フクシアは、夏の暑さが苦手です。特に、夏の直射日光や夜の気温が下がらない
熱帯夜などが株を消耗させ、大株の場合は枯れる場合があります。
フクシアの育成にとって最重要課題になるこの「夏越し」のポイントは以下の通りです。
1.夏場の直射日光に極力当てない。
夏場の日差しはフクシアにとってかなり強いものです。
7〜8月は60〜70%ほどの遮光(日をさえぎること)のもとで、風通しのよい出来る
だけ涼しい場所に移動します。半日陰になる木陰などが最適です。
2.ピンチ(枝をきること)して、株自体を小さくする。
大株になればなるほど、根の張りが多くなり、枝もかなりの茂りになるので、
夏場に枯れる可能性が多くなります。
この様な大株に限らず中くらいの株でも、花の館では梅雨時期に下から数えて
2〜3節残して ピンチをし、夏越しをします。大株になり枯れてしまう危険性を
回避する為と、秋に枝数をより多く出す為にピンチをします。
↑ちょうどこんな感じです。
ピンチをしても、水は乾かさないようにしてください。
肥料はほとんど必要ありません。(8月30日追加記入)
ピンチは早めに切った方が、秋に花を沢山みるためには良いようです。
(但し、これは岩手のような夏場、夜が涼しいくらいになる冷涼な気候なので出来る
芸当なのかも知れません。この方法でフクシアを枯れさせてしまったことはほとんど
ありませんが、暑い地域にお住まいの方は、参考程度に。)
3.挿し木をする。
大株ではかれる危険性のあるフクシアでも、小苗の場合はそれほど危険性は
ありません。試しに挿し木をしてみてください。
以上のようなポイントを梅雨時期近くになったら行いましょう。
たとえ花が咲いていても、梅雨時期が終わるまでには行います。(8月30日追加)
工夫次第では、夏場に花を咲かせることも出来ますが、枯れるのと隣り合わせでの
開花よりは、夏場はお休みさせたほうが良いと思います。
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