みかん詩集
夕日
6年 落田みかん
夕日は
今日の
この地球の姿を
全て覚えておこうと
よくながめようと
近づいてくる
…夕日が大きく近づいてくる意味がやっとわかったよ。ありがとう。…
空
6年 落田みかん
つもったほこりを
ほうきではいたような
そんな感じの空になった
もっとたくさんほうきではいて
ちり一つない
青空に
なったらいいのに
…いっしょにほうきではこうか。秋はそうじ好きの人が多いのかな。…
夜
6年 落田みかん
太陽を
おこしては
いけないと
虫たちが
静かにやさしく
かなで始めた
こもりうた
静かな
やさしい
こもりうた
…秋の夜が長いのは虫たちが静かに子守歌を奏でているからなんだね。…
みかんさんの発想にはおどろいてしまいます。
ごみ
6年 落田みかん
もえないごみとして
すてられたごみは
真夜中におどり出す
静かに
かろやかに
でも それは
とても 悲しい
悲しい おどり
…みかんさんは悲しいおどりに気付いていたんだね。…
すてられたもの達の悲しい叫びが聞こえるんだね。
空
6年 落田みかん
空は大きな画用紙
風の絵筆が
雲の絵の具で
時には
海になったり
森になったり
時には
風の気まぐれで
何にも
ならなかったりして
空は動けないから
海や森になれて
とても喜んでくれている
…空を彩っていたのはいたずらな風の絵筆だったのか。…
風や雲のおかげで空も幸せになれるね。
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