ていと あ ていと/詩森の道/空森入口

2000年2月のうた

1. 疲れた 忙しくて忙しくて okabe
2. 手をつなごう 手をつなごう きゃず
3. <紅龍の舞> きゃず
4. 「雲」 Takuya
5. 「風」 Takuya
6. 「水」 Takuya
7. 「火」 Takuya
8. 「一つまみの塩」 まさよ
9. 「水仙」 まさよ
10. 小さな小学校の1時間目は みんみん
11. 「小さな喫茶店にあったオルゴール」 まさよ
12. たいせつなあなたに白い一枚 ぷるしー
13. 朝日を浴びて てぃな
14. 天井のプロペラが てぃな
15. 水色の空に てぃな
16. なにごともなかったかのように manyabee
17. 「機会」 midgear
18. 「過ち」 midgear
19.「コドモゴコロ」 midgear
20. 「疑心」 midgear
21. 「手紙」 midgear
22. 「白い螺旋階段」 水妃
23. 「星のカクテル」 Takuya
24. 闇夜に通る細い道 政 孝憲
25.  青い闇夜に降り注ぐ月の光 政 孝憲
26. 「プレゼント」 まさよ
27. 青に関する物語 みんみん
28. 沢山登ってきたんだ、だから休もう。 okabe
29. −そして 手をつなぐ みどり
30. 雪虫がふってくる プルシー
31. もう一年も経ったんだね 最初のあの日から 城戸一輝
32. 美しき月よ・・・ okabe
33. 二日月夜 二度目の恋 みんみん



もうやめたくなるほどがんばった
いつもならこんな時 あなたの笑顔を思い出してた
その度にがんばれた

でも今はもう あなたの笑顔は見えない
あの時とは 想いが変わってることに気づいた

哀しかった 寂しかった 自分の心が嫌になった
あの時の気持ちはウソだったんじゃないのか?
無理矢理 自分に言い聞かせてただけじゃないのか?
どんどん深く沈んでいく・・・

べつにいいや・・・
一瞬 頭の中によぎった その思い
泣きたくなるほど胸を苦しめた
ホントはわかってたんだ 自分があきらめてるってこと
もうできてたよ 失恋の Situation(スィチュエイション)

情けない チャンスを待ち続けているフリをして
ホントは怖くて 逃げていた
暗闇を恐れて 後ずさりしているだけだった

でも もう大丈夫
今度あなたと出逢うその時は
崩れゆく この想いのすべてを打ち明けよう

何もせず 朽ちていくには 
あまりにも 惜しいほどの 大切なモノなのだから・・・

okabe


手をつなごう 手をつなごう
初めて君と  手をつなごう 

少し汗ばんでいるかもしれないけれど
君と初めて 手をつなぐんだ
ずっと ずっと 言いたかったけれど
恥かしくて 言えなかったよ

手をつなごう 手をつなごう
初めて君と  手をつなごう

今日のデートで告白しよう
君と手をつなぎたいって
次に合う時なんて思っていたら
きっと 言えなくなってしまう

僕に少しだけの勇気を下さい
少しぐらいならばいいでしょう

こんなにも ドキドキ しているんだから
こんなにも ドキドキ しているんだから

手をつなごう 手をつなごう
初めて君と  手をつなごう

きゃず


<紅龍の舞>

満開に咲く真っ赤な花が

いっせいに飛び立つ瞬間に

空の空気が揺れ動く

波を打ちながら群を成す姿は

真紅の龍が舞い下りる

道標が有るかの様に

大空を飛びそして行く

風を背中に受け

乱舞しそして行く

真紅の龍が 

風を受けそして舞う

きゃず


「雲」

物干し竿を振り上げて
雲をぐるぐるかき混ぜてみよう

一番長い物干し竿を
こっそり家から持ち出して
神社の長い石段を
登っては休み
休んでは登り

一つ石段を登る毎に
町の景色が広がって
どんどん小さくなっていく
家や田んぼを眺めながら
ようやく着いた神社の境内

ちょっと神様に手を合わせてから
空に向かって
ぐるぐるぐるぐる
物干し竿を
ぐるぐるぐるぐる
目が回りそうになりながら
雲に向かって
ぐるぐるぐるぐる

夕焼け色に染まっても
雲にはぜんぜん届かない
大人になったらとどくかな
早く大人になりたいな

Takuya


「風」

風はどこから吹いてきて
どこに吹いて行くのかな

自転車にまたがって
一生懸命追いかけても
ひらひらひらり

どこまで行っても
ひらひらひらり

送電線の鉄塔の先で
ちょっと一休み
追いかけっこやめたら
風はもう吹いていない

風はどこに行っちゃったのかな

Takuya


「水」

雲を背負って見下ろしている
水溜りに映る自分の顔

夕立の後のアスファルト
黒い道路の真ん中に
ぽっかり空いた異次元の窓

窓の向こうでもう一人の自分が
作り笑顔で見上げてる

なんだかすすけた笑顔だな
なんだか嘘くさい笑顔だな

Takuya


「火」

太古の時代から
火には神が宿ると信じられている
またある人は
火は神の化身であるとも言う
様々な神が燃えさかる炎の中に
その姿を現すのだと

人間以外の動物達は
本能的に火を怖れるものだけれど
人間にとっては別の畏れがあるようだ

生み、育て、送る
人の一生の大切な場面に
いつも関わり続けるもの

破壊、再生、還元
自然の摂理の舞台でも
雄々しく主役を演じるもの

プロメシュウムの末裔たちは
神々の意思を受け継いでいる
その忠実なるが故に
人は火を畏れるのだろうか

Takuya


「一つまみの塩」

たくさんの涙も あったけれど
それよりたくさん 笑ってきた
ちょっと辛い風も 吹いたけれど
それよりもたくさん幸せ 見つけてきた

辛いことはきっと
人生の 一つまみの塩
甘い幸せを
もっと もっと甘くする
時がくれる 魔法の一つまみ

今日はうずくまっていても
立ちあがる私がいる 明日を信じているから
朝日をまた笑顔で仰ぎ見る 私がきっといるから

目の前の山は
人生の 一つまみの塩
上り坂は息が切れても
登りきれば笑顔になれる
時がくれる 魔法の一つまみ

まさよ


「水仙」

触れば
その膨らんだ逞しさに
私は嬉しくなる

弾けそうな頬のような
白い蕾

太い茎は地中深い根に支えられて
冷たい風にも
白い霜にも
負けることはない

触れば
その透き通るチャイナのような肌に
私は嬉しくなる

どこまでも白い
雪より白いその花

優しく天をくすぐる葉は
太陽の光をうけて
どこまでも青空を掴もうとしている

そこにある
それだけでいいと無欲のあなたを見れば

私は

心底
嬉しくなる

まさよ


小さな小学校の1時間目は
だるまストーブに
小さくかじかんだ手を かざしながら始まる

先生が本を読む
優しく ゆっくりと読む

教室のだるまストーブを
まあるく囲んだ 子供達が
それを追いかけるように 声を揃える

(薪を入れる 鉄瓶がカタカタ鳴る)

少しずつ教室が暖まって
子供達のほっぺたは真っ赤に輝き
雪に濡れた服が 湯気を立てながら
乾いていく

外には
子供たちの背丈よりも高く
雪が積もっている

みんみん


「小さな喫茶店にあったオルゴール」

ことりと
落ちたコインは
大きな円盤を廻し始める

ぎしりぎしりと古い箱が震える
二音に三音に和音が重なって
紫水晶と魚眼石の結晶が私の中でばら撒かれる

小さな爪は耀い(あかるい)色を弾き出し
私は小さな珈琲カップを前にして目を閉じる
小さなコインがまた戻ってくるまで

誰とも話さず
ただ心を落としにいった小さな喫茶店
誰にでも聞かせるわけじゃないのといったママが入れる
たった一枚きりの大きなコイン

ことりと
落ちたコインは
二人の女の前で静かに円盤を廻し始める

何も言わず何も聞かず
咽び泣くように震える音色が
銀糸の雨のように降り注ぐ

あの街の白壁の
ひっそりと佇んでいた小さな店
もう一度座りたいあの椅子に
もう一度聞いてみたいあの音色を

まさよ


たいせつなあなたに白い一枚
私が持っているありったけの
あたたかさと
やわらかさを込めて

こっこっこっこ・・・
毛絲につつまれた静かな時
ひと針ひと針
うっとりするほどに
あたたかく
やわらかく
あなたへと近づく

私の中でほほえむあなた
あたたかく
やわらかく
私をだきしめて
私にくちづけする
私のあなた
かけがえのない一つのいのち

あなたに捧げる白い一枚
愛するあなた
私がもらったたくさんの幸福を
もう一度あなたにもあげたい

あたたかく
やわらかく
うっとりするほどに
あたたかく
やわらかく

ぷるしー


朝日を浴びて

緑の葉に眠る
朝露が
日差しを受けて
きらきら 光っている

天の恵み 地の恵み
水の恵み 人の労力を
吸い取って

緑の葉たちは
朝の光りを浴びて
のびのびと 輝いている

冷たい外気を
和らげる
緑を暖かく
包み込む

冬の日差しの中で
心地よく

てぃな


天井のプロペラが
空気をかき混ぜている

あたたかい空気と
新鮮な冷たい空気と

うまく混ざり合った空間に
身をおいて
五感を働かせる

躰を包む
緊張と心地よさと

鼻をくすぐる香りは
桃色のほころびかけた百合

絶え間なく流れる
ガスストーブの唸る音

緩やかな気配は
猫の足音

そして 胸の奥で
聞こえてくるのは
震える 鈴の音

てぃな


水色の空に
月は待っていた

やさしく 私を
 待っていた

私の気持ちを
 知っているかのように

思わず
 笑みが零れて

スキップしたいほどの
喜びと
いとおしさと

てぃな


なにごともなかったかのように
接してくれる
あなたの優しさが
なにより 辛い

手袋をして
マフラーをして
教室を移動する 合間
ここで待っていれば
あなたと すれ違える

manyabee


『機会』

そのとき
今がその機会
2度とは訪れない

生きる方法を模索する
生きることに執着する
いつの間にやら
死を拒絶している
生きることまでも
ままならなくなる

守るための勇気と
臆病の言い訳を
穿き違えている
必要以上に怖がる
自らの殻へと
閉じこもっていく 
いつかの死に怯え
生きることを恐れ

自らの殻へと...
生ではなく...
死でもなく...

変化するべき
求めるべき
そのとき
今がその機会
2度とは訪れない

midgear


『過ち』

過去に縛られ
他人を比べ
自分を貶め
立ち竦む

貴方が好きなはず
貴方を愛したいはず
求めることを
否定し
拒絶する

苦悩することで報われ、
血を吐くことで救われ、
それすらも
忘れようとしている

夢すら魘され
現実に惑わされ
行き場すら失い
うな垂れる

苦悩することで報われ、
血を吐くことで救われ、
それすらも
忘れようとしている

忘れることなどできずにいる

midgear


『コドモゴコロ』

幼い時の記憶から
コドモゴコロに思ったことは
何もできない自分への悔しさ
砂利をなめたくちびるに広がる
忘れられない石の固さ

誰にも負けたくなかったとき
ひたすら涙をこらえていたとき
泣くことなど許せなかったとき
ただ負けたくなかったとき

あの悔しさは
今でも忘れられなくて
思い出なんかじゃない
それは今でも続いてる

そんな気持ちが
今の自分に残っている
ただひたすらに
駆け抜ける力になっている

midgear


『疑心』

一滴の猛毒が
災いをもたらす
例えそれが
水だったとしても
恐怖からの幻覚に
抜け出せないでいる

暗示にかけられ、
他人に惑わされ、
理由に囲まれ、
信じる心を失い
猜疑心に捕らわれる

例え幻だったとしても
抜け出せないでいる
例え嘘だったとしても
見破れずにいる

少年の一言を
誰が信じただろう
狼は現れたのか?
現れなかったのか?
鋭い牙の向こう側に
彼は何を想ったのか?

真実ですら 嘘にされ、
虚構ですら 現実になり、
信じることが出来ずにいる

例え幻だったとしても
抜け出せないでいる
例え嘘だったとしても
見破れずにいる

midgear


                    「手紙」

お元気ですか?
貴方に初めて手紙を書きます。
届くことのない手紙ではありますが。

伝えたいことはたくさんあって、
何を言ったらいいのか迷います。
だから一番伝えたいことを書きます。
『どうか幸せになって下さい』

あのとき、
何を迷っていたのか
もう思い出せません。
別れることが正しかったのか
未だにわかりません。
他に道はあったのでしょうか?
それすら答えられません。

夢を諦めれば
貴方の側にいられたでしょう。
皮肉にも、別れの悲しみが
夢を叶えるバネになりました。

数年という時間の中で
貴方への恋心は
失くなってしまいました。
不思議なものです。
昔はあんなにも夢中だったのに。
今じゃ忘れてる時間のほうが長いのです。

それでも貴方が幸せであることを
祈らずにはいられません。

お体に気を付けて。
どうかお元気で。

midgear


「白い螺旋階段」

空へと続く螺旋階段を見つけた
白い螺旋階段は少し濁った蒼い空に
高く 高く まっすぐに

先には何も見えない
ただ空に向かってのびていた

あの先に待っているものを
私は知らない
あの螺旋階段に 誰が登るのか
私は知らない

ただ 空へ続く螺旋階段を
私は見つめていた
空に吸い込まれていく白い螺旋階段を
眺めていた

いつか あの先に待つものを
見てみたくて
あの階段をのぼってみたくて

空に消える螺旋階段を

水妃


「星のカクテル」

透き通った水槽の中の
熱帯魚みたいに
たくさんの
星がきらきら
輝いています
いろとりどりに
きらきら きらきら
輝いています

きらきら きらきら

一生懸命
きらきら きらきら

時々流れ落ちてくる
星のかけらも
きらきら きらきら

誰も知らない遠くの宇宙で
誰も知らない遠い昔から
星は輝いていたのかな

今夜も世界のどこかで
誰かが星を見上げているのかな

「星の数ほど出逢いがある」と言うけれど
独りぼっちの部屋の隙間には
零れ落ちそうな小さな星の
まばたきひとつで十分なのに
なかなか順番がまわってこないもの

でも
きっといつか
同じ思いで星を見上げている
人と出会えるチャンスは来るよね

今は誰だかわからないけれど
素敵な出遭いがありますように

Takuya


闇夜に通る細い道
凝らせども前は遥か
いつか見える光の下へ

過去から訪れる深い足音
未来へ戻る遠い歌声
まだ見ぬ先に湧き起こる郷愁

足元ばかり見ていた今日
視線を少しだけ前におく
木漏れ日が歩む先を照らす

空と荒野の狭間に佇み
あてどない放浪の毎日
明日を夢見たのは何処だろう

透き通った青空の下
後押しする日の光を背に
向い風を泳いでいる

心を彼方に解き放ち
空の大地の上に立つ
眼下には果てしない星空

空行く雲にかける祈りの響き
嘆きは近くを通り過ぎ、歓喜の声は遥か遠い
私の両手に繋がれた命の炎

胸に秘めた光る珠
照らし出す柔らかな雲
暖かな気が体を包む

心に風が吹き込んだ
目の前に一片の羽根
今空が開かれる

力強く踏み出された一歩
限りなく小さな私の前には
限りなく広大な未来

政 孝憲


青い闇夜に降り注ぐ月の光
光の雨に打たれながら
私はただ、前を見ている

青空の草原の上に小さい私
身体がどこまでも融けていく
心が空の中に広がっていく

空から降り落る、幾千の光
透明な音を奏で、目の前で弾ける
盲た心に光りが射し込む

小さな星の光芒が
空の檻を開け放つ鍵
小さな翼が解き放たれる

大空の海を行く船
舳先の上に立ち彼方を見据える
風が未来を指し示す

思いを受け継ぎ飛翔する命
無垢な翼をはためかせ、空へ飛び立つ
嵐の中も流されぬよう、光を投げかける

たゆとう時を泳ぐ
流れに向かい、逆らいながら
行きつく先は眩い光の中

小さな事が広がり大きな波へ
波は果て無き光り溢れる空へ
私の周りの全てに喜びを

透き通る粒子を胸に満たす
音も無く弾ける小さなもの
溶け出す塊が明日を開く

宴の後の闇夜
月の光が私を照らす
夢がゆっくりと溶け出す

政 孝憲


「プレゼント」

あなたは 自分が 好き?

自分のキライなものを
大切な人にプレゼントしないでしょ

時間をかけて選んで
どきどきしながら喜ぶ顔を思い浮かべて
そしてラッピングするでしょ

外側ばっかり素敵で
がっかりするようなプレゼントは嫌でしょ
心がこもっていて
暖かなプレゼントがいいでしょ

自分がキライな自分
プレゼントできないよ
キライなら好きになってみようっか
好きな自分に近づけるんじゃなくって
ありのままの自分を

心っていう素敵なプレゼントは
毎日贈ってもなくならないんだよ

あなたは 自分が 好き?

まさよ


青に関する物語

海の青さと 空の青さに
境界線があるのは 何故ですか
語り合って見ませんか
交われない その訳を

昇る太陽と 沈む太陽が
道しるべを 見失わないためですか
語り合って見ませんか
交われない その訳を

空行く雲が 海に迷って
溺れ死んでしまわない ようにですか

海の青さと 空の青さの
その遠く 結べないアオの違い
語り合って 見ませんか

二人の間の 見えない壁を
乗り越えるための 夢(アオ)の違いを
少し 勇気を出して
語りあって見ませんか

みんみん


沢山登ってきたんだ、だから休もう。

でもみんなはまだ登り続けている。
私だけじゃない、みんなが、、、

もう登りついた人もいる。
だから、もう行かなくちゃ、、、休んでいても登れない。
さぁ、行こう。
自分の足で、一歩一歩、力いっぱい踏み込んで・・・

okabe


−そして 手をつなぐ

病院の屋上から見える 外の世界
小さな窓からじゃ なにも見えないけど
空に近づくだけで
僕のまわりの空気が広がる

母さんはいつも
ベットの上の僕の手をぎゅっと 握り締めていてくれる

大丈夫 僕はどこにも行かないから

だって こんなに空気が澄んでるんだよ

生きている証拠がある限り
僕は 大地を踏みしめて
太陽に 手を伸ばす

母さん 僕を屋上まで連れていって
その暖かい空気で 僕を包んで
そして・・・、そしてね
その手を握り締めていて

それが最後の我侭だから

本当は
生きてる証拠が なくなってしまうのが
こわいんだ・・・・

みどり


雪虫がふってくる
やさしいことばをつぶやきながら

ひとりぼっちで
こおりそうな私のところにも

肩にとまった雪虫
だいじょうぶ、あなたはまだあたたかい。。
ほおにとまった雪虫
にっこりしてるほうがあなたらしいよ。。
まつげに入った雪虫
ほら、まだこんなにきらきらしてる。。
手にとまった雪虫
あら、ずいぶん冷たい手だね
でもまだ力がはいるようだよ。。

だいじょうぶだいじょうぶ
ひとりぼっちなんかじゃない
思い過ごしを信じちゃだめだ!

だいじょうぶだいじょうぶ
そうつぶやきがら
小さな小さな雪虫たちは消えていった

私のために消えた雪虫たち
ありがとう
私はまた歩いていける
ありがとう

まだ明るい空
あとからあとからふってくる雪虫
つぎのさびしがりやさんを待ちながら

プルシー


もう一年も経ったんだね 最初のあの日から
一度見た日から人目惚れ 可愛かったよ
沢山の人の中 一番輝いて見えた 本当にそう思った

ポケットベルから始まる キミとボクとの関係は何も
特別じゃない ただの恋人同士 お互いの全てを受け止めあう
ポケットベルで呼び出して キミを力いっぱい抱きしめる
言葉にならない ボクの想いの全て 残らずキミに伝えたいから 

もう半年も経ったんだね 最後のあの日から
キミから切り出したサヨナラ 今も辛いよ
今までの恋の中 一番夢見てた キミと綴る未来を

ポケットベルで締めくくる キミとボクとの関係はなぜか
すれ違いばかり お互いの気持ちが 見えそうで見えなく…もどかしい
ポケットベルで告げられた キミの最後の本当の気持ち
言葉にできない ボクの想いも今は 行き場を無くして 彷徨ってる

ポケットベルだけが知ってる キミとボクとの本当の気持ち
「いつまでも愛してる」 確かに約束したね 今でもボクは守っているよ
ポケットベルさえ知らない 今のボクのキミへのこの想い
誰も愛せない ボクの心の中で 今でもキミが微笑んでるから

城戸一輝


美しき月よ・・・

いつの間にか  あなたに魅了されていた

あなたを見ているだけで  心が安らいだ
どんなに傷ついていても  しあわせになれた

どうしてだろう?
たまにしか見れない  
そんなあなたをなぜ愛してしまったのだろう?

どんなに叫んでも  この声は届かない
この存在すらも気づかれていないというのに・・・

でも、このままじゃ終わらせない
このままじゃいられない

ココロの翼 羽ばたかせ
わたしのすべてをこの一瞬に・・・

例えそれが 
あなたに触れることできなくても  後悔はしない

この大地に ココロの羽は舞い落ちたのだから・・・

okabe


二日月夜 二度目の

二日月夜の儚(はかな)さは
光の先を絡め取る
闇の深さをごまかして
星に繋いだ願い事

逢いたくて 逢えなくて
いくつ切なさを重ねたら
夢は叶うの?

流れ星に 唱えよう
あの人に逢わせてと
偶然を装って

二日月夜  二度目の恋
媚薬を下さい
とろけるような

二日月夜  二度目の恋

みんみん


空森へ向かおうとする
あなたへ

苗木

空森

誉め言葉の数々
空森入口

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