まず、激痛が体中を駆け抜けた。

何が起こったのか?どうしてそうなったのか?

そんな事を考える隙すら与えずに、痛みは波のように押し寄せる。

やがて、自分がどうなったのかに漸く気づく。
あまりにも大きな痛みは、その大きさに痛みとしての意味を失う。
それによって幾分冷静さを取り戻す事で、辛うじて思い出すだけの余裕が生まれたのだ。

うつろな瞳で、辺りを見回す。そして探す、一番大切な人を。

右。
ガードレールの向こうに、驚愕のあまり立ち止まる人々。地面には血で描かれた地図が広がる。

左。
反対車線のガードレールに頭を突っ込んだまま停止したトラック。中には、ハンドルに頭を凭れて気絶している運転手。

「・・・・っ・・・・。」

額を伝う血の雫が、脂汗と混じって瞳に入り込んだ。
じわり、と左目に痛みが広がる。

痛みを堪えつつ、右目だけで、真上を見る。


目の前に、いた。


「・・・・セ・リ・オ・・・・。」

血を吸い込んでかすれた声で、彼女の名を呼ぶ。
それだけで、苦痛を感じているにも関わらず、自然と微笑みが浩之の顔に浮かんだ。


A Neonlight Novel

Synthesis


Prologue 2 -"Reincarnation 1"-



「大丈夫か・・・・・。」

セリオは、浩之の頭を膝に乗せ、両腕でしっかりと抱え込んだまま放さない。

「_・・・はい。私に・・・問題はありません。」

視界のはっきりしない浩之には、セリオの、逆光で作られた影しか見えていなかった。しかも、その輪郭ですら空色の中にとけ込み始めていた。

「_・・・・・・・サテライトサービスで救急車を呼びました・・・。浩之さんは助かります・・・助かりますから・・・・・。」

そう言いつつも、セリオの目からは涙が溢れ続けていた。
頬を伝う滴は顎の先端に達すると、浩之の額へと落ちていく。
浩之には、自分の血よりも彼女の涙が暖かく、心地よかった。

「・・・何・・泣いてんだ?俺なら心配するなって・・・。」

「_・・・本来なら・・・私が浩之さんをお助けしなければならない立場なのに・・・いつもいつも私の方が・・」

「セリオ。」

幾分強い口調で、浩之が割って入った。

「・・・それは言うなって・・言っただろ?セリオは、俺にとっては・・・メイドロボットの前に・・可愛い彼女なんだぜ?・・・俺が守ってやるのが当然だろ・・・。」

「_で、ですが・・・・・。」

浩之は、折れた右腕をゆっくり持ち上げ、動かない手でそっとセリオの頬を撫でた。

「_〜〜〜っ・・・・・。」

途端に、それまではゆっくりとした周期でこぼれていた涙が、せきを切ったように溢れだした。
セリオの顔に、一筋の赤い線が描かれる。浩之の指からは骨が露出し、あらぬ方向へとひしゃげていた。静脈が切れたのか、手首からは血が吹き出し、周囲には無数の掠り傷があった。

「_ひ、浩之さん・・・浩之さん・・・浩之さん・・・」

震える声で連呼し続けながらセリオは、小鳥を包みこむようにその手を優しく抱きしめ、目を閉じて頬に当てた。

セリオは、胸がきつく締め付けられるような感覚を覚えていた。
普段なら、浩之に触れるだけで暖かい気持ちになれるのに、その時だけは完全に反対だった。
触れれば触れる程に、浩之の存在が希薄になっていく。
勿論、触れずにいても結局は同じである。だが、だからこそ、セリオは必死につなぎ留めようとしていた。

「へへへ・・・セリオ、心があるって分かってから・・・ちょっと泣き虫になったんじゃねーか・・?」

「_・・・・・・・・・」

「俺の事なら・・心配すんなって・・・・今、ちょっと・・寝るだけだ・・・。」

浩之の瞼は、もう半分程閉じられていた。本当に眠いのか、それとも別の理由で瞼が重いのか、彼自身にも分からなかった。ただ、もう目を開けていても閉じていてもそれほど変わりが無い事だけが、浩之にとって確かだった。

「_!!!!浩之さん!!!!」

「・・・・大丈夫だって・・・・朝には起きる・・・から・・・・。・・・・」

目は、閉じられた。

「_浩之さん!!起きて下さい!!浩之さん!!!」

サイレンの音が、近づいて来ていた。

「_救急車が来ましたよ!目を覚まして下さい!」

浩之の手を放すと、体全体で彼の頭を抱え込んだ。

「_お願いです・・・・目を・・・開けて下さい・・・・!」

救急車は二人から2メートル程離れた所に停車し、急いで後ろを開けて担架を運び出していた。

「君が彼のメイドロボかい?状況を説明してもらいたいから、一緒に来てくれ。」

隊員の一人が二人に駆け寄り、セリオに話しかけた。
セリオはただ「_・・・・はい。」と小声で返すと、担架で運ばれる浩之に寄り添って車内に乗り込んだ。

「_一人に・・・・しないで下さい・・・・・。」

その言葉は、走りだした救急車のサイレンにかき消された。




「・・・・・ナン・・・・・・レン・・・・・・キョウ・・」

(・・・・・・んん?)

「・・・・ショ・・・・・・・ニ・・・・」

(っせーなー・・・誰だあ?何かブツブツ唸ってんの・・・。)

ポク

ポク

ポク

チーン

(おいおい・・・葬式かよ?ったく人が気持ちよく寝てるってのに・・・)

「・・・レン・・・・・・ショク・・・」

ポク

ポク

ポク

チーン

(・・・・・・・・・・・・・・・。)

「・・・・・・・トウ・・・・ジ・」

ポク

ポク

ポク

チーン

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。)

「・・・シキ・・・・・・・ウ・・」

ポク

ポク

ポク

チーン

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!)

ガバッ



「うっせーんだよ!誰だ!!!!さっきから葬式じゃあるまいしポクポクポクポクうるせ・・・・・・」

しかし、浩之の苦情が最後まで発せられることはなかった。
起きあがって目を開いた瞬間彼の視界に飛び込んで来た光景は、彼を黙らせるのに十分すぎた。

「・・・・な・・・・・ん・・・だよ・・・これ・・・・・」

目の前では、どう考えてもお坊さんにしか見えない人物が、木魚を叩きながら念仏を唱えていた。さらにその後ろには、喪服に身を包んだ、何十人もの見知った顔達。赴任中のはずの両親もいれば、クラスメートやそれ以外の友達まで全員いる。正座し、それぞれ泣いたり俯いたりして、おのおのの悲しみを表現していた。

「うおっ、み、みんな、何してんだよ?こりゃ何のつもりだ?」

浩之は立ち上がり、辺りを見回す。
どうやら自宅ではない。ましてや、彼の知る限りでは、彼の知り合いのどの家でもないようだ。この広さはむしろ、町内会館といった感じだ。

ゆっくり、後ろを振り返る。

「!!!!」

浩之は思わず絶句した。
そこにあったのは、線香の煙に巻かれる自分の位牌と、大きな自分のモノクロ顔写真だった。
そのまま、呆然を自分の写真を見つめる。

「・・・ふ・・・・は、ははは・・・・・」

突然、激しい笑いが浩之から漏れた。
皆の方へと振り返る。

「・・・エラく豪華なジョークじゃねーか!綾香が出資してんのか?・・・ったく、驚いたぜ。・・・もういいだろ?」

だが、住職はお経を唱え続け、皆は泣くのを止めようとはしない。

「・・・・・いつまで同じギャグで引っ張んだよ?大事なのはオチのタイミングだろーが。」

だが、依然として彼等の行動は変わらない。

「・・・・おい、そろそろ止めねーと俺もいつまでも笑ってねーぞ。」

声のトーンが落ち、浩之の苛立ちと焦りが露になる。しかしそれでも、まるで浩之の声が空気であるかのように、誰も彼に反応を示さなかった。
そんな中、4列程向こうにいる来栖川芹香だけが、真っ赤になった目で浩之の方を向いた。

「あっ、先輩!もーいい加減みんなに止めろって言ってやって下さいよー。こりゃ冗談越えてイジメっすよ・・・・」

芹香は、周りに気付かれないよう、小さく浩之の足元を指差した。

「え?足元?足元に何かあるん・・・・・・」

浩之が視線を下に向けた直後、彼の思考は一時完全停止した。
浩之が眠っていたのは、棺の中だったようだ。浩之が立ち上がれば、当然体の大部分は外からも見えるようになる。だがそれでも、膝下から足までは棺の内側に隠れてしまうのである。
何が問題なのかというと、棺の蓋が、浩之が起きあがったにも関わらず、閉じたままなのだ。
そして浩之は、立ち上がりはしても、棺からは一歩も離れていない。

「あ、あ、あれ?・・・俺の足・あし・・・あし・あ・・し・・・・・。」

それはまるで、浩之が、蓋の上に生えているように見えた。

「・・・・シャレんなってねーよ・・・・・」

震える右手で、赤く光る線香に近づく。
指先で、触れてみる。

熱さはなかった。そして線香は、人差し指を、何の手応えもなく突き抜けた。

煙が、爪から昇る。

その時、浩之の記憶が一気に甦った。

セリオと夕飯の買い物に出かけた事、
帰りがけの交差点で、彼がレモンを落としてしまった事、
路上に落ちた一つを、セリオが廣いにいった事、
その時、信号を無視したトラックがセリオに向かって走って来た事、 自分が咄嗟に飛び出し、セリオを突き飛ばした事、
トラックが迫って来た事、

頭を抱きしめてくれたセリオの腕の中が、暖かかった事。

「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

触れられない線香を握りしめ、目をギュッと瞑る。

「やっぱり・・・ダメだったのかよ・・・・!」

だが、記憶が戻る前程のショックは無かった。事故の後、セリオにはああ言ったものの、なんとなくは分かっていたからだ。
浩之には、死んだ事よりも、セリオを悲しませた事の方が大いに悔やまれた。

セリオを守り通したという事実だけが、唯一彼の罪悪感をわずかに緩和してくれた。

「・・・・俺・・・・・・死んだのか・・・・・。」

暫くそのままの態勢でいた後、ようやく落ちつきを取り戻し、改めて参列者の方に振り返る。

ふと、何故この住職には自分の姿が見えないのか、疑問に思った。
目の前で手を振ってみても、大声で罵ってみても、何の反応も無い。

「ん?こいつ・・・・」

腕には銀色に光る腕時計をはめていた。よく見ると、ロレックスの高級品だった。他にも、浩之が見ても分かるくらい高級そうなアクセサリーをいくつも付けていた。それに、先程からチラチラと腕時計を見ては、いかにも「早く終わらせて帰りたい」といった顔をする。経文だって、本当にちゃんと読み上げているか怪しいものだ。

「・・・こりゃ見えねーワケだ・・・。」

大きく一つ溜息を付くと、住職を通り過ぎ、参列者を見ていった。

部屋の隅では、母が泣き崩れ、父がそれを受け止めていた。

一列目。
あかりは、浩之の母と同じ様に小さく鳴咽をもらしながら、右隣の志保に抱きついていた。
志保も、あかりの頭を抱き留めながら、普段からは想像出来ない位静かに、泣いている。
その隣では雅史が、膝の上の手を血が出る程きつく握り締め、俯いて座っていた。

隣にはレミィの家族が勢揃いしていた。
レミィは両手で顔を押さえて泣いていて、姉と弟と母総動員で、背中や頭をさすって慰めていた。父は何故か猟銃を横に置いていた。どうやら、浩之の墓前にでも供えるつもりらしい。

二列目。
クラスメートの中に、委員長、保科を見つけた。
他の生徒に比べるとあまり動揺は見られない。しかし、眼鏡の奥で閉じた瞳と、クッと噛みしめた唇は、耐え難い悲しみをありありと表現していた。
その二席向こうには、葵と琴音。二人は声を押し殺し、互いの肩に顔を押し当てながら泣いていた。葵はまだある程度堪え忍ぶ事が出来たが、琴音の場合、それ以上に繊細すぎた為、涙は当分止まりそうになかった。

三列目。
担任の先生の隣に、理緒がチョコンと座っていた。弟の良太を連れており、良太は、手の甲で必死に目と鼻を拭って堪えていた。一方理緒は、姉としての立場は今は完全に忘れ、ハンカチで、ボロボロこぼれる涙を拭っては鼻をかんでいた。

四列目。
芹香と綾香は、隣同士で列の中心に座っていた。
綾香は、うなだれ、肩を小刻みに振るわせていた。時折、「浩之ぃ・・・。」と呟く声が聞こえる。
芹香の方は、とりあえず自分には浩之が見える為、いくらか落ちついていた。しかし、頬を伝った涙は、まだ乾いていない。

「先輩・・・・。」

浩之が声をかけると、芹香は振り向いた。

「俺・・・やっぱ生き返れないっすかねえ・・・。・・・・え?反魂の法がある?・・・でもゾンビになる可能性が?・・・ってことは無理ってことっすね・・・。」

「・・・すみません」と頭を垂れる芹香。

「いや、いいんですよ・・。俺も無理言っちゃってゴメンなさい・・・。」

「本当に・・・すみません・・・・。」そう言うと、芹香の目から涙がこぼれ始め、綾香と同じようにうなだれてしまった。

「・・・・・・。」

浩之は、もう一度だけ謝ると、その場を後にした。

五列目。
そこにようやく、彼女がいた。

「・・・セリオ・・・・・・」

セリオは、両目の涙も気にせず、ひたすら正面を見据えていた。それは、まるで浩之が起きあがるのを待っているようだった。
浩之は、セリオの前に座る。
その時、
「ふえええええん!ひ〜〜〜〜ろ〜〜〜〜ゆ〜〜〜〜き〜〜〜〜さ〜〜〜〜ん・・・・。」

突然聞こえた泣き声に、驚いた浩之が外の方に目を向けると、マルチ(浩之とセリオの強い要望と、長瀬の希望もあって、一通りのテスト後、復活した)が顔をグシャグシャにして泣きながら、ドアの近くに立っていた。その隣には長瀬が立ち、必死に彼女をなぐさめている。長瀬が、「頼むから堪えて、ね?」と言うと、マルチは5秒程堪えるのだが、すぐにまた決壊する。どうにも抑えが効かないからか、長瀬が外に連れ出したようだ。

「マルチ・・・・・・お前にも悪い事したな・・・・・・・。」

浩之の中から、熱いものが込み上げてくる。風景がじわっとにじみ、鼻先に、ツンとした小さな痛みを覚える。しかし何とかそれを抑えると、改めてセリオを見た。

浩之にとって、かけがえの無い、愛しい少女。

浩之とセリオが同居し始めてから、1年が経っていた。
セリオは、定期的な点検の為に研究所へ行く以外では殆ど常に家にいて、家事全般をこなしていた。
浩之も、エクストリーム同好会(大会では浩之も、なかなかの好成績を挙げ始めていた。ブレイク寸前の選手として、雑誌に取り上げられた事もある)の練習が終わった後はすぐに帰宅し、出来る限り彼女との時間を作った。
その努力の甲斐あってか、以前よりも表情は格段に多く、自然になっていた。

だが、だからこそ、目の前のセリオのその表情が、堪らなく痛かった。

浩之の胸が、鷲掴みされたように締めつけられる。

「セリオ・・・ごめん・・・。」

そうつぶやくと、右手の人差し指でセリオの頬を伝う雫を掬う。だが、当然それは指を突き抜け、下へと落ちて行く。浩之は、それの暖かさですら感じる事を許されていなかった。
それでも、浩之は、自分の行動を止めなかった。幾度となく、ひたすら指を頬に優しく当て、涙で出来た線を撫で上げた。
自分でも気付かないうちに、浩之は泣いていた。
自分の無力さと罪悪感は、これ以上無い程に浩之を締め上げた。

「ごめん・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・・ご・・めん・・・・・・・ご・・・・・・め・・・・・・・・・・・・・・」

思いきってセリオを抱きしめようとするが、体はそのまま彼女を通り抜け、床に倒れた。音もしなかった。

「畜生・・・・・・!」

両目を手で覆い、歯をきつく食いしばった。

このまま、終わるのか。

このまま、皆を泣かせて終わるのか。

このまま、セリオを傷つけて終わるのか。

焦燥感、怒り、絶望がない混ぜになり、頭の中で悲鳴をあげる。

「畜生・・・・・・・・・・・・・・・・!」

式が終了し人々が帰るまで、浩之は地面に突っ伏したまま、動かなかった。



「・・・こっちは終わったよ。・・・ああ、誰も縫合部には気付いてない。・・・うん。出来る限り新鮮でないとデータ全部取れないでしょ。で、終わったの?・・・あ、そう。・・・・うん。そしたら、そっちで処分する?それとも彼に『返す』?・・・そうだな。・・・・・・よし。了解した。体は大丈夫?・・・・・・オーケー。それなら早いな。今からでもいけそう?・・・・・分かった。じゃあ今戻るから。」

ピッ

長瀬は、携帯電話を切ってポケットに仕舞うと、小さくガッツポーズを取った。

(待ってろよ・・・・浩之君・・・!)

研究所への帰り道。
他の参列者もバス停に並んでいるが、全員、心ここにあらず、といった感じだった。
セリオはあまり帰りたがらなかったが(少しでも自分の意見を言えるようになったのも、浩之の御陰だろう)、結局、感情システムのメンテナンスの為に、研究所へ戻る事を余儀なくされた。
今は、泣きじゃくるマルチを抱きとめてはいるが、完璧に放心状態。心を手に入れる前にも近い雰囲気を醸し出していた。
光の差し込まない瞳は虚ろに彷徨い、マルチの頭を撫でる手も、どこかぎこちない。
頭の中は、浩之との思い出を再生する事で手一杯だった。
浩之の掛けてくれた言葉、笑顔、二人だけで過ごした時、全てを、幾度となく反すうする。

「セリオ、マルチ。」

長瀬の声に、数秒遅れて反応する二人。

「これから、少し一仕事あるんだけど・・。もし気が向いたら手伝ってくれないかな?」

出来るだけ笑顔で、二人に尋ねた。

「あうううう・・。ぐすっ・・・・分かりましたですう・・・・・。」

「_・・・・・私で・・・・・・よろしければ・・・・・・。」

予想通りの、薄い反応。

「うん、有難う、二人とも。とりあえず戻ったら、開発室に行ってくれればいいや。詳しい事は後から説明するよ。」

「_・・・・・・具体的に・・・・・・一体何を・・・・・・?」


「浩之君を叩き起こすんだよ。」


「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ふ)え?」」

二人は驚きに目を見開いて長瀬を見る。そこには、相手に考えを悟らせない、謎を多分に含んだ笑顔があった。



どうも、Neonlightです。次回で、プロローグが終了し、ようやく本遍(例のTo Heartrix(死))です。本当はこれでプロローグ終わらせるつもりだったんですが・・・ダラダラ続いてスミマセンm(_ _)m。とりあえず、浩之、生き返ります。Reincarnationというのは、転生、まあ、生まれ変わる、って意味ですね。この時点で、もしまだ読んで下さっている方がいらっしゃいましたら、どうか、最後までおつきあいしていただけたら、すごく光栄です。毎度ながら、カミソリ/ウィルスはこちらへ・・・。



 ☆ コメント ☆

綾香 :「……………………へ?」(−−;

セリオ:「……………………あれ?」(−−;

綾香 :「浩之……死んじゃったの? マジで?」

セリオ:「……………………みたい……ですね」

綾香 :「……………………」(−−;;;

セリオ:「……………………」(−−;;;

綾香 :「…………えっと…………」

セリオ:「…………何と言っていいのか…………」

綾香 :「取り敢えず……次回に期待……ってところかな」(−−;;;;;

セリオ:「…………ですね」(−−;;;;;





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