7.旧幌内線、三笠鉄道記念公園へ <1>

昭和62年7月14日をもって廃止となった、岩見沢から三笠を通って一方は幌内、もう一方は幾春別まで伸びていた線路があります。北海道の鉄路は小樽・手宮から始まり、札幌・野幌・岩見沢を通ってこの幌内線へやってきたわけですが、手宮から小樽(現在の南小樽駅)の路線も現存していません。すでに道内の鉄道は「発祥」を失っているとも言えます。ところが、手宮に鉄道記念館があるのは有名かと思いますが、旧三笠駅・幌内駅の跡地にも記念公園がつくられています(幌内線内の跡地に記念碑などとして残っている場所もありますが、ここでは略させていただきます)。

今回は、その両駅を訪ねようと、道央自動車道・三笠インターで下りてから案内板の通りに走行し、まずは旧三笠駅を新装したクロフォード公園と呼ばれる場所を通ります(ここについては後述)。それからさらに進むと、右手に線路の跡が見えてきます。現在、三笠鉄道記念公園(以下「記念公園」)ではSLを短い距離で走らせており、本来は三笠まで残った線路を走らせようとしたようですが、実現には至っておらず、定期的に手入れを施しているものの、果たして実際に運転はされるのか、というところになっています。

幌内線の路線図。またいい加減ですが・・・(^_^;)

さて、記念館の中に入ってみます。外に置いてある車両を見る分には無料になりますが、館内に入るときに入場券が必要となります。さまざまな資料が展示されているほか、ラウンジにはちょっと古いJTB版時刻表が置いてあり、楽しめるかも知れません。以下、記念公園に展示されている車両を紹介しますが、私は車両のことについては無知ですので、解釈は皆さんに委ねることにしますm(__)m

ミニSLの線路も見えますが、奥の方に見辛いかとは思いますがSL(S−304)も走っています。

DD16の15号機です。まだ使えそうなものばかり展示されているように見えます。

手入れがされていないのか、唯一朽ちかけているキハ22。キハ56も連結されています。
なおこの先線路は三笠の手前まで伸びていて、信号機もそのまま残っています。

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