試 乗 記 録 (特別編) 鉄チャン的夏休み’99

取材期間 1999年8月21日(),8月25日(水)〜27日(金)

Pege 3


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8月26日(木) 6日目

 

 8月26日早朝、駅前のホテルをチェックアウトし長岡駅へと向かってみる。本日も天候は良さそうである。

さて今日は、上越国境でEF58‐61号機が牽引する「レトロトレイン駒子号」が運転されるので、それをメインに撮

影する事にしよう。

 

 早速6:45分発の水上行き普通電車に乗り、越後中里を目指

す。途中越後中里へ着く直前、本日の撮影ポイントである「中里

の大カーブ」を通過したが、もう既にファンが詰め掛けており、

「三脚の森」?を形成していた。 ちなみにここは昔からの名

撮影地なので、人気が高いのはうなずける。

ところで越後中里には8:17分に到着した。

 

     新潟色の115系普通電車

    (岩原スキー場前〜越後中里間)

 

 中里から歩いて坂を下る事しばし、約30分で撮影ポイントに移動した。

早速、人だかりを避けてフレームワークを考える。 そしてやっと設営が完了したところで、新潟色の115系普通電

車を撮影した。  しかし、この上越国境はあまり運転本数が多くないので、もう次にやってくる上り列車が「駒子号」

になる。それでもまだ1時間半くらいの時間がある。

 

 その長かった1時間半もやがて過ぎ、EF58‐61号

機を先頭にした茶色の旧型客車編成がやってきた。

私は夢中でシャッターを切っていた。 ふと振り向くと

「駒子号」はEF58のモーター音と、旧型客車の軽い

ジョイント音だけを残し、目の前を過ぎていった。

 

「レトロトレイン駒子号」

(岩原スキー場前〜越後中里間)

 

 なお、私はこの地点で後から来る貨物列車(EF64

−1000番代重連が牽引)と、115系普通電車(2両

編成)を撮影してみた。 これをもって午前中の行動

は終了である。

 

EF64−1000番台重連の貨物列車

(岩原スキー場前〜越後中里間)

 

 

 午後からは場所を変え、カーブの内側へ移動した。こちらもやはりファンの数が多い様だが、分散してポジション

を確保していたので、変に混むような状況ではなかった。 早速カーブの内側でカメラの設営を行い、時を待つ。

 やがて時間となった。 大カーブをゆっくりと茶一色の列車が駆け下りてくる。

透かさず私はシャッターを切っていた。

 これで中里での撮影は終了したが、この場所では茨城から来た方とお話をする事が出来た。 この方に以前「茨

城交通 湊線」の気動車を撮りにいった事を話したら、ずいぶん詳しく茨城の鉄道事情について話してもらえた。

これは、いずれ茨城に行った際に大変参考になるであろう。

 

 

 

 

 

 

峠を降りてきた「駒子号」

(岩原スキー場前〜越後中里間)

 

 

 残った午後の時間は、上越線を下って塩沢に行き、489系「能登編成」で運転される「はくたか11号」を撮ること

にしよう。 越後湯沢から北越急行HK100型にゆられて塩沢を目指したが、塩沢が近づくにつれて雲行きがだん

だん怪しくなって来た。

 

 

(左)681系2000番代「はくたか」  (右)北越急行HK100型  (六日町〜塩沢間)

 

 とりあえず撮影現場に行きカメラを構えてみた。ここではお目当ての他に、北越急行所属の681系2000番代

(スノーラビット)の「はくたか」や、115系普通電車、そして北越急行HK100型などを撮影する事が出来た。

 しかし、悔しい事にEF58−61号機が長岡に回送される事を、すっかり忘れていたためそれが撮影出来なかった

のである。 最も正確なところ、とっさにカメラを構えてシャッターを切ったものの、全くと言って良い程まともな写真

にならなかったのである。 さらに追い討ちをかける様に雲行きが怪しくなり、とうとう雨も降り出してしまった。

 後もう数10分で、能登編成の「はくたか11号」が来ると言うのにである・・・。 それでも用意したシートと、折り畳

み傘で雨をしのぎ、何とか「はくたか11号」を撮影する事が出来た。

 

 

 

 

 

 

489系「能登編成」使用の「はくたか11号」

(六日町〜塩沢間)

 

 

 こんな天候なので、お目当てを撮影したら後は帰るのみである。塩沢から上越国境を越える最終列車である、

1744Mに乗り清水峠を越えた。 その先は水上より750Mに乗り換え高崎を目指し、高崎からは上野行き

976Mにリレーし21:43分、上野駅に到着した。 上野からはいつもの京浜東北線に乗り換え、鶴見へと戻った。

 

やっとの思いで部屋に戻ると、急に連日の疲れが出てきた。 私は、そのまま深い眠りに付いてしまった。 

 

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