螢
私的分類:かなりお気に入り♪(ランク9、これはなかなか・・・)
歌手と言うよりは詩人の印象が強い螢です。
独り言をささやいているかのような歌い方はかなり独特で、
私はもろく透明なガラス細工のような印象を受けました。
経歴紹介
- 1999年1月、若干13歳にして銀座小劇場に上がり、独特の世界観、雰囲気に好評を博し、以後何回も小劇場にてライブを重ねる。
- 1999年インディーズよりミニアルバム「ガラクタ」を発表
- 1999年メジャーデビュー。マキシシングル「ハリガネ」(BMGファンハウス)を発表。
- 2000年3月1stアルバム「わにがらヘビ」発売。
- 2000年7月「カゼドケイ」発売
- オフィシャルHP(PCにて試聴もできます)しかし、プロフィールの体重38kgって・・・^^;
CDアルバムリスト
- ガラクタ(1999/jota/インディーズ)
- ハリガネ(1999/マキシシングル/BMGファンハウス)
- わにがらヘビ(2000/BMGファンハウス)
- カゼドケイ(2000/BMGファンハウス)
CDアルバムレビュー&お勧め曲
- 「ガラクタ」(税込み1500円、収録時間 22'02")
1. だいいろ子鹿
2. 虹〜ダンボール
3. くらげ
4. ふうせんガム
5. 大切ココロ
- レビュー
最初聞いたときには、詩の朗読から始まったため、これは歌手なのか?と思ってしまいましたが、良く聞いてみると実に心に声がしみ込んできます。詩の世界が取り上げられることの多い螢ですが、私は詩というより、彼女の持っている雰囲気に強く惹かれました。これは詩や歌い方含めてですが、幼いが故のもろさと不安定さを強く感じました。この感じは山田かまちが伝説化されたものと同じ様な感じを受けます。カリスマという言葉は多用されていてあまり使いたくないのですが、彼女にはある種のカリスマ性があるんでしょう。。。
収録曲の1/3は詩の朗読のような感じです。一応、バックバンドが演奏していますが。残りの2/3についてもリズムに乗せてはいますが、詩と声の曲という印象が非常に強いです。ということでかなり聞く人を選ぶかもしれません。ただ、個人的には聴く価値のあるアーティストだと思います。
お勧め曲は、曲としても評価できる「虹」、詩の朗読に近いが彼女の代表作でもあり、彼女の世界観を表している「大切ココロ」でしょうか。全体的に統一されているので気に入る方はすべての曲が気に入るでしょうし、気に入らない方はすべてが気に入らないでしょう。
- ハリガネ(税込み1260円、収録時間15'12")
1. ハリガネ
2. さくらんぼ
3. 大切ココロ(リメイクVer.)
- わにがらヘビ(税込み2100円、収録時間24’11”)
1. アブラムシ
2. ケムリノオト
3. 蛾
4. スモモ
5. くろりぼん
6. すみれいろ
7. アブラムシ
- レビュー
螢が発売前に言葉を伝えたい、音は三番目といっていたので、メロディーよりも詩が優先されているのかと思いましたが、むしろ曲としても今までのものよりも綺麗になってますね。アルバムということで曲数、収録時間にも期待していたのですが、収録時間は短めでした、残念。ただ、曲の方は今までの作品よりもかなり一般受けすると思います。詩の朗読に近かった前作からメロディーからイメージが伝わってくる曲が増えています。私としてはこの路線の方が良いかなぁ。曲からはいると詩のインパクトは減ってしまうけど、聞き込めば味が出てくると思いますし。
螢というと「若干14歳の天才詩人」などという過度の修飾詞がついてしまったりしますが、私は独特の言い回しにすんなりと入ることはなく、むしろ彼女の声、詞、曲が持つ雰囲気、世界にゆったりと漂う感じです。ですから、あまりマスコミが騒ぐようなイメージにとらわれることなく、自分自身でイメージをふくらませながら聞く方がよいのではないでしょうか。
- カゼドケイ(1200円、収録時間16’52”)
1. カゼドケイ
2. テツゴク
3. 羽火
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