SION
私的分類:密かなお気に入り♪(ランク9)
寂しく、悲しく....そして暖かい歌の数々
心の底から湧き上がる歌を聴かせてくれるSION
心に棘が育ったときに気持ちを暖かくしてくれます
経歴紹介
- 1985年インディーズシングル「新宿の片隅で」でデビュー。
- 2001年11月までに14枚のアルバム、2枚のミニアルバム、2枚のベストアルバムをリリース。
- 浮浪者の様な風貌から絞り出される魂の歌とでもいうのかな?メロディアスでもなく、テクニックがあるわけでもない。ただ、歌い人として好きな歌を歌っている。自分に正直に、まっすぐに作られた歌は何か心に響きます。ジャンルはブルースになると思います。名曲は数々ありますが、代表曲としては福山雅治にカバーされた「SORRY
BABY」でしょうか。年代的には20代後半くらいの人から、響く物があるんじゃないかと。
- 考えたらSIONはデビュー当時から聞いていて、時々思い出したように今でも聞きたくなります。ただ、不思議なことに私の中で新しいアルバムが出たからすぐ買いに走る訳ではないのです。それは言い換えれば、いつ聞いても同じだからかもしれません。心が求めたら買いに走る、そんな感じなのかもしれません。
CDアルバムリスト
- 「SION」(1986)
- 「KNOCK ON THE DOOR」(1986/1stミニアルバム)
- 「春夏秋冬」(1987)
- 「風来坊」(1988/2ndミニアルバム)
- 「SIREN」(1988)
- 「Strange But True」(1989)
- 「夜しか泳げない」(1990)
- 「かわいい女」(1991)
- 「蛍」(1992)
- 「I DON'T LIKE MYSELF」(1993)
- 「10+1」(1994)
- 「抱きしめて」(1995)
- 「フラ フラ フラ」(1997)
- 「SION comes」(1998)
- 「DISCHRGE」(1999)
- 「SONGS」(2000)
- 「好きな時に跳べ」(2001)
- 「俺の声」(2001)
CDアルバムレビュー&お勧め曲
- 「夜しか泳げない」
1. 調子はどうだい?
2. 好きにやりなよ
3. 夜しか泳げない
4. 未練TARA TARA
5. せかされる夜にあおられて
6. 不快指数85
7. 遊ぼうよ
8. 12号室
9. たのむからさ
10. ごきげんさ
11. きれいだ
- レビュー
- 「蛍」
人に貸し出し中・今しばらくお待ちを
- レビュー
ベストアルバムを除いたオリジナルアルバムの中では一番好きなアルバムです。全体的に刺々しさが少なく望郷の念であったり、優しさであったり、些細な喜びであったり、SIONが感じたそういうものが素直に歌われていて、懐かしく暖かい気持ちになるからです。たぶん、この人は過去への思いを強く抱きながらも、今を生きる事へ正直なのだと思います。未来を見据えて生きるのではなく、良い意味で今に準じている。過去を分かった上で、今を生きている。そんな印象を持ちました。
タイトル曲である「蛍」は山口県の一の坂川周辺を歌った歌で、過去に少しだけ住んだ町への重いが歌われた曲、そして、子供時代の素朴な思いをノスタルジックに歌った「2月というだけの夜」、シニカルな歌詞が印象的な「当然のこと」、あまりにストレートで素敵な歌詞の「お手上げだ」、自分の意志とは関係なく流れていく日常、そんな中で感じた寂しさ、暖かさを歌った「早く帰ろう」は印象的なピアノの旋律と相まってかなり私の中で大きな位置を占める歌です。
「10+1」
1. 彼女少々疲れぎみ
2. カラス鳴いて
3. 今日はどこに行こ
4. こんなに天気がいいからよ
5. 彼女は
6. 一杯おくれ
7. なんてえらいオイラ
8. 夜がたまる
9. 話せないことが
10. 小さな声で話そ
11. メリーゴーランド
- レビュー
「俺の声」
Disk 1
1. 俺の声
2. SORRY BABY
3. コンクリート・リバー
4. 街は今日も雨さ
5. ノスタルジア
6. 12月
7. このままが
8. 風来坊
9. パニック
10. 役立たずの風車
11. Once Only Love
12. 好きで生きていたい
13. 遊ぼうよ
14. ごきげんさ
15. 元気か?
Disk2
1. 蛍
2. 2月というだけの夜
3. だからこんな俺が嫌いだ
4. カラス鳴いて
5. 帰り道
6. がんばれ がんばれ
7. せっかく生まれてきたからよ
8. 通報されるくらいに
9. 午前3時の街角で
10. お前がいる
11. 薄紫
12. エレファントソング
13. タクシー
14. あまった優しさ
15. 砂の城
16. 俺の声(2001 VERSION/new recording)
- レビュー
CDの帯に「15年の軌跡をたどるコンプリート・ベスト」と謳われていますが、まさに完璧!確かに各アルバムには、ここに収録されていない名曲もありますが、主要な曲はほぼ納められていると言っても過言ではないでしょう。こうして、2枚のCDを通して聞くとSIONの年代毎の微妙な変化を感じると共に15年前から全く変わらない部分を感じられ、感慨深い物があります。また、15年前の自分と今の自分、彼の歌を年代毎に追うことで、自分の軌跡を追っているかのようでもあります。
しかし、こうやって各曲のタイトルを追うと、すごいタイトルばっかり(笑)でも、歌詞というか曲の中で言いたいことがシンプルに伝わりますよね?そして、あの魂を絞り出すような歌声が、いつも私の背筋をゾクゾクさせます。
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