空森入口

苗木

空森

誉め言葉の数々

TIME : 2000/06/30(Fri) 12:18
NAME : 玉兎
TITLE: あやふやな形

TIME : 2000/06/30(Fri) 01:58
NAME : infinity
TITLE: 陽

TIME : 2000/06/30(Fri) 00:03
NAME : さらえる
TITLE:

TIME : 2000/06/30(Fri) 00:00
NAME : さらえる
TITLE:

TIME : 2000/06/29(Thu) 22:51
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 今日29日

TIME : 2000/06/29(Thu) 22:03
NAME : Riddel
TITLE: 記憶にしずむ澱

TIME : 2000/06/29(Thu) 21:45
NAME : Riddel
TITLE: 遺物

TIME : 2000/06/29(Thu) 05:27
NAME : trf
TITLE: ドクロの部屋

TIME : 2000/06/29(Thu) 03:22
NAME : こーいち
TITLE: telephon call

TIME : 2000/06/29(Thu) 00:13
NAME : これり
TITLE: 大きな朽ちた木の下で

TIME : 2000/06/28(Wed) 01:07
NAME : 星粒
TITLE: 基地

TIME : 2000/06/28(Wed) 00:02
NAME : さらえる
TITLE:

TIME : 2000/06/27(Tue) 20:13
NAME : TAKUYA
TITLE: 21世紀の孤独

TIME : 2000/06/25(Sun) 23:29
NAME : 星粒
TITLE: 休暇

TIME : 2000/06/25(Sun) 23:19
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: ハジマリとオワリ

TIME : 2000/06/25(Sun) 22:04
NAME : 組曲
TITLE: 無題

TIME : 2000/06/25(Sun) 12:42
NAME : 武生 至高
TITLE: 虹を越える

TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: 川

TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: ありがとう

TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: 100万年の孤独

TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: マグマ

TIME : 2000/06/24(Sat) 10:58
NAME : ヒロくん
TITLE: 【席】

TIME : 2000/06/23(Fri) 02:19
NAME : こーいち
TITLE: 坂道の歩きかた

TIME : 2000/06/22(Thu) 23:04
NAME : 星粒
TITLE: 踏み切り

TIME : 2000/06/22(Thu) 01:30
NAME : こーいち
TITLE: エンジニア

TIME : 2000/06/21(Wed) 20:05
NAME : 星粒
TITLE: 黄昏の電話

TIME : 2000/06/20(Tue) 17:00
NAME : 高麗
TITLE: 無題

TIME : 2000/06/20(Tue) 16:54
NAME : 高麗
TITLE: 夢幻の願い

TIME : 2000/06/20(Tue) 01:56
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 寂しげな水たまり

TIME : 2000/06/20(Tue) 01:27
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 繋時(つながり)

TIME : 2000/06/20(Tue) 00:13
NAME : 星粒
TITLE: 距離

TIME : 2000/06/19(Mon) 22:12
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 雨

TIME : 2000/06/18(Sun) 18:55
NAME : 星粒
TITLE: 夕暮れ

TIME : 2000/06/18(Sun) 13:16
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 6月18日晴れ

TIME : 2000/06/17(Sat) 23:21
NAME : 浜田祐一
TITLE: 遥行

TIME : 2000/06/17(Sat) 22:16
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: Truth

TIME : 2000/06/16(Fri) 15:34
NAME : midgear
TITLE: Rain

TIME : 2000/06/16(Fri) 15:32
NAME : midgear
TITLE: Afternoon Tea

TIME : 2000/06/14(Wed) 22:05
NAME : さらえる
TITLE:

TIME : 2000/06/13(Tue) 22:14
NAME : 玉兎
TITLE: 天の川

TIME : 2000/06/13(Tue) 15:19
NAME : 星粒
TITLE: 手を繋ぎましょう

TIME : 2000/06/13(Tue) 00:00
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 紡がれる世界

TIME : 2000/06/12(Mon) 17:56
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 雨。傘。

TIME : 2000/06/12(Mon) 01:04
NAME : 星粒
TITLE: 日記

TIME : 2000/06/12(Mon) 00:41
NAME : 玉兎
TITLE: 過去

TIME : 2000/06/11(Sun) 07:16
NAME : 星粒
TITLE: つかまりたいのですその腕に

TIME : 2000/06/11(Sun) 01:04
NAME : これり
TITLE: いとしいニーニャ

TIME : 2000/06/09(Fri) 23:31
NAME : 玉兎
TITLE: ひとさしゆびのきせき

TIME : 2000/06/09(Fri) 01:16
NAME : infinity
TITLE: 室

TIME : 2000/06/08(Thu) 23:58
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 木陰

TIME : 2000/06/08(Thu) 17:20
NAME : 星粒
TITLE: ひとつずつ

TIME : 2000/06/08(Thu) 10:41
NAME : 玉兎
TITLE: よいのふち

TIME : 2000/06/07(Wed) 23:56
NAME : 玉兎
TITLE: 「宵闇横丁」

TIME : 2000/06/07(Wed) 17:16
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 糸

TIME : 2000/06/07(Wed) 10:00
NAME : さらえる
TITLE:

TIME : 2000/06/06(Tue) 15:11
NAME : 星粒
TITLE: 緑を絶やさず

TIME : 2000/06/06(Tue) 14:01
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 詩編

TIME : 2000/06/04(Sun) 22:24
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 詩編

TIME : 2000/06/04(Sun) 22:22
NAME : 星粒
TITLE: 手を繋いで

TIME : 2000/06/04(Sun) 22:06
NAME : 玉兎
TITLE: レール

TIME : 2000/06/03(Sat) 11:34
NAME : 星粒
TITLE: おはようの 陽射し

TIME : 2000/06/03(Sat) 02:00
NAME : 玉兎
TITLE: 宇宙(そら)への旅

TIME : 2000/06/01(Thu) 15:39
NAME : 星粒
TITLE: 緑樹の下で



TIME : 2000/06/30(Fri) 12:18
NAME : 玉兎
TITLE: あやふやな形

心ここにあらずの体で
あなたの話が
流れていく

今、心は悠久の宇宙へ
誰も留まる事はできない
自分自身の謎に向かっている
時折、恐怖が身を包んでも
誰もが避けて通る事はできない

忘れた振りして
悟った振りして
流れていく
白い狂気に戦きながら
自分の中のあやふやな形を知る

心こころあらずの体
あなたの話で
かろうじて存在を知る


TIME : 2000/06/30(Fri) 01:58
NAME : infinity
TITLE: 陽

今年も種をまきました
貴方の好きなひまわりの種
辺りいっぱいまきました
貴方が見つけやすいように

だから早く見つけて
とっておきのお茶用意してます
枯れる前に見つけて
とっておきの笑顔でお待ちしてます・・・。


TIME : 2000/06/30(Fri) 00:03
NAME : さらえる
TITLE:

ただただきもちのいいひと

ただ ただ

ただ きもちのいい ひと

そらよりもうみよりも
のはらよりもひかりよりも

なによりもあこがれてる
なによりもなりたい

ただ ただ 
きもちのよいそのひと


TIME : 2000/06/30(Fri) 00:00
NAME : さらえる
TITLE:

たいようがのぼるまえに
つぼみだったちいさなはな

ちょっとうたたねしてるまに
たいようにくちづけされて

ねぼけたまま
ほわりとひらいてた

くるりとうちがわに
まかれたままのはなびら

そろそろおきて
のびしてごらん


TIME : 2000/06/29(Thu) 22:51
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 今日29日

流れるモノを追い掛けて…

風は吹き雨は降り続く

雲は流され光を導く

言葉では表せない美しさ

手を伸ばして眩しいくらい

この意識に写った

永遠の景色

アタシだけの思い出


TIME : 2000/06/29(Thu) 22:03
NAME : Riddel
TITLE: 記憶にしずむ澱

傷痕にふれて 苦しそうな顔をする
そのものが わたしの痛みの対象

癒すこともできない 記憶にはりつけにされてる
そのことが あなたを切り裂く刃

煮え切らない 過去を抱いて
戒めと 戯れるだけ

何も知らなければよかったの・・・?


TIME : 2000/06/29(Thu) 21:45
NAME : Riddel
TITLE: 遺物

降りつむ ゆきと
すべてが 静かに
ひっそりと 息をして
ああ またあの日がやってくる

空ばかり見ていた僕を
君は あの日 引きずりおろした
口にする いくばくかの 愛情は
雪もとけ ただの躯のかたまりになる

のぞんでいたわけじゃない
のぞまれていたわけじゃない
したかったのはこれじゃない
ほしかったのはこれじゃない

真白な ゆきに
笑われるきがした


TIME : 2000/06/29(Thu) 05:27
NAME : trf
TITLE: ドクロの部屋

「ドクロの部屋」 ついにこの部屋に来てしまった・・・
ドクロマークのついた扉、「ドクロの部屋」
この部屋の中にはどんな苦しみが待っているのか?

回避できるドクロの部屋もあるのだが
この部屋は進まねばならない位置にある
この中に入ることなど嫌で嫌でしかたがない
・・・しかし心のどこかでほんの少しだけ受け入れている・・・

いろいろ考えたりちゅうちょしたりして
宙ぶらりんな時をすごしてみる
・・・なんか気持ち悪い・・・
・・・すっきりしない・・・
心は嫌がりながら
なぜか足は扉のほうへと進んでいく・・・

そして僕は
苦しみの扉を開ける・・・


TIME : 2000/06/29(Thu) 03:22
NAME : こーいち
TITLE: telephon call

「また連絡するよ。そっちからも電話してね。ぜったいね!」
ぼくはそう言ってから電話をきったんだ
なのに、何日、何週間かがたって、もう待ちきれなくなってたぼくがいる。
かかってくるのを期待しながら彼女のなかの自分の重さが不安になって
何度もかけようとしてた。
そして、そんなうちに彼女から電話がかかってくる。
そしたら僕はこう言うんだ・・・
「ひさしぶりだね。とうかしたの?」って
彼女はこう答える
「うんん。別になんでもないよ」って。
たぶんまた電話を切る前に言うんだろうな
「電話してね!絶対だよ!」なんてさ


TIME : 2000/06/29(Thu) 00:13
NAME : これり
TITLE: 大きな朽ちた木の下で

大きな朽ちた木の下で

私はひとり待っています
淡い桃色の夢の中
耳元でささやいた約束を
大事に胸に抱えています

きっと必ず迎えに行くから
それまできっと待っててね

大きな朽ちた木の下の
ベンチでひとり待ってます
綺麗な人が隣に座って
真剣な目で私に聞きました

あなたも桃色の夢をみたのね
そう あのひとの
そう あのひとの

大きな朽ちた木の下で
彼女と私は待ちました

真っ赤な夕焼けが世界を包んだとき
迷彩服を身にまとい
長く美しい髪を切り落とし
機関銃を手に
彼女は去って行きました

大きな朽ちた木の下で
私はひとり待っています
いつかこの木に桃色の花が
そらを覆い尽くすほど咲くでしょう


TIME : 2000/06/28(Wed) 01:07
NAME : 星粒
TITLE: 基地

そのころ、ゆきわりそうを髪に飾り

結婚式のまねをしていた

がらくたをいとおしむ子ども達

わたしたちには、雲の微笑みも、
大樹の泣く声も
みんなみんな 聞えていたのだ


そんなに深い意味もなく、
あなたと手を繋いではしっていた

手提げ袋には
ママのくちべにや
町で内緒で買った苺の飴

其れから
あなたと書いていたふたりの日記

ひとつの飴をふたりで
半分にわけた
草むらの 月夜

泥だらけの顔を
片手で拭う
あなたの笑顔が 其処にあった


ふたりだけの
基地
タイムカプセルに何をいれよう
何年かして ほんとうに
この手を繋いだままなら

また七夕の夜に
ここにきて
祈ろう

なにもいれなかった
小さなお菓子の空き箱

・・・・・・・・・・

今も、
わたしたちの想いでの中で

光り輝く

あの夜



TIME : 2000/06/28(Wed) 00:02
NAME : さらえる
TITLE:

朝が近づくほどからだが重くなる
夜の眠りをわすれてしまったから

光は優しくて
眠ってもいいよっていってくれる

みなが生きている時間に
おまえはここにいなくていいからと

まぶしくてしろくて
目を閉じずにはいられない


TIME : 2000/06/27(Tue) 20:13
NAME : TAKUYA
TITLE: 21世紀の孤独

20世紀の終わりに
世界中から僕たちの種(たね)は集められた
20世紀の夢のかけらを選び抜き
つなぎ合わせて
種(たね)は秘かな暗闇のなか
小さな繭に包まれて眠り続けた

試験管の中で目覚め
英知という名の保育器で育てられた
僕たちは
僕たちに命の素(もと)をくれた
お父さんとお母さんの名前は知っている
でも彼らの手の温もりや、彼らの声や、
彼らの生きている姿を
僕たちは知らない

「神によって選ばれしヒト・・・」
「人類の未来を拓く救世主・・・」
20世紀が僕たちに託したメッセージ

病気という名の苦しみや
競い合うことの虚しさや
この世にはびこる多くの醜さ・・・

僕たちは全ての苦しみに支配されない
僕たちは虚しさを感じない
僕たちは美しく純粋だ

世紀を越えて託された大きな夢と可能性だけを
追い求めればそれでいい
それが僕たちに与えられた使命

僕たちの残すべき子孫は
すでにプログラムされている
前世紀の多くのヒトたちが
思い悩んだ恋の呪縛も
僕たちを縛ることはない

意味のない涙を流したり
やり場のない怒りにふるえたり
言いようのない不安に怯えたり
作り笑顔で笑う必要なんて
僕たちにはない

僕たちは生まれる前から
大きな意志に守られていた
僕たちは生まれた時から
自由に生きることを約束されている
そして僕たちには
新たな未来が託されている

誰よりも速く走り
誰よりも高く跳び
誰よりも深く潜り
誰よりも優れた頭脳を持っている

僕たちの名前は
ジーン・リッチ


TIME : 2000/06/25(Sun) 23:29
NAME : 星粒
TITLE: 休暇

(しばらくカモメに会わないでいた)

がたごとと路面電車は
ビーダマを転がすように
海の起伏を 映し出す

ジャスミンの香りの子供は、
ひとにあずけて
持て余さないはずの小指を
そっと切符にすべらす

ひとりで吹かれる海風は、
これほどすずしかったろうか

首に子供の寝息を
さばくのような体温を背負い
海を歩いた日は
何処だろう

静かな寝息に
耳たぶはくすぐられ
砂の舞う松林の側で
ふっと腰をおろした

・・・・・

風鈴のように、
波が唄わないでしょうか

想い出をはるかに
なにかが
わたしの若さを
わたしのあの日を

さらってしまわないように


TIME : 2000/06/25(Sun) 23:19
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: ハジマリとオワリ

此処から飛び下りれば

全てが終わる
此処から飛び下りれば
何かが始まる
高い空に近付いて
白い雲を裂きに
アタシの躰は砕けて
アタシの思考回路が遠くに飛んで
でも忘れないで
アタシは此処にいるの
アタシを忘れないでいて…


TIME : 2000/06/25(Sun) 22:04
NAME : 組曲
TITLE: 無題

月の放つ矢が
僕の胸をまっすぐ貫いた
とくんとくん 想いはあふれ出し
とどまるところを知らない

夜ごとに姿を変える
気まぐれな月の魔法
僕は君に会いたくて
気も狂わんばかり

昨日より今日 今日よりも明日
満ちてゆく月のように
愛しさはつのるのに
とくんとくん あふれ出す想いは
満月を過ぎても
欠けていきそうにない

目を閉じた僕に
かすかな月の笑い声
お手上げだと気づいた
気まぐれな月の魔法


TIME : 2000/06/25(Sun) 12:42
NAME : 武生 至高
TITLE: 虹を越える

西九条のいつもの景色に虹がかかった

俺はそれを飛び越えて喜ぶ
 

ここはマンションの屋上

給水塔の上

虹さえ俺の比やない

ただの遊び道具や


TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: 川

川は静かに語ってくる

川は悲しみだけを伝えてくる

この川にどんな物語があったと言うのか?

空襲で逃げ惑う人達

捨てられた赤ん坊

すべてに絶望して自ら命を絶つ人々

川はただ静かに悲しみだけを伝えてくる

・・・でも・・・ゴメン・・・

僕には何もすることができない・・・


TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: ありがとう

ありがとう  ありがとう
ありがとう  ありがとう
ありがとう  この世でたった一人のキミにありがとう

ありがとう  ありがとう
ありがとう  ありがとう
ありがとう  いつもいつもありがとう

ありがとう  ありがとう
ありがとう  ありがとう
ありがとう  キミの想いは伝わっているよ

ありがとう  ありがとう
ありがとう  ありがとう
ありがとう  大切なキミにありがとう


TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: 100万年の孤独

幼いころ僕は誰も入ったことのない扉を開けた。
その世界へと一人旅立っていった。
その世界にはすべてがあった。

すべてが包まれる世界も
すべてが壊される世界も
絶望の淵も 希望の光も
色眼鏡の現実も いろとりどりの夢も・・・
そして、
僕はすべてを手に入れた。

だが、こちらの世界に帰ってきた時
すでに100万年の月日が流れていた。
僕はその溝を埋めようといろいろ試みるが
僕の真意は言葉では表現できず正確には伝わらず
言葉の無力さを思い知る。
僕は元の世界へ戻ってきたつもりが、
別世界にやってきたことを知る。

僕は今、北極の世界で暮らしている。
同じ世界には居られないから・・・


僕は一度だけ「それでいいのだ」とつぶやく。
北極には北極の住人もいることだし・・・


TIME : 2000/06/25(Sun) 00:52
NAME : trf
TITLE: マグマ

マグマ・・・
ここからすべての衝動が生まれ出てくる
恨みも悲しみも喜びも怒りもすべて・・・・・・

怒りは人を破壊へと走らせ
まわりを見えなくし、破壊しつくす  死を司る
偽りのものを破壊し、再生へとつなぐ

喜びは、たわわな果実を実らせ心躍らせるが
人を盲目にする 一時的な収穫期

悲しみは人を灰色の世界へ落とす
川の底へと突き落とす
だが悲しみは偽りの自分を壊し
より良い生へとつなぐ大切な壁となる

楽しみは心の主食
それは心に活力を与え、力を授ける
人は楽しみながらさまざまなものを学ぶ
だが楽しみは一方的な思い込み
人を傷つけることもある

人は地上で生活している
人の地上での活動はすべて地下のマグマに動かされた結果
言葉や力を使いさまざまな感情を味わうが
地下のマグマに気がつくことはない

地下のマグマの存在を受け入れつつ
上手くつきあっていくことが我々の課題


TIME : 2000/06/24(Sat) 10:58
NAME : ヒロくん
TITLE: 【席】

いつものバス
いつもの席
運転手も知っているのだろう
発車のタイミングがやさしい

いつもの落書き
いつもの景色
決められた順路の安心

時にいつもではない私であっても
その揺れと臭いがつかの間
目を閉じることを教えてくれる

いつもの信号
いつもの雑貨屋
ショーウインドウのいつもの場所で
濃紺のチロリも同じ席を占めている


TIME : 2000/06/23(Fri) 02:19
NAME : こーいち
TITLE: 坂道の歩きかた

・ 「ぶー、まってよぉ ねぇ ねぇってば〜・・・・」
 「んっとにもう!運動不足なんじゃねぇ〜の?」
・「ヴ〜。・・・・あ!っ痛!ひざすりむいた!」
 「・・・・・(ウソつけって)」
・「あ!!後ろから変なおじさんがエッチな目でこっち見てる!」
 「・・・・・・・・(ものめずらしんだろーな)」
・「・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・・(?)」
・「もっしも〜し?耳の遠いじーさまー?」
 「・・・・・・(もしもし、なんじゃばーさまか)・・」
・「・・・・・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・(なんか視線が痛い)」
・「グスッ。グスッ。(ちらっ)」
 「・・・・・・・・・・・(う!)」
「わかったってもう!この上でアイス買ってやるから。しかもツインで!
  (どうだ!?)」
・「グスッ。(ちらっ)・・トリプルがいいな・・・グスっ。」
 「わ、わーたよ(おれの昼飯代が・・・)」
・「ラッキー!あそこまで勝ったらトッピングもね!」
 「ちょっ、まじっスかーー!?(まて!おれの食費!)


TIME : 2000/06/22(Thu) 23:04
NAME : 星粒
TITLE: 踏み切り

踏み切りの前に佇む時、
ふっとコマ送りの
あなたの
後ろ姿が 見えた

ぼやけるように、
かげろうのように、
蜃気楼のように、

陽射しに曲がりそうな
線路

あなたの後ろ姿が、
泣いているような、
静かで
ちいさな
後ろ姿が


TIME : 2000/06/22(Thu) 01:30
NAME : こーいち
TITLE: エンジニア

メロディーは言葉を言霊にかえて
そっと心に届ける者
みんなにはリズムがあって、言葉が力をもって
知らない間に心を動かすまほうをつかってる。
僕はただ、その声をとどけたくて 届けたくて
そう、限りなく自然に ただただ そっと・・・



TIME : 2000/06/21(Wed) 20:05
NAME : 星粒
TITLE: 黄昏の電話

お手玉を静かに空に上げているように、
あなたに語りかけると
夢をほうりなげるみたいだ。

お手玉は
もどってくる。

哀しみの青や、
ささやきの桃色に染まりながら

そしてぜんぶ
落ちてくると、

黄昏のおはなしは
おしまいだ

ぎゅっとこころの粒をいっぱい
つめこんだ
言葉の お手玉

ふたりで
破いてしまわないように


たいせつに
ほうったり
受けとめる

黄昏



TIME : 2000/06/20(Tue) 17:00
NAME : 高麗
TITLE: 無題

まばゆい霞が森の木々にからみつく

あまずっぱい泡が体をなでる

甘い大気が胸につまる

温かく眩しい雫が花びらにとける

やわらかい川の流れが肌に透ける


TIME : 2000/06/20(Tue) 16:54
NAME : 高麗
TITLE: 夢幻の願い

私を優しくつつんでくれる ミルク色の霧
そこに映る影は…何なの…
霧の中のか細い腕
私を知らない世界へつれていってくれる

私を受けとめてくれるなら
なんでもよかったの…
――をあばかれちゃうから
ここにいたいの いつまでも…
光をさえぎって 私を隠してくれるの



TIME : 2000/06/20(Tue) 01:56
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 寂しげな水たまり

雨上がりの道路に
ただ空ばかり見ている鏡がある
彼らと遊んでくれるのは
仲のいいトンボだけ
ほかのものはみんな
ただただ踏んでいくだけ

踏まれては壊れて、だんだん小さくなっていくけど、
消えるまでじっと空ばかり見てる
寂しいね、って思うのは
僕の傲慢だろうか



TIME : 2000/06/20(Tue) 01:27
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 繋時(つながり)

秋の香りの風
夏の残した草木
最期に備えてふわりと行く虫
巡る季節 回る地球の中で
命をリレーしていく彼ら
いつか
羽を休め
草陰に眠りを見る彼ら
その時、何かが繋がり
その時、新しい何かに引き継がれ
それまでの痛みを浄化され
見てきた美しいものを写し取られ
覚えた醜いものを教えられて
そして、誰かの一言が
伝えられる

ごくろうさま、
と。



TIME : 2000/06/20(Tue) 00:13
NAME : 星粒
TITLE: 距離

心が
膨らむ風船になって
飛んでいきます

空気というよりも、
希望をつめこんで。

大事なことがあります

風船は、
あなたが
待っていてくれたら

この長い距離を越えて

真っ暗なトンネルを流されて、
光りを探し当てて

ある夜、
どこかの灯台のあかりに

きらきらと
浮かび上がることが
できるのです

幾度も
すき?ときいてごめんなさい

そろそろ風船を

飛ばす時刻が
きています



TIME : 2000/06/19(Mon) 22:12
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 雨

何時もみずたまり避けて歩いてたみち
何時しか避ける事を忘れて
裸足で走る事を望んでた
傘を手から落としてみたくなって
車が通ったあとの飛沫に倒れたかった
濡れる事を望んで
そのまま流されて消えてみたい
何故だか凄く虚しいきもちになって
あるものがなくては生きていけないじぶんがいた
あしたおこる事がわかっている
それすべてが怖い
あしたあるはずの何かを
期待していなければこわれてしまう
平気なふりをするじぶん
かなしいくらい微笑んでる
あめがふったみちにかがみができてしまった
こわしてしまう とけこんでしまう
ただ
何も出来ないで
ふあんをうけいれるだけ…



TIME : 2000/06/18(Sun) 18:55
NAME : 星粒
TITLE: 夕暮れ

風呂に入る湯の音は
懐かしい憧憬を忍ばせる

子供達のささやかな
はしゃぐ声は
路地を行く人に
幾分の安らぎを与えてくれる

夕暮れは
まろやかな 時間を、
ひとりで過ごすより、
すこしそとに出て

ふんわりと
風に ふかれよう



TIME : 2000/06/18(Sun) 13:16
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 6月18日晴れ

解ったフリをして
何を望んでいるの

機械的な模様を真似て
不得意な何かをしようとするの

春も夏も秋も冬も
季節なんて綺麗なものじゃない

アタシが空に還る日が来るなら
壊れた筈の羽根もまた…

切ないのは遠いお伽話しで
今でも嘘は真実のまま

白い籠の中で目を閉じ
未だ幼い憂鬱に変わって

手探りで掴んだのは
ずっと探していた
ずっと探していた小さな
記憶の欠片



TIME : 2000/06/17(Sat) 23:21
NAME : 浜田祐一
TITLE: 遥行

私は行く 風とともに
あなたが消えた空の下
遥か続く緑の大地

幾年(いくとせ) 幾千里
面影を糧に 想い出を杖に 
見えるもの 触れるもの 煌く
見つめた目 触れた手 恋しく
それでも それでも降り返らず

私はたどる あなたの血の跡
薫る西風 金の穂波 緑の大地
どこまでも どこまでも

私はあなたへ 言葉を投げる
それは あの日生きた証
それは それこそが私の全て
―お行き―
届かずとも 消え果てようとも


私は行く はじまりの大地
その先できっとあなたに出会う
思い 目を閉じる私に 風が囁きかける
『羽ばたこう 世界の果てへ 新たな世界へ
君にはそれができるのだから…』

―いいえ―

あの人を越える翼はいらない
なきがら背負い歩いてゆく

その強さを!


TIME : 2000/06/17(Sat) 22:16
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: Truth

そこにあるのはわかっているけど
それを認めたくないもの

自分でも気づいているけれど
気づかないふりをしているもの

暗闇の中でこそ
光が見えるように

死ぬことがわかっているから
生きていることを確かめられるように

あることを認めてしまったら
何もなくなってしまう

ないものねだりなんかじゃなくて
ただその存在が
怖いだけ

嘘をつくことは
認めるためのもの

全てを認めて
愛するために
嘘も大事なものなんだな

目をつぶるのは
安らぎを手に入れたいから

本当は
みんなわかっているんだけどね



TIME : 2000/06/16(Fri) 15:34
NAME : midgear
TITLE: Rain

一発の銃声で全てが始まり
犠牲と惨劇の果てに幕を閉じる
オレたちは産まれ出でた瞬間から
何も学んではいない

昨日抱いた娼婦は
オレを覗きこんで笑った
「考えたってどうしようもないわ。
 今を生きるので精一杯だもの。
 気持ちが良ければそれでいいわ。
 それでお金が貰えるんだもの。」

ビルの谷間を降り注ぐ
強酸の雨がオレの脳を溶かす

もし望みが叶うのなら
このまま下水へと流してくれ



TIME : 2000/06/16(Fri) 15:32
NAME : midgear
TITLE: Afternoon Tea

血管に流れ込む乳白色の罪は
昨日を消去し、明日まで不透明に彩る
昼の陽光ですら、暗闇のように盲目で
オレはその場に身を投げ出している

良く晴れた日の昼下がり

お前は言ったっけ?
「何が正しくて何が間違っているの?」
オレにとってはどうでもいいこと

金もいらない
愛もいらない
明日すら必要無い

オレはお前など知らない

生まれたことを悔やんでる訳じゃない
死にたくなった訳でもない
誰かが憎い訳でも
お前が嫌いな訳でもない

ただ生きる意味がないだけさ



TIME : 2000/06/14(Wed) 22:05
NAME : さらえる
TITLE:

どうでもいい人には優しくできるのに
昔はあんなにも大事にしていられたのに」

近づけば近づくほど傷つけてしまうの?

そんなに泣かないで
自分をせめないで

それはきっとその人があんまり近くて
自分みたいになってきちゃったんだよ

ねえ、自分に優しくしてる?大事にしてる?
意外と許してあげなかったり、厳しかったりしない?

だれよりも近い自分にできないことなんて
次に近いその人にだってやっぱりできないよ

その人にしてあげたいように
自分にしてあげて

そしたら
自分にしてほしいこと
そのひとにしてあげよ

だいじょうぶ
きっと できるよ




TIME : 2000/06/13(Tue) 22:14
NAME : 玉兎
TITLE: 天の川

好き?の言葉を反芻してみるけど
よく分からない

人の好きにはいろいろあって
そのまた好きにも段階があって
縦線と横線が交わる所が皆違くて
でも、きっとそこは幸せな場所なんだと思う

好き?の言葉を反芻してみる
幸せな場所が光って、地上の天の川



TIME : 2000/06/13(Tue) 15:19
NAME : 星粒
TITLE: 手を繋ぎましょう

海の藍色に
こころまで 染まりそうだ。
見えない果て
まるで
わたしたちの 想いのようだ

何処とも知れない
海を
さまよっているのだから

なにか
おもいつめたり、
なにか
うらみごとを言ったり

するのは 悲しすぎる

わたしたちの
あしたは
ひとりずつの
あした

わたしに 家族がいて

あなたに 未来があって

変えられない
シナリオを

いまだけは 読みたくはないのです

手を繋いでください

わたしはいま

こどものように
無垢な 真っ白

あなたはいま

わたしの手のひらに

桜貝を くれました

手を 繋ぎましょう

いつまでも

この温かみを

電流のように 

からだじゅうに

流して おけるように

忘れられなく なるように


TIME : 2000/06/13(Tue) 00:00
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 紡がれる世界

一瞬一瞬ごとに 変わっていく空のように
姿を変え続ける河のように
世界は何かと何かが手を繋いで
できている

一つでも手が消えてしまったら
何かが壊れる
何かが壊れてしまったら
もっと多くの手が消える
そしたら
きっと何にもなくなる

どうしてわかんないのかな。



TIME : 2000/06/12(Mon) 17:56
NAME : アイン≒亜韻
TITLE: 雨。傘。

此の雨は続いている
傘はささないで
優しく濡れるのが好いから
蒼い空は綺麗過ぎて怖くて…
雨が続くようにと
誰も知らない空に呟いてた
冷たくても生温くても
此の雨は続いている
傘はささないで
独りにさせて
手を放さないで
晴れた空の矛盾
今日も雨の中で…

…泣イテル…



TIME : 2000/06/12(Mon) 01:04
NAME : 星粒
TITLE: 日記

捨てられない 日記を
親鳥になったような気持で
温めて    いました

日記は    黄ばんで
風に     めくれました

風化してゆくのですか
生きていたことも 朦朧とした、
陽炎のような、
木漏れ日のような、
かずかな 真実の種子となり

消えて行くのですか

その日から
わたしは
日記を書かなくなりました

書いている時間を
生きている時間に

費やしたから
でした



TIME : 2000/06/12(Mon) 00:41
NAME : 玉兎
TITLE: 過去

子供のように泣きました

あの時の私たちは
とても分からず屋で
何も知ってはいなかったし
何も持ってはいなかった
けれど、知ったような顔をして
正しい持論は自分のほうだと
信じていました

あの時
伝わらなかった言葉や想いが届いたのは

あなたが成長したからでしょう
私が成長したからでしょう

想い出になったからでしょう



TIME : 2000/06/11(Sun) 07:16
NAME : 星粒
TITLE: つかまりたいのですその腕に

大人です
ひとりで 佇む海は慣れています

顔を背けて泣くことにも
苦痛を  感じません

悲しみをわけあおうとするのは
あなたまで 暗澹とさせるから

ハンカチで顔を拭ったら
ふりかえる つもりです

あなたは 知らなくて いいのです
わたしの 個人的な悲しみは

寧ろ
あなたの 悲しみを そっと
花束のように くれませんか

よろこびの えくぼを
風の中で  ほころばせて いいですか

語ることや ささやくことが
へたな   わたしですから

つかまりたいのです
その腕に

つかまりたいのです
その腕に

胸いっぱいの潮風

胸いっぱいのきょうという日



TIME : 2000/06/11(Sun) 01:04
NAME : これり
TITLE: いとしいニーニャ

ほんものかにせものかなんて
もうあたしには関係ないわ

ときどき思い出したように
あなたはあたしを
しくしく責めるわ

「なんでもあなたは
あたしのせいにするから!」

わかってるわ
あなたのせいなんかじゃないのは
わかってるわ
すべて あたしのよわさのせい

ささやかな反抗
ちいさな反乱

そう あなたはいまもちいさな子供のままよ

「そういうあなたは
あたしとくらべてどこが違うっていうの?」

わかってるつもりだった
あなたがどこをみているのか
わかってるはずだった
あなたがどこの規範を生きてるのか

「もう うんざりなの」

いつの日か そういう日がやってくるのだろうか
あなたは そう言って
あたしから去り
無機質なものが あたしを埋めるの?

にせものか ほんものか
もうあたしにはわからないことよ

あたしは あなたをそっと握りつぶすわ
あなたは やわらかなスポンジケージのよう
一瞬にして 粉々に崩れ落ちるの

「するどい刃物になって
あなたに握りつぶされながら あなたを傷つけてやるわ」

あたしのいとしいニーニャ
あなたなしでは もう生きられないわ
無機質なものになって あなたのかわりに
あたしのぽっかりあいた穴を埋めたとしても
あなたは あたしに責められ続けて生きるんだわ

「不条理よ…」

そう ごめんね
あたしのアイデンティティ

にせものか ほんものか
もう あたしにはどうでもいいことなのよ

あなたがここにいた
そして これからもここにいる



TIME : 2000/06/09(Fri) 23:31
NAME : 玉兎
TITLE: ひとさしゆびのきせき

とうめいな おめめは
まるで うたがうことをしらない
おひさまなの

そのひかりを うけて
すくすく そだってゆく
だいちなの

ちいさな せかいは
ゆらゆら ゆれて
ちかちか ひかって
まぶしい せかいを
そうぞう していくの

その せかいは
わたしの ココロを
ちゃんと むすびつけて
はねを ひろげているわ

あとは
とぶ じゅもんを
となえる だけなの



TIME : 2000/06/09(Fri) 01:16
NAME : infinity
TITLE: 室

今日もつながらない君の携帯
”ピーっと鳴ったらメッセー・・・”
着信履歴だけを残し携帯を切る
暗い部屋
独人の部屋
タバコの火だけが点る部屋
膝を抱えながら君の電話を待つ
鳴らない携帯と君の幻を見るとも無しに見つめながら・・・



TIME : 2000/06/08(Thu) 23:58
NAME : 紫尉駿紗
TITLE: 木陰

心の何処かに置いてみて。



TIME : 2000/06/08(Thu) 17:20
NAME : 星粒
TITLE: ひとつずつ

あなたの手に触れて
しばらく 音沙汰が無かった

手紙も 途絶え
わたしは何も聴けずに 風は夏色。

わたしのちいさな心は
実りすぎた林檎のように
悲しみの虫食いが
大きく穴をあけてしまう

あなたを 知りたい

もっと  もっと

恐がらないから

もっと  もっと

肩を抱く 夕暮れの風みたいに
そっと  近くにいて

ひとつずつ 言葉を繋げて
ひとつずつ ふたりで育てて

はなれていても
そんな願いを

わたしは胸に抱いている



TIME : 2000/06/08(Thu) 10:41
NAME : 玉兎
TITLE: よいのふち

くらくら
はかなげ
ちる いしき

おもい の はしに
こし かけて
きょうも
ゆめは まだとおく
あさきゆめみし
よい の ふち



TIME : 2000/06/07(Wed) 23:56
NAME : 玉兎
TITLE: 「宵闇横丁」

いらっしゃいませ
本日もおいしいお茶をお入れします

ここは宵闇横丁
不透明な想いが集う場所
生きている者は必ずそこを通るという
夕日が沈んで、新しい夜が訪れるまで
空の色を眺めて過ごすのでしょう


ここは宵闇横丁
これから、や、これまでの過程の中
立ち止まる場所の事、だという
この町では一人、一人の持つ時間の長さが
違うのでしょう

ぼんやりとした気持ちが
月夜に照らされるまで
どうぞ、のんびりお過ごし下さい

お茶のおかわりはいかがでしょうか?



TIME : 2000/06/07(Wed) 17:16
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 糸

ループしながらリンクしている
無数の糸
まっすぐな思いを伝えたら
切れてしまいそう

でも糸はしなやかに揺れて
耳元で柔らかな調べを奏でる

この音はどこから来ているの?
この音を奏でているのは誰?

たぐり寄せたい衝動を
じっと押さえて
糸の音色に耳をすまそう。
糸の奏でる音楽に
心を委ねて浮遊しよう。

ほら。
何だか優しい気持ちに
なれるから。



TIME : 2000/06/07(Wed) 10:00
NAME : さらえる
TITLE:

鍵と扉。

合うものを探し続けてる。

どの言葉、あなたに差し出せばつたわるの?
その言葉、どうしたらわかってあげられる?

鍵と扉。
組み合わせはきまってる。

でもそれがなにかは
自分たちでもわからなくて。

鍵も扉も
その向こうに広がる世界を夢見るばかり。



TIME : 2000/06/06(Tue) 15:11
NAME : 星粒
TITLE: 緑を絶やさず

あなたひとりが 男じゃないって
とうの昔に 理解している。
華々しい 光が
輝く 町には 人のにおいが する

ボタンを外した 初夏の
チョコレート色の 肌

老いも わかきも
生きている

笑い
泣き

怒り

惑い

あなたひとりが 男じゃないって

とうの昔から 理解している

人込みに行けば
いっそう さびしさ増すって

わかっている

だから

わたしたちは 心に
緑を育てよう

自分の好きな木の芽を

心の丘に 育てよう

いつも 鈴なりの綺麗な実が生らなくてもいい

泣いた日は 枯れてしまう

嬉しければ ぱっと花開く

そんな

素直な

わたしたちの 木を育てよう

泣き止まなくてもいい

そんな木を

風に痛めつけられたら

遠慮なく、葉を揺らして

打ち?,?,震えながら

其れでも少しずつ 伸びていこう

大空に 向かって

堂々と



TIME : 2000/06/06(Tue) 14:01
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 詩編

「種」

種をひとつもらいました
どんな芽がでて
どんな花がさいて
どんな実がなるのかわかりません
もしかしたら
立派な大木になるかもしれません

とても楽しみだけれど
とても心配です

どこに種をまけばいいのか
どんなふうに育てたらいいのか
ぜんぜんわからないからです

よく耕した地面にまけば
芽がでるのかな?
芽がでたらちゃんと育つのかな?

適当に放り投げておいても
いつのまにか芽がでて
すくすくと育つのかな?

種にきいてもわかりません
困ったな・・・

せっかくもらった種だけど
捨てちゃおかな
それとも食べちゃおかな
どうしようかな・・・

もらったものは種だけなのに
もらった時は嬉しかったのに
大きな悩みを背負いこんでしまいました

ねえ、君はどうして欲しいのかな?
ねえ、僕はどうしたらいいのかな?


「芽」

小さな葉っぱをいっぱいに広げて
折れそうな足をふんばって
天に向かって生えてます

風に吹かれて
雨に打たれて
日差しにさらされて
独りぼっちだけど
天を見つめて立ってます

頼りないけど
たくましいな



TIME : 2000/06/04(Sun) 22:24
NAME : TAKUYA(備前)
TITLE: 詩編

「無」

噴水のように怒りを吐き出し
滝のように涙を流し
雨のように笑い
そしてすべてを
流し去ってしまいたい


「再生」

哀しみ色の渇いた大地に
赤く染まった無数の影
無慈悲な雑踏に踏みつぶされて
粉々になって砕け散る

砕け散ったプライドは
やがて風に飛ばされて
大河の流れで浄化され
母なる海へ還ってゆく

そして再び
雨となって降り注ぎ
生命を育み
大地に新たな明日を産み出す


「無題」

矛盾・欲望・野心・欺瞞
心を歪める呪縛を解き
生と死を司る大いなる意志の
慈愛と悲哀の声を聴け

葛藤・懺悔・咆哮・贖罪
仮の庵に訪れる
禍福の気まぐれに翻弄されて
一喜一憂するなかれ


「願い」

霧となって水面に戯れ
森に漂い木々と語り
雲となって空に浮かび
風にすべてを委ねたい…



TIME : 2000/06/04(Sun) 22:22
NAME : 星粒
TITLE: 手を繋いで

風は 雲をいちばんうつくしい形に変えて吹く。

わたしは きみの いいところを
素直に  見つめていたのだろうか

坂をおりてゆく
きみの ちいさな 自転車

ちいさく ちいさく
点になってゆく

不意に 転んで

歪んだ頬を皺くちゃにして
きみは 小鳥のように
この胸へ 羽ばたいてくる

むすめよ

意地をはるようになり
口答えをするようになり

そっぽを向いて
真新しい くちびるを
光に   輝かせる 
娘よ

きみは まだ
ちいさい

ひよこの名残を残していたのだね

擦りむいた傷口は

たいしたことがなくても

甘い なにかに

抱いてほしくなる

手を繋いで

自転車を起こしに行こう

その前に ほら

見下ろす坂の向こうは

どんなにか なごやかな夕暮れだろう

手を繋いで

ずいぶん ひさしぶりに

君が  微笑んだ

7つの  



おとなで
こどもで

宙ぶらりんの 

初夏



TIME : 2000/06/04(Sun) 22:06
NAME : 玉兎
TITLE: レール

ほのかな言葉も
想い出の場所も
手元に残る品物も
目に入る風景も
一瞬、一瞬
思考をさかのぼると
私の人生を通り過ぎていった人が
見え隠れしている

楽しくもあり
淋しくもあり
微笑む事もあり
涙流す事もあり…

私のレールが
大地に溶けてゆく



TIME : 2000/06/03(Sat) 11:34
NAME : 星粒
TITLE: おはようの 陽射し 毎朝 起きる意味がある

鳥の歌を聞き分けながら
あるいてゆく 意味がある

ひとは 幾らでもいるけれど
あなたは ひとりしか いなくて

わたしたちには 
ちいさなこの受話器しか

語らえる場所が 無いのです

わたしには 家族がいます
わたしには しあわせがあります

でも其れは 半分です

おはようの 陽射しは

あなたのために
マーマレードのように、たっぷりと

わたしの声をまろやかにとかして

受話器のむこうまで
届いて
ほしいのです



TIME : 2000/06/03(Sat) 02:00
NAME : 玉兎
TITLE: 宇宙(そら)への旅

負けてはいけない
上を見つづけて進む
舵を持つその手に力を込めて
宇宙(そら)の旅へ

命の始まりの場所
「人間」という地球
「自由」という良心

新しいものも古いものも
今を構成する一つの原子(アトム)

心の始まりの場所
「感情」という波状
「記憶」という成長

今を変える事ができなくても
私自身変化していく
原子(アトム)に突き動かされていく

宇宙(そら)につく頃までには
きっと未来を変えてしまうだろう



TIME : 2000/06/01(Thu) 15:39
NAME : 星粒
TITLE: 緑樹の下で

ポケットマネーが無いんだ
君に美味しいケーキをご馳走したいけれど
学生の身なんだ

緑樹のしたに君は
早速、水玉模様のシートを広げて
足を投げ出して
すわった

草って波みたいなのだね
やわらかい 
風の悪戯に 深く戯れて

君と
重なった
緑樹のした

口笛は、空に届いたかい
想い出は
遠く 召されたかい

ひとつでも、
自然に浮かんでくるフレーズ

其れが
若い日の 緑樹のしたで

君が下さった 夢

君が 
置いて行った


蒼い
キャンバス


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