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2002年10月19日(土)−プレミアシップ(FULHAM vs MANCHESTER UNITED)観戦
 昨日とは打って変わって快晴の中、いよいよ「フルハムvsマンチェスター・ユナイテッド」、序盤戦の山場です。ロフタスロード・スタジアム(Loftus Road Stadium)の最寄り駅であるCentral LineのWhite City駅まで地下鉄で行くには、Hammersmith駅から行っても、East Putney駅から行っても迂回していかなければならないんですが、大学の前を通る72系統のバスがWhite City駅まで行くので、今回はバスで行くことにしました。Hammersmith & City LineのShepher's Bush駅からも行けるみたいなので、それならHammersmith駅から行けるんですけど、まぁ、バスで乗換なしだしね。

 ちょっと渋滞していましたが、約30分くらいで見覚えのあるWhite City駅に到着。一度来たことがあったので良かったけど、日本のバスと違ってどこが目的のバス停なのかわかりにくいのでいつも緊張します。

 スタジアムまでは徒歩5分程度、途中、「チケットー?」とかって中途半端な日本語英語で話しかけてくる外人ダフ屋多数。すべて振り切りスタジアムへ!スタジアムには12:00頃に着いたので、試合開始3時間前に到着したことになります。すでに“入待ち”のヒトがいましたが、それほど多くはいなかったので、人垣に加わることにしました。

 観光客か留学生かわかりませんが、日本人多いです。中にはチケットを持たずに“入待ち/出待ち”のために来ている子もいるようでした。そんな訳で、どんどん人垣が大きくなり、歩道は埋め尽くされちゃいました。やはり、日本人的には注目の一戦と言うことなんですね。日本のマスコミ関係の方々もいましたし、近くにいた外人さんが構えるテレビカメラは「FUJI TV」でした。フジテレビがこの試合を地上波で放送するとか。

 元日本代表(元ヴェルディと言った方がわかりやすいかな?)の武田修宏が取材に来ていて、後から来たはずなのに、気付いたら最前列にいた私の真横のポジションをキープしてました。現役時代よりも速いんじゃないかと思わせる鋭い切れ込みでした。

 せっかく真横にいたのでサインしていただきました。最初は近くにいたスタッフのヒトに「仕事中なので」って断られたんですけど、すぐにサインしてくれました。好感度ちょっとアップ。もちろん、その後サイン・写真責めにあったのは言うまでもないです。中には失礼な連中もいましたよ。カップルで来ていて、彼氏が場所をキープしている間にもう彼女がサインをもらいに来たんですけど、あまりサッカーに興味がないみたいで、誰が武田かわからないみたいで、「誰?どこにいるの?」って彼氏に大声で聞くんですわ。当然、武田の耳にも入っているというのに・・・。そんな光景を外人は不思議そうに見てました。

 小耳に挟んだところでは、テレビ的には「優先順位は稲本が第一」だそうです。次に、「武田のアップからスタジアム入りするベッカムにパンして武田に戻る」という絵柄を狙っていたそうですが、撮れたんでしょうかねぇ?

 待っている間、武田とマスコミ関係者の方が話をしているのがずっと聞こえていました(だって隣にいるんだもん)。割愛しますが、なかなか面白かったですよ。好感度ちょっと下がりましたけど。

 試合開始の2時間前にスタジアム入りすると思っていたんですが、1時間30分前になっても現れず。それに、私は最前列にいたはずなのに、警備員がロープをはずした隙に割り込みって言うか、堂々と前に入って来た連中に最前列を取られてしまいました。近くにいたイギリス人も文句言わないし、何も言えない私でした(^_^;)。

 約1時間前になって警備員が増えてポジションに着き始めました。いよいよ選手が入って来そうです。まずはフルハムのバスが到着!稲本もいたらしいのですが、捉えられず(>_<)。ティガナ監督は捉えたんですけど。他の選手は、正直なところ、名前と顔が一致しない選手が多いので・・・(^_^;)。しばらくして、マンチェスター・ユナイテッドのバスも到着。バルテズ(Fabian Barthez)、ベロン(Juan Veron)、ベッカム(David Beckham)、リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)、ギグス(Ryan Giggs)、スコールズ(Paul Scholes)、スールシャール(Ole Gunner Solskjaer)、フォーラン(Diego Forlan)、ファーガソン監督(Sir Alex Ferguson)、挙げればキリがないほどのそうそうたる顔ぶれ。こちらはさすがにスター軍団、ほとんど知っている選手ばかりです。

 両チームのスタジアム入りを見た後は、チケットオフィスへ行き、10月23日(水)のウェストハム(West Ham)戦、11月23日(土)のリヴァプール(Liverpool)戦に加え、11月6日(水)のWorthington Cup 3回戦のバリー(Bury)戦のチケットを購入しました。バリー(Bury)戦については、チェルトナムにいる友達4人も来たるいと言うことで、カウンターで何枚買えるか聞いたら(ちなみに、ウェストハム(West Ham)戦、リヴァプール(Liverpool)戦は1枚しか購入できません)、奥に聞きに行ってしまいました。戻ってきて「制限はないから何枚でも好きなだけ買える」とのことだったので、5枚購入決定!「中央付近のできるだけ前の方の席」と言うリクエストを出したら、ウェストハム(West Ham)戦はメインスタンド1階席最前列、リヴァプール(Liverpool)戦はバックスタンド中央前から2列目、バリー(Bury)戦はメインスタンド1階席最前列を5枚連番と言う文句の付けようのない席ばかり!しかも、バリー(Bury)戦は1枚£10.00と激安!前回と違ってこのお姉さんが良い人で、スムーズに進められました。

 チケットを購入し、外に出たら日本語話せる外人スタッフがいたのでちょっと世間話。大学で日本語を勉強した後日本に行き、九州にいたことがあるそうで、独特のイントネーションが良い味出してました。

 しばらく世間話をしてから、やっとスタジアムの中へ!今日の試合のチケットを購入するときに「Restrictedだけど良いか?」と確認されたQUブロックは・・・完全に端っこです。これでバックネット裏と同じ£25.00は高いよなぁ今日チケットオフィスでチケットを買うときに見かけたんですけど、“Restricted Seat”は£10.00か£15.00で売り出すって・・・。そのくらいなら良いかも。って私の今日の席は?観光で日本から来た方々はエージェントなどを通して結構な金額でチケットを買ったんでしょうね。前の方の席とか、良い席に座ってました。まぁ、私が観光客なら同じことするしね。

 最初に両チームのゴールキーパーが出てきてウォーミングアップ開始!目の前のゴール前にファン・デル・サール(Edwin van del Sar)がいます!少し遅れて(試合開始30分くらい前だったかな?)フルハムの選手が先に出てきてウォーミングアップ開始!遅れてマンチェスター・ユナイテッドの選手も出てきてウォーミングアップを開始しました。私がいたエンドでフルハム、反対側のエンドでマンチェスター・ユナイテッドがそれぞれウォーミングアップしています。ベッカムは遠くから見ても目立ちますね。あの髪型で。

 そうこうしている間にスタメン発表!マンチェスター・ユナイテッドのスタメン発表では、基本的にはブーイングなんですけど、なぜかギグスが紹介されたときには歓声が上がってました。何かの記念だったらしいんですが、詳細は聞き取れませんでした。出場が危ぶまれたベッカムもスタメンで出場!でも、リオ・ファーディナンドは出場しないみたいです。ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)に至ってはベンチ入りもしていない!一方のフルハムは、稲本はスタメンではなかったです。アーセナルの試合ではホームのアーセナルの選手でさえ淡々と紹介されるのに対し、ホームのフルハムの選手紹介は力入っていました。

 両チームのウォーミングアップ中、フルハムのオーナー(Hallodsのオーナーでもある)、モハメド・アル・ファイエ(Mohamed Al Fayed)氏が登場し、子供達を引き連れて「Against Racism」の一環として横断幕を持ってグラウンドを一周してました。

 いよいよユニフォームを身にまとった選手達が出て来て試合開始です!前半は私のいるエンドがフルハム、反対のエンドがマンチェスター・ユナイテッドと言う配置なので、マンチェスター・ユナイテッドが右サイドから攻めてくると迫力があります。そう、右サイドはベッカムを起点に攻めてくることが多いし!

 試合は下馬評を覆すようにフルハムが優勢に試合を進めます。速いプレスが効いていました。中盤はフルハムがリードしているんですけど、なかなかフィニッシュまで行けず、時折マンチェスター・ユナイテッドの速攻を食らう展開。決定的シーンはマンチェスター・ユナイテッドの方が多いんじゃないかという気さえします。前半にフルハムが1点先制し、マンチェスター・ユナイテッドが追う展開。マンチェスター・ユナイテッドがスールシャールがベッカムからのロングクロスのこぼれ玉を決めて追いついたときに、マンチェスター・ユナイテッドのファンがグラウンドに乱入し警備員が殺到する騒ぎに。騒ぎも収まらないまま、試合再開!

 試合終盤、フルハムがPKを得ました!バルテズが遅延行為でイエローカードをもらっていました。やっと再開したこのPKをなんとバルテズが止めた!どうもこれはバルテズの作戦らしく、夜のハイライトで見たんですが、以前も同じようなことをして、その時はそのPKを止めたようです。これを決めておけば・・・。

 結局、1-1のまま試合終了。稲本は最後まで出場せず、「LOVE IS THE MESSAGE / WE LOVE IAMOTO」の横断幕が悲しくたなびいていました。試合内容そのものは特筆することはない試合でした。今日の内容では、マンチェスター・ユナイテッドの優勝は難しいでしょうね。

 そうそう、隣の席の男性がマンチェスター・ユナイテッドのファンらしく(もちろんフルハムのサポーター席ですよ)、マンチェスター・ユナイテッドがミスをする度に小さく呻き、マンチェスター・ユナイテッドの惜しいシーンでは小さくガッツポーズしてました。その謙虚さがおかしくて(^o^)。

 ゆっくりスタジアムを出て、グッズショップへ。アーセナルよりもセンスが良いかな。ファンクラブ会員は5%Offで購入できるはずです。ただ、かなり混雑していたので、何も買わずに撤収しました。どうせまた来るし。

 外に出てみると、“出待ち”の人だかりができています。どうももうすぐ出てくるようなので、ちょっと待ってみることにしました。それほど待つことなく選手が出てきて、リオ・ファーディナンド、ベロン、リカルド(?)、スールシャールを見ることができました。リカルドとスールシャールのサインもらえそうだったんですが・・・。ベッカムは別の出口から出たそうで、日本人の女性は残念がってました。稲本もドアの向こうに姿を見せたんですが、奥に消えて行ってしまいました。

 これにて全行程終了。これで海外プロスポーツ観戦成績は通算6勝4敗1分です!

ロフタスロード・スタジアム!
取材で来ていた元日本代表!
見てくださいこの人だかり!
そして鉄壁のディフェンス!
スタジアム入りするベッカム!
厳重なガードの中、タイミングは完璧だったんですけど、ピントが別の場所に合っちゃってました(>_<)
同じく、リオ・ファーディナンド!
これまた同じくピントが・・・。
今日の試合には出場しませんでした。
稲本もウオーミングアップ開始!
先発はないまでも、後半途中から出場すると思ったんですが・・・。
ファン・デル・サール(Edwin van del Sar)!
守備は安定感あるんですけど、ミスパスが多いかな。
審判もウォーミングアップしてます。
フルハムのオーナー(Hallodsのオーナーでもある)、モハメド・アル・ファイド(Mohamed Al Fayed)氏を先頭に、「Against Racism」の一環として横断幕を持ってグラウンドを一周してました。
そのモハメド・アル・ファイエ氏のシュート!(^_^;)
Junichi Inamoto!!
稲本のシュート練習・・・と言うよりは、キーパー練習のためのシュート。
こちらはメインスタンド。
2週間ほど前にチケットが完売した今日の試合、さすがにスタンドは満員です。
こちらはバックスタンド。
ここ最近は雨の日が多かったのに、今日は快晴です!
両チームの選手が出てきました!
私の席からの眺め、席に座って真正面を見るとこんな感じでした。さすがに、Restrictedなだけあって、過去最悪。
--
LOFTUS ROAD UPPER STAND
Block=QU
Row=H
Seat=245
Price=25.00
コーナーキックのボールをセットし、(右コーナーなので蹴らずに)戻っていくベッカム。ちなみに、この右コーナーキックを蹴ったのはライアン・ギグス!
ベッカムのフリーキック!
オフサイドからの間接フリーキックで、ボールの前に立ちはだかるポール・スコールズ。クレームを付けているのは。フルハムのゴールキーパー、ファン・デル・サール。
マンチェスター・ユナイテッドの攻撃!
中盤の攻防!
フルハムの早いプレスが効き、フルハムがゲームを支配していました。
後半開始です!
フルハムの右コーナーキック!
スールシャールのゴールでマンチェスター・ユナイテッドが同点に追いつきました。写真後方左では乱入したファンが警備員に取り押さえられています。
バルテズ(Fabian Barthez)のゴールキック!
前節リーズ戦で観客席にペットボトルを投げ込んだ件で後日事情聴取されるとか。
フルハムのPK!
このあと、バルテズがポジションにつかず、イエローカードをもらいます。
このPKを決めていれば・・・。
後半もフルハムが攻勢です。
マンチェスター・ユナイテッドは防戦一方。
マンチェスター・ユナイテッドボールのスローイン
フルハムのサイドからのクロス!
またフルハムの右コーナーキック!
そして1-1のまま試合終了!
“出待ち”の人だかりです。
ベロン(Juan Veron)!
電話しながらアッと言う間に通り過ぎてしまいました。
リカルド・ロペス(Ricardo Lopez)。
かなり長くサインしてくれていたんですが、あと一歩で逃してしまいました。
スールシャール(Ole Gunner Solskjaer)!
サインしてくれていたんですが、こちらもあとちょっとと言うところで逃しました。残念!
子供達が「My brother can speak Norwegian!」と言って呼び止めようとしてましたけど・・・。
お約束のプログラム。
武田修宏のサインはこのプログラムに。
今日購入したフルハムのチケット3試合分、合計7枚、£108.00也。



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