mimi / Joy Love Happiness  VICP60647 99年5月21日発売

1.JOY LOVE HAPPINESS    2.SO DEEP

3.IT’S ALLRIGHT(featuring COOLIO)

4.1999(featuring David Thomas of Take 6)

5.SHOW ME    6.ALLWAYS FOREVER   

7.I’M WISHING    8.CRAZY LOVE 

10.NEXT TIME    11.1999(CLUB MIX)

12.JOY LOVE HAPPINESS(REMIX)

13.JOY LOVE HAPPINESS

(GROOVE THAT SOUL MIX RADIO EDIT Remixed by GTS)

 

 最近、日本のミュージックシーンでは女性R&Bシンガーの活躍がめざましいが、彼女らの活躍など到底予想され

なかった80年代後半に、単身アメリカに渡った女性ソウルシンガーがいた。

それがここで紹介する「mimi」である。

 まったくの裸一貫の渡米であったが、そのヴォーカルが次第に認められ、ラリーグラハム率いる「グラハム・セント

ラル・ステーション」の正式メンバーに抜擢されるなど、才能を昇華させてきた。

 「mimi」のソロアルバムとなるこの作品は、そんな経歴を持つ彼女ならではの作品で、とても日本人の作品とは

思えないグルーヴ感に包まれている。

 ところで聴いてみると早速1曲目の「Joy Love Happness」で力む事なく、自然でいてパワフルなボーカルを味

わうことになる。これは昨今の日本人女性シンガーでは到底味わうことの無い感覚である。

本作はこの他、プリンスのカバーである「1999」や、ラッパーのクーリオをフューチャーした「IT’S ALLRIGHT」

バラードの「NEXT TIME」など、各曲とも彼女の奥深いヴォーカルの世界を味わえる。

 その後は「1999」と「Joy Love Happiness」のリミックスバージョン、最後はGTSによる「Joy Love Happ

iness」のラジオエデットで幕を閉じる。聞き終えると本作を通じてのクオリティーの高さに驚くことだろう。

正に「Big Soul Sister」である。

 

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