ていと あ ていと/詩森の道/空森入口

2000年4月のうた


41.NAME : フラウ TITLE: 想い。

40.NAME : 小僧 MAIL : TITLE: 風の唄

39.NAME : さらえる TITLE:

38.NAME : さらえる TITLE: 水族館

37.NAME : さらえる TITLE:

36.NAME : 備前 TITLE: 向き合うこと

35.NAME : おじかず43 TITLE: いつかくる僕の風景

34.NAME : 小僧 TITLE: 小さなオルガン

33.NAME : 小僧 TITLE: 水槽

32.NAME : 小僧 TITLE: 破片

31.NAME : 星野マコト TITLE: ありがとう。

30.NAME : 星野マコト TITLE: ほんの一歩を

29.NAME : 星野マコト TITLE: 光の春

28.NAME : 星野マコト TITLE: 解放の歌

27.NAME : 星野マコト TITLE: 太陽が昇れば

26.NAME : 星野マコト TITLE: 虹が消えないうちに

25.NAME : 星野マコト TITLE: まるでそれは

24.NAME : 星野マコト TITLE: 夏を待つ

23.NAME : infinity TITLE: 陽

22.NAME : 小僧 TITLE: 傾く決心

21.NAME : 小僧 TITLE: イタチごっこ

20.NAME : 小僧 TITLE: 歪む真実

19.NAME : こーいち TITLE: どうしてる?

18.NAME : ユウ TITLE: とべない鳥

17.NAME : 観覧車 TITLE: 花

16.NAME : infinity TITLE: 掴

15.NAME : さらえる TITLE:

14.NAME : こーいち TITLE: 二度寝

13.NAME : これり TITLE: 夢売り猫

12.NAME : 蒼炎 TITLE: 桜

11.NAME : こーいち TITLE: 魔法の箱

10.NAME : infinity TITLE: 発

09.NAME : フラウ TITLE: ソラゴト。

08.NAME : まさ TITLE: くしゃくしゃ

07.NAME : Meg. TITLE: そら 

06.NAME : 祐一 TITLE: テーゼ

05.NAME : さらえる TITLE:

04.NAME : 星粒 TITLE: 遠回り

03.NAME : まさ TITLE: どこかに

02.NAME : おじかず42 TITLE: 大丈夫だ

01.NAME : さらえる TITLE: どこにも


NAME : フラウ TITLE: 想い。

僕は、注ぐよ?

だから、差さないでいて。

全身で受け止めて欲しいんだ。

そして、両手で救って。

空に、還してくれるかぃ?
NAME : 小僧 MAIL TITLE: 風の唄

風の唄が聴こえる

独りぼっちの部屋で
ボクは ボンヤリ窓から
モヤのかかる月を見上げてた

長い睫毛が翳りを落とす
初めて見た横顔

不規則な日常と かけ離れた
メトロノームの吐息を数えながら
ボクは いつまでも風の唄を聴いている
NAME : さらえる

つぼみのなかに隠れているのは
球根に吹き込んだ内緒の言葉

花束にしてあなたに届けましょう
「まだ咲いてないんだね」
きっとあなたは言うでしょう

球根と切り離された花達の
命をあづかるのはあなたの水

言葉がひらくまで生きていられるかしら
NAME : さらえる TITLE: 水族館

たましいはがらすのむこう
ひとみはゆれるみずのなか
さかながよりそってわらう
わたしのゆびにしたがうけらい

わたしのほんとうのばしょ

すべてをあたえられ
なにもかわらない
ひるとよるさえまやかしの
わたしのためだけのうみ

わたしのほんとうのばしょ

NAME : さらえる TITLE:

ひるのままのようふくで
よるのそこをさんぽしよう

だれかのゆめがからみつく
しろいりぼん

つきのひかりのなかでは
くさりみたい

ひるのままのようふくが
わたしをまもってくれる

よるのめにはうつらない
よるのてにはとどかない

りぼんだけが
しゅるりととけた

NAME : 備前 TITLE: 向き合うこと

向き合うことにとらわれて
向き合うことに疲れ果てて
ほんとうの自分をなくしてしまう

向き合うことから逃げたくて
向き合うことから逃げ出して
やっぱりほんとうの自分をなくしてしまう

向き合うって何だろう?
自分って何だろう?
生きてるって何だろう?

自分は自分
他人は他人

わかっているけど
うまくできないのは何故?

わかっれいるのに
優しくなれないのは何故?

やっぱり
向き合うって難しいなぁ。

NAME : おじかず43 TITLE: いつかくる僕の風景

かならず来る 死ぬ瞬間に僕は
何 考えてるかな

かならず来る 死ぬ瞬間に僕は
誰を おもうだろう

かならず来る 死ぬ瞬間の僕は
どこに いるんだろう

かならず来る 死ぬ瞬間の僕が
見るものは なんだろ

叫びとか祈りとか
悲しみとか怒りとか
いろんなものが ごっちゃになって
涙をひとつ 流すんだろうか

まつげを触られても
何も反応しなくなるのかな

最後の僕を確認して時計を見る人は
誰なんだろ

いつかくる僕の風景に一日に
みんな いろんな事を
してるんだろうな・・・


NAME : 小僧 TITLE: 小さなオルガン

小さなオルガンで バラードを弾くよ
キミの中に降り続いている
銀色の雨みたいに静かな

傘がないボクは 
ずぶ濡れのキミを かくまってやれない
音符を並べるしか 出来る事がないんだ

キミの事を抱きしめてみたら
少しはマシって言えるかな
二人で片方ずつ手を出したら
一緒にバラードが弾けるかな

そうしたら 雨は止むかもしれないね
NAME : 小僧 TITLE: 水槽

無口になって閉じこもる部屋
誰も ボクを傷付けないけど
誰も ボクを抱きしめてくれない

張り付いた顔が重たい 笑うのが辛いんだ
だからといって 消えるだけの勇気もなくて

水槽の中で産まれた
初めて唄ったのも そこだった
今はただ 狭くて息苦しい
青臭い苔に 呼吸を奪われている

壊してよ 粉々に砕いてよ
ガラスの向こう側に どうかボクを放り出して

誰でもいい
この指の震えを 誰か止めておくれよ
NAME : 小僧 TITLE: 破片

キミの中の キミに突き放されて
突然の孤独に怯えてるんだ

行き場をなくした欲望達が
出口を目指して 殺し合いを始める
息苦しさに 感覚が遠ざかっていく

不安の空に虹をかけたい
こんな事は いつもの気紛れだって

繋ぎ合わせるのも不可能な破片を
必死になって かき集めているなんて
呆れる以外 する事がないかもな
NAME : 星野マコト TITLE: ありがとう。

なんだか今日は春だった。
そうしたらみんなに
理由もなく
「ありがとう」と言いたくなった。

僕の家族。
親しい友人。
仲の悪い友人。
いつも声の大きいおじさん。
物静かで優しいおばさん。
すれ違っただけの人。
消えてしまった人。

なんだかみんながいたんだなあ、と思って
理由もなく出た言葉は
「ありがとう」だった。
そうして
これからも僕は出会っていく。

なんだか分からないけれど
みんなが笑っているような気がした。
この大気の中で
生き続けているような気がした。

まだまだ途中だし
消えていくつもりもないけれど
みんなに言っておきます。

「ありがとう」
NAME : 星野マコト TITLE: ほんの一歩を

風が吹くたびに
新緑が揺れて。

風が吹くたびに
僕は揺れて。

仰ぎ見る空はどこまでも遠く
深く。

過ぎて行く雲は
少しの微笑を残して。

僕はこれから
何を思うのだろう。
僕はこれから
何処へ行くのだろう。

とても大切なことを
僕らは忘れていそうで
だけれど
思い出せなくて。

風が吹くたびに
ほんの少しの風が吹くたびに
揺れて

揺れて。

いつになっても
そうなのかもしれない。
何処へ行っても
そうなのかもしれない。

僕は
暖かな日射しに包まれて
ほんの一歩を
ゆっくりと踏み出す。
NAME : 星野マコト TITLE: 光の春

カーテンの隙間からこぼれ落ちる
穏やかな安らぎ。

目覚めれば
そこは、春。

喜びに触れた記憶。
優しさに触れた記憶。
悲しみに触れた記憶。
数えきれない思い出の数々。

子供の頃
野原を駆けた日々。
青年の頃
届かない夢に希望をはせた日々。
大人になり
現実を知りながらも
それでも歩み続ける日々。

新しい季節はゆっくりと
穏やかに
少しの懐かしさを連れて
それぞれの目覚めに舞い降りる。
NAME : 星野マコト TITLE: 解放の歌

光は大地に満ちあふれ
空を覆う雲は
遙か彼方に。
僕らの頭上には
黄金に輝く
幾千の結晶が舞い踊る。

影は影であることを忘れ
自らを光源として
全てのものは
白銀の風景に生まれ変わり
この星を包み込む。

生きていこう。
生きていこう。
僕らは泣きながらも
幸福になることが出来る。
僕らは苦しみながらも
笑うことが出来る。
どんなものにも
屈せぬ心をこの手に
また明日を築くことが出来る。

光は踊り
舞い降り
降り積もる。
悲しみに泣く勇気を
喜びに笑う勇気を
苦しみを受け入れる勇気を。

光り輝く
この地を踏みしめ
黄金に包まれた
空を見つめて
絶え間のない絶望の壁を
突き崩しながら
僕らは
果てのない旅を
続けていこう。
NAME : 星野マコト TITLE: 太陽が昇れば

太陽が昇れば
きっと大丈夫。

霧を取り払って
朝焼けの中を
僕らは行く。

崩れた建物の下を
朽ち果てた木々の間を
君は何を考えて歩くのだろう。

昨日の事。
明日の事。
今の事。
それとも
遥かな時の
思い描く事の出来ない
幻の事。

付き纏う
影のような悲しい記憶は
明るくなるにつれて
濃くなっていくけれど
それは君じゃない。

時には
漂う雲のように
時には
風に飛ばされる綿毛のように
人は
二度と同じ場所には立たない。
人は
二度と同じ時を刻まない。

夜がきて
歩みを止めた時
記憶の重さに
潰されそうになったら
空を見上げて
もう少し先の事を考えよう。

そうして
いつの間にか
朝がくる。

太陽が昇れば
きっと大丈夫。

霧を取り払って?,?,
朝焼けの中を
君は行く。
NAME : 星野マコト TITLE: 虹が消えないうちに

虹が消えないうちに
始まりの場所まで行ってみましょう。

それは
田園であったり
街中であったり
森の中であったりするでしょうけれど
たぶん
その場所には
あなたに必要な
優しさが眠っているでしょう。

遠ざかる雨雲を背に
虹は
太陽の光の中で
消えていくでしょう。
それは
その始まりで
誰かが
優しさを手にしたからでしょう。

消えゆく虹は
なんとなく静かで
誇らしげで
それはつまり
そんなことが起きて
虹も満足したからでしょう。
NAME : 星野マコト TITLE: まるでそれは

まるでそれは遠い昔の御伽噺のように
まるでそれはどこか遥かな国の争いごとのように

まるでそれは日常的に起こる小さな偶然のように
まるでそれはドアを閉めるが如く当然に

まるでそれは眠りにつく数秒前のように
まるでそれは翌朝の夢の記憶のように

まるでそれは青空を流れる雲のように
まるでそれは野山に降り注ぐ霧雨のように

まるでそれは地平線に続く道のように
まるでそれは一日を終える夕暮れのように

まるでそれはまぶたの裏に残る残像のように
まるでそれは夜中に響く水滴のように

まるでそれは当たり前のようにある
特別なもの。
NAME : 星野マコト TITLE: 夏を待つ

夏が過ぎると
僕らはドラム缶の上に立って
枯れていく景色を見渡す。

乾燥した風が
地面の砂を巻き上げ
辺りは濁って
映りの悪いテレビジョンの様。

廃工場の屋根に
鳥たちが巣を作り
時々ガラスのない窓から
まるで「祝福の時」みたいに
鳩が飛び出す。

電気を送らない発電機から
電線は伝染していき
柱を媒体にして
剥げた山の向うへと消えていく。

線路は熱を貯え
もう来ることのない
古き良き時代なんかを思って
砂と小石に埋もれていく。

ここにいると
僕らに夏なんて来なかったと
そんな気がしてくる。
だからもう一度やり直そうと
そんなふうに思いながら
僕らはドラム缶の上で
次の夏を
じっと待つ。

NAME : infinity TITLE: 陽

どうして泣いているの?

何がそんなに悲しいの?

いつもみたいに笑ってよ

明日はお出かけしたいのに・・・
NAME : 小僧 TITLE: 傾く決心

沈黙を忘れたくて キスをしてた二人
埋め尽くせない想いに 溜息が滑り込んで
ひしめきあう寂しさが 出口を探していた

輪郭のぼやけた月と 照らすだけの太陽が
少し肌寒い空に 並んでいる明け方

せめて あの流れる雲みたいに
たやすく心が動いてしまえばいいのに
NAME : 小僧 TITLE: イタチごっこ

無駄に息をして 息を無駄にして
貪るように眠り 眠っては貪る

イタチごっこは 上手くやれるのに
愛して愛されて 愛されて愛するのだけは
何度しくじっても ちっとも上手くならない
NAME : 小僧 TITLE: 歪む真実

バランスなんか とっくに傾いてるよ

大抵の嘘は 隠さなきゃならなくて
どこか別の場所から 真実をほんの少し借りてくる
そうすると欠けてしまったどこかが 微妙に歪むから
嘘を繰り返すたび 傾きが増していく

かろうじて持ち堪えていた 虚飾の真実
嘘との境界線は 滲んで見えない
小さな風にも グラグラと頼りなく揺れて
美しくもない終末へと 倒れ込んでいく

許して 許してと泣きながら
NAME : こーいち TITLE: どうしてる?

いまのぼくはもっと あのときのきみはもっと

はにかんで笑ってふりかえってみた

「変わったよ・・・。きみは?」

ぼくは笑ってあるいた

軽くなったおもいでをつれてね


NAME : ユウ TITLE: とべない鳥

ぼくはいまだにとべないまま
とんでゆく仲間がうらやましい
ほんとうならもうとべてもおかしくないのに
なんでとべないの?
はばたくけどうえにいかないんだ
努力した?
うん
じゃあ なんでとびたいの?
だってみんながとんでゆくんだもの・・・
みんなと同じじゃなきゃいやなの?
ううん そんなことないよ
だったらいままでどうりでいいでしょ?
なんで?
とべない鳥なんてめったにいないでしょ
もうだれかのまねをするのはおよしなさい
わかった約束するよ!

朝靄のなか一羽のとりがとびたっていった

NAME : 観覧車 TITLE: 花

目を閉じると、満開のお花が見えるのよ

  まっしろな病院の天井
  いやだ、そっちの世界に行かないで

お花畑に行った時、天国ってこんなところかなと思ったわ
  
  人は死んだら、その人の思ってるところに行くんだって
  きっと今ごろ たくさんのお花に囲まれてるんだね
  わたし?わたしはあなたのいるところに行くよ
NAME : infinity TITLE: 掴

光の中に手を伸ばす

光の中から何かを掴み取る

掴み取った何かを引き寄せて

そっと手を開いてみる

何も無いかもしれないけれど嘆くことは無い

そこには希望が残っているはずだから・・・
NAME : さらえる

いきが とまる
かなしくは ないけれど

いきが とまる
ただみつけた だけなのに

わたしが おわる
NAME : こーいち TITLE: 二度寝

まどろんで まどろんで まどろんで
うつろにめをさます
遠いニュースを聞きながら
感じる寝息だけが現(うつつ)のよう
まどろんで まどろんで まどろんで
そしてまたおちていく
たしかなおもさをだきしめて
なによりもおぼろげなものをはなさぬように
NAME : これり TITLE: 夢売り猫

ぼくは 饐えた匂いのせかいの住人
今日も 饐えた匂いの夢を売る

ほんのすこし隔てた向こう側は ネオンの洪水
ぼくは ただ目を細めて見てる

ときどき 立ち寄るぼくのお客さんたち
饐えた匂いの夢をこころににしまって
また 光の洪水のなか 帰っていくよ
向こう側で見る夢は 楽しい夢かな

ぼくは ひとり 路地裏で夢を見るよ

ぼくは饐えた匂いのせかいの住人
今日も饐えた匂いの夢を売る

ほんのすこし隔てた向こう側は たくさんの話し声
ぼくは ただ耳を欹てて聞いてる

まいにち やってくるあのひと
ミルクと安っぽい香水の匂いを連れてくる
あのひとは ぼくの夢を買わない

喧騒と下品な笑い声とこころを掻き乱す音楽がたちこめる
終わらない乱痴気騒ぎ
あのひとは まいにちそこからやってきて
ぼくを抱きしめて言うんだ

生きていてね ?,?,あたしのために

あのひとは 乱痴気騒ぎの中にいて
足を広げて踊るんだ

だって あたしのこと 必要なんでしょ?

いろんなひとに抱かれながら
あのひとは 明るく笑うんだ

ぼくは饐えた匂いのせかいの住人
夢を 買いませんか?

生きてさえすればいいのよ

あのひとは 言った
NAME : 蒼炎 TITLE: 桜

手のひらに、ひとつ花びら
舞い落ちて

それを強くにぎりしめ
再び開く・・・

春風に、花びらは舞い上がり
青い空へ消えてゆく。

それを眺めながら、ふとつぶやく
「桜(想い)よ、あなたへ届け・・・」
NAME : こーいち TITLE: 魔法の箱

冷めた夢の中から小さな声でささやくよ
大義名分かかげてさ
みみもとでささやきあえる魔法の箱に あやふやな呪文ふきこんで
自分のこと探したよ
迷子のこどもみたいにね

みみもとでささやきあえる魔法の箱に あやふやな呪文ふきこんで
自分のこと見つけたよ
特別な魔法でね

覚めたゆめのなかから小さな声でささやいて・・・
「がんばるね・・」ってさ

NAME : infinity TITLE: 発

さあ、行こう
準備は整った

さあ、歩き出そう
十分休んだ

さあ、旅立とう
留まる理由はもう無いのだから・・・
NAME : フラウ TITLE: ソラゴト。

アイカワラズ、
アイ 、カワラズ
アイワカラズ・・・・・。
NAME : まさ TITLE: くしゃくしゃ

昔の私をくしゃくしゃに丸めて空に放り出した

強い風に流されて、どっかに飛んでっちゃった

きっと道の片隅に転がっているんだろうな%%%

やっぱりリサイクルに出すべきだったかな?
NAME : Meg. TITLE: そら

大きいはずなのに小さいね
近いはずなのに遠いね
手を伸ばして触れたいのにいつも遠ざかる
片想いの行き先は空の向こう

雲の隙間から光に照らされた道が降りてくる

歩いてみよう
走ってみよう

行き着く先にはそらがある

私を包んでくれるあなたというそらがある
NAME : 祐一 TITLE: テーゼ

あなたの全て
悲しみ 苦しみ 迷い 憤り 嫉妬 恨み 孤独 殺意 絶望
そっと話してごらんなさい
さあ 隠さずに 恐れずに
私は決して咎めはしない 
命をかけて受け止めよう

そして 問う

どう生きていくのですか
NAME : さらえる

桜を見て醸される想いのなかの世界に
一足踏み入れ閉じ込められてしまいたくなる

闇に霞む柔らかな光
そこにいるのは、誰?

.......どうりで私は落ち着かないわけだ
そこに私がこの世界の夢を見て眠っているのだから

手を伸ばすけれど彼女は目を覚まさない。
私は少し泣きたくなる。
込み上げる想いに桜が閉じはじめる
逃げるなら、今。

だけれど私は手をおろし、影のなかで手を振る。
彼女があまりにしあわせそうだったから。

私は彼女を見上げながら微笑んで自らを閉じる。
いつのまにか笑っている私を眠りながら見ている。

桜が散って、今、私はここにいる。
NAME : 星粒 TITLE: 遠回り

土手を歩く。
黄色い菜の花を見つけて
小犬に変わる少女の
背後から駆ける。

買うものを記したメモが
風に流されて
醤油のつぎは
パン
パンの次ぎに買うものは
何だったかどうしても
おもいだせない

少女は摘んだ花を
わたしの
大きなポケットに突っ込み、

どうやら
遠回りの冒険コースを
案内してくれる
らしい

かのじょには
かのじょだけの
お気に入りの
散歩道が
あるらしい

少女の
感受性は

蒼い空のように

澄んだ
まっさらな
気がする

遠回り
してみよう

あかるく
しづかな

日曜の



NAME : まさ TITLE: どこかに

かっこよく生きる
なんて言ってあなたは頑張っているね
頑張りが破裂しそうになってるよ

つらい時
悲しい時
やるせない時

ちょっとだけ
自分を今から解き放とうよ
自分を追い立てないように

嬉しい時
楽しい時
幸せな時

ちょっとだけ
羽目を外してみようよ
今の自分を心から喜べるように

あなたがいるのはあなたの為
誰の為でもないよ
誰かのために自分がいなくなってるよ

明日、どっかいこうよ!
NAME : おじかず42 TITLE: 大丈夫だ

俺がいるから心配するな

俺がいるから安心しろ

俺がいるから悲しむな

俺がいるから・・・

俺がいるから・・・

俺がいるから・・・


NAME : さらえる

どこにも どこにもいない
そうしっているから
あんしんして
あなたのなまえをよぶ

こころゆくまで

みつからない
とおくのとおくのわたし
さがしつづける
なまえだけのあなた

たすけにきてね


空森へ向かおうとする
あなたへ

苗木

空森

誉め言葉の数々
空森入口

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