電影感受・過去ログ2

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12月14日

タイトル

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出品年

ルージュ
([月困]脂扣)
梅艶芳・張國榮

「覇王別姫」のリリアン・リー元作、成龍プロデュース。いやぁ、ツボだなぁ。とてもとても10年以上も前の作品だなんて思えません。なんかすんごく好きです。マジで。この映画の収録時、まだ歌手を本業としていた張國榮と梅艶芳ですが、いやはや、随所の歌うたってるシーンは流石というかなんというか。お話的には、50年前に心中したチャン(張國榮)とフラワー(梅艶芳)。黄泉の国で待っても来ないチャンを探すためにフラワーは50年もさまよって現代へ。そこに登場するのが、アレックス・マンとエミリー・チュウのカップル。これまたアレックス・マンがいい奴で、大槻さん的には驚きました(笑)。なんか最初にアレックスが出た映画を見たのが「野獣刑事」でして、その時の悪役のイメージが強かったもので(笑)。おっと話がずれてしまった。そいでね、フラワーの手助けをするわけだ、その二人が。最後はちょっぴり悲しいんだけど、見て下さい。お薦めです。

1987年

12月14日

タイトル

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花の影
(風月)
張國榮・鞏俐

「覇王別姫」の監督、チェン・カイコー作品。レスリーが主演でコン・リーも出てます。なんだかまたまたアヘンが関わってきて、難しい作品でした。だけど、やはりレスリーはいい。女を騙して金を奪い取るような役なんだけど、とてもイイ!コン・リーも「覇王別姫」とはまた違ったイメージを持てました。顔も全然違うように見えるし。やっぱりレスリーとコン・リーは本物の役者さんなんですね。シミジミ。物語のラスト、レリスーが泣きながらジッとこっちを見るシーンがあるんですが、なんともいえずにイイです(笑)。

1996年

12月14日

タイトル

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神鳥聖剣
(九二神[周鳥]

痴心情剣)
劉徳華 他

「神鳥伝説」の続編ってことだけど、キャストも設定も全く違う別のお話だと思ったほうがいいかも。ただ、前作同様、劉徳華の剣はくねくね(「ピロピロ剣」命名:私(笑))してますけどね。なんだとってもとっても最初とかコメディなんだけど、ラストに近づくにつれてシリアスに。なんじゃそら。お相手の女優さんはロザモンド・クァン。老け役メークが怖かった(笑)。その老けたロザモンド(氷の精)に思い出の部屋とやらでアンディがプロポーズするんだけど、その思い出の部屋の写真がスンゲー不気味(笑)。合成もいいとこなんだけど(多分、あえてそうしてるんだろうけど)、おかしいっちゅーねん(笑)。本当、シリアスなんだかコメディなんだかいまいちよくわからない作品でした(笑)。

1992年

12月12日

タイトル

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神鳥伝説
(九一神[周鳥]挟侶)
劉徳華・梅艶芳他

アンディの映画製作会社「チーム・ワーク(天幕)」の記念すべき第1作。しかも原案は今をときめく王家衛監督。それにアンディの意向やら何やらをプラスアルファしてできたのが、このお話なんだそうです。これね、今回のイチのプッシュは、なんといっても郭富城でしょう!!!なんかイイ、これ。「リー・ロック」でアンディの息子役でしか見たことなかったアーロンだけど、参りました。やってくれます(笑)。主役はアンディとアニタなんだけど、絶対にナン・ウーことアーロンにおいしいところ全部持ってかれてます、この人たち(笑)。これはアーロン迷には必見作品ですよね。銀髪(ごめん、私白髪だと思ってた)に黒ずくめの服。なにやら得体の知れない液体を吸うことによって、変身するわけなんだけど、またこれがたまりましぇ〜〜ん!!!煩悩パワー炸裂!白い顔に妖しい目。極めつけの赤く彩られた唇!これはよろめきます(笑)。マジでその道を応援する方は(笑)、煩悩にひたってしまいます。しかも、鏡の中に閉じ込められたアーロンとアンディが…ぎゃーーーっ!…まぁ、まずは見てください。もちろん、日頃危ない煩悩パワーに惑わされていない方も楽しめる作品だと思います(笑)。

1991年

12月11日

タイトル

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月夜の願い
(新難兄難弟)
梁家輝・梁朝偉他

監督がね「金枝玉葉」と同じ陳可辛なのね。しかも、設定とかもおもしろそうだし…とかって思って借りたら、マジで面白かった(笑)。なんだかもう少しひねりが欲しいとは思ったけど、だけど、好きネタだな(笑)。タイムスリップものなの。しかもレオン・カーファイとトニー・レオンが親子なの。カーファイの老けメイクもさながら、トニーの母親役(私生活では恋人)のカリーナ・ラウの老けメイクにも参ってしまいました。だって太ってんだもん(笑)。やるなぁ…(笑)。お話的には、人がよすぎる父親に反発していた息子が、父親のケガをきっかけに、とある方法で過去にタイムスリップ!このとある方法ってのがこれまたロマンティックなんだけど、これはおいといて(笑)。過去の世界で若かりし頃の父親と母親に出会うトニー。いやぁ、これがまた有嬢とかうまれたりでなかなかいいよぉ。…ま、どっかで見たような映画かもしれないけどさ(笑)。まぁ、見て下さい。そしてトニーの熱視線攻撃にクラクラしてください(笑)。しかし、ラストに過去から来たファンはどうなるんだろぅ…ナゾ(笑)。

1993年

12月8日

タイトル

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出品年

欲望の翼
(阿跳正傳)
張國榮・劉徳華他

監督が今注目の王家衛(ウォン・カーウェイ)。左の張國榮や劉徳華のほかにも、スンゲー豪華な顔ぶれが!張學友、梁朝偉、張曼玉、劉嘉玲!いやぁ、凄いですねぇ(笑)。監督のインタビューが最後に入ってたんですが(しかも最近撮ったやつ?)本来このお話は二部作で、第二部を取りたいと常日頃思っているのだが、昔あった場所はきっと今はもうないし、なによりも出演者がみんな有名になって、ギャラもハンパじやなくなったって…。うーん、そうですよねぇ。…お話自体はまるでエヴァンゲリオンのように(笑)、何回も見ないと理解できないかも。私は一回見ただけですが、まだよく理解できてません…。カーウェイ監督の映画は私にとっては難しいです…(涙)。

1990年

12月7日

タイトル

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出品年

狼たちの絆
(縦横四海)
周潤發・張國榮他

ぎゃーっ!これは面白い!!なんかもう好き好きーっ!この映画はチョウ・ユンファの一年の活動休止からの復帰映画でもあり、レスリーの引退直前最後の映画でもありーので、なんかかなり意味ありげです。もうね、ユンファのバカッぷりな演技と、レスリーのちょっとお堅い演技が絶妙なバランスでとてもいいの。お話的には、これも見てもらったほうが笑えるしいいんだけれども、とにかくユンファとレスリーとチェリー・チェン。三人は泥棒さんなのだ。もうその巧みなテクニックも凄いのなんの。私の一番好きなシーンは、ユンファが車椅子でダンスを踊っているところと、鍵をもらうためにチェリーとタンゴを踊るレスリー!!! 特に最後の決めポーズの時の嬉しそうな顔が忘れられません(笑)。これは、超お薦めです。

1991年

12月7日

タイトル

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出品年

さらば、わが愛
〜覇王別姫〜
(覇王別姫)
張國榮・鞏俐

思えば、これを初めてみたのがもう5年も前の話なのですが、そうか…初めてレスリーを見たのも5年前ってことなのですね。うーん、感慨。前評判が凄く良かった映画なのでぜひ劇場でと思っていたのですが、残念ながら行けずにビデオを借りてきて見ました。いやぁ、あの時のレスリーの美しさにうっと(笑)。絶対に美しいってば、レスリーは。コン・リーの演技も好きです。「女」であることを誇示し続けるところなんかが健気というかなんというか。お話的には…これは見てもらったほうがいいかも。私が云々述べるよりも。奥が深すぎて一言では語りきれないです。この映画でレスリーは世界的にも名を馳せたのですが、各国からの出演依頼を断りつづけている彼。理由は「香港を拠点に活動したいから」とのこと。もう大好き!

1993年

12月4日

タイトル

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出品年

君さえいれば
〜金枝玉葉〜
(金枝玉葉)
張國榮・袁詠儀他

ぎゃーっ!これまたレスリーにやられてしまったーっ!!もうダメ…ヘロヘロになってしまいました(笑)。これは私の歴代香港映画ナンバー2に輝く作品です。ちなみにナンバー1は「霊幻道士」なんだけと(笑)。いや、とにかくすんごく好みなお話でした。これは有名な映画なので今更ストーリー的説明はいらないと思います。もし必要ならばこれは見るべき。それしかありません(笑)。もうレスリーはカッコイイはアニタはカワイイわ。加えてエリック・ツァンのゲイ演技も素晴らしいわ。非のうちどころがありませんわ、この映画は。見て終わって、「ほう(はぁと)」とうっとりする映画でした。これまでレスリー&アニタコンビの映画をけっこう見てきましたが、この映画の二人が一番好きかな。レスリーだけの評価で言えば、私の中のベストオブレスリーは「金玉満堂」のレスリーなんですけどね。

1994年

12月3日

タイトル

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出品年

戦火の炎
(天若有情V)
劉徳華 他

戦争モノです。アンディが空軍の兵士(でも金持ちボンボン)なのです。お話的には、アンディの乗ってた飛行機が超ド田舎に不時着するところから始まります。そこの村娘と恋をするわけなのですが…。いやぁ、青春ってやつですか(笑)?でも好きだな、こういうの。ただでさえ、大槻は戦争モノの映画が好きなのです。この時代の映画はためになるし、さ。それにせつなくなるし。今回は特に、玉砕する覚悟で飛び立とうとするアンデイが見送る恋人に静かに微笑みながら投げキッスをするシーン。これにいたく感動しました。朝の5時頃に見た映画なのですが、全然眠気に襲われなかったです。それぐらい熱中してました。しかし、一つだけわからないことが。女の子が牛を殺されて隠れてしまうんだけど、あの心理がよくわかりません。あれはアンディがいなくなるから悲しいのか、牛が死んでしまったから悲しいのか…。うーん…。男であるアンディの気持ちは「そうそう!」とかって感情移入できたのですが、何故だか女性はダメでした…。なんでじゃ。男ばっかでてくる小説書いてるからかな…(涙)。

1996年
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