空森入口

苗木

空森

誉め言葉の数々

Date: 30 Aug 2000 15:31:03
Name: Hisoka
Title: forest drop

Date: 29 Aug 2000 13:38:17
Name: 星粒
Title: 鳩

Date: 29 Aug 2000 09:43:24
Name: これり
Title: サマーエンド

Date: 28 Aug 2000 16:40:17
Name: 紫尉駿紗
Title: 終わりの痕

Date: 28 Aug 2000 16:36:36
Name: 紫尉駿紗
Title: 造られた笑顔

Date: 28 Aug 2000 16:14:09
Name: 紫尉駿紗
Title: 一滴(ひとしずく)

Date: 27 Aug 2000 18:50:51
Name: フラウ
Title: ホントノキョリ

Date: 26 Aug 2000 09:29:44
Name: あいん
Title: 声

Date: 25 Aug 2000 12:52:36
Name: これり
Title: 陳腐

Date: 23 Aug 2000 10:01:27
Name: 星粒
Title: ちっぽけな私

Date: 23 Aug 2000 01:30:24
Name: さらえる
Title: ほしのすな

Date: 22 Aug 2000 19:40:38
Name: 武生 至高
Title: 恋する心

Date: 22 Aug 2000 15:07:14
Name: Hisoka
Title: エメラルドの午後

Date: 22 Aug 2000 06:30:34
Name: 星粒
Title: ぶらんこ

Date: 21 Aug 2000 15:24:28
Name: らえる
Title: 夢

Date: 21 Aug 2000 06:14:45
Name: TAKUYA
Title: ジグソーパズル

Date: 17 Aug 2000 05:27:30
Name: 星粒
Title: 心に、写す

Date: 15 Aug 2000 14:58:39
Name: 紫尉駿紗
Title: Words of Trees

Date: 14 Aug 2000 11:06:27
Name: あいん
Title: 大切なもの

Date: 13 Aug 2000 02:18:54
Name: 星粒
Title: 水遊び

Date: 12 Aug 2000 14:05:51
Name: シエラ
Title: 開かれた風

Date: 11 Aug 2000 08:25:35
Name: あいん
Title: 夕焼けの日

Date: 8 Aug 2000 16:22:41
Name: 星粒
Title: おだやかなみちしるべ

Date: 7 Aug 2000 15:01:44
Name: Hisoka
Title: Moon Light Lullaby

Date: 7 Aug 2000 13:59:59
Name: 星粒
Title: 不在

Date: 5 Aug 2000 16:57:31
Name: 武生 至高
Title: 何も考えずに

Date: 3 Aug 2000 08:26:18
Name: 桐華
Title: 秩序

Date: 3 Aug 2000 08:24:42
Name: 桐華
Title: 天国

空森入口

苗木(詩の投稿)

空森(詩の数々)

誉め言葉の数々(感想掲示板)

produced by Raele Fukamori
maintained by
Solitaire's Company


Date: 30 Aug 2000 15:31:03
Name: Hisoka
Title: forest drop

濡れた森の中を走った
窓を全開にしたら
霧に包まれたみたいで
迷って落ち着かなかった呼吸が
ゆっくりと静められてゆく
森の木々がくれた
清らかな雫にうるおされて
緑に向かって唄った
私の声は深い森に吸い込まれ
あの鳥だけが聴いてくれるだろう


Date: 29 Aug 2000 13:38:17
Name: 星粒
Title: 鳩

餌が欲しいからと
媚態をすりよせる鳩

わたしも時には
上手に媚態を使って
あなたを
惹きつけたいけれど

わたしは人間

できそうに無い

きゅっきゅっ
鳴くのが

得意な
だけの


Date: 29 Aug 2000 09:43:24
Name: これり
Title: サマーエンド

あなたを すき になりました
でも すき ってなんでしょう

いっしょにいたいってこと?
くちづけをかわしたいってこと?
あなたとからだをかさねたいってこと?
おたがいをきょうかんしたいってこと?
あなたをそくばくしたいってこと?

いつまでも いっしょにいたいってこと?

あたしは 確かなものがほしいとねだる
あなたは 確かなものなんてないよとわらう

あなたは あたしのことが すき ですか
あたしは ここにいてもいいですか

あたしは すぐ ずっと一緒にって泣いてすがる
あなたは ただ しずかにわらう

あなたを すき になりました
でも すき ってなんでしょう

あたしはずいぶんとおとなになったはずなのに
すき をどうすることもできないままです

いつのまにか
かげろうのようにゆらいでた 夏の暑さは
いつのまにか
あたしの体温に馴染む温度になって

せみのこえが とおくにかすんで
みちばたには ちからつきたせみのしがい

あたしの恋は
夏のおわりに そっと息をひきとりました


Date: 28 Aug 2000 16:40:17
Name: 紫尉駿紗
Title: 終わりの痕

何もかもが過ぎていって
華やかな宴はいつしか終わって
集まっていた人たちはいつか離れていって
永遠に手元に残る物なんて無いって
そう思い知らされた

艶やかな桜の花は散り
夏草はいつしか枯れ果て
鮮やかな紅葉は目を離した隙に消えていく
残るのは、ざらついた木々の色
風の中にすら、
永遠は見えない

誰かが生きたその証さえ
時間と共に消えていく
誰かが居たという言葉さえ
いつしか擦り切れていなくなる
さよなら、と
別れの言葉さえ、一つの区切りと共に
だんだんと失われていく

華やかに、また秘やかに
吐息漏らして生きていくその跡も
生きるために与えた傷痕も
傲慢の影で失った跡も
また永遠はなく
すこしずつ、すこしずつ
癒されていく

傷つき、癒し、そして。


Date: 28 Aug 2000 16:36:36
Name: 紫尉駿紗
Title: 造られた笑顔

コドモたちが
笑顔を造らなくちゃいけない時代
オトナ達の歪んだ笑顔を
真似しなくちゃいけない時代
どう思う?
……どう、思う?


Date: 28 Aug 2000 16:14:09
Name: 紫尉駿紗
Title: 一滴(ひとしずく)

空を映す 世界の上に
たった一粒 雨が舞い降りた
弾ける光を振りまいて
もう一つの世界へと入り込んだ

あなたは何を見つけるのでしょう
あなたは何を求めているのでしょう
教えて下さい あなたがもう一つの空に
見ていた その姿を

あなたはなぜ降りてきたの
あの美しい世界から 美しすぎる
青の彼方から
なぜこんな世界に降りてきたの



Date: 27 Aug 2000 18:50:51
Name: フラウ
Title: ホントノキョリ

そこへいきたいと、私は願った。

私の目は、あなたの表情をを見守るだけ。
私の指は、あなたの行動をなぞるだけ。

そして想像する、私の頭。
あなたの一挙一動を。

あなたの台詞を振り返ったり。
あなたの気持ちに心を揺らせたり。


それでも・・・・届かない。


私は見守るだけ。
なぞるだけ。


Date: 26 Aug 2000 09:29:44
Name: あいん
Title: 声

声が聞こえる?
雨が降らない日に
涙を誤魔化せなくて
誰にも背を向けて
泣いてた。
午後の日差しで
笑顔になって、
あなたが囁いた。
声が聞こえる?
嬉しくて
少し頷いて
手を繋いでキスをした。


Date: 25 Aug 2000 12:52:36
Name: これり
Title: 陳腐

恋をしました
実ってはいけない恋でした

ずっとあなたを見ていました

あなたのそっけない態度も
つめたい言葉も
あなたの優しさと
不器用さからきてるってことも

ひとりのほうが 落ち着いて仕事できるから
だれもいないほうがいいんだ

恋をしました
こころの奥にしまっておかなければいけない恋でした

ずっとあなたを見ていました

あなたは不器用だから
もっと認めて欲しいのに
結局ひとりで 真夜中ひとりで
がんばってるのも

ひとりのほうが はかどるから
ぼくが のこりはぜんぶやっとくから

あなたが時々
ふとため息をつくのも

恋をしました
確かめてはいけない恋でした

きみが すきだ

恋をしました
あなたをこころから守って そして
できることなら
あなたを抱きしめたいとおもっていました

自分勝手なりくつを塗り固めて
あたしは あなたに恋をしました

言い訳ばかりを考えて
あたしは あなたに恋をしました

風が ふうりんをちりんとゆらして
あたしは
夏の終わりに 恋をしました


Date: 23 Aug 2000 10:01:27
Name: 星粒
Title: ちっぽけな私

しゃぼんだまのように
いつだって貴方の側から消えてしまうわ
ふうっといきをふきかけたら
悲しい時、会えない時、
きっとちっぽけな綿毛のように空の塵になる


Date: 23 Aug 2000 01:30:24
Name: さらえる
Title: ほしのすな

ほしのすなわね
とげとげしてるから
かわいいの

ほしのすなはね
ちくちくするけど
びんのなかから
みんなをえがおにするよ

ほしのすなはね
じぶんのばしょを
みつけたの


Date: 22 Aug 2000 19:40:38
Name: 武生 至高
Title: 恋する心

悪戯な恋の魔法だ

いけない遊び方だ

わくわくする

どきどきする

恋する心とフォークダンス


チカチカ光る星座を作ろう

夏の夜に花火よりも煌いて


笑った顔が好きだ

ちょこちょこと歩く後ろ姿が好きだ

小さな手に触れただけで

嬉しさが心から溢れて零れ落ちてしまう


翼なんかより

抱きしめることができる

腕を持ってる


恋する心が

今夜 爆発する

心の中にぐっと刺さるよ



Date: 22 Aug 2000 15:07:14
Name: Hisoka
Title: エメラルドの午後

夏の日の昼下がり
 ソーダ水のグラス越しに 海を見ていた

この季節に不似合いな 白い肌だけど
       夏は好きよ・・・
グラスの向こう――風はエメラルド

ひとりきりの窓辺に
 波の音だけじゃ 淋しすぎるから
こわれてしまったオルゴールに
       小さなため息    ひとつ

  少し 涼しくなってきたね・・・
ソーダ水のグラス越しに
    戻らない時間−とき−を見ていた



Date: 22 Aug 2000 06:30:34
Name: 星粒
Title: ぶらんこ

夏のぶらんこは
お尻が暑いから
そうだよ 誰も揺られたがらなかった

あなたは
夕闇の薔薇のはなびら
散るころに
わたしと手をつないで
ここへきたっけ

ぶらんこが揺れる

お月様も 揺れる

透明な白

うさぎではなくて

わたしと
あなたが

一緒に暮らせるところ

あそこしかなかったね
あそこしかなかったね

言葉にすれば
冷えてしまいそうな
夢の
さめそうに
遠いところに
住むわたしたち

会うたびに
会うたびに

どうして
ふたりでいられないのか
時には、
空の星が潤んだりもしたね

ぶらんこを漕いで
錆びついた
愛の
振りしたいけど

ひとりのいまも
わたしは
ぶらんこに揺られて
夢を
見ているんだ


Date: 21 Aug 2000 15:24:28
Name: らえる
Title: 夢

好きなものがぼくを好きになるとは限らなくて
女の子なんてどうでもよかったけれど夢にはふられたくなかった

君からぼくを拒否することがないのはしっていた
君からぼくを求めてくれるのはまあ運がよければだね
ぼくがしっていたのは君は遠ざかることもなくて

歩けば歩くほどちかづいているのはわかるけど

はやいとこつかみたいんだ
君と一緒に残りの人生をすごしていきたいからさ
はやければはやいほど
君と一緒にいられる時間がながくなるからさ


Date: 21 Aug 2000 06:14:45
Name: TAKUYA
Title: ジグソーパズル

夢のかけらのジグソーパズルは
いつもどこかちぐはぐで
いつまでたっても完成しない

退屈な毎日に疲れたら
思い出の玉手箱をそっと開けてみる

月のしずくを集めた海で
星の涙が輝いて
小さな魚になるように

風を運ぶ緑の草原で
麦わら帽子が綺麗な花になるように

古い雑誌の切り抜きや
色あせた手紙や写真を詰め込んだ
玉手箱の中身を全部
じゅうたんの上に広げたら
不思議な模様のできあがり

やっぱりどこかちぐはぐだけど
面白いから捨てないで
今日拾ったピースと一緒に
玉手箱に戻しておこう


Date: 17 Aug 2000 05:27:30
Name: 星粒
Title: 心に、写す

わたしは写生が不得手だから、
幼い頃に訪れたきりの白樺並木を、
筆で以って描けない。

この並木の陰に
そとに出されたわたしはうずくまっていた。
夕餉の支度を進める母さんに
悪態をついたと
父さんに頬を打たれて

凍るような避暑地の雨だった

棘の射すような父さんのてのひらだった

霧のながれていく遥か山の後方に、
なにか野性の叫び声を聞いた気がした

白樺の皮膚はざらついていたが
わたしは小さな指で文様を辿った

悪いことをした子は
これからも懲らしめられるのだろうか

暗転する
時間の回り舞台で、
わたしは
一人
地球の広さを感じていた

梟も、
コウモリも、
蛾も
みんな一つの舞台に
寄りそう夜の流れ者

わたしは
親を恨んだかもしれなかったが
きっと
自分をいちばん憎んでいたのだろう

暗く沈む暗黒に
輝くガラスのような雨

わたしは
死んでもいいと
思っていた

その時、
黒土に、矢のような灯りがもれた

其れはふたつの
影が
わたしを
闇から
もういちど
呼び戻すサインだった

ーーーーーーーーー
真昼の白樺並木は
ひんやりした木陰に
記憶は陽炎のような
木洩れ日に溶ける

心に写した
淡いかなしみの思いは
はじめて
昇天するのであろう


Date: 15 Aug 2000 14:58:39
Name: 紫尉駿紗
Title: Words of Trees

森の中
たくさんの音に満たされているように思っていた
けれど、実際には
ほんの小さな葉の波音
虫たちの羽音
それだけしか無い
時々せせらぎが泣くけれど
思ったよりずっと静か
森の中で足を止めて
空を見上げて
耳を澄ます時

何も聞こえないのに
なぜあんなにたくさんのものが目に浮かぶ
なぜあんなにたくさんのことを思い出す?


Date: 14 Aug 2000 11:06:27
Name: あいん
Title: 大切なもの

夢はどこにありますか?
風はどこに吹きますか?
愛はだれがくれますか?
ただ優しく歩く事ができますか?

気付けば何時も
誰かが傷ついていました
ただ歩いていたのに
誰かを傷つけていました
少し触れ合っている事も
たくさん求めすぎて
遠くに離れていました

夢はどこにありますか?
風はどこに吹きますか?
愛はだれがくれますか?
ただ優しく歩く事ができますか?

消えようとしました
誰も傷つかないように
小さな刃で
命を絶とうとしました
でも
あなたが泣いてくれました
あの子が泣いてくれました
わたしに馬鹿と言ってくれました
生きていける気がしました

夢はどこかにあります
風はここに吹きます
愛は誰もがくれます

ただ優しく歩く必要は無い
傷つく事をおそれないで
傷つける事をおそれないで
誰もが笑ってくれました


Date: 13 Aug 2000 02:18:54
Name: 星粒
Title: 水遊び

指先にたまった水滴は
透明なビーダマと良く似ている。
こどもは、ビーダマなら、
つまんだまま、太陽にかざしたり
球の向こうに揺れる、
風のそよぎや、緑樹の輪郭を
瞳でなぞっている。

水は消入るもの

砂に
しみこむ ものだから
そこはかとなく わびしくて
そこはかとなく うつくしく

水の蛇口を
ひねる

ヨーグルトの空き容器

静かなゴンドラのように
水たまりに浮かべて

夏は
水の無い土地のこどもにも

水の夢を
水の儚さを
水の美を

光が
空が

時空が

そっと
もたらしてくれる


Date: 12 Aug 2000 14:05:51
Name: シエラ
Title: 開かれた風

その扉を開けよう。
先に何が見える?
透明な扉は消え
後ろにはもう何もない。

風はすみれ色に吹き
澄んだ香りでわたしを包み
通りすぎる。

無限の花々は
咲きほこり こぼれだすように
溢れている。

その扉を開けた時
始まった世界。
毎日眺めていたのに
開けたことはなかった。

目の前にあるなら
開いていきたい。
空色の窓も土色の引き出しも

新たな自由の空間は
私に薄く
幸せという名の風を送りだす。
七色の風を使って
微笑みかけたわたしのくちもとへ
そっと羽根のように触れさせる。


Date: 11 Aug 2000 08:25:35
Name: あいん
Title: 夕焼けの日

目を開けば
金網の向こう側で
あなたが笑っている
目を閉じれば
穏やかな風が
まわりごと包み込んでくれる
それはいつも
やさしさだけじゃなくて
ちいさな
ちいさななにかを
一緒にわたしにくれる
あなたと風と
ちいさななにかと
心地よいやさしさ
あなたにも
届きますように


Date: 8 Aug 2000 16:22:41
Name: 星粒
Title: おだやかなみちしるべ

十字架のかたちの
道が四方につづいていた。
月は、
ひそかに其処を包み、
蛍は
たましいのように
空を浄化させる。

其処は
おだやかな
わたしのみちしるべ

あなたにまよいこんだ
わたしのたましいを

夜毎
沈める

おだやかなところ


Date: 7 Aug 2000 15:01:44
Name: Hisoka
Title: Moon Light Lullaby

もう 優しい声で
子守歌を唄ってくれる人はいないから
初めて買ったオルゴールは
FLY ME TO THE MOON
何度ネジ巻いても
夢の世界へゆけないね

おもちゃ箱を ひっくり返して
色褪せた童話の絵本
月がまあるくなったら
懐かしがり屋の魔法使いに
プレゼントしよう
お礼にもらった 金時計
25時になったら
願いがかなうかもしれない


Date: 7 Aug 2000 13:59:59
Name: 星粒
Title: 不在

自分の存在さえ
おそろしくけむったくて
きょうは居留守ですー。

郵便受けのDMでさえ、
朝刊でさえ
見ないふり

風に倒れた
鉢植えの花も、
乾いたままの
スニーカーも
きょうは雨ざらしー。

棚から
やっと探し当てた
カップラーメンひとつ

居留守
です


Date: 5 Aug 2000 16:57:31
Name: 武生 至高
Title: 何も考えずに


何も考えずに

カブトムシを採りに行った

何も考えずに

虫かごと網を持って

何も考えずに

滑り台の上に立った

何も考えずに

夕立にずぶぬれになる


まったく意味のない

ただの惰性を楽しむ堕落


何も考えないのは

夏の魔法にやられたんだ

何も考えないのは

携帯が圏外なんだ

何も考えないのは

考えるのが面倒なんだ


アイスキャンディーも溶けちゃったし

向日葵も夏バテ気味だ

絵日記もつけてないし

角のタバコ屋のおばあちゃんは

去年の暮れに死んじゃったからいない


この夏は何も考えないでおこうと

ただ楽しむだけの

それだけの夏


Date: 3 Aug 2000 08:26:18
Name: 桐華
Title: 秩序

毎日は淡々としすぎて

規則正しい動きしかできないかったけど

今なら 会えるかな

先に新しい物を追いかけて

いってしまったあなたに

ようやく 間違いに気づけたから



Date: 3 Aug 2000 08:24:42
Name: 桐華
Title: 天国

空の果てか
海の底か
風の向こうか
そんな届かない場所に
あるんだと思っていた

ここから消えてしまったら
見つかるかもしれないと
 
小さな暗い部屋の窓から
もっとちいさな私は
かんがえていた

たとえ私が私でなくなっても
そこに幸せがなくても
楽園と呼ばれる
天国へ

ただ癒されたくて
   癒されたくて