さようなら１０１系電車　その最期の走り・・・

２００２年８月２０日の２０５系ワンマン車運転開始後、予備編成の増備までの期間、
検査時などの代走用に１０１系一編成が中原電車区に残されており、時折２０５系に代わって
浜川崎線の運用に就く姿が見られていたが、２００３年１１月になり２０５系ワンマン車の
３番編成が竣工したこともあり、とうとうその最期を迎える事となった・・・。

ここではその引退を記念し、鶴見線の鶴見～大川間で行われた「さよなら運転」と鶴見駅での
車両展示会。それに先立ち最期の定期列車代走となった１１月２８日の様子、最後にＪＲ籍に残る
１０１系最期の本線走行となった、１２月２４日の廃車回送についても追ってみました。

１．１０１系最終定期代走運転

２００２年８月の２０５系ワンマン車の投入以後、検査時の代走用に残された最後の１０１系・・・。
１２月を前にして２０５系ワンマン車の３番編成が改造竣工した為、この日が最後の代走運用となった。

	南武線　尻手駅　(2214H) 発車を待つ10１系電車・・・最終日は単幕表示になっていたので、ちょっと違う印象が。		南武線　尻手駅　(2214H) ネット上と、夕方のNHK関東ローカルニュースで取り上げられ程た度の情報で、ファンの姿は意外にも少なかった。
	南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2231H)　浜川崎駅で折り返しを待つ 10１系浜３編成・・・背後の産業道路陸橋から撮影するファンの姿も見えました。		南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2231H)　こちらは浜川崎駅車止め側から撮影してみましたが、この様に混乱も無く、静かな最期でした。
	南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2283H)　最終列車発車前。撮影にいそしむファンの姿・・・		南武線　浜川崎支線浜川崎駅当日は「尻手←→浜川崎」の表示ではなく、珍しい単幕表示で運転されました。
	南武線　尻手駅こちらは「浜川崎」の単幕表示です。拡大したものなので画質は悪いですが、勘弁願います。		南武線　尻手駅 (2283H～回2283H) 最終列車が尻手駅２番線に到着し、すぐさま回送列車として中原電車区へと帰っていく。誰からとも無く始まった拍手が印象的だった。

２．１０１系さよなら運転

１２／１３．１４日の両日行われましたが、私は２日目の１４日に撮影しました。
なおこれに先立ち、鉄道友の会？主催で中原電車区での撮影会が、１２／６に行われた様である。

	鶴見線　浜川崎～武蔵白石間最期の鶴見線走行に向けて、中原電車区から回送されてきた１０１系電車。		鶴見線　大川支線　大川駅大川支線に入り、大川駅へ到着する１０１系さよなら列車。ここに１０１系が入るのも、大変珍しい光景だ。
	鶴見線　大川支線　大川駅大川駅到着後、折り返し準備にあたる乗務員の皆さん・・・普段はワンマン運転が基本の同車にとってこの乗務員の多さは少し違和感ある・・・		鶴見線　大川支線　大川駅続いて全体撮影・・・この道路際のフェンス沿いは多くのファンで溢れ返っていた。
	鶴見線　安善～浅野間鶴見線を象徴する高圧鉄塔群をバックに鶴見に向けて快走する１０１系電車・・・		鶴見線　鶴見駅午前と午後の運転までの間、鶴見駅構内にて車両展示会が開催されていた。写真は１０３系との並び。
	鶴見線　鶴見駅多くのファンが１０１系にカメラを向けているシーンである。鶴見駅ホームは狭く危険な為、一方通行にしてファンの誘導にあたっていた。		鶴見線　鶴見駅展示時間が長いので、定期的に幕を回していた様である。南武線（本線）時代の幕も現存しているので色々なパターンが見られた。
	鶴見線　鶴見駅大川方に掲出されたＨＭです。シンプルにさよなら１０１と書かれています。		鶴見線　鶴見駅一方鶴見方に掲出されたＨＭはオレンジ色とワンマン車塗装のイラストが添えられていた。
	鶴見線　鶴見駅先程と違い、別のアングルから１０３系との並びを撮影。この並びを見て「１０１と１０３の違いはなに？」と質問している子供が居たのが印象的だった。		鶴見線　鶴見駅　１０１系車内車内も見学可能となっていた。ブレーキハンドルも差し込まれたままの運転台。手歯止め使用中の札も掛かっている。
	鶴見線　鶴見駅　１０１系車内車内には１０１系電車の写真展が開かれていた・・・結構貴重な写真も多かった。		鶴見線　鶴見駅さよなら運転及び記念オレカの告知ポスターが貼られているが、既に「満員御礼」「完売御礼」の札が貼られていた。
	鶴見線　鶴見駅「尻手」幕を掲出して佇む１０１系の顔を縦位置で切り取ってみた。この姿で最期は支線運用に入って欲しかった気もするのだが。		鶴見線　大川支線武蔵白石～大川間冬の午後の陽だまりの中、大川支線を行く１０１系電車。対岸の浜安善から撮影・・・
	鶴見線　武蔵白石～安善間夕日に染まる安善駅付近を行く１０１系電車の姿・・・この場所は測定不可能（笑）な程ファンの姿がありました。		鶴見線　安善駅信号の関係？か、ほぼ各駅に運転停車していたさよなら列車。安善駅停車中の姿である。
	鶴見線　鶴見～国道間鶴見を出発した回送列車がカーブを曲がり国道駅へと入ってきた・・・		鶴見線　鶴見～国道間続いてアングルを変えもう一枚。ゆかりある鶴見線で最後の力走を見せる・・・
	鶴見線　国道駅回送列車が国道駅を通過していく姿を後追いで撮影・・・多くのファンに見送られ鶴見線を後にしていく・・・		南武線　浜川崎支線八丁畷～尻手間浜川崎で方向転換する間に先回りし、尻手の手前の築堤で１０１系回送列車を撮影。さようなら１０１系電車。

３．１０１系廃車回送

イベント終了後、中原電車区で留置されていた１０１系浜３編成であるが、
早くも１２／２４に武蔵中原～川崎新町（方転、尻手短絡線経由）～新鶴見～品川（方転）～
大船（鎌倉総合車両所、横須賀線経由）と言う経路で廃車回送された・・・

	南武線　中原電車区まずは中原電車区へと向かう。本線２０５系と２０５系ワンマン車との並び・・・		南武線　中原電車区ちょっと望遠でクローズアップ。灯火類も灯り、最期の出区点検の真っ最中の模様・・・
	南武線　中原電車区１０１系のみクローズアップ９６Ｈの運行表示が出ています。まもなく正真正銘のラストランが始まります。（13：15頃）		南武線　鹿島田～矢向間慣れ親しんだ南武線で最期の力走をする１０１系浜３編成。２０５系ワンマン車登場前の旧編成番号「１」を出している所が心憎い。（14：27頃）
	南武線　鹿島田～矢向間矢向留置の仲間たちにも別れを告げつつ、冬の陽だまりの中南武線を南下していく・・・		南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間川崎新町にて方向転換後、尻手から尻手短絡線を経由し新鶴見に向かう１０１系・・・尻手短絡線を抜け出るシーン。
	南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間多くのファンが出迎える小倉陸橋付近をゆっくりと通過する１０１系電車。		南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間急いでレンズを交換して、標準域でもう一発撮影。
	南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間新鶴見機関区を横目に品川に向かう１０１系電車を後追いで撮影しました。（14：50頃）		東海道本線　品川駅品川駅８番ホームにて停車中の１０１系電車。しばしの小休止である。（15：40頃）
	東海道本線　品川駅品川駅の駅名票と絡めて撮影。冬の夕暮れにひっそりと佇む１０１系電車・・・と言いたい所ですが、構内には多くのファンが溢れていました。		東海道本線　品川駅運行表示「５７Ｍ」を出して待機する１０１系電車。何故かハイアングルで撮影。（爆）発車までまだ時間が有るようで、車内では乗務員さんがくつろいでいました。
	東海道本線　品川駅品川には多くのファンの姿があり、最期の１０１系の記録に励んでいました。		横須賀線　西大井～新川崎間日没前後のギリギリ露出の中、大船に向け１０１系電車が行く。普段中々見せないスピードでＭＴ４６モーターを唸らせ、我々の前を足早に通過していった。（16:25頃）

ありがとう。そして、さようなら・・・　１０１系電車。

壁紙写真：横須賀線　新川崎駅　2003.12.24　photo by.m.satoh

	南武線　尻手駅　(2214H) 発車を待つ10１系電車・・・最終日は単幕表示になっていたので、ちょっと違う印象が。		南武線　尻手駅　(2214H) ネット上と、夕方のNHK関東ローカルニュースで取り上げられ程た度の情報で、ファンの姿は意外にも少なかった。
	南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2231H)　浜川崎駅で折り返しを待つ 10１系浜３編成・・・背後の産業道路陸橋から撮影するファンの姿も見えました。		南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2231H)　こちらは浜川崎駅車止め側から撮影してみましたが、この様に混乱も無く、静かな最期でした。
	南武線　浜川崎支線浜川崎駅　(2283H)　最終列車発車前。撮影にいそしむファンの姿・・・		南武線　浜川崎支線浜川崎駅当日は「尻手←→浜川崎」の表示ではなく、珍しい単幕表示で運転されました。
	南武線　尻手駅こちらは「浜川崎」の単幕表示です。拡大したものなので画質は悪いですが、勘弁願います。		南武線　尻手駅 (2283H～回2283H) 最終列車が尻手駅２番線に到着し、すぐさま回送列車として中原電車区へと帰っていく。誰からとも無く始まった拍手が印象的だった。

	鶴見線　浜川崎～武蔵白石間最期の鶴見線走行に向けて、中原電車区から回送されてきた１０１系電車。		鶴見線　大川支線　大川駅大川支線に入り、大川駅へ到着する１０１系さよなら列車。ここに１０１系が入るのも、大変珍しい光景だ。
	鶴見線　大川支線　大川駅大川駅到着後、折り返し準備にあたる乗務員の皆さん・・・普段はワンマン運転が基本の同車にとってこの乗務員の多さは少し違和感ある・・・		鶴見線　大川支線　大川駅続いて全体撮影・・・この道路際のフェンス沿いは多くのファンで溢れ返っていた。
	鶴見線　安善～浅野間鶴見線を象徴する高圧鉄塔群をバックに鶴見に向けて快走する１０１系電車・・・		鶴見線　鶴見駅午前と午後の運転までの間、鶴見駅構内にて車両展示会が開催されていた。写真は１０３系との並び。
	鶴見線　鶴見駅多くのファンが１０１系にカメラを向けているシーンである。鶴見駅ホームは狭く危険な為、一方通行にしてファンの誘導にあたっていた。		鶴見線　鶴見駅展示時間が長いので、定期的に幕を回していた様である。南武線（本線）時代の幕も現存しているので色々なパターンが見られた。
	鶴見線　鶴見駅大川方に掲出されたＨＭです。シンプルにさよなら１０１と書かれています。		鶴見線　鶴見駅一方鶴見方に掲出されたＨＭはオレンジ色とワンマン車塗装のイラストが添えられていた。
	鶴見線　鶴見駅先程と違い、別のアングルから１０３系との並びを撮影。この並びを見て「１０１と１０３の違いはなに？」と質問している子供が居たのが印象的だった。		鶴見線　鶴見駅　１０１系車内車内も見学可能となっていた。ブレーキハンドルも差し込まれたままの運転台。手歯止め使用中の札も掛かっている。
	鶴見線　鶴見駅　１０１系車内車内には１０１系電車の写真展が開かれていた・・・結構貴重な写真も多かった。		鶴見線　鶴見駅さよなら運転及び記念オレカの告知ポスターが貼られているが、既に「満員御礼」「完売御礼」の札が貼られていた。
	鶴見線　鶴見駅「尻手」幕を掲出して佇む１０１系の顔を縦位置で切り取ってみた。この姿で最期は支線運用に入って欲しかった気もするのだが。		鶴見線　大川支線武蔵白石～大川間冬の午後の陽だまりの中、大川支線を行く１０１系電車。対岸の浜安善から撮影・・・
	鶴見線　武蔵白石～安善間夕日に染まる安善駅付近を行く１０１系電車の姿・・・この場所は測定不可能（笑）な程ファンの姿がありました。		鶴見線　安善駅信号の関係？か、ほぼ各駅に運転停車していたさよなら列車。安善駅停車中の姿である。
	鶴見線　鶴見～国道間鶴見を出発した回送列車がカーブを曲がり国道駅へと入ってきた・・・		鶴見線　鶴見～国道間続いてアングルを変えもう一枚。ゆかりある鶴見線で最後の力走を見せる・・・
	鶴見線　国道駅回送列車が国道駅を通過していく姿を後追いで撮影・・・多くのファンに見送られ鶴見線を後にしていく・・・		南武線　浜川崎支線八丁畷～尻手間浜川崎で方向転換する間に先回りし、尻手の手前の築堤で１０１系回送列車を撮影。さようなら１０１系電車。

	南武線　中原電車区まずは中原電車区へと向かう。本線２０５系と２０５系ワンマン車との並び・・・		南武線　中原電車区ちょっと望遠でクローズアップ。灯火類も灯り、最期の出区点検の真っ最中の模様・・・
	南武線　中原電車区１０１系のみクローズアップ９６Ｈの運行表示が出ています。まもなく正真正銘のラストランが始まります。（13：15頃）		南武線　鹿島田～矢向間慣れ親しんだ南武線で最期の力走をする１０１系浜３編成。２０５系ワンマン車登場前の旧編成番号「１」を出している所が心憎い。（14：27頃）
	南武線　鹿島田～矢向間矢向留置の仲間たちにも別れを告げつつ、冬の陽だまりの中南武線を南下していく・・・		南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間川崎新町にて方向転換後、尻手から尻手短絡線を経由し新鶴見に向かう１０１系・・・尻手短絡線を抜け出るシーン。
	南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間多くのファンが出迎える小倉陸橋付近をゆっくりと通過する１０１系電車。		南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間急いでレンズを交換して、標準域でもう一発撮影。
	南武線　尻手～武蔵野南線　新鶴見（信）間新鶴見機関区を横目に品川に向かう１０１系電車を後追いで撮影しました。（14：50頃）		東海道本線　品川駅品川駅８番ホームにて停車中の１０１系電車。しばしの小休止である。（15：40頃）
	東海道本線　品川駅品川駅の駅名票と絡めて撮影。冬の夕暮れにひっそりと佇む１０１系電車・・・と言いたい所ですが、構内には多くのファンが溢れていました。		東海道本線　品川駅運行表示「５７Ｍ」を出して待機する１０１系電車。何故かハイアングルで撮影。（爆）発車までまだ時間が有るようで、車内では乗務員さんがくつろいでいました。
	東海道本線　品川駅品川には多くのファンの姿があり、最期の１０１系の記録に励んでいました。		横須賀線　西大井～新川崎間日没前後のギリギリ露出の中、大船に向け１０１系電車が行く。普段中々見せないスピードでＭＴ４６モーターを唸らせ、我々の前を足早に通過していった。（16:25頃）