「佐藤雅史の一日」



ピピピピピピピピ

カチッ

「う〜〜〜ん」

僕はいつもどおりの時間に起きた。

そのまま朝ごはんを食べて着替えて学校へ向かう。

「いってきま〜〜〜す」





少し歩くと前方に志保の姿が見えた。

「お〜〜〜い、志保〜〜〜」

「あ、雅史、おっはよ〜〜〜」

と言いながらいきなり抱きついてくる。

「わ!ちょ、ちょっと志保、朝から・・・」

「いいじゃない 今日の私はハイテンションなのよ」

「せめて手に・・・」

「しかたないわね〜〜〜、それで手を打ちましょ」

僕たちは手をつなぎながら歩く。

僕と志保はいわゆる恋人どうしだ。

そのことは浩之とあかりちゃんも気づいている。(まぁ、こんなにベタベタしてたら気づくか・・・)





また少し歩くとあかりちゃんの姿が見えた。

「おっはよ〜〜〜あかり〜〜〜」

「あ、おはよう、志保、雅史ちゃん」

「おはよう葵ちゃん」

「?、雅史ちゃん、葵って誰?」

「あぁ、ごめん、声が・・・」

「声?」

「そ、それより浩之は?」

「浩之ちゃんなら日直だから先に行ったよ」

「へ〜〜〜、あのヒロが日直の仕事するのね」

「あはは」

「ふふふ」



休み時間に廊下にでると、

「Hi、マサシ」

「あ、ティナ」

「?、アタシレミィよ、ティナって誰?」

「あぁ、ごめん、髪が・・・」

「髪?」

「そ、それより用事は?」

「チョット、ハムスターのことで・・・」

レミィとハムスターの話で盛り上がった。







放課後

部活が終わり、歩いていると前に青い髪の少女が見えた。

「えっと、君は確か浩之の後輩の・・・」

「あ、先輩は藤田先輩の佐藤さんですよね、私、松原葵と申します」

「葵ちゃん、僕は花菱に生まれたことが不幸だった・・・」

「?、何言ってるんですか、先輩?」

「あぁ、ごめん、名前が・・・」

「名前?」

「そ、それより、浩之は?」

「藤田先輩なら先に帰りましたけど」

「そう、ありがとう」

「いえいえ」







校門に行くと志保が怒った顔で立っていた。

「ま〜さ〜し〜〜、今日はいっしょにヤック行くって約束したでしょ!」

「あ、ごめん、すっかり忘れてた」

「どれだけ待ったと思ってるのよ!」

志保は早足で歩いていく。

「ごめん、機嫌直してよ〜」

「たとえヤックおごってもらったって直んないわよ!」

「志保」

僕は志保を抱き寄せ、そのままキスした。

「雅史・・・」

志保の目がトロンとしてくる。

五分ぐらいの長めのキス

唇が離れる。

「これで機嫌直してよ、志保」

「・・・バカ」

早足のまま歩いていく。

「志保〜〜、待ってよ〜〜〜」

「もう一回・・・」

「え?」

「もう一回してくれたら許してあげる?」

「うん」

そのままもう一度唇を重ねる。



僕の周りにはぶっきらぼうだけど根はやさしい浩之がいる。

昔っからドジだけど一生懸命なあかりちゃんがいる。

そのほかにもたくさんの人がいる。

そして、志保がいる。

口は悪いけど純情でかわいい志保。

「好きだよ、志保・・・」







あとがき

初めて書いたSSがこれです。へたくそなんですけど精一杯書きました。

最初は浩之と志保にしようと思ったんですけど、他の人も書いてらっしゃるんで、少ない志保と雅史にしてみました。

何か僕の書くSSはすべて甘甘になってしまうんですけどそこはご了承ください。

このSSを書いているとき、ある漫画にはまっていました。当ててもプレゼントはありません(笑)








 ☆ コメント ☆

綾香 :「へぇ。雅史と志保が付き合ってるという設定なんだ」

セリオ:「ある意味定番(?)のカップリングではありますね」

綾香 :「そうなの?」

セリオ:「おそらくは。二次創作の世界では結構メジャーな方かと思われます。
     綾香×葵、浩之×雅史と同程度に」

綾香 :「……激しく微妙な喩えね、それ(汗)
     いや、まあ、別にいいけど。
     ところで、この作品の雅史だけど……なんつーかマイペースよねぇ」

セリオ:「そうですね。
     加えて、ちょっぴり不思議系?」

綾香 :「不思議系というか……電波系というか……」

セリオ:「この作品の雅史さんなら、何気に松本さんにも勝てそうっぽいです。
     つーか、寧ろ組ませてみたいです。最強天然タッグ結成」

綾香 :「……やめてよ。
     そんな、果てしなく相手をするのが疲れそうなコンビを作るの」

セリオ:「命名『ふしぎなおどりこんび』」

綾香 :「やめなさいっての、シャレになってないから」(汗

セリオ:「貴方もMP(気力)を吸い取られてみませんか? 只今、無料キャンペーン実施中」

綾香 :「実施すな!」

 



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