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2002年12月26日(木)−les 3 Vallees / The Three Valeys(COURCHEVEL + MERIBEL + VAL THORENS)遠征 |
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普段履きにしているトレッキングシューズにSIDASのスキー用インソールを使っているんですが、それをレンタルしているTECNICAのブーツに流用できないかとひらめき、朝から試してみました。トレッキングシューズもTECNICAなんですけど、こちらはサイズが27.0cm、レンタルのTECNICAのブーツの方は26.5cmだったので、インソールが長すぎて、合いませんでした。入るには入るんですけど、爪先が余ってしまって窮屈な状態だったのであきらめました。 トロア・バレー(les 3 Vallees / The Three Valeys(COURCHEVEL + MERIBEL + VAL THORENS))遠征に行って来ました。トロア・バレーは、昨シーズンにフランススキーを検討したときの最有力候補だった場所。「3つの谷」の名前通り、「COURCHEVEL」、「MERIBEL」、「VAL THORENS」と3つのエリアから構成されています。とにかくスキー場が広く、リフト数も多い巨大スキーエリアです。8:00集合で、いつものように参加者を拾って行き、出発したのは8:30頃でしょうか。ラ・プラーニュ(La Plagne)からの山道を下山し、トロア・バレーへの山道を登る行程は1時間くらいかかりました。地理的には近いんでしょうけど、山道を下って登ってなので。ちなみに、今回はCORCHEVEL1850がベースになります。 ラ・プラーニュのリフト券を持っているとトロア・バレーのリフト券は不要で、その場で当日券を発行してくれます。Thomsonのスタッフが全員のリフト券を回収して全部やってくれました。が、私はジャケットにくくりつけていたのでジャケットごと預けることに・・・。やはり、リフト券ホルダーを使っておく方が良さそうです。で、新しいリフト券をもらったものの、リフト券ホルダーがないので探して走り回っちゃいました。近くのショップになかなかなくて。結局、日本と同じようなタイプのリフト券ホルダーをEuro2.00で購入。トロア・バレーのビレッジはベル・プラーニュ(BELLE PLAGNE)のビレッジよりも整然としている感じで、個人的には好きです。 リフト券ホルダーを買うのに手間取ってしまい滑り出しが遅くなってしまいましたが、いよいよスキーです!麓の天気は曇り。山の上の方はガスっています。まずはCORCHEVEL1850からテレキャビンVERDONSでVERDONS(2,078m)に上がると、麓とは打って変わって大雪です!そのまま接続するテレキャビンVIZZELEでVIZZELE(2,659m)まで一気に上がりました。ここもやはり大雪! ここから滑り出せるコースはゲレンデマップ上で赤(Difficile/Difficult)のコースしかないので、足慣らしのつもりで赤(Difficile/Difficult)のmarmottesから滑り始めたんですが、これがなかなかハード!アイシーなバーンとその上に雪が溜まっている場所があり、アイシーなバーンではエッジが立たず、雪があるところでは足を取られ、思うように滑れません。リフトMARMOTTESでVIZZELE(2,659m)まで上がり、creuxを滑ります。ここもゲレンデマップ上では赤(Difficile/Difficult)なんですけど、marmottesと比べるとコースがゲレンデコンディションが良く、滑りやすいです。大雪のため視界が悪く滑りにくいので場所を変えることにし、リフトMARMOTTESでVIZZELE(2,659m)まで再び上がり、裏のSAULIRE(2,738m)を経てMERIBELに移動しました。chamoisを滑り降りて行くと、標高が下がるに連れ、雪が雨交じりになって来ました。大雪で視界の悪いエリアを避けるつもりが、標高下がったら雨になるとは!リフトDENT DE BURGIN乗り場付近まで降りてくると、ゲレンデが所々土色になっており、石が出ている場所もあります。石が出ているのはラ・プラーニュだけじゃないのね。 VAL THORENSまで移動しようとゲレンデマップを確認しますが、VAL THORENSに行くためには、MERIBELの麓まで降りなければ行けないようです。が、そのコースは雪不足のため(閉鎖はされていないものの)要注意になっています。そんな要注意コースを降りるのも何だし、時間的にも微妙だったので(戻ってくるのにどれくらい時間がかかるか分からないので)、VAL THORENSはあきらめ、しばらくMERIBELで滑っていました。MERIBELにあるリフトALTIPORTがなんと8人乗り!初めて見ました!しかも、リフトのローディングポイントがベルトコンベアー式になってる!そう言うリフトがあるのは知っていたけど、実際に見るのは初めて!リフト自体はゲレンデマップ上で緑(Tres facile / Very easy)の簡単なコースに架かっているんですけど、ちょっと嬉しくて2回も乗ってしまいました。8人乗りリフトなんですけど、例によってフランス人はバランスとか考えません。片方によって傾いたままでも気にしないんでしょうか?大人3人が片方に乗り、子供1人が反対側に乗っているような状態もありました。これって危険じゃないの? そろそろCOURCHEVELに戻ることにし、リフトLOZEでCOL DE LA LOZE(2,274m)に上がります。ちょうどレストラン「Le Roc - Tania」があったので、ここでかなり遅いランチ(14:00過ぎ)。スパゲッティ・カルボナーラ(Spaghetti Carbonara)にしたんですが、フランス語メニューは「Carbonara」なのに対し、英語メニューは「Egg, Cream and Bacon」って感じ。基本的には英語メニューの方がありがたいんですけど(フランス語メニューは大抵読めない)、物によってはフランス語メニューの方がダイレクトに分かることもあるんですね。イギリスで美味しいスパゲッティを食べたことがないのでちょっと期待していたんですが、ちょっと茹で過ぎ。フランスでもアル・デンテ(al dente)は遠かったです。でも、ソースの味はかなり美味しい!チーズ(さすがにパルメジャーノではなかったけど)たっぷりかけて美味しく頂きました。が、ホントに美味しかったんですけど、濃厚過ぎて後でもたれまくりでした・・・。 ところで、こちらの休憩所は「休憩所」と言う寄りは「レストラン」で、ただ休憩するという感じではないんですね。しかも、山小屋風の小さなレストランが点在している感じ。食事するのは楽しめます。でも、ただ休憩したい場合はどうするんでしょう? 食後にまったりしていると、日が出てきました!慌てて準備してスキー再開!林間コースloze estを滑り、一気にCOURCHEVEL1850の麓まで降りました。この時点(15:30頃)で集合時間(16:15)がちょっと気になりましたが、“一気に滑り降りれば間に合うだろう”と安易に考えて朝一と同じルートで山頂を目指します。VIZELLE(2,659m)に到着すると、快晴!上がって来て良かった!今回のスキー初めての晴モードです!creuxからpark cityを経て、途中で空港を横目に滑り降ります。ゲレンデコンディションは程々でしたが、明るい日の光の元で滑るスキーは良いですね!視界も良いし、ゲレンデ状態を見極めやすいので、コンディションが良くなくてっもそれなりに滑れるし。やっぱり晴れが良いです。COURCHEVEL1850の麓に到着したのは16:10、そこから集合場所まで歩いて集合時間直前に到着!ちょっと冷や冷やでした。コースを間違ったりしていたら間に合わなかったなぁ。危ない危ない。 バスに乗り込んで待っていると、いきなりバスが動き出しました。長時間停車できないらしく、別の場所で待機するとか。その別の場所に移動するときに通った道が狭い上に、両サイドに駐車車両があり、バスが通るのはちょっと大変。通行人が大声上げていましたが、運転手は降りて目視する出もなく、ミラーだけを頼りに強行突破。駐車している車のドライバーの方が自分の車のミラーを抑えたりしてました。でも、別の駐車車両のミラーにこすってるよ!何とか別の場所に移動し、待っている間、運転手がこすった個所を見ながら唾付けてたけど、人間の擦り傷じゃないんだから・・・。帰りも1時間以上かかりました。山道のワインディングを登るのにこのバスが遅く、後続が(見えた範囲で)コーナー3つ先まで続いていました。 ディナーは前菜にスモークサーモン、メインはビーフ・ステーキでした!ステーキは焼き加減を聞いてくれませんでしたが(出てくるまでステーキが出るなんて知らなかったし)、出てきたのはレア。基本的にはレア派ですが、海外ではミディアムにすると決めているのに・・・。が、このレアのステーキが思ったよりも遙かに美味しい!ローストビーフみたいな状態かと思ったら、しっかりステーキになってるし、肉もどうせ硬いだけだろうと思ったら柔らかいし。 部屋に戻ると、テレビでは「ミリオネア」のフランス版が放送されてました。もちろん、クイズの内容はさっぱり分かりません。イギリス版の司会者はおもしろおかしくて好きなんだけど、フランス版の司会者はあまり面白そうな感じではないです。もちろん、言葉は分からないので雰囲気だけですけど。どこの国でも100万を目指すクイズだけに、主要国の中ではイギリス版が一番賞金額が大きいことになるんですね。£1,000,000>Euro1,000,000>\1,000,000ですからね。 裏番組では「ナイト・ライダー」まで!懐かしい!昔好きだったんだよね。主人公の「マイケル・ナイト」(Michael Knight)がフランス語発音で「ミケール・ナイト」になってました。キットの声はフランス語でも同じように聞こえましたけど。 |
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COURCHEVEL1850のベースです。 |
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COURCHEVEL1850のベースと接続しているビレッジです。 |
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COURCHEVEL1850のベースから出ているテレキャビンVERDONSとテレキャビンCHENUS乗り場です。 |
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テレキャビンVERDONS |
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テレキャビンVIZZELE乗り場です。COURCHEVEL1850から出ているテレキャビンVERDONSと接続しています。 |
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テレキャビンVIZZELEが到着するVIZZELE(2,659m)です。 |
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VIZZELE(2,659m)にかかるリフトMARMOTTESです。 |
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リフトMARMOTTES乗り場です。 |
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こんな天気でハンググライダー飛ばすんですかねぇ? |
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COURCHEVELエリアを示す看板です。 |
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MERIBELエリアにありリフトDENT DE BURGINです。 |
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リフトDENT DE BURGINを降りて滑り出した辺りにある案内板です。 |
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ローディング・ポイントがベルトコンベア式になっているリフトALTIPORTです!しかも、8人乗り! |
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8人乗りリフトで、左側に大人3人、右側に子供1人。良識を疑います。 |
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レストラン「Le Roc - Tania」 |
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超濃厚なスパゲッティ・カルボナーラ(Spaghetti Carbonara)! |
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晴れ間が見えてきました! |
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麓から見上げると、山頂付近は晴れている様子。これは行くしかないでしょ! |
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ほら、VIZELLE付近は晴れてます!後ろに見えるのはリフトSUISSES。 |
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同じくVIZELLE付近。後ろに見えるのはリフトMARMOTTES。 |
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完全に太陽が出て、快晴です。 |
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VIZELLE(2,659m)からSAULIRE(2,738m)を見上げています。 |
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山の陰でこの辺は日陰になっていますが、日が出ているので、遠くに山々が見渡せます。 |
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なんと、スキー場内に飛行場があります! |
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前菜のスモークサーモン! |
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メインはビーフ・ステーキ! |