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2002年11月23日(土)−プレミアシップ(FULHAM vs LIVERPOOL)観戦
 前回のアーセナル戦のこともあり、試合開始1時間前にスタジアムに着くようにレジデンスを出たんですが、かなり渋滞していて試合開始40分くらい前に辿り着きました。

 試合開始40分前にもかかわらず、スタジアム周辺がかなり混雑しています。これはいつもと違います。また試合開始時間が変更になったのかとも思いましたが、そうではないようだし・・・。不思議です。しかも、いつも以上に日本人が多いです。マンチェスター・ユナイテッド戦やアーセナル戦の時よりも。ちなみに、今日の試合はマンチェスター・ユナイテッド戦に続いて(私の知る限り)今季2回目の「SOLD OUT」です。アーセナル戦でも若干の当日券があったみたいなのに。たしかにリバプールはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルと同等のプレミアシップ3大人気チームで、他のチームの試合と比べてこの3チームが絡む試合のチケットは取得が困難とされていますが、アーセナル戦よりも日本人が多いのはちょっと不思議でした。正直、「なぜにリバプール?」って感じがしないでもないです。

 あとで分かったんですが、日本から100名のフルハム公式(稲本)観戦ツアー参加者が来ていたらしいです。う〜ん、日本人が多かったのはそれが理由か。何となく納得。これで稲本が出場しなかったらどうするんでしょう。

 今回は初めてのバックスタンドです。ロフタスロード・スタジアム(Roftus Road Stadium)はスタジアム正面がメインスタンド側になっているので、ぐるっと回ってバックスタンド側まで行くとそこは普通の住宅街。アーセナルのハイバリー・スタジアム(Highbury Stadium)も住宅街にありましたが、ここもそうだったんですね。知りませんでした。

 バックスタンド側の入口から入ると、既に両チームの選手がウォーミングアップを始めています!しばらく最前列でウォーミングアップしている両チームを眺めていると、リバプールは明らかに先発組と控え組で分かれています。よく見ると、ケガで戦列を離れていたスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)がミラン・バロス(Milan Baros)と一緒にウォーミングアップしている!控え組だけど、もしかしたら途中で出るのか?それは見てみたい!フルハムの練習ボールがサイドラインまで流れてきて、取りに来た選手に子供達がサインをねだったらサインを始めました。私も便乗してサインをゲットしました。

 今日もフルハムのオーナーのモハメド・アル・ファイド(Mohamed Al Fayed)氏がスタジアムに来ています。ホームの試合はほとんど毎試合来ているんじゃ・・・。って私もだけどさ。しかも、毎回グラウンドに出てきて紹介されてるし。やっぱり目立ちたがり?

 スターティング・メンバーの発表が始まり、稲本は残念ながら先発ではなく控えでした。11月20日(水)に行われた日本vsアルゼンチン戦での日本代表招集を断ってチームに残っているのに、そんなことなら日本に戻っても良かったんじゃないの?今回一番の歓声が上がったのはフルハムのショーン・デービス(Sean Davis)。イングランドU-21代表選手らしのですが、足指先のケガで戦列を離れていたので、今日の試合が復帰戦です。

 自分の席に移動すると・・・なんと、そこはセンターラインの延長線上!正に中央で、テレビカメラの隣です。一応前から2列目なんですが、前の席は空席(テレビカメラのために空けてあるのかも)、隣の席はカメラマンの邪魔にならないように使えないようになっていました。素晴らしい!サッカー観戦史上最高の席です!しかも、屋根付きなので、雨降ってもOK!

 試合は予想に反して(^_^;)フルハムが攻勢。ショーン・デービス(Sean Davis)のミドルシュートをリバプールのGKデュデク(Jerzy Dudek)が弾いたところをゾロのマスクでお馴染みのサバ(Facundo Sava)が押し込んで前半早々にフルハムが先制!サバは今回もゾロのマスクを取り出してゴール・サイドのフルハムサポーター席の前で大喜びしてました。しかも、最後にはそのマスクを日本人(と思われる)観客にプレゼントするシーンがITV1のハイライト「The Premiership」で放送されてました。ここ数試合勝ち星のないフルハムが上々の滑り出しです。その後もショーン・デービス(Sean Davis)がミドル・シュートを決め、前半だけで2-0とフルハムがリード!

 ハーフタイムの間、リバプールはスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)とミラン・バロス(Milan Baros)がウォーミングアップしています。もしかして、後半から出るのかも!と思った通りリバプールはこの2人が選手交代で後半開始から出てきました。

 後半は一進一退ながらも、若干リバプールが攻勢か。後半早々のフリーキックから、ハマン(Dietmar Hamann)の弾丸シュートが炸裂して2-1とリバプールの攻撃に火がついた感じです。マイケル・オーウェン(Michael Owen)とエミール・ヘスキー(Emile Heskey)の2トップは素晴らしいですね。今日の試合ではフルハムが良く抑えてましたけど、ビックリするようなシーンを見せてくれました。ゴールからちょっと遠いシーンが多かったので助かりましたが、ゴールに近いところでやられたら大変ですね。セネガル代表のエル・ハジ・ディウフ(El-Hadji Diouf)が最近控えな訳ですね。

 でも、その後に追加点を決めたのはリバプールではなくフルハム!こぼれ玉をまたもサバ(Facundo Sava)が追加点を決めたんですけど、マスクは1点目の時にプレゼントしちゃったので今回はなし。両足に仕込んでおかないなんて、自分でも2点取るなんて考えてなかったんでしょうね(笑)。

 マイケル・オーウェン(Michael Owen)に対するタックルでフルハムのゴマ(Alain Goma)が2枚目のイエロー・カードで退場になったときには場内騒然!3つくらい隣の席のおじさんが試合中ひたすらリバプールの選手の名前を挑発するように叫び続けているなど、私の席の周辺はちょっと激しかったこともあってか、かなり騒然。後ろの方から飲み物が投げ込まれ、前の方にいた私にもしっかりかかりました(>_<)。1つ前の最前列にいたおとなしそうだった中年夫婦までも叫び出しちゃうし。ラインズマンがセンターラインのところまで来るともう大変。ラインズマンに対してありとあらゆる暴言が浴びせられてました。「いくらもらったんだ!」とかね。ラインズマンもちょっと苦笑いしてるように見えました。

 その後、ミラン・バロス(Milan Baros)がゴール前の混戦から追加点を決めましたが、フルハムが3-2と逃げ切りました。フルハムは前節で2人が退場になりながら引き分けに持ち込んだのに続き、今日の試合でも1人が退場になりながら勝利を収めました。

 稲本は後半29分に登場しましたが、声援は以前と比べると小さくなってます。存在感が小さくなっているような・・・。1人退場して10人のフルハムでは守りに専念せざるを得なく、攻撃ではこれと言った見せ場はなかったですが、守備ではなかなか良かったです。

 それにしても、リバプールの選手は何か態度悪いですね。リバプールのサミ・ハピア(Sami Hyypia)とかは審判の判定に切れまくってました。確かにフルハムに有利になるような微妙な判定もあったんですが、やたらと審判にくってかかる姿はみっともないですね。特に悪い印象はなかったリバプールでしたが、ちょっと好感度下がりました。

 試合終了後は“出待ち”にすごい人だかり!これだけの人だかりはマンチェスター・ユナイテッド戦以来です。選手が出てくるのはまだ先だろうと油断してうろうろしていたら、リバプールの選手用大型バスが入口に着け、選手が出て来るじゃないですか!いつもは試合終了後1時間位してから選手が出てくるのに、今回は30分程度で出てきました。なんで?ここでも日本人いっぱいで、「オーウェンは?」「もう行っちゃった。オレ見たよ!写真も撮ったし!」と言うような会話が飛び交っていました。でも、その後スタジアムから出てくるマイケル・オーウェン(Michael Owen)を私は見ました。先の彼が見て写真を撮ったのは誰なんでしょうね?

 リバプール側はあまりの人の多さにあきらめ、フルハム側に行ってみました。こちらは日本人数人とフルハムのサポーターが数人いるだけ。そんなにリバプールのファンが多いとは。こちらもいつもよりも早く選手が出てきました。なぜかリバプールのディアオ(Salif Diao)がフルハム側から出てきて、すたすたと道を歩いて行き、ちょっと先で待っていたクルマに乗って行ってしまいました。今日の日本人も稲本にしか興味がないみたいで、フルハムの主力選手が出てきても反応なし。私はしっかり何人かのサインゲットしましたけど、稲本以外の選手達は日本人の間を普通に歩いて行ってしまいました。何人かのサインをゲットしたのは良いんですが、今回は写真を撮る余裕がなかったので、どれが誰のサインだか・・・。ちなみに、ジェトゥ(Martin Djetou)は子供を抱えて出てきたので、サインを求めて良いものかどうかちょっと躊躇ったんですが、イギリス人サポーターがサインを求めると子供を奥さんに託してサインしていました。そして私にもサインしてくれました。好感度大幅アップ!

 稲本が出てきたときにはパニックでした。その稲本のサインをゲットした日本人の女の子がいたんですが、今日の試合を見ずに(もったいない!)、ひたすら球場で“入待ち/出待ち”していたそうです。やっぱいるんだそう言う人。警備員から「彼(稲本)がサインするのは初めて見たよ」とか言われて大はしゃぎしてましたけど、彼が他にもサインしていることは言わないでおきましょう。ロンドン北部に留学していると言っていたけど、英語はさっぱりダメみたいで、待っている間の警備員との会話はまったく成り立っていなかったです。ちなみに、私もサインもらえそうだったんだけど惜しくもダメでした。稲本に「Excuse me, sir.」と言ってもダメか(笑)。

 選手が早く出てきたために“出待ち”が予想よりも早く終わってしまったので、セントラル・ロンドンまで買い物に行くことにしました。インスタントラーメン、カップラーメン、閉店間際のジャパン・センターの食品売り場で£1.00に値下げされた寿司などを買い込みました。Hammmersmith駅に行くと、駅周辺の道が大渋滞しているようで、駅ビル2階にあるバスターミナルからバスが出ていけずに立ち往生している!バスターミナル内にいるバスが動けないので、バスが入ってこられず、悪循環になっているようだ。でも、バス乗らなきゃ帰れないのでひたすら待ちましたよ。軽く1時間くらいね。やっと72系統のバスが来て、乗ったはいいけど、これがやっぱり動かない。バスターミナルを出るのに30分もかかりました。

 レジデンスの部屋に戻ると、22:30からのプレミアシップのハイライトITV1「The Premireship」が始まるところでした。ギリギリだよ。フルハムは数十年振りにリバプールに勝ったんだとか。それでサポーターは大騒ぎだったんですね。アーセナルも3-2で敗れたようで、上位陣に変動はなし。直接は関係ないんですけど、、ボクシッチがMiddlesbroughにいるとは知らなかったです。あと、イングランド代表のエリクソン監督が今日のフルハム戦を視察していたのも知りませんでした。

 これで海外プロスポーツ観戦成績は通算9勝6敗1分です!

ロフタスロード・スタジアム(Roftus Road Stadium)
いつもよりも混雑しているような気がします。BOX OFFICEの行列も目立ちました。
バックスタンド入口です。
メインスタンドと比べると妙に安っぽい感じがしないでもないです。
ゲートをくぐると、両チームが既にウォーミングアップを開始していました。
リバプールは先発と控えで別メニューでウォーミング・アップしていました。
バックスタンドの雰囲気はこんな感じ。
サミ・ハピア(Sami Hyypia)
ディアオ(Salif Diao)!
スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)!
ミラン・バロス(Milan Baros)!
シュミッツァ(Vladimir Smicer)!
この後サインしてくれました!
今回の席はテレビカメラの隣!
--
GEORGE WIMPEY STAND
Block=V
Row=B
Seat=118
Price=30.00
コイントスをして、間もなく試合開始です。
いよいよキック・オフ!
スティーブ・フィナン(Steve Finnan)のアーリー・クロス!
フルハムの先制点にフルハム側スタンドは騒然!
エミール・ヘスキー(Emile Heskey)!
今日も良い動きしてました。
マイケル・オーウェン(Michael Owen)にはきっちりとマークが付いています。
全体としては良くなかったようですが、所々での動きはムチャクチャ凄かったです。フルハムのディフェンスは1対1では止められず。
フルハムの追加点にメインスタンドも騒然!
手前は審判に激しくクレームをつけていたサミ・ハピア(Sami Hyypia)が注意されています。
サミ・ハピア(Sami Hyypia)は憮然としたまま。
その向こうをフルハムの選手が自陣に戻っていきます。
リバプールのキックオフで試合再開。
リセ(John Arne Rise)!
ハーフタイムにはお子様のドリブルシュート大会です。
いよいよ、後半!
両チームの選手が出てきました!
リバプールのキックオフで後半開始!
マーフィー(Danny Murphy)!
フルハムのフリーキック!
ハマン(Dietmar Hamann)の弾丸シュート!
弾道が戦になって見えますが、これがゴール右上隅ギリギリに突き刺さりました。超強烈!
キック・オフを何回も見られるとは!
背を向けているのはリバプールのミラン・バロス(Milan Baros)!
スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)のフリーキック!
これも弾道が線になって見えますが、こちらは壁になっていたフルハムの選手の顔に直撃!
その直撃弾を受けた選手はしばらく起きあがれず、担架が運び込まれました。
ゴマ(Alain Goma)が2枚目のイエローカードで退場(Sent Off)となってしまいました。
後半29分、稲本登場!
マルブランク(Steed Malbranque)とマーフィー(Danny Murphy)
フルハムのフリーキックは惜しくも決まらず。
稲本のバックパス。
スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)のアーリー・クロスも得点には結びつかず。
そして試合終了!
3-2でフルハムの勝利!
“出待ち”の人だかりです。
サインしてくれる選手は少なかったです。
マイケル・オーウェン(Michael Owen)はアッと言う間に通り過ぎてしまいました。
ショーン・デービス(Sean Davis)はインタビューに答えていました。この人、近くで見るとちょっと恐いです。
今日のプログラムです。



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