ここでは、ネコナカイガラムシの駆除を紹介していきます。 ○ネコナカイガラムシとは
※土の中に発生したネコナカイガラムシ
※寄生により、若干葉に異常が見える。株自体は思うよりは元気で、花もそれなりに咲く。
カイガラムシの一種、コナカイガラムシの仲間で根に寄生する害虫です。
発生すると、生育が緩慢になり、葉や若芽に異常な形態が出てくる事があります。
枯らすほどの大被害にはならない事が多いのですが、カイガラムシとは違い、成虫は歩く事が出来、他の株に移動して、周辺に感染するのが厄介です。
また、土の中にいるので、発生しているか、気づきずらいのも厄介です。
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○駆除の流れ
用意する薬剤は、ダイアジノン3粒剤と、マラソン乳剤。
まず、鉢から株を抜き、根鉢を崩します。そして、水で根洗い。
すっかり土がなくなるまで洗ったほうが良いでしょう。
症状が軽くても、結構ネコナカイガラムシが浮いてきます。
(土が浮いててごめんなさい)
洗い終えたら、マラソン乳剤の2000倍液に、根を浸します。
新たな用土に植え替えます。このときは、必ず新しい土を使う事。
用土にダイアジノン3を混ぜ込みます。量は、ぱらぱら〜と。
根をいためないように、新しい鉢に、植え替えをします。
株は、枝を半分ぐらいに剪定した方が良いでしょう。切らずに植えると、水が足りなくてぐったりする可能性があります。
植え替えた後は、シッカリと水を与えてください。少し日陰で管理した方がいいかな。
そうそう、植え替えの時は、必ず新しい鉢を用意してくださいね。
写真はネコナカイガラムシが発生していた株の鉢の様子ですが、しろーいカビの様なものが見えます。卵かなんかでしょう。
この鉢は捨てた方がいいですが、使いたい場合は、よーく洗って、入念な消毒を。
以上が駆除の流れとなります。
また、ネコナカイガラムシの予防として、オルトラン粒剤がある程度の効果があるそうなので、日ごろから散布しておいた方がいいかもしれません。
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