冬越し対策
 

  岩手のような寒い地域では、夏と同じぐらい「冬越し」は重要な課題です。
  以下を参考にしてください。

○温度を維持できる(15℃ぐらい)暖かい室内で管理する場合。

 1.10月下旬あたりに株をピンチして株を小さくします
   夏にピンチしている場合は、夏に切ったところから少し先のあたりで切ります。

 2.出来るだけ日の当たる室内に置き、温度を15℃ぐらいを保つ。
   日照時間が13時間以上だと花が咲くので、照明などが当たる場所に
   置くと良いでしょう。

 3.若干ながら枝葉が伸びるので、水枯れをしないよう管理する。

 ※花が咲くとは言っても、春のように満開にはなりません。(岩手の場合)

○温度が維持できない(5℃ぐらいまで)室内で管理する場合。

 1.10月下旬あたりに株をピンチして小さくします。
   夏にピンチしている場合は、夏に切ったところから少し先のあたりで切ります。

 2.出来るだけ日の当たる室内に置くと良いですが、温度が維持できない場合
   そんなに日に当たらなくとも良いです。ただし、最低5℃は保つこと。
   葉がすっかり枯れて枝だけになることが多いですが、成長の適温になれば
   新芽が伸びてきます。

 3.休眠状態になってはいますが、カラカラにならない程度に水を与えましょう。

以上が「冬越し」のポイントです。

  以上のポイントをふまえて、せっかく冬をうまく越したのに、春先の寒さを油断して
 枯れさせてしまうお話を良く聞きます。
  冬に伸びた枝は弱く、春先の弱い霜や寒さにもあっさりとやられてしまいます。
 春先に外に出す場合は、最初は暖かい日中に短時間だけ出し、だんだんと時間を
 長くして慣らしていくと良いでしょう。
  また、冬に十分な日が当たらずひょろひょろと枝が伸びてしまった場合、下の葉を
 何枚か残してピンチしたほうがうまくいくようです。

 冬寒くない地方であれば、開花しながらの冬越しも可能でしょうが、春一番元気に
 咲く時期の枝数を多くする意味でも、”ピンチしてお休み”という形にしたほうがよい
 かと思います。

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