「中村杯」顕彰碑建立      平成11年6月26日


 平成10年の春に顕彰碑建立委員会を設立して、準備を進めてまいりましたが、多くの
卒業生および茨城県サッカー協会関係者のご協力を賜り、平成11年6月26日に建立の
はこびとなりました。ここに厚く御礼申し上げます。  水戸一高蹴球部OB会事務局



 
寄付を戴いた方々へ郵送された御礼状
 山滴る候となり小暑も過ぎ各地で大雨による被害が報尊されて居りますが、皆々様にはます
ますご健勝のこととお慶び申し上げます。 
 昨年3月10日お願い申し上げました「中村杯」顕彰碑建立につきましては、趣旨にご賛同 
の上多大の御協賛を戴きお陰をもちまして、去る6月26日を卜して故人の縁者をはじめ、県
協会幹部・関係者一同及びOB、現役多数参列の上中村正雄氏の母校である水戸一高の校庭の
一角に建立し除幕をとり行いました。 
 参上して御礼を申し上げねばならぬところで御座いますが、書状をもちましての失礼の段を 
お許し戴きとうございます。附きましては、顕彰碑の写真と碑に刻した「趣旨」の写しを同封 
いたしますので、御記念の一部にでもして戴ければ幸甚でございます。 

                              平成11年7月吉日 

                              顕彰碑建立委員会 
                              委員長 志村 巌 
                                  委員一同 
 



 

           
 
 
顕彰碑刻文 
                        顕彰の旨 

中村正雄氏は、水戸市下市三丁目、往事水戸藩の豪商中村中兵衛商店の次男として、大正三年三月十日 
生まれ、昭和二年四月水戸中学入学、昭和七年四月東京外語に入学、世界大戦に南方方面軍の通訳とし 
て従軍、昭和二十六年一月まで公職追放されました。 
茨城県サッカー協会の産みの親であり、育ての親でもあって、昭和五十三年三月十日 逝去されるまで、
協会の運営に、後輩の指導に専念されました。その功績と栄誉を称えるために、故人が病葉を踏み、小 
石を分けて蹴り、走り、鍛えた、佐竹城跡の一角にこの顕彰碑を建立するものであります。 
 
 

                                  平成十一年三月十日 
                                  茨城県サッカー協会 
                                  水戸一高サッカー部