日本の津々浦々からメイドさん属性・・・・・・・・・・天才,秀才,奇才の集まる来栖川エレクトロニクスの研究所。

この研究室の一室では,今日も会議が行われていた。

その会議の内容とは,

 

 

 

 

『苦情処理』

 

 

 

 

メイドロボのユーザより届いた苦情処理だった。

研究員A:「今日は,長瀬主任が出張中なので,私たちだけで会議を行います。まず苦情の内容から紹介します。

      R学園の教師をしているY先生(仮名)から苦情が届いています。」

 

その苦情の内容とは,

『私の友人T氏(仮名)の看護についているメイドロボHM−12型のM(仮名)がおかしな事ばかり覚えてしまう。

しかも,覚えてくることが非常識なことばかりで困ってしまう。何とか改善して欲しい。

追伸 問題を解決しなければ狩るぞ!

by Y』

研究員B:「非常識なこととはどういうことなのでしょうか?」

研究員C:「それが解らないと,対策の立てようがないな。」

研究員D:「その通りです。」

研究員A:「それについて,具体的な行動を記録したビデオが同封されているので見てみましょう。」

そして,ビデオを再生する研究員。そのビデオの内容とは,

『Mの成長記録?』

という題名と共に始まった。

 

そこには,メイド服姿のHM−12型が映っていた。そして,スカートの端を持ち上げ

M:「恥ズカシガリマス。」

さらに,エプロンの裾を両手でつかみ

M:「・・・モウ・・・バ、カ。」

その上,

M:「脱ギマス。」

 

研究員A:「・・・・一体誰がこんな事を教えたんだろうか?」

研究員B:「最初は,無垢な子供と同じです。教えられたことに素直に従ってしいますから仕方ありませんね。」

研究員C:「ロボット3原則に反しない限りと言う但し書きがつきますが・・・・。」

研究員D:「まだ,ビデオは続いていますから,先に続きを見てしまいましょう。」

 

 

次の映像には,全裸のHM−12型が映っていた。いや,全裸ではなかった。

黒い革製の手枷をはめられ,首には首輪が付けられていた。

そして,手枷からはガチャリ,ガチャリと金属音が響いていた。

M:「…おきてください…ご主人さま…」

 

 

研究員B:「こ,これは!!」

研究員D:「このユーザは変態でしょうか?」

研究員A:「一体誰がこんな事を・・・・・・・・。」

研究員C:「まだビデオは続いています。続きを見ましょう。」

と,結構まじめなことを話しているようだがみんなちょっと前屈みの姿勢になっていた。

 

まだ続くビデオ。

その映像は,極必要最小限度の部分にピンク色のリボンを巻き付けたHM−12型が床の上に座っていた。

そして,

M:「…おにいちゃん…」

 

 

 

研究員A・B・C・D:「「「「ぐはぁ!!」」」」

ブハァーーーーーーーーー!!

研究員達は,盛大な鼻血を出してテーブルに突っ伏し沈黙した。

どうやら研究員達は妹属性だったようだ。

 

その研究員達の鼻血で凄惨な血の海となった会議室ではビデオのスタッフロールが流れていた。

そのスタッフロールの最後に

『製作著作 保険医M』

と表示されていた。

 

 

 

 

そのころの長瀬源五郎は,出張先にいた。

Y先生:「長瀬さん,研究所の住所を教えていただけませんか?」

長瀬:「ええ,かまいませんけど・・・・・・,どうされたんですか?」

Y先生:「今度,見学に行こうかと思いまして・・・・・・・・・。」

長瀬:「そうですか,歓迎しますよ。住所は○○市△□です。」

Y先生:「ありがとうございます。では,後日お伺いします。」

長瀬:「お待ちしています。」

 

後日,来栖川エレクトロニクスの研究所にがらの悪いやくざが乱入し破壊の限りを尽くした。

そして,そのやくざは捕まっていない・・・・・。

 

 

 

 

あとがき

 了承学園から離れて書いていたはずなのに,完全に重なってしまいました。(大汗)

 研究員達が妹属性なのは,マルチやセリオ・・・・・・・・・特にマルチの設計に関係していたからです。

 と言うか,研究員達が妹属性だったから,マルチが生まれたのかも・・・・・・。

研究所も破壊されてしまいましたから、この話はおしまいにしようと思います。

フランク疾風

 

 

 



 ☆ コメント ☆ 綾香 :「来栖川の研究員って……」(−−; セリオ:「あ、あはは」(;^_^A 綾香 :「ホントにもう」(−−; セリオ:「…………」(;^_^A 綾香 :「大バカばっかり」(−−; セリオ:「うわ、きっつー」(;^_^A 綾香 :「はぁ。来栖川HM部門の将来……ちょっぴり心配だわ」(−−; セリオ:「まあ、それは同感です」(;^_^A 綾香 :「でも、さすがはセリオの産みの親たちね。      そう思うと、すっごく納得だわ」(−−;;; セリオ:「そ、それは同感じゃないですぅ〜〜〜」(;;)



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