーーーっ!!」  耳にメイドロボのセンサーパッドを着けたごつい野郎共が10名モップを振りまわして突進 してきた。  「うっ・・・・・こ、こいつら!!?」  はっきりいって気色悪い!!!!  半分はマルチのパッド、半分はセリオのパッドを着けている、奴らはモップで殴りかかるが 俺はそれを無造作にひょいひょいとかわし的確に相手を一撃で倒して行く、こいつらの動き など綾香、セリオ、葵ちゃんに比べたらスローモーション過ぎるぜ。  しかしセリオはともかくとしてマルチにぞっこん惚れていた奴がいたとはねぇ驚きだな。  そんなに惚れていたんだったら何でマルチが一人で掃除をしている時に手伝ってやらなかった ? マルチがパンを買えなくて困っている時にどうして助けてやらなかった!! 無性に怒り がこみ上げてきた。  こいつらへの攻撃は何故か力が入りまくっていた、それでもマルチがこの光景を見たら 「浩之さん、乱暴はやめてくださぁい」って言って止めるんだろうな、本当に優しいよなお前は・・・・。 と少し物思いにふけっていると。  パコーン!!カーン!!ゴスッ!!ボワワワーン!!ガコーン!!カーン!!ゲスッ!!  後ろで何か物で殴ったような音がした。  振り向くと茂みの所に弓矢をもった野郎共7人がたんこぶつくって倒れているではないか、言うまでも無く レミイにぞっこんの連中だよな、そばにはフライパンを持ったさくらちゃん、くまさんバットを持ったあかねちゃん 、そして当然のごとく誠がいた。  「藤田さん、油断は禁物ですよ♪」  さくらちゃんが言った、確かにその通りだ、これは俺も反省。  「すまない、ありがとうな」  「いえいえ」  しかしなんだ? こう立て続けに襲ってくるとは・・・・まるで示し合わせた様に。  「おい、浩之、今すぐあかりさん達のところへ行くんだ!!」  「どういうことだ、そりゃ?」  「帰り支度をしていたら二年の男達が『藤田は一人』と二年生のクラスじゅうに振れまわってたんだ、一体 何かと思ったら外でお前が大立ち回りしてるじゃないか、駆けつけてみりゃこいつらがお前を弓矢で撃とうと してるし・・・・・」  どうやら俺の襲撃ネットワークみたいなものがあるようだ、俺が一人で帰るという情報が瞬く間に流れて 襲って来やがったんだな、まったくここまで憎まれてるとは思わなかったぜ。  「あかりさん達と一緒にいれば奴らは手出しできない、嫌われたら元も子も無いからな」  確かに誠の言う通りだ、しかし・・・・!!  「お、おい浩之!!」  俺の意図を察して誠が引き止めようとした、しかし俺はそれにかまわず、  「いいか、あかり達には言うなよ!」  そう言うと俺は校門を駆け抜けた。    あかり達に余計な心配はかけさせたくない、自分に降りかかった火の粉は自分で払わなけりゃ ならない。  それに俺にも男の意地ってもんがある、闇討ち野郎共なんかに負けられるかってんだ!!  すぐにバス停に着いたが今のところ襲撃はない。  「さっきので終わりなのか?」  そう思った途端に背後にガソリンの臭いがした。横に跳ぶと同時に炎が俺の横をかすめた、 何て事しやがるんだ!!?  火を吹きかけたのは顔にペインティングをした奴でまた火を吹きかけようとガソリン缶を口 につけた、俺はそいつの頭に一撃くらわせた、男はガソリンを飲み込み悶絶している。  続いてマスクマンが有刺鉄線を巻きつけたバットで殴りかかってくる体を後ろに反らして それをかわし突きを撃ちこんで倒した。  次の奴は釘打ち板を叩きつけてきやがった、俺はガソリン缶でそれを防ぎそのまま押し倒し 蹴っ飛ばした。  最後は何が…と思ったらただの角材攻撃だった、振りかぶったところを蹴りをいれて倒した。    「こいつらは理緒ちゃんファンか・・・・・」  以前、理緒ちゃんが髪をほどいて登校した時があった。さらっと流れる黒髪は、体全体に栄養 が行き届いてふっくらとした体つきと共に男子生徒の注目を集めた。当然俺に憎悪の視線が 集まったのは言うまでも無い、おそらくこいつらはその時に理緒ちゃんにはまったんだろう。  結局理緒ちゃんは男達の注目に参って、一日で髪を戻してしまった、俺としては残念だが、 まあ家でいつでも見れるからいいや・・・・・・・、うーむ、こんな事が積み重なっていって今日の ような事態を招くのだろうか?  しかしこいつらには一言いってやらんと。  「あのな、理緒ちゃんはストロングスタイルが好きなんだぜ」  多分聞こえちゃいねえな。  ブロロロロロロー  「やべえ!」と思った時にはもう遅く、バスは遠くへ走り去って行った、次のバスまではあと15分 もある、また闇討ち野郎が来るかもしれない、こんなところで何度も大立ち回りなんかやってたら 警察がやってくるぜ、仕方ない走って帰るか。    駅前から俺達の家までは結構距離がある、さすがに全力疾走は疲れる。  家の近所の公園で息を整えようとした時、やはりというか連中は待ち構えていた、総勢20名、 おたま、フライパンを構えている奴、柔道部、空手部の猛者達、ちなみに赤いオープンフィンガー グローブを着けている奴らは葵ちゃんを好きな奴らなんだろうな、誰が誰を好きなのか分かりや すくていい・・・・・、ん? あいつがいないのはどういうことだ?  とのんきなことを考えている場合じゃない、連中が一斉に襲いかかってきた、一対一なら相手 にもならない奴らでも大勢でかかってこられるとさすがにしんどい、10人倒す間にこちらもかなり 殴られた、口の中が切れて血の味がした。こりゃあまずいな、みんなにどう話したものかと思った 時、黒い影が三つ俺達の中に突っ込んできた。  ドカッ!!ドゴッ!!バコッ!! あっという間に男3人が倒れる。  「浩之何無茶してんのよ!!」  「先輩大丈夫ですか!?」  「間に合って良かったです」  やはり、というか綾香、葵ちゃん、セリオの3人だった。  「や、やばいよ!!」  「せ、戦略的撤退だっ!」  闇討ち連中は倒れている奴らを引きずって一斉に逃げ出した、校内最強の四人 を相手にする程バカじゃなかったようだ、それ以前に女の子達にきらわれちゃ元 も子もないしな。  ちらりと綾香達の方を見ると、綾香達だけでなく藤田家のみんなと誠達がそこにいた、 誠達がみんなに知らせたんだろうな、考えてみなくても当然の事だ。  「・・・・・・・・・・・」  き、気まずい・・・、みんなに何と言うべきなのかわかんねえ・・・・・・。  突然あかりが俺の前に歩み寄ってきた、そして・・・・・・・  パシイッ!!  あかりの平手打ちなんて初めて受けた、おれは茫然として打たれた頬を押さえていた。  俺をキッと見据えていたあかりの瞳が涙であふれだした、俺は自分のとった行動の 軽率さを思い知った。  「何で・・・・、叩かれた・・・・か・・・分かる・・・・よ・ね・・・?」  分かってる、俺がしなきゃいけなかった事はあかり達に心配をかけない事、それは男の 意地とやらで自分一人で事を治めるんじゃなくて、あかり達のそばにいて可能な限り難を 避ける事だった。それなのに俺は・・・・・なんて大馬鹿野郎なんだ!!  「わたし達の・・・知らない・・・所で浩之・・・ちゃん・・に・・もしもの…事があったら・・・ わたし・・達・・・どうすれば・・いいの・・・ヒック・・・・グスッ・・・」 「浩之、以前俺に言っただろ?肉体的な強さだけが絶対の強さじゃないって、好きな人 を思いやることも強さだって」  誠が言う、全くその通りだ、しかし行った本人がこんなじゃあ情けないったらありゃしない。  「でも、まあ男って奴はわかっててはいても意地になって引き下がらない難儀なものでも あるからなあ、気持ちはわかるぜ」  「「そこで肯定しない!!」」    さくらちゃんとあかねちゃんが両方から誠の尻をつねる。  「いだだだだ!! 最後まではなしを聞けっての! だからそういう意地を捨てることも大事だって 言おうとしたんだよ!!」  「「ええーっ! ご、ごめんなさーい!!」」  そうなんだよな、いざというときには難を避けることも大事なんだよな・・・・・、「藤田家」のみんなは 俺が肉体的に強いから好きだというわけじゃないんだ、俺が俺なりに彼女達を大切に想っているからなんだ ・・・・・・・・・。  俺はまだ涙ぐんでいるあかりをそっと抱きしめた。  「ごめんな、もう二度とこんな無茶な事はしないから」  あかりは涙の残っている顔を微笑ませて応える。  「約束だよ」  「ああ、もう絶対につまらない意地でみんなを悲しませたりしない」  俺はみんなを見まわして言った。みんなは約束を確認するように頷いた。    「でも今日のことは・・・・お仕置きだよ」  あかりが言う。お、お仕置きか・・・・・一体なにをするんだ?    「明日は休みだからね」  「一晩中起きていても大丈夫や」  「たくさんサービスしてもらいます」  「・・・・・・・・(今夜は寝かせません♪)」  「心配かけた罰だからね♪」  「くすっ・・・覚悟してください」  「あわわっ、頑張って下さい」  「先輩、ファイトですっ!」  「今夜はオールナイトネ!」  「うふふっ・・・、たっぷりと可愛がってね、浩之ちゃん♪」  にっこりと笑ってあかりが俺の腕をきゅっと抱いた。はあ・・・そうですか・・・、 ううむ、甘美なお仕置きだぜ。  気がつけば、誠達の姿はとうに消えていた、邪魔者は退散てことか。  俺達も家路につこうか・・・・・・・。  横を見るとさっきまで泣いていたあかりがもう笑顔で俺の腕にしがみついていた、 俺はこの笑顔を一時とはいえ泣き顔にしてしまったことにチクリと胸が痛んだ。  『もう絶対にあんな無茶はしない・…』  改めて俺は心の中で誓った。  「あかりはん、いくら第一夫人とはいえずるいでー、うちらも藤田君とうでくましてーな!!」  「そうですよ、心配したのはみんな同じなんですから」  「わたしはブレーカーが落ちそうになりましたー」  「みんな平等でなくちゃねー」  「Yes,オフコースネ!」  「・・・・・・・(わたしもそう思います)」  「交代交代でいきましょう!」  「わたしもそれに賛成です」  「そうだよねー」    「あ、ご、ごめんねわたしばっかり・・・・、そうだよね、みんな浩之ちゃんを 心配してたんだもんね、それじゃ家まで3分交代でいこうか?」  「「「「「「「「「賛成ーーい!!!」」」」」」」」」  こうして俺の両腕に妻達が代わる代わるしがみついていって、家に帰るのに かなり時間がかかってしまったことは言うまでも無い。  俺、本当にみんなに愛されてるんだな。  しみじみと改めて感じると共に、みんなの想いを絶対裏切っちゃいけねえと 心を引き締めた。  賑やかに公園を去って行く藤田家の面々をそれぞれちがう方向からみつめている 影が二つあった。  「ふっ、今日こそは貴様を叩きのめして神岸さんを救い出そうと思ったが、余計 な誤解を招きたくはないからな、今日のところは見逃してやる、いいか! 貴様が 戦い疲れたところを襲撃しようと様子をうかがってたわわわ、わわけじゃ、なな 無いからなっ!!」  ・・・・・・・足震わせながら言うセリフじゃない。生涯に一度のチャンス?を彼は 失った。  そしてもう一つの影は・・・・・・・  「ふっふっふ、ヒロの勇姿ちゃーんと撮らせてもらったわよ♪ さっ、早く家に 帰ってプリントアウトよーってなんであたしがあいつの写真ごときにわくわく しなきゃなんないのよー!! まったく・・・・ってギエーッ!? し、消去しちゃったー!! ・・・・・あうあうーっ(泣)」  ・・・・・・・・・ご愁傷様です・・・・・・・・。  一方学校の校庭にはサッカー部でもないのにサッカーボールを持って喚いている 男共が数名いた。  「なんで俺達には藤田の野郎を襲撃するという連絡が来なかったんじゃーーーーー!!? 佐藤をあのくされ外道から救い出すチャンスだったのにーーーー!!」    ………・来るわけねえだろ・・・・・・・・。               終  後書き  くのうなおきです、今回は「たさい」の番外を書かせて頂きました。 Hiro様、STEVEN様私の勝手な願いを承諾してくださって誠に有難う ございます。  それでは
 アクション巨編〜♪  それにしても、恨まれてるなぁ、浩之(^ ^;  ネットワークが作られる程恨まれているのか。  それも、ある意味かっこいいですね。  『漢』って感じです( ̄ー ̄)b  しっかし、  >耳にメイドロボのセンサーパッドを着けたごつい野郎共  こいつらは何を考えているのでしょうか(−−;  想像は厳禁です。100%気分が悪くなりますから。  >「何で・・・・、叩かれた・・・・か・・・分かる・・・・よ・ね・・・?」     >「わたし達の・・・知らない・・・所で浩之・・・ちゃん・・に・・もしもの…事があったら・・・  >わたし・・達・・・どうすれば・・いいの・・・ヒック・・・・グスッ・・・」  痛いですね。  叩かれたことなんかより、この言葉の方がずっとずっと痛いです。  胸に響きます。  浩之はこの言葉を絶対に忘れてはいけませんね。  最後は相変わらずの藤田家で一安心です(^0^)  しかし、私が言うのも何ですが…………甘いですねぇ、ホント(^ ^;  オチの2人は相変わらずですねぇ。良い味出してます。  雅史のファンに関しては…………ノーコメントということで(^ ^;  くのうなおきさん、ありがとうございました\(>w<)/      



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