エンジェルストランペット Q&A

Q1:トランペットに毒があるってホント?

A:全草(花、茎、葉、根、実の全て)に毒がある植物です。

 以下のことに注意しましょう。

 ・触った手や剪定に使ったハサミ等は、洗うこと。
 ・間違っても食べたりしないこと。
 ・花に甘い香りがあるので、小さな子供などが間違って食べないように注意し、子供にも  注意しなければならないことを伝える。
 ・ゴボウや大根などの近くに植えない。(根を間違えて食べる可能性があるため)

 毒があると、植えてはならないと思いがちですが、身近な植物には結構毒のある植物はあるものです。(水仙やジキタリス、イソトマ等等。)植物には罪はありません。以上の注意をよく理解し、楽しい園芸をしてください。

Q2:花が咲かないんだけど・・・

A:色々な原因が考えられます。

 まず、株がある程度大きくならないと花が咲かないので、1m50ぐらいになったら花が咲いてきます。ので、できるだけ、水と肥料を与えることが必要です。

 秋になっても花が咲かない場合は、今までの管理で水や肥料が足りなかった可能性があります。

 まれに肥料も水も与えていて、丈も2mにもなるのに咲かない場合があります。これはそのような特徴をもつ品種だったり、環境、管理が良すぎて、成長にばかり力がいってしまい、花を持とうとしない株だったりする場合があります。

Q3:花の色がどうも薄い。思った色が咲かない。

A:肥料が不足しています。

 肥料が不足すると、花色は薄くなります。トランペットはこれが結構顕著にあらわれることがあります。

 ピンクで肥料が足りないと白に。黄色で肥料が足りないとレモン色に。ウェルシコロルで肥料が足りないと、全体的に色褪せた感じで色変わりをします。サングイネアが肥料不足だと、鮮やかな赤ではなく、茶色のような色になります。

 花が咲いている時期も、咲いていない時期も、肥料は欠かさず与えましょう。

Q4:エンジェルストランペット・エンジェルトランペット・エンゼルトランペット・エンゼルストランペット・ブルグマンシア・ダツラ・ダチュラ・トランペットツリー等等、色々呼び名があるけどどれが正しい呼び名?

A:下向きに咲くのはブルグマンシアが正しい名称です。

 エンジェルストランペットと言われるのは別名や通称名といわれるもので、本来はブルグマンシアと言うのが正しいです。
 昔、ブルグマンシアと言う植物が売れないのを困った人が、「エンジェルストランペット」と通称名をつけて売った所、馬鹿売れした所からこの通称名が本来の名前よりも有名になってしまった由来とかどうとか。

 んじゃ、エンジェルかエンゼルか、エンジェルスか。
 これは、英語を日本語読みしてるので、一概にどれが正しいのかはわかりません。一応、NHKの趣味の園芸などでは「エンジェルストランペット」という名前で紹介されています。

 また、ブルグマンシアと混同されやすいのが、ダツラ・ダチュラです。
 厳密に言えば、別の属の植物で、ブルグマンシアは花が下向きに咲く木の部類の植物。ダツラ、ダチュラは上向きに咲く一年草です。
 ブルグマンシアは、寒さに幾分強く、そのものが残る性質が強いのに対し、ダツラは種を作り、子孫を残す性質が強いです。
 ブルグマンシア、ダツラは、元は同じ属にあったようで、その二つを総称してエンジェルストランペットと言います。

 ちなみに、どちらにも毒はあります。

Q5:葉がバラバラと落ちる。黄変する。

A:鉢が小さい、肥料、水不足、害虫による影響が考えられます。

 ブルグマンシアは、非常に成長力旺盛な植物です。鉢は出来るだけ大きい方が良いですし、小さいようであれば、暑かろうが寒かろうが、植え替えた方が良いです。

 また、肥料や水をかなり食いますので、化成肥料であれば、月に一回程度。庭に植えていても与えたほうが良いです。
 水遣りは、鉢植えの場合、極端な話、ホースの口を鉢に置いて、少しずつ出しっぱなしにしても構わないぐらい水が必要です。頑張って水掛しましょう。庭植えの場合は、乾いている場合に与えます。
 加えて、花が咲く時期は、さらに肥料分が不足しがちです。ご注意ください。

 葉の裏見て、細かな虫が居るようであれば、ハダニの可能性があります。相応の薬剤を散布し、駆除してください。

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