野田ぷりん詩集


       とんぼ

                            6年 野田ぷりん 

     物干しざおに

     とんぼがとまっていた

     いつにげてしまうのだろうと

     じっと見ていた私

     とんぼさん

     ずっととまっていてね

     行ってしまうと

     時代は進んでしまい

     こんな時がなくなってしまうような感じで

     とてもさみしい様な

     そんな感じがしてきたから

     

     とんぼのようにそのままでいられるなら

     この緑と自然

     こわさずに大切に

     とっておくことができる

     そう思ったから

……とんぼが飛び交い季節は秋色に染まってますね……

自然が残るぷりんさんの故郷  いつまでも大切にしたいんだね。


        だっぴ

                            6年 野田ぷりん 

     ちょうのように

     一枚丸ごとは無理だけど

     人間だってだっぴする

     もうだっぴの準備はOK!

     一皮一皮とぬぎ

     今ある自分から

     今なりたい自分へだっぴする

……いつも新しいものに向かって努力するぷりんさん……

先生も負けずにだっぴするぞ!「今なりたい自分へ」



       片づけ

                            6年 野田ぷりん

     この机の上が

     きたないということに気付いた

     どこからやろうと

     迷いに迷い

     こんなことに迷っている所ではない

     ということに気付いた

     引き出しの中も整理していると

     何か月も前の「お知らせ」の手紙が

     黄色がかった紙に変化していたことに気付いた

     何とか片づけも終わり

     すっきりした机の上

     ただ残っているのは私の手

     なんだか自分の手だけが取り残されたようで

     みょうにさみしいことに気付いた

……机を整理してきれいになってすっきりしたのに……

すっきりし過ぎて手持ちぶさたになったことあります。

何気ないことを詩にするのが上手ですね、ぷりんさん。



      春

                            6年 野田ぷりん

     こんにちは

     つくしんぼうが顔出した

     今年は特にあったかいね

     去年より早く出てきたよ

     

     こんにちは

     桜がパッと開き始めた

     今年は特にあったかいね

     首出したら太陽がきらきら光ってた

     

     こんにちは

     女の子が礼儀正しくおじぎした

     こんにちは

     こんにちは

     みんなでてきてこんにちは

……春になってみんなうきうき!……

女の子も礼儀正しくおじぎして

つくしんぼうとあいさつをかわしているところがいいね。


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